今からでも間に合う【限界団地】第1話・2話 感想とゆるっとまとめ

あんな 亡くなり方。

与田さんも 松本さんもお気の毒に。

そうですよね。

でも、今回の出来事はこのあやめ町団地復活の礎になりますよ。

2人が 死んでくれた おかげで皆さんが変わったんですから。

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【限界団地】第1話・第2話

 
  
 genkaidanchi-op

ワードカップで先週1回お休み。本日が3話目です。

東海テレビ、ほぼ『火の粉』『真昼の悪魔』スタッフの新しいお仕事。

初回からジワジワと気持ち悪い空気が漂う演出は前2作以上のものがあった。

ほぼほぼホラー。
でも、ちょっと切ない滑稽さ。

佐野史郎さんは再び木馬に乗るのか……そこが見どころ(違)
 木馬

 

では、簡単におさらいと見どころチェックしましょう。

『限界団地』3つの見どころまとめ

かつては「夢のニュータウン」と呼ばれ、現在はすっかり古くなった「あやめ町団地」に1人の老人が孫娘と引っ越してきた。

妻はとっくに鬼籍に入り、息子夫婦も火事で失い孫娘だけが助かった。「寺内誠司」と名乗るその老人は、子どもの頃、この団地で育ったのだという。

子どもの頃はもっと栄えていたと団地の思い出話を懐かしく語る寺内さん。

向かいの部屋に住む桜井江理子は、きちっとした身なりで礼儀正しく明るく喋る寺内さんに好感を持ったが、夫の高志は不信感を募らせていくのだった。

キャスティングの妙

・このスタッフの「オトナの土ドラ」常連になってしまった高志役の迫田孝也さん。

いかにも怪しげな寺内さんの行動を監視したり、引っかかるようなことを言ってみたり、最終回まで無事に出て来ると思えない言動ばかり(笑)

いや、もう絶対に最終回まで居ませんよね迫田さんが出て来るだけでヒヤヒヤするよ。
 迫田さん

・『あまちゃん』のまめりんからこっち、クセのある役や意地悪な役や犯人や(笑)……ばかり回って来ていた(また上手いし)あだっちー、初(?)の主婦役。しかも、今回はヤル方じゃなくてヤられる方。

あまり気が強くなく、協調性を大事にし、言いたい事が言えないタイプらしい。こういう役もとても似合う。

そして個人的には、それこそ、あだっちーと団地といえば『クロユリ団地~序章~』の記憶が蘇ってきて。

そもそも、このあやめ町団地自体がクロユリ団地みたいなもんじゃん……本格ホラーになれそう。

 

・冬彦さんじゃないけれど、佐野史郎さんのこの手の役はやはり木馬と切り離せない気がする(笑)
 

いや、木馬は出てこないだろうけれど(期待)

寺内さん、本当に人好きする爽やかな男性なのに、やる事えげつないから冬彦さんより恐いわ。

 

・この枠スタッフ常連といえば、朝加真由美さんも穂乃花ちゃんの祖母役として登場。

寺内さんは父方の祖父。朝加真由美さん演じる菊池史代は母方の祖母。

しかし孫娘・穂乃花ちゃんの身を案じている気配はまるでなく、火事で娘を殺されたと寺内さんを恨んでいるらしい。

寺内さんをつけ狙う様子が尋常じゃなく、金を出すから復讐に協力してくれと高志に頼むなど、こっちはこっちで別の恐さ(笑)

『火の粉』スタッフのホラー演出

・じわじわ来る不協和音の劇伴は健在。

・見た目「イイ人」なのに、ちょっと不気味。笑っちゃうような不気味さから、次第に笑ってるどころじゃなくなっていく展開も健在。

・主人公はいたって真面目。真面目ほど恐いものはない。

・究極の自分ルール物語も健在。

 

最終的には『火の粉』の武内さんと同じなのかもね。しかし最終回1回前くらいから急に弱くなるのは無しでお願いしたい。たまにはとことん後味悪くてもいいんじゃないかな。

独居老人問題、老老介護問題などテーマは結構しんどい

じじいの老害物語だと笑って見ているだけではなくて、ちょっと考えなくてはならないようなテーマが含まれている。

寺内さんは、子どもの頃にこの団地で家族のようにみんなで生きてきた記憶を懐かしんで帰ってきた。

しかし実際に戻ってみると、人間関係は希薄になり、皆、なるべく他人と関わらないように生きている。

寺内さんは危機感を募らせる。

孫娘・穂乃花ちゃんだけではなく、寺内さんはほぼ寝たきりの老父も抱えていた。

狭い住宅に三世代(ホントならば息子夫婦が間に入って四世代か)。

 

子育ては地域で協力しなければならない。団地の風紀がゆるい。みんなで住んでいる場所を愛さなくてはならない。老人の孤独死などあってはならない。見守りを!回覧板を!もっと交流を!……

やっている事は極端だし、提案は面倒くさくて迷惑極まりないけれども、言っていることは正しいんだよね。

みんないずれは年を取る。

単身者が多い現代、いずれは独居老人の家ばかりになる。

親の寿命が延び、老老介護は必須。

誰もがホームなんかに入れるお金持ちなわけではない。

結局、一番頼れるのは近所の他人でなければならなくなる。

「昔は良かった」に戻る事はできないけれども、「昔」に学ばなくてはいけない部分は10年20年先にきっと出て来ると思う。(そもそも政府大推奨の在宅介護だって昔の日本の姿だし)。

寺内さんがやっていることは、現代日本の人間関係への警告。

(でも、回覧板とか町内会とか無くなってくれと思ってしまう私がいることは確かなのだった。だから余計に考えさせられる。)

