【リッチマン、プアウーマン】第8話 感想

どうしてですか?
どうして大事にしているものを自分で壊すんですか?

朝比奈さんは誰よりも日向さんのことを大切に思ってたでしょう?

 

「リッチマン、プアウーマン」第8話

  リッチマン、プアウーマン 感想

 

日向徹は「NEXT INNOVATION」を解雇された。

全部…お前なのか?

突然笑い出す朝比奈に、驚きを隠せない日向。

 

そうだな。
考えれば全部俺がやったことだな。

才能はあるが、社会性のないガキ見つけて、おだてて、絶妙なところで金を増やして
でかいオフィス買ってやって、何から何まで好きなように遊ばせてやった。

 

全部俺がやったことだ!

 

でも、ちょっと反省してんだよ。
気付くのが遅かった。

ガキは甘やかし過ぎると腐る。

俺がお前をこんなふうにしたんだ。

 

担保になっている日向の株は会社が買い取った。
しかし、個人情報流出の際の謝罪金は全て日向の個人名義で出している。

日向の手元に残ったのは、わずか150万。

 

それから、パーソナルファイルのインターフェースですが、こちらのプログラムも
所有権は会社にありますので手を引いてください。

えっ?えっ?…手を引く?

パーソナルファイルは取締役会で承認された「NEXT INNOVATION」の新規事業です。
あなたの手からは離れる。

 

そんなことは絶対にさせない!

 

パーソナルファイルは日向が考案し、手塩にかけて作り続けてきた日向の企画だ。
こればかりは何があっても手元から離したくはなかった。
日向は食い下がった。

 

僕は新しいことを始めるだけだ。
パーソナルファイル事業だけを切り離して新会社をつくる。

安岡たちにも、そんな計画を話してみた。

安岡たちは日向について行く気になった。

 

これからは、私がこの「NEXT INNOVATION」の少々重い舵を取る。

不安を抱くことを恐れるな。
これも成長の一過程だ。

未来を作るのは、変わっていくことを楽しめる人間だ。
君たちならできる!

そうだろ?

 

みんなの前での朝比奈の演説力……。

 

安岡は日向の送別会を企画し、そこで自分たち3人も日向について行く事を
発表しようとする。

 

「NEXT INNOVATION」の軌跡がスクリーンに映し出され、若き日の何も持たない
ただ前進していく日向と朝比奈がその中にいた。

 

この2人は、何か強いもので結ばれてますよね?
だから、きっと大丈夫ですよね?

真琴はそうつぶやく。

真琴は朝比奈から「NEXT INNOVATION」への入社を申し出られていた。

この時までは社員はみんなまだ、この日向退場劇が何か会社の戦略的離脱だと
そう思っていた。

 

日向は社員たちに最後の挨拶をする。

 

8年前はこういう人間でした。
社会性がなくてやたら攻撃的で。
こんなふうにたくさんの人と関われるようなまともな人間じゃなかった。

まあ、でも、そんな人間が時価総額 3000億という、実際どのくらいでかいのかも
掴めない会社の社長になるんだから、現実は意外と面白い。

しかも今、そこを出ていくという。
ホント、リアルは何が起こるか分からないな。

でも、だから、この先はもっと面白くなると思っている。

パーソナルファイルは無謀だけど化けるかもしれない。
どうなるか分からないから楽しみだ。

ああ。
もちろん、僕も僕一人でこんなところまで来れたわけじゃない。
山上さんが 口うるさく金の管理をしてくれて。

それから…。

ああ。いろんな人が…そう。そうだ。

僕は…。
朝比奈がいてくれたから。

朝比奈に…「NEXT INNOVATION」を朝比奈の手に委ねることに不安はない。

今までありがとう。

 

しかし、その時、別室のモニターがテレビを映しだした。

それは、朝比奈の記者会見だった。

 

このたび、JIテックとNEXT INNOVATIONとは、共通番号制度導入に伴う
個人情報の管理システムの開発を共同で行うことになりました。

プロジェクト名は「パーソナルファイル」です。

そこで朝比奈は記者たち、パーソナルファイルも会社についても、すでに日向は口出しできる
権限は何もない事を説明していた。

 

日向 徹はNEXT INNOVATIONの全ての株を手放しております。
パーソナルファイルも日向 徹とは今後一切関係ありません。

 

日向は身ぐるみはがされた自分を知った。

 

ここは僕の会社だ!
僕が作ったんだ!

システムもサイトもゲームも、売り上げも株も、3000億という価値も僕が作った!

