【お天気お姉さん】第7話 感想

古来、天候を制する者が世界を制すると言われてきた。

この物語は、人々の命と安全を守るため気象予報に人生をかけた
一人の天才お天気お姉さんの物語である。

 

お天気お姉さん　第7話

　

 

あらすじこみ感想で～。

 

安倍晴子 安倍晴子…。安倍晴子… 安倍晴子…。安倍晴子 安倍晴子…。安倍晴子…。

今日も黒い安倍晴子人形を持ったオタクたちが見守る中、雷が来る事を予測した晴子。

その日、一軒のボロアパートで1人の男性が死亡した。
共同トイレの便器に顔を突っ込んだ姿勢で。

通報を受けて駆け付けた豪太たち。

通報したおばさんの側に佇む若い女。

 

通報されたのもあなたですか？

と、訊ねる亀岡。

だって、この人ショックで電話も出来なさそうだから。

亡くなった方のお身内ですか？

答えない若い女。

男性の遺体をじぃっと見ていた豪太がやがて気づく。

 

あっ！

誰だ？

偉い人です。

偉い人？

日本の偉い人です。
あの、よくテレビとかに出てる。

政治家か？

 

あんたたち本当に警察？
オカルトっぽくない？

 

1度見たら忘れない豪太の能力は凄いんだけど、覚えていてもその名を知らない
という無知さがあるので、こういう時に困るよね。　

 

遺体の主は日本経済推進連合会会長・園部弘之。
総理も一目置く政界の裏のボスだ。

亡くなったアパートは愛人宅だった。

 

今朝も天気予報後の安倍晴子掲示板チェックを欠かさない三雲さん。

801:晴子ってＳだな　by 名無し
802:絶対Ｓです　by 名無し
803:いたぶられたい　by 名無し

俺もめちゃくちゃいたぶられたいーー！

三雲さん、おかしくなってますよ…。　

806:未経験晴子、たまらない　by 名無し
807:未経験　by 名無し
808:未経験　by 名無し
809:未経験　by 名無し
810:死ぬまで未経験、キボンヌ　by 名無し

「キボンヌ」…スザンヌ…？
「キボンヌ」はスザンヌではないです。　←「希望」。　

んな事やっている所に検死のお呼び出しが。

 

三雲先生の検死結果を一課のみんなに報告する豪太。

ん？… 死因は溺死だそうです。

溺死？
第一発見者は園部が便器に顔を突っ込んで死んでたって言ってたけどな。

便器の水で溺死したんですか？あんなちょびっとの水で。

あれ？ 「局部に火傷の痕あり」…。

局部！？

火傷…！？

局部って どこですか？

バカちんが！この…！

ゆとり・・・・・・。　

 

でも溺死なのに、なんで局部に火傷の痕があったんでしょうかね？

ＳＭでしょうか？

検案調書の続きです。
「局部をスライスして調べた結果、電流が流れた形跡も認められる」…。

スライス…。

何となく股間に手と視線が行くみんな…。　

 

話は変わって、橋本のストーカーである新人AD風間はなかなか仕事のできる男で、
染谷Ｄも気に入っている。

しつこく機嫌を取ってくる風間にいつも以上に無反応な晴子。

 

天気予報を豪太と2人で見ながら、三雲さんは言うのだった。

この頃、神は変わり始めている。
しかし普通になる事が果たして素敵な事なんだろうか…。

フッ…全然普通じゃないと思いますけどね。

ささやかでも普通に向かわせたとしたらそれは…君の責任だよ。
スキンシップの力だ。

そんな、いやらし～事言わないでくださいよ！

君はいやらしくないのか？いやらしいだろ。いやらし～…。

いやらしくないですよ。

いやらしい…すごくいやらしい。

 

多少の不協和音でもね、この2人のシーンはおかしいんだよね。
　　

 

だから、あの黒いテルテル坊主みたいな服の上からちょっと抱きついただけ…
っていうか、だから、全然…全然…全然覚えてません。

だから、先生も忘れてください！

無責任な事を言うな！
君が忘れてしまったら神の気持ちの行きところがなくなるだろう。

じゃあ僕、どうすればいいんですか？

真面目に…前に進みなさいよ。
まあ、僕的には神が普通の人間になってしまうのは寂しいが、しかし邪魔はしない。

 

つまり、神…安倍晴子は、ゆとり…豪太に恋をしているから受け止めてやれって事。
そして見守ると言ってくれている三雲さん。

でも、太古から巫女は独身じゃないと力を発揮できないというぞ。
神じゃなくなってもいいとか、心が広いな。

…ってか…抱きついておきながら、その意味は特になく、黒いテルテル坊主に抱きつきたく
なっただけとか「ボタンがあると押したくなっちゃう」現象と同程度？　

 

