【37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~】第4話

もう関わりました。吉野さんも僕も。

羽山さんに関わったから、ホスピスにもお見舞いに行きます。
それが僕の決めた僕の役割です。

自己満足ですよ。

行ってどうしても嫌なら追い返してください。
その時はその時で考えます。

 

「37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~」第4話

 

   37歳で医者になった僕

 

簡単感想のみで。

紺野先生の担当が奈津ってだけで「カーネーション」班としては高まる…

いや、奈津じゃなくて、女優・ 羽山早苗。
往年の大女優…らしい。
演じている江波杏子さんも、もちろん大女優です。

しかし、抱えている病気は末期の原発性肝がん。
紺野先生も色々と調べるけれども、さすがに手の施しようがありません。

でも、この人と関わっていく内に、前回の件でションボリが続いていた紺野先生の
傷も癒されていくんだね。

大女優だからプライドは高いけれども、我がままじゃないし穏やかだし。
ステキな女性だな。

そうだ、紺野さん。
このサイン1枚につきたばこ1本で どう?

だめですよ。規則ですから。

融通が利かないわねぇ。
昔ドラマで医者の役をやったとき、もっと患者に親切だったわよ、私。

ドラマと現実は違います。

そりゃそうよね。
ドラマじゃもう治らないっていわれてる患者、あっさり助けたりしてたし。

 

年齢も年齢だから…というのもあるけど…
自分の命の見極めもしっかりしている。
…でも、もちろん未練はある。

ただ、よくある病院ドラマの患者みたいに「私の命を助けてよーー」とか
泣きわめくことはない。

誇り高くて静かで優しくて強い。

 

医者も患者の支えになる存在だけど、患者が医者を癒す事もある。
紺野先生は、この人に助けられる。

 

対して、下田先生は、自殺未遂で搬送してきた女子大生の患者を担当する事に。

でもって、あろうことか変な説教をしちゃうんだね。

それと、世の中には一生もののけがとか病気とか抱えてても、治療しながら
頑張ってる人がいるんです。
そういう人の気持ち考えてみてください。

仕事とか彼氏とか「そんなこと」で命、粗末にできないすから。

 

「そんなこと」が、自殺未遂したばかりの患者の心にグサッと刺さる…

「そんなこと」の基準は人それぞれ。
幸せな人ほど鈍感なのよ。

案の定、行方不明になっちゃった女子大生。

後ろめたい気持ちもあって、下田先生はもうこの人に接するのがイヤになる。
そして、自分の患者から逃げてる事を紺野先生から叱られるのだった。

 

医者の仕事は病気を治すことっすよ。
みんながみんな紺野先生みたいに、べったり患者に関わるとか思わないでください。
そういうのうっとうしいんで。

 

助けてあげたいって思わないんですか?

だったら下田先生は何で医者になったんです?

 

でも、私的には紺野先生のキレイなお言葉よりも、患者に向けた沢田先生の言葉の方が
すごく響いたのだった。

迷惑な女。
病院出てどこで死のうとか考えてんでしょ、今。

関係ないですよ。あなたがこの病院を出ていったら。
だから、今ここにいる間に言っときます。

死ぬのはあなたの勝手だけど、だったら他人に迷惑かけないでください。

住んでるとこマンションじゃない。
ここであなたが自殺したら、持ち主に迷惑かかるのわかりますよね?

電車に飛び込んだら他の客に迷惑だし、ビルから飛び降りたらそのビルと通行人に迷惑なんです。
もちろんこの病院で死なれたら私たちが迷惑するんですよ。

関係ないわけないでしょ!
人間なんて生きてるだけで他人と関わっちゃうように出来てんの!

