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【家族の旅路 家族を殺された男と殺した男】第8話 最終回感想

私はただ光男を守りたかった。

あなたが授けてくれたいとしいわが子の未来を守ってやりたかった。

阿佐ヶ谷で起こったあの事件の日、愚かな私が何をしたかすでにご承知のことと思います。

その行為が巡り巡ってあなたを苦しめ、やがてあなたの娘の礼菜さんをも傷つけ、あれほど幸せを願った当の光男まで絶望の淵へ 追いやることになってしまいました。

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【家族の旅路 家族を殺された男と殺した男】第8話

 
  
 kazotabi-op

弁護士でありながら、大富一家を殺害した真犯人だという確証もないのにペラペラ喋っちゃったり、柳瀬に執行命令が出た事もペラペラ喋っちゃうし、何か色々と驚きすぎてレビューを止めた先週である……守秘義務とは……守秘義務とは一体。

とりあえず、「死んだ」とは言われていたものの、本物の祐介の行方だけが知りたくて見ていた最終回。

簡単感想は、ツイッター上げで。

柳瀬があかねに宛てたという手紙を読んで聞かせる祐介。

「東京からやって来た美しい人」「高嶺の花だと 思っていたあなたが私のようなさえない男の妻になり、私の子を産んでくれた」

柳瀬の手紙はあかねに対する感謝や謝罪ばかり。赤ん坊を押し付けられて捨てられ、自分が病気になっても連絡も取れなかったのが、そもそも事件の発端なのに……。

しかも、臨終のドサクサに紛れて、あかねがやった事は全て、子供たちを守るための自己犠牲みたいになってるぅぅ。こわいこわい。

あかねが突然語りだした衝撃の真実。

夫・河村が、あかねに転がり込む遺産目当てにあかねの父を殺そうとして間違えて大富一家を殺してしまった事を知った後、あかね自身の手で河村を殺したという事実だった。(まぁ、ヤクザにボコられて死にかけていたところにとどめを刺した感じだけど)

そして、それがあかねの犯行だとバレずにここまで来て、あかね自身も苦しんだということ。(だから荒れていたのだそうだ。ぇーーー……)

そして元気に語り終わった後、突然意識不明に陥る あかね。

 kazotabi8あかね

河村が真犯人だというあかねの証言が取れた事で、柳瀬の死刑執行を取りやめてくれるように願い出る祐介だったが、信憑性がないとして聞き入れられず。

「一か八か」と澤田が提案したのは、全てをマスコミに発表することであった。

執行命令が出た事まで公表しちゃうとか、凄い……。

そこを記者にツッコまれても、「正義のためだ」と動じない弁護士たち。ワーーー……

  kazotabi8-会見

死んで償いたいなんて奇麗事です。

死んだ方が楽だから 現実から逃げようと してるんです。

本気で 償いたいと思うなら生きるしかない。
生きて苦しみぬくしかないんです。

それがこれから あなたが果たすべき務めです。

お父さんが生きるべき道なんです。

死刑執行は世論が動いたため取りやめになり、祐介はついに柳瀬を「父」と呼んだ。

そして、やっと、一番知りたかった「本物の祐介」の居場所が語られる。

 kazotabi8-祐介

礼菜は「お母さんのおかげで柳瀬さんの命が救われた。」とか言うけど、その元凶もお母さんだから。そこは大事な所。

あかねにとって死の前にもう一つの心残りだった実家の父との確執も解消。

大富一家は殺され、あかねの血筋はとりあえず大富一家のおかげで生かされる展開に……。

 kazotabi8-じいさん

いつの間にか再審は終り、無罪が確定して柳瀬は出所。

神のような浅利の養父母は柳瀬の事まで家族として受け入れると言うのだった。

ま、まぁ……たしかに、すり替えたとはいえ、柳瀬にはそれ以外の罪は何もないもんな……。

むしろ、柳瀬は あかねの被害者だし。

 kazotabi8-父子


  kazotabi8-富士

ラスト、父が光男を負ぶって歩いた道を、父と並んで歩くシーンに昔の映像が被って来る、その演出が好き。

2人で並んで見る富士山。

正直、光男は何も知らずに浅利の息子として幸せに生きてきたのだし、これは柳瀬にとっての「やっと手にできた幸せストーリー」なのだと思う。

冷たい土の中で、死んだとも知らされずに孤独に眠っていた祐介の小さな遺骸のことを考えると、そこが一番悲しい。

大富一家の不幸の上に成り立つ柳瀬一家の今なのだということ、ここをもう少し掘り下げてほしかった気がするけれども、そのためには後一話くらい必要だったかも。

遠藤憲一さんの演技に見惚れる3ヶ月でした。


日本の場合、死刑執行命令が下されてから5日以内に死刑が執行される。無論、本人に事前の通告は無く、当日の朝午前9時~9時半ごろに呼び出されそのまま刑場へ行くことになる。

死刑執行命令から5日目の朝、万策尽き果てた祐介(滝沢秀明)は一人、法律事務所で胸の弁護士バッジを静かに外したのだった。

柳瀬(遠藤憲一)の無実を明かし、生きて本当の償いをさせることが自分の使命だと感じていたのだが…。

午前9時半、そんな祐介に追い打ちをかけるように事務所の電話が鳴り響く…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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※キャスト

浅利祐介 … 滝沢秀明
柳瀬光三 … 遠藤憲一
澤田 陽一郎 … 片岡鶴太郎
河村礼菜 … 谷村美月
河村あかね … 横山めぐみ
浅利孝信 … 益岡徹
浅利 由美子 … いしのようこ
桜井良太 … 長谷川純
花木重彦 … 目黒祐樹
松枝 栄二郎 – 石丸謙二郎
津村 佐智子 – 朝加真由美

※スタッフ

脚本 … いずみ玲
演出 … 国本雅広
プロデュース … 西本淳一、大久保直実、坪ノ内俊也
主題歌 … 滝沢秀明「記憶のカケラ」
音楽 … 羽岡佳
原作 … 小杉健治「父と子の旅路」

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