このオフィスは?ああ。僕が考えた。
この机は?椅子は?
僕が選んだ!お前たちが快適に働けるように。

こんな場所、誰が作れる?
自由で、それでいて高い能力を要求される最高に洗練されたステージだ!
なあ?
お前らここで働けて誇りに思うだろう?ああ?

何で僕がここを去らなきゃいけないんだ!?
NEXT INNOVATIONは全部僕が作ったんだ!

 

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

敗者は悲惨……。

日向は全て奪われた。しかも、周到に計算された朝比奈の思惑に乗って。

株を全て奪われ、身一つで出ていく事になっても、日向はまだパーソナルファイルは
自分の物だと信じていた。

それまでもが奪われると知った時の怒りと虚しさと敗北感……。

 

甘いよね。

そもそも、社員ではなくなったのに、会社の物であるパーソナルファイルだけが
自分の手元に残ると思いこんでいた事が甘い。

朝比奈がそんなに甘いわけがないじゃないか。

 

自分では、他人に酷い言葉を投げつけて散々冷たくして、クビを切ってきたのに…

日向は今、自分がやってきた事を自分の身に受けているんだよ。

 

ツイッター見てたら日向への同情がすごく多かったけれども…
そもそも、日向が朝比奈にしてきた事、朝比奈に投げつけた言葉、
その復讐を今、されているところだと思うのね。

 

朝比奈は、ものすごく日向が好きだった。ずっと一緒にやっていけると信じていた。

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なのに日向のやる事なす事、朝比奈を傷つける事ばかり……

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そして、たぶんもうすぐここ↓
 
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悲しみが深い分、怒りも深い。

日向が出て行って誰よりも寂しいのは朝比奈なんだよ。

 

まぁ……朝比奈自身も今はまだそのことに気付いてないんだけど。

 

しかし、真琴だけはそれを解っていた。

 

どうして大事にしているものを自分で壊すんですか?

 

そして、真琴は朝比奈を振り切って日向について行った。

 

今日は何かが終わる日じゃない。

二度目のスタートの日です。

 

だふん…
日向はいくらでも盛り返すよ。たとえ一文無しになっても。

 

でも、朝比奈の方はそうはいかないと思うの。

日向のいないNEXT INNOVATION……

 

朝比奈院がそこで怨霊化しなければいいんだけど……。

 

 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

辞任会見を終えた日向徹(小栗旬)は、朝比奈恒介(井浦新)に、全部お前がやったことなのか、
と詰め寄る。
それを認めた朝比奈は、自分が徹を甘やかしすぎた結果こうなったんだ、と冷たく言い放つ。
さらに、山上芳行(佐野史郎)からパーソナルファイル事業の所有権は「NEXT INNOVATION」に
あるので手を引いてくれ、と言われた徹だったが、自分が執着した事業は譲れないと、
申し出を拒否、社員数名と新会社を設立して事業を引き継ぐ、と宣言する。

オフィスに出てきた朝比奈は、アイデアとスピードで勝負してきた徹にはこの会社は
足手まといだからと、自らの社長就任を宣言する。
朝比奈の圧倒的な存在感に敗北感を味わう徹。そんな2人を夏井真琴(石原さとみ)は
複雑な心境で見つめていた…。

オフィスを片付け始めた徹。真琴の動向が気になり、内定が出ている製薬会社について
尋ねるが、着々と進展していると報告され、寂しい…。

んな折、徹の送別会が計画され、真琴は朝比奈燿子(相武紗季)に料理を頼みに行く。
燿子から、明日で契約満了になるのは寂しい?と聞かれた真琴は、否定するも、
本音は見抜かれていた。

送別会当日。
徹は社員たちを前に、自分から全ての資産を奪った朝比奈への感謝の言葉を述べていた。
新会社でパーソナルファイル事業だけは継続していこうと決意した徹。
ところが、そこにも朝比奈の策略が待ち受けていて…。

(上記あらすじはYahoo!TVより引用)

 

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【キャスト】

日向徹 – 小栗旬
夏井真琴(「澤木千尋」) – 石原さとみ
朝比奈 耀子 – 相武紗季
朝比奈 恒介 – 井浦新

安岡 倫哉 – 浅利陽介
小川 聡史 – 中村靖日
宮前 朋華 – 八木のぞみ
立石 リサ – 舞川あいく
小野 遥香 – 野村麻純
久我 友樹 – 古川雄輝

乃木 勇太 – 丸山智己
山上 芳行 – 佐野史郎

澤木千尋 – 萬田久子

笛木 匡正 – 中原丈雄

 

  


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