番組の後、橋本に呼び出される晴子。

就職する前に何度か風間とデートしたこと、葉山の別荘に行ったのが最後で、その後は
会っていなかったこと、5年ぶりに連絡が来た事…。

橋本は風間との関係を晴子に打ち明けた。

どうしたらいいかわからないの。
恐ろしいでしょ。
あなたの彼に警護してもらえないかしら？
一生のお願いよ。

原口プロデューサーに今の話、した方がいいと思います。
そうしたらあの人は すぐクビになります。

出来ない。
こんな話、プロデューサーに知られたらもうこの局でやっていけない。

…わかりました。電話します。

晴子が豪太に電話しようとすると、豪太以外の刑事にバレないようにしてほしい
と橋本は言う。

晴子が断ると、橋本は「じゃあ、いい」と言うのだった。

番組の看板背負ってる私の気持ちなんて、あなたにはわからないわ。
他の人はみんな面白がるだけだけど、安倍さんだけはわかってくれると思ったのに…。
あなたもみんなと同じね。

面白がってません。

でも何の力にもなってくれないじゃない！
私が殺されたら、あなたのせいよ。

殺される？

殺されるわ。
この仕事を取り上げられたら、殺されたも死んだも同然だもの。

 

はぁ…？
随分なものの頼みようだな。

そもそも豪太は刑事だし、SP課でもないし、自分の仕事もあるのに何で個人的に
女子アナの護衛をしなきゃならないのか…そんな事、晴子に頼むのも筋違い。

看板でいたいからスキャンダルを隠したい。その気持ちは解るけれども、
殺されたら晴子のせいとかワガママすぎて驚くわ。

 

園部死亡事件の方は、アパートから大量の現金が現れるという進展があった。

それっていわゆるマネーロンダリングよ。
「マネーロンダリング」わかる？

と、蜜代。

知ってますよ！俺、一応刑事なんですから。

失礼しました。

いやいや…知ってて良かった。　
蜜代さんが、わかる？と聞いちゃう気持ちは解るぞ。

死因は溺死だが、局部が感電していたのは気にはなるな。

と、三雲さんが言い、蜜代と豪太がいやらしい～いやらしい～と騒ぐ中、
突然ポツリと口を挟む晴子。

 

三雲先生。

はい。

局部ってなんですか？

あっ！俺と一緒の事言ってる。

蜜代さんが晴子に耳打ちで説明してくれたが、晴子の口から出る「局部」に
衝撃を隠せない三雲さん。　

 

トイレでも感電します。

え！？

局部も感電します。

おお…。

 

翌日、晴子は豪太と一緒に園田が死亡したアパートへ行く。

 

園田が亡くなった日、この地域では12時から1時頃落雷があったらしい。

 

多分、その落雷の時、男性はここでおしっこをしていたと思われます。
このアパートは壁に沿って電話線が延びています。
3日前、おそらく近くの建物や電柱に落雷があり、その電流が電話線を伝って
このアパートに流れてきたと思われます。

侵入雷と言います。

電流はさらに壁から配水管、そこから便器の水を伝って、最後におしっこをさかのぼって
男性の体に流れたという事はありえます。

おしっこに電流が流れるんですか…。

流れます。

あんな細いところを…？

 

ちょうど、今日見てきた映画「きっと、うまくいく」の中のネタにあったばかり。
おしっこに流れる電流。　

 

今の解説はわかりましたけど、園部弘之は感電して死亡したわけじゃないんです。
死因は溺死なんです。

死亡するほどの電流は流れないはずだと晴子は言う。

ただ、気を失った可能性はあるので、それが原因で前のめりになり、顔が便器に
ハマったのではないだろうかと。

しかし、園部の顔は大きく、便器に簡単にハマるようには見えなかった。

疑問は残ったままだ。

 

晴子がそんな捜査協力をして出社したのち、局では事件が起きる事になる。

橋本が行方不明になったのだ。

千葉へのロケに別の車で移動する事になったという話の後、その車は風間が
運転している事が解る。

橋本さんが殺されます！

と言って走り出ていく晴子。

いやいや…その言い方は混乱を招くぞ。

 

そして晴子は走りながら豪太に連絡するのだった。

葉山の別荘地に風間という名前の家がないか調べてください。
橋本茜さんが、そこに拘束されていると思います。

 