 

ストレートすぎて賛否両論だろうけど。

ひゃぁぁぁぁぁぁ~そこまで言うか。

とも、思うけど。

水川あさみさんの熱演もあって、何か泣けてしまった。
この人の言葉の力が凄い。

人は生きているだけで人と関わってしまう。

時に重かったり、時に温かかったりするこの事実を誰もが抱えて生きている。

だから、縁はできるだけ、優しくて温かい方が良い。

 

女優のプライドを守るためにレンタル家族を雇っていた羽山も、紺野先生と
関わった事で残りの人生が豊かになる予感…。

 

さて。
患者と真剣に関わる事をちょっと学んだ下田先生が「紺野病」の仲間になったところで…

 

今回は神がかり的研修医の活躍が無くて見やすかった。
こうなると、普通のヒューマンドラマなんだけど。

出来れば今後も、あまり医療技術には関わらない範囲で…
こういう方向でお願いしたい。

 

自分も密かにサイン頼んでた森下先生に萌え。

 

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


患者を亡くしたことを祐太(草なぎ剛)が引きずる中、外科と救命から患者が移送されてくる。
外科から来た早苗(江波杏子)は元人気女優で、家族が付き添っていた。
早苗は自分を知らなかった祐太を担当に指名するが、彼女が末期がんで、程なくホスピスに
移ると知った祐太は複雑な感情を抱く。

一方、下田(八乙女光)は自殺未遂で救命に搬送された後、腎臓に異常が見つかった女子大生・
香織(岡野真也)を担当することに。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より)

 

よろしければ→【2012年4月期・春クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

 

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キャスト

紺野祐太…草なぎ剛
沢村瑞希…水川あさみ
葛城すず…ミムラ

下田健太郎…八乙女光
谷口篤志…桐山漣
中島保…鈴木浩介
新見悟…斎藤工
相澤直美…真飛聖
森下和明…田辺誠一

佐伯穀彦…松平健

 

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コメント

  1. 智太郎 より:

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    「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」のロケ地となった静岡がんセンター下の交差点をドラマ出演者の草なぎ剛・水川あさみ・ミムラは何度も通ったことだろう。

  2. フジテレビ「37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語」第4話:医者として僕はそこに線を引く

    少々都合のよすぎる設定と展開だったような気もしますが(笑)、いいエピソードだったと思います。医者は、患者を助けるとともに、実は、患者に助けられている面もあると。

  3. 37歳で医者になった僕~研修医純情物語 4話

    公式サイト先週の感想で、一人一人の患者にのめり込むと体も心も持たないような気がする、と書きましたが、今週は木島のことを引きずる紺野が、再び末期ガンの患者と向き合うことで…

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  5. 37歳で医者になった僕~研修医純情物語~(第4話・5/1)

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  6. 37歳で医者になった僕~研修医純情物語~ 第4話

    裕太(草彅剛)は、数年前に引退した大女優・早苗(江波杏子)の担当になる。
    早苗は、肝臓がんの手術のために、外科に入院していたが、既に治療が出来
    ない末期状態のため、ホスピスに移るまでの間、内科で預かることになった
    と言う。
    裕太は、お見舞に来ていた早?…

  7. ドラマ「37歳で医者になった僕~研修医純情…

    患者の死----------------。前回は、まさかの急展開で、ラストの怒涛の展開に呆然でしたが、それも医者として乗り越えなければならない試練。研修医としての等身大の姿が、一生懸命でと…

  8. ドラマ「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」 第4話 あらすじ感想「医者として僕はそこに線を引く」

    患者の死----------------。

    前回は、まさかの急展開で、ラストの怒涛の展開に呆然でしたが、それも医者として乗り越えなければならない試練。

    研修医としての等身大の姿が、一生懸命でとても好ましいです、紺野のキャラは。

    で、たまにズバっと言う台詞が重くて…

  9. 37歳で医者になった僕~研修医純情物語~ case4

    『医者として僕はそこに線を引く』

    内容
    祐太(草なぎ剛)は、木島(甲本雅裕)を亡くし、立ち直れずにいた。
    「そのうちに慣れる」と直美(真飛聖)は励ますのだが、
    それは、、、、人の死と向き合う毎日であることも意味した。

    そんなある日のこと。
    数年前に引退し…

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