【逃げるは恥だが役に立つ】第8話 「離婚と実家と運命の相手」 感想

そんなこと、僕にはどうしようもない。
彼女が自信を持てないことは彼女の問題なのに。

「あなたにどれだけ拒絶されても大好きだよ」って言ってあげればよかったんでしょうか。

向こうは僕の気持ちなんか考えちゃいないのに。

自分ばかり見ている彼女に何を言えばよかったんでしょう?

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逃げるは恥だが役に立つ 第8話

 nigehaji.jpg

僕は…
女性経験がありません。

それでもいいと思って生きてきました。

だけどあの夜、真っ先に思ったことは失敗したら どうなるだろうって。
10歳も年下の女性にリードされる情けなさもあったと思います。

拒絶されたみくりさんがどう思うかということは全く頭にありませんでした。

ごめんなさい。
未経験だと知られることが怖くもありました。

 

…知ってました。

えっ??

 

知ってました。とっくに。

 

何を言ってるんだ、平匡さん……。
そんな事は全視聴者が知ってたよ。…

 

簡単感想で。

 

先週の流れからの予告の実家暮らしだから、あのまま家出してしまったのかと思ってた。みくりさん。

しかし実際は、母が骨折したという知らせを受けて(ちょうどよく)実家へ戻ってきたのだった。

 

あれからというもの私は、何もなかったように暮らそうとした。

でも何をしていても…

あの夜の記憶が…

 

なんか、すっっっごく解る……。

とんでもないヘマをやっちまった時。
なぜ私はあの時あんなことを……。

と、思い出すともう…

思わず、ああ~~~っ!! っと、声に出てしまう気持ち解る。

膝が崩れそうになるの、解る。

気分はもう、これ →  ○| ̄|_
これ以外の何物でもない。

失敗会見妄想、開きたくなる気持ち、解る…。

 

いける。 この調子だ。
あの夜のことは面白ろおかしい出来事として妄想でちゃかし倒していけばきっと乗り切れる。

そ。そうかな…。。
それって結構むずかしいよね。

だけどハグの日は容赦なくやってくる。

 

ようするに…
ああなってしまった以上、ハグがむしろ恥ずかしいという事である。
どんな顔して触れたらいいのか、もう解らないよね。

そんな折、ちょうどよく母骨折の知らせ。

「来なくていい」と言われようが、これ幸いに逃げ出す みくりさんである。。

 

一方、平匡さんの方も同じくらい ○| ̄|_ だった。

進むべきじゃなかった。
あそこから。

彼の場合はキスしちゃった事にもう後悔の嵐だよね。
自尊感情が低いので、後悔と逃避しか考えていない。

 

みくりさんも、もうこのまま館山で暮らしてもいいとまで考え始めていた。
元々、ここに仕事がないから残るために平匡さんと契約結婚したのである。

仕事を探さなきゃと思い悩んだ末、ついに市会議員まで考え始めるみくりさん…。。

 

さっき聞いたの。野口まゆさんに。

誰?

同い年の市議会議員。
情熱にあふれた大陸な人だった。

情熱に溢れた大陸な人(爆)

 

世のため人のためになりながら給料がもらえるって素晴らしいと思わない?

みくりさんって、接客業種にとても向いている人だよね。
基本的に人のために何かやろうと思えないと苦行になる業種だからね。
そっち方面でも仕事はないものだろうか。
ありそうだけどなぁ。

 

みくりの実家には、ちがや兄夫妻も、やっさんまでもが来て賑やか。
父が家事をやらないと夫婦喧嘩していた両親も笑顔。
良い家族。
こうなったら、私だったら実家から出たくないかもね。

しかし、やはりこのドラマは「逃げるは役に立つ」より「逃げちゃ駄目だ」の方向だと思う。

 

今日は、ヒゲの風見が良い事言ってくれた。
と言っても直接平匡さんに言ったわけでは無く、寝たふりして耳に入っただけだけれど。

自信たっぷりな風見と自分は違うのだと風見を責めてしまった平匡を見て、風見は中学生時代につき合っていた地味な女の子を思い出したのだと言う。

勝手に自分の地味さを卑下して

風見君には分かんないよ。
私と風見君は全然違うんだもの。

と言ってきた子。

ああ、なるほどね。
いるね。自分が可哀想で弱いのだと勝手に思い込み正当化する弱者上から目線。

 

向こうは僕の気持ちなんか考えちゃいないのに、自分ばかり見ている彼女に何を言えばよかったんでしょう?