…で、結局、葉山の別荘に監禁されていた橋本を晴子が助けるのね。
(…と、いきなり端折ってすいません。こんなに書くつもりなかったのに長くなった　)

山中聡さんの演じるストーカーが、なかなか気持ち悪かった。

話としては、葉山に雷が落ちる事を予測した晴子が、別荘の外に逃げ出した橋本を発見。

 

木の下から避難しろと言うのに木の下は安全だと言う風間だけ残して、広い草原に橋本と一緒に
しゃがむ晴子…。

雷が恐くてオロオロしている豪太に向かって叫ぶ。

 

青木さん、立たないで！

えっ！？

ダメ！ 伏せないで！
しゃがんで！

えっ！？

しゃがんで。

どっち！？

しゃがめ！ 青木さん！

先生も、しゃがめーーーーーーー！

 

の直後にどかーーーーんと……。

木に落ちた雷がそのまま気の側に立っていた風間も直撃。
病院に運ばれる…というオチ。

つまり、前半の事件とは雷繋がりでしかなかった。

 

まぁ、普段叫んだりする事のない晴子が叫ぶシーンは、印象的だった。

側撃雷です。
一般的に木の近くにいれば安全だと思われがちですが、それは間違いです。
高い木に雷は落ちやすいので近づいてはなりません。

側撃雷でも致死率70％なんだそうで。
風間が助かったのは運がよかったという事らしい。

こんな男が運がいいなんてねぇ…。

 

今回は、この一件でモーニングアイを下ろされそうな橋本の事を庇った晴子も良かった。

センターは橋本さんしか出来ません。

橋本さんはプロです。
のどを守るために普段は温かいお紅茶しか飲まないし、お酒は週末ほどほどしか飲まないし、
つまらない人生だって蜜代ママに言われてもニコニコしています。
すごいプロです。

橋本さんを殺さないでください。

 

まぁ…庇ったと言うよりも、橋本に関する感想を素直に述べたっていうだけなんだろうけど。

晴子が人間に興味を持ったこと。
三雲の言う通り、変わってきたこと。

それだけは間違いなさそう。

 

ああ、そうだ。
何で園部の大きい顔が小さい便器にハマったのかと言うと、奥さんが押しこんで
溺死させたのだそうで…。

奥さんは自首した、と言う結末で、すっごくアッサリ片づけられた。　

ちょっと、この事件、要らなかった気さえしちゃう。

 

それでも、私はこのドラマの役者さんのセリフの掛け合いや間、セリフそのものの
楽しさがすごく好きだ。

どうせ、トリックにはあまり期待してないのはもうガリレオも同じなんで。　

今期はこの似たような2つだけを比べれば、月9よりもこっちの方が脚本が楽しい。

 

ラストなんてね。
三雲さんと蜜代ママの間には昔、寝取られたのなんのって話があるようで…。

その事で、2人が気まずくなっていると、豪太もいつものようにはしゃげなくて、
ちょっとつまらなそうに黙る。

なんて事ないシーンなんだけど、その気まずさが伝わってくる「間」があるのね。

上手いな～と思うわ、ホント。

 

キャラの生かし方も上手いよね～…あれは黒いテルテル坊主を目指したものだったのか。　
　　　

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

経済界の大物・園部がトイレの便器で“溺死”!?
さらに、局部には火傷の跡が見つかるが、便器の少ない水でどのようにして溺死したのか、
疑問に思う…。
晴子(武井咲)は現場に行き、どのようにして園部が火傷をしたのかを解明する!

一方、風間は茜(佐々木希)を拉致し…!!

(あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

よろしければ→【2013年4月期・春クールドラマ何見ます？】ラインナップ一覧とキャスト表

　　
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【キャスト】

安倍晴子 … 武井咲
青木豪太 … 大倉忠義

三雲三平 … 佐々木蔵之介

橋本 茜 … 佐々木希
原口 蘭 … 笛木優子
遠藤 … 丸山智己
八木 … 川島潤哉

亀岡 巧 … 高知東生
蜜代 … 壇蜜

古谷黄子 … 内藤理沙
土屋みどり … 野村麻純
加原 陽一郎 … 近江谷太朗
染谷 … 野間口徹
中島 … 鈴木伸之
澄乃 … 梅舟惟永
岩本 … 河野直樹
黒沢 … 西田奈津美

 

【スタッフ】

プロデュース … 中川慎子、山本喜彦
演出 … 片山修、植田尚、田村直己
脚本 … 大石静

公式サイト http://www.tv-asahi.co.jp/otenki/

 

 
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