そして、引っ越し挨拶の手作りドアノブカバー、まじカンベン……。
 ドアノブ

寺内さんの暴走

この2話で、寺内さんがやったこと。

・穂乃花のお手紙を粗末に扱った松本さんを風呂場の事故として始末してあげた。

・死にたがっていた与田さんを首つり遺体にしてあげた。
 くびつり
 
・大事な穂乃花を虐め、団地を馬鹿にした たけしくん親子の家を燃やしてあげた。

・江理子にPTAの仕事を押し付けまくっていたPTA会長の不倫を暴いて団地の風紀を良くしてあげた。

 

初回よりも2話目の方がちょっとソフト(お色気重視(爆))。

毎回誰かが命落とす展開というわけでもないらしい。

2話では、PTA会長の不倫相手である御用聞きの酒屋を陥れるために、何と自ら配達物のジュースに毒を入れて飲む。団地のために命かけてる!!
 泡吹き

基本、寺内さんは「団地を馬鹿にされる事が許せない」「団地の風紀を乱す事は許せない」「大事な孫娘・穂乃花を傷つけるものが許せない」「寺内マイルールに則らないと始末する」。

こんなところ。

しかし、始末の様子は視聴者に披露されていないので、寺内さんが実際にやっていると限らないのがまた憎い。

でも、穂乃花の両親も寺内さんがヤってるよね……

寺内さんはリストラされて引退し、現在は奥さんの保険金で暮らしていると言う。もしかしたら奥さんも……リストラされて何か文句を言われて……やったのではーー。

 

そして、2話のラストでは、どうやら寺内さんは初めから江理子さん狙いで団地へ来たらしい事が発覚。

穂乃花の母親が必要だと言っていたけれども、穂乃花の母親として江理子が欲しいのだとしたら、自分の妻というわけではないよね。

 

展開が読めないし、考えていることもよく解らないけれども、とりあえず、手作りのドアノブカバーは要らないです。あっ……。

 

ミシン

高速ミシンが木馬よりも恐い。

このドラマについてひと言ふた事レビューして下さる方はぜひどうぞ。

https://dramarevue.cinemarev.net/2018-4/genkai/


「火の粉」「真昼の悪魔」に続くオトナの土ドラ、心理サスペンスシリーズ第3弾。 今度の舞台は…団地。

かつては「夢のニュータウン」と呼ばれた市民の憧れの住処。しかし現在。確かに建物としての「団地」は存在するが、そこに住む人々の心は大きく変わった。

周囲との関係は希薄になり、すぐ近くにどんな人間が住んでいるのかも興味を失っている。

そんな団地に幼い孫娘の手をとり引っ越してきた一人の老人。自らが幸せな少年時代を過ごした思い出の場所に戻ってきたのだ。

穏やかな笑顔を見せる老人の入居を機に不可解な出来事が。これは単なる偶然なのか、それとも…。

老人の孫娘に注ぐ異常な愛情、古き良き団地への執着。周囲の住人を巻き込みながら、予測不能な狂気の物語を紡いでいく。 (1話)

あやめ町団地を昔のような良き団地へ導こうと画策する寺内(佐野史郎)は、回覧板や敷地内のごみ拾いなどを積極的に提案し、団地の中で存在感を見せるようになっていた。

隣人の江理子(足立梨花)も寺内に次第に賛同していくが、夫の高志(迫田孝也)は、寺内の孫娘・穂乃花(渡邊詩)とトラブルを起こしたクラスメートの家が火事になったり、深夜に加代子(江波杏子)と共に不審な行動をする姿を見かけたりするなど、寺内に対し不審を持ち始めていた。

ある日寺内は、江理子のママ友で団地の住人である小学校のPTA会長が、日用雑貨の配達員と不倫をしているのを見かける。その話を聞いた自治会長の金田(山崎樹範)は「“本物の団地妻”がいた」と興奮するが、寺内は憤慨する。

しかし目下、金田の悩みは隣人の八十島花子(阿南敦子)のカラオケ騒音。その話を聞いた寺内は、団地のために動き出す…。(2話)


(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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※キャスト

寺内誠司 … 佐野史郎

桜井 江理子 … 足立梨花
桜井高志 … 迫田孝也
桜井颯斗 … 前田虎徹

金田哲平 … 山崎樹範
寺内 穂乃花 … 渡邊詩
寺内 仁 … 山谷初男
麻生知恵 … 鈴樹志保
五木田 幹朗 … 古川がん
村瀬弘志 … 伊藤正之
チャン・リンリン … 川添野愛

菊池史代 … 朝加真由美

東 加代子 … 江波杏子

※スタッフ

脚本 … 香坂隆史
プロデュース … 遠山圭介、高橋史典、馬場三輝
演出 … 湯浅典子、千葉行利
音楽 … 田渕夏海、中村巳奈重、櫻井美希
主題歌 … majiko「ひび割れた世界」

コメント

  1. オトナの土ドラ『限界団地』第2話

    『団地はしんせいなところです。』内容団地を昔のような良き時代に、と考える寺内(佐野史郎)そんななか、高志(迫田孝也)は、江理子(足立梨花)から、寺内の孫娘・穂乃花(渡邉詩)とトラブルを起こしたクラスメートの家が、火事になったと聞く。不安を感じる高志。その日の深夜に、寺内が東加代子(江波杏子)と妙なコトをしているのを目撃。ある日、寺内は、団地の住人で小学校のPTA会長の田中郁美(春木みさよ)が…

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