自分のための忘備録的記事です。
今回は、ホント良かったわ。
豪華なキャスト、確かな演技、印象深いストーリー。
短編も面白かった。
※ちなみに、以下は完全ネタバレ感想なので、これから見る方は注意っっっ!
全て簡単感想のみで。
土曜プレミアム 世にも奇妙な物語’14超短編を含む 秋の特別編
『サプライズ』
IT会社の契約社員・優希(多部未華子)は、恋人の健斗(馬場徹)と付き合って
3年になるのだが、記念日にお祝いをしてもらったことがない。
一方、優希の友人の雅実(藤井美菜)の恋人・智(加治将樹)は誕生日にサプライズの
お祝いをされ幸せそうな様子。
(あらすじは「Yahoo!テレビ」より引用)
これが最初に来たせいで、その後のストーリーも全部途中から
サプラーーーイズ!!!
に、なるんじゃね?
…と、思いながら見るようになってしまった。
いいな雅実は。
私もされたいな。サプライズ。
と、ちょっと友達をうらやんだだけだったのに…。
殺人犯が彼氏にあげた物と同じ時計をしていたから、という理由で
疑ってしまった。
だから助けてあげられなかった。
幽霊は出なかったけれども、なかなか恐いホラーネタ。
お骨から指輪が出て来たってねぇ…。
でも、あのクライアントの社長室サプライズは彼氏の計画なんだよね。
一体どういう実力者なんだよ…。
※キャスト
多部未華子
馬場徹
藤井美菜
※スタッフ
脚本:守口悠介
演出:松木創
『走る取的』
サラリーマン・信田(仲村トオル)と後輩の亀井(音尾琢真)が居酒屋で軽口を
叩き、共通の知り合いをやゆしていた。
それを自分のことだと勘違いした、店に居た取的が店を出た2人を追いかけてきて…。
(あらすじは「Yahoo!テレビ」より引用)
これも…ちょっと、
そんなに太りたきゃ相撲取りにでもなりゃよかったんだよな。
太りゃ太るほど褒められんだから。
って言っちゃっただけなのに~。
異常に怯えて逃げていたけれども、実はお相撲さんは忘れ物を
渡そうとして追っているだけとか…そういうオチだと甘く見ていた。
原作は筒井康隆だったんだね…そう言われて見ると、このカオスな光景は
まさしくその世界。
追ってくる取的が恐すぎ。
あれじゃターミネーターだよん。
後輩の首180度回転…恐すぎ。
デブなのに何で あんなに体力があんだよ。
デブなのに何ですげえ速えんだよ。
デブなのに!
太った人の事を悪く言っていたのは=奥さんの悪口だったのね。
…確かに、あれ、マヨネーズ控えた方がええで…。
走るトオルさんは、今だに刑事のようだった。
※キャスト
仲村トオル
音尾琢真
池谷のぶえ
※スタッフ
脚本:高山直也
演出:岩田和行
原作:筒井康隆『走る取的』
『未来ドロボウ』
就職がなかなか決まらない大学生・白井(神木隆之介)は、日々の生活に
不満をもっていた。
一方、成功して財をなした大脳生理学者・大葉(吉田鋼太郎)は病に伏していた。
白井は大葉の金銭的に豊かな生活を、大葉は白井の若さを欲していた。
(あらすじは「Yahoo!テレビ」より引用)
見た事ある話だとは思っていたけれども藤子・F・不二雄氏原作であった。
演出次第ではベタベタになるところを、上手く切ないストーリーに
仕上げたなぁと。そこに感動。
そして、入れ替わる役者さんの演技が素晴らしい。
神木くんは本当におじさんに見えたし、吉田鋼太郎さんはやさぐれた若者に見えた。
私の財産と君の未来とどっちが価値があると思う?
そんなの決まってんじゃん。あんたの財産だよ。
入れ替わって、老人は若者の生活を楽しんだ。
若者は老人になって金があっても何も良いことはなかった。
死期も迫っている。
このひと月、どうだった?君は何を感じた?
私はね、とにかく楽しかった。
空気は おいしく 景色は奇麗で、はつらつと動く この