【ぼくの夏休み】フジテレビ昼ドラ 第27話 感想

昭和27年。和也は、はる菜を置いて平成には戻れず、昭和に戻って探し回ったはる菜と
上条の栄次郎と一緒に暮らしていた。

しかし、一緒に暮らしている「はる菜」は、実は偽者。

和也は全くそのことを知らずに日々を送り、栄次郎と共に働いているジャズバーで
本物のはる菜と気づかずに再会する。

 

「ぼくの夏休み」第27話

      『ぼくの夏休み』感想

和也も栄次郎も男の内に入っていないから、と庭で大胆に行水するはる菜。

どう?女っぽい?

と、浴衣の襟もとを下ろして肩を出して見せますが、背中の首筋には大きな火傷の痕が
ハッキリと見えています。

お兄ちゃんのせいじゃないんだからそんな顔しないでよ。
第一、私は何も覚えてないんだよ。
昔のことは何もかも。

そんな顔されてもこっちが困る。

お兄ちゃん。
私は、今すごく幸せなの。
お兄ちゃんが私のこと捜し出してくれて、一緒にいてくれて、
守ってくれて。それだけで十分。

 

昨日第26話の感想に「記憶喪失ででもないと話が合わなくなる」と書きましたが、
そこは、バッチリ本当に記憶喪失だったようです。
(と言っても、ニセ記憶喪失らしいけど)

栄次郎は親戚に預けている母親の佐代の体調が思わしくないので
こっちに呼びたいと言いはじめます。

和也は賛成しますが、はる菜は激しく反対。

その人、私にひどいことしたんでしょう?
覚えてないからってやだ!

この反対の仕方が激しすぎて…… 

はる菜が二宮星ちゃんだった頃、「はる菜が幼稚過ぎてウザい」という声が
ネットのあちこちから上がってましたが(私は言ってないっすよ子どもだし)
ハッキリ言って、こっちのはる菜は本当に…心からウザい……

しかし、まぁ、このはる菜にも佐代を呼ぶことに反対するだけの理由はあります。

 

奥さんだったら、はる菜のことよく覚えてるはずだよな?
俺たちが覚えてなかった癖とか。

それがきっかけではる菜も昔のこと思い出すかもしれない。

(そうかな… 実の兄さえも気づかず妹だと思い込んでるくらいなんだから、
あれしか触れ合いがない佐代さんが見破るとも思えないけど)

つまり、このはる菜は本物ではないので、昔の知り合いが来ることで
正体がばれる事を恐れているのだと思います。

そして、必要以上に声を荒げ引っくり返しては「イヤだ!絶対に嫌だ!」
今回だけで何回言ったオイ…

 

その日、本物はる菜とむっちゃんは、2人でお出かけ。
むっちゃんの誘いでジャズバーに入っていきます。

ってか、この2人、一体今何をやっていてどんな暮らしをしているから
こんなに良い物着て(昨日も書いたけどこの時代の一般家庭ではない風ファッション)
平成風なヘアスタイルでジャズバーなんかに入っていけちゃうんだろうか…。

という私の疑問はこの後、少しだけ解消されます。

どうやら、2人は現在、ちえ子さんに面倒見てもらっているらしい。

そして、ちえ子さんはパンパンになっちゃってるらしい…。

第一部で私たちは、ちえ子さんが女郎屋に売られてしまう、と、あれだけ
心配しましたが、何のことはなくそういうお仕事に就いておられました。

そういうお仕事のちえ子さんが面倒見ている子たちだから、この子たちも
ちょっと色んな意味で派手なのでしょう。
(と言うことで、納得させてっ!)

それでも、やはり贅沢三昧は出来ないので、はる菜はお金にちょっとはうるさいです。

それにしたってお金はどうするのよ? お金。

と、バーでお金のことを心配しています。

そこへむっちゃんが大金を見せるのでした。

そのお金は、ちえ子姉さんから預かってきたアパートの手付金やら何やらなのですが、
こんな所で見せたら絶対に誰かに取られるだろ…というフラグ立ちまくりです。

そして、案の定、店を出た2人はお金をすられ、和也がスリを追いかけて
取り戻してくれると言うお約束通りな振りが展開されます。

しかも、ここで和也にホレちゃったらしいはる菜は、パンパン仲間だと知られそうになって
慌ててお金を受け取らずに逃げ帰っちゃう……。

おい…置いて帰るには大金すぎるだろ…。

 

何だか知らないけど大金を預かる事になっちゃった和也は、それを自宅の引き出しに。
そして、それを発見したニセはる菜が、そのお金が無ければ佐代を引き取らずに済むと
思い込んで、金を盗んで隠しちゃう……

 

ここまで読んで、

えっ?本当にこれ「ぼく夏」なの!?