 

強者には強者の悩み。

人間って、結局、弱かろうが強かろうが、相手の事を考えずに自分だけ見ていると他人を傷つけるのだと思った。

これを聞いて、平匡さんがちゃんと考える人で良かった。

みくりさんが作り置きして行ってくれた食事にやっと手を付ける。

 

自分の気持ちでいっぱいで、僕は みくりさんが残していってくれた料理を手に取ることもしなかった。

誰かを誠実に愛し続けることは、ものすごく大変なことなのかもしれない。

 

先週の続きで。
結局、相手に対する敬意や思いやりで、人は繋がっていられるんだね。

 

運命の相手ってよく言うけど、私そんなのいないと思うのよ。
運命の相手に、するの。

 

努力しなければ繋がってはいられない。

お互いに気づき、お互いに会いに行き、そして擦れ違い…

父にハグされてしまう平匡さんに笑ったわ。笑2.gif
nigehaji8

同い年の議員の女性に会って、そういう人生もアリかなって。
そう考えたら気が楽になりました。

他の道もあるんだから今の道で失敗してもいいやって。

 

そう。若いしね。笑2.gif
考え方は変わっているけれども、やはり平匡さんのような人には、みくりのように発想の転換が出来る人に側に居てあげてほしい。

独身であること。子供が居ない事。旦那が居ない事。彼女が居ない事。マイノリティである事。

さまざまな人が存在するこの世界で、みんなが何となく幸せに生きられる選択。
それを示してくれるドラマよね。

妄想であろうが。
勘違いであろうが。

 

ゆりちゃんと風見の夜のドライブシーンが、とても良かったな。

車から見る都心の夜景って、ゴージャス…っていうよりも、何だか物寂しい物なのよ。
物寂しくて、でも独りで見る人間にも優しいの。
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この寂しい温かさが、実は、この後BSNHKで放送している『プリンセスメゾン』にも繋がるのだった。

 

さて…
平匡さんの会社がちょっと危うそうで。

このまま、もしかしたら雇用関係が逆になるパターンも…

みくり(新垣結衣)が突然、家からいなくなった。
津崎(星野源)は、みくりを拒絶をするような自らの態度が原因だと考え、悩む。
会社では、沼田(古田新太)に2人の関係について核心をつかれそうになる。
百合(石田ゆり子)もみくりの様子に困惑していた。
ある日津崎は、日野(藤井隆)に飲み会に誘われ、風見(大谷亮平)とみくりについて言い合いになり、珍しく感情的に…。
距離の中にある鼓動・・・、切なさたっぷりの第8話!
あらすじは Yahoo!テレビから引用。

よろしければ→【2016年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

森山みくり …新垣結衣
津崎平匡 …星野源

風見涼太 …大谷亮平
日野秀司 …藤井隆
田中安恵 …真野恵里菜
梅原ナツキ …成田凌
堀内 柚 …山賀琴子
竹中道彦 …高橋洋
渡辺一馬 …葉山奨之
茉菜 …古畑星夏
森山ちがや …細田善彦
森山 葵 …高山侑子
山さん …古舘寛治
津崎宗八 …モロ師岡
津崎知佳 …高橋ひとみ
沼田頼綱 …古田新太

森山栃男 …宇梶剛士
森山 桜 …富田靖子

土屋百合 …石田ゆり子

※スタッフ

脚本 … 野木亜紀子
演出 … 金子文紀、土井裕泰、石井康晴
プロデューサー … 那須田淳、峠田浩、宮崎真佐子

音楽 … 末廣健一郎、MAYUKO
オープニングテーマ … チャラン・ポ・ランタン「進め、たまに逃げても」
主題歌 … 星野源「恋」

原作 … 海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」

公式サイト http://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/

コメント

  1. くう より:

    りゆうさん
    >視聴者はモノローグからふたりの気持ちを知っている。でもふたりは互いの気持ちはハッキリとは判らない。

    とりあえず、視聴者は心の声を知っているから安心して応援できるってやつですね^^
    そして解っていても面白い。
    それも凄いなと思います。

  2. りゆう より:

     今頃になって気付きましたが、このドラマ、ふたりの台詞が非常に微妙な線を突いてるんですね。
     視聴者はモノローグからふたりの気持ちを知っている。でもふたりは互いの気持ちはハッキリとは判らない。知ってる我々が聞くとじれったい言い回しも、当人達にとっては良い方にも悪い方にもどっちとも取れる台詞になってる・・・ 今回のクライマックスシーンは特にそう感じました。素晴らしい脚本です!
     でもまぁ結局、決定的な言葉は今回も無くて、寸止め状態ですけどもね。
    ^_^;
     でも、次回は言葉の一線を越えそうな予感がします! 期待、大。
    (^_^)b

  3. くう より:

    りゆうさん
    そうなんですよね(笑)
    やるとかハグとかキスとかの問題よりも、「好き」って言ってないぞ問題ですよね。
    だからいつまでも、お仕事なのか恋なのかハッキリしない。
    言ってーーー!来週こそ(笑)

  4. りゆう より:

     兎に角、ふたりとも自分の進む先がはっきり見えてきたようで、良かったですね。これでもう何も恐れることは無くなったはず。でも・・・また今週も「好き」って言い忘れてる。^_^; 早く言っちゃって楽になれれば良いんですがね! 来週こそは!

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    セリフが良いドラマのレビューの問題は再現性の高まりまくりへの対処だよな。 もう・・・そのまんまでいいじゃんという衝動がね。 昔はどんどんやっていたのだが・・・最近・・・自嘲的な自重体制に移行しているよな。 つまり・・・一度、視聴しただけではセリフが記憶しきれなくなっているんだよな。 レビューの途中で

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