と、思われた方…はい、私もそう思いながら書いています。

 

飛んだ7年に何が起きたかが今日の段階でもほとんど語られていないため、
何がどうなっているのかは想像で脳内補填するしかありません。

 

作り手だけが知っている人物設定や状況で作った物を流してるって感じ。

これは計算

もしも、視聴者も理解していると思い込んで見せているとしたら……
いや、そんな事ないよね。 

 

とりあえず…

本日のラストには、和也の目の前で

「ちえ子姉さんが自殺未遂した」

ことが「はる姉」に伝えられました。

 

和也の勘が良ければ、「うん?『はるねえ』?」と、ちょっと「はる菜」を連想する
でしょうが、ドラマはまだ1か月続くので、ここでは全く気付かず終わるでしょう。

ちえ子さんと和也の再会もまだないよね。
ここで会っちゃったら、もう、本物はる菜と再会を果たしちゃうもんね。

 

ここからは、またすれ違いと誤解と…
それに絡む恋愛話が展開されるんだろうな。

ツッコミ所満載になってきて、まさに昼ドラって感じ。 

もう、透明感のある子供時代のストーリーとはかけ離れてしまった。

 

※ツイッター公式アカウントからのアナウンス

「ぼくの夏休み放送中は、リモコンのdボタンをプッシュ!データ放送画面で、第二部の
相関図や人物紹介文を表示してます!
「えっ!?ちょっと見てなかったら、話が分からない!!」という方、
ぜひデータ放送をご覧ください!」

って事ですが…
ガッツリ毎日見てても今の段階では解らないよ。
え、dボタンや公式サイト込みで理解しなきゃならないドラマなの? 

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

(第27話あらすじ)

7年後の昭和27年。はる菜(有村架純)は、むつみ(石丸椎菜)と横浜から引っ越して来て、
小さなアパートで新しい生活を始めようとしていた。
「今頃、お兄ちゃんは大学生。きっと楽しんでる…」無事、平成に戻っているであろう
和也(井上正大)を思い、微笑むはる菜。

しかし、和也ははる菜と同じ時代で、栄次郎(佐野和真)と暮らしていた。
二人がはる菜だと思い込んでいる少女・知佳(逢沢りな)とともに…。

7年前、はる菜を置いて自分だけ平成に帰れない、と時空を超えるSLから降りた和也。
再び離れ離れになった妹を探している中で、知佳に、はる菜になりすまされていたのだった。

そんな中、とあるジャズバーを訪れるはる菜。舞台に上がってきたバンドメンバーの一人から、
なぜか目が離せなくなり…。

(上記あらすじは Yahoo!TVより)

 

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【キャスト】

・第一部(昭和19年)

青山和也(12) – 綾部守人
青山はる菜(9) – 二宮星

上条佐代・青山詩緒里 – 高岡早紀
青山浩二 – 中原裕也

上条マツ – うつみ宮土理
上条大五郎 – 升毅
上条耕作 – 崎本大海

上条勇作 – 森永悠希
上条栄次郎 – 西山潤
片岡文子 -土谷春陽

小野寺省吾 – 北条隆博
鹿野健一 – 松田賢二

五十嵐先生 – 山崎銀之丞
五十嵐ちえ子 – 水野絵梨菜

吉岡 – 田窪一世
菊江 – 伊藤麻実子

 

・第二部(昭和27年)

青山和也(20) – 井上正大
青山はる菜(17) – 有村架純

望月知佳 – 逢沢りな
上条栄次郎 – 佐野和真
むつみ – 石丸椎菜
倉持京子 – 仲間リサ
佐伯優子 – 村井美樹

 

  

 
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コメント

  1. くう より:

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    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >なんか感想言おうとすると、もうぐちか、いやみになりそうで・・・やばいです

    せっかくカテゴリーまで作っちゃったから、とりあえす、と思って
    感想続けてる自分はもっとヤバいです( ̄∇ ̄;)

    「華の嵐」も「鈴子の恋」も見てなかった私…
    この枠の昼ドラを見てるのは「さくら心中」以来です。
    あれもツッコミ所満載でイライラしたけど、ここまでじゃなかった…
    むしろ、ツッコんで楽しかったのに、このドラマには本気で怒りながら
    見ている私…(いや、ニセ者はる菜に)

    >多少の矛盾とかは、主役や周りの取り囲む役者さんたちの演技が活き活きとしてれば、それすらも面白く感じるものなのに・・

    あー、そういうのもあるんですかねぇ…。
    なんか陰湿ですよね。
    でも、こういうのが楽しい人もいるんだろうな。
    ツイッターのTLもニセ者はる菜に対する罵声で溢れてるので、
    これを楽しめればいいんだろうけど…限度が( ̄∇ ̄;)

  2. ミンミン より:

    SECRET: 0
    PASS: 63ee451939ed580ef3c4b6f0109d1fd0
    耕作さん、省吾さんが恋しい・・・・・

    なんか感想言おうとすると、もうぐちか、いやみになりそうで・・・やばいです

    この枠の昼ドラで一世風靡した華の嵐は、戦時中から戦後の展開が、昼ドラの枠を超えた名作といっていい出来をしめしていたし、今年1月から3月まで放送されていた鈴子の恋(ミヤコ蝶々さんの伝記)も、戦時中の笑わし隊のエピ、戦後のラジオからテレビへ時代の移り変わりの中で、主人公が飛躍していく描き方がよかったですし・・・・
    そういうのりにいきたかったのかなあ??
    多少の矛盾とかは、主役や周りの取り囲む役者さんたちの演技が活き活きとしてれば、それすらも面白く感じるものなのに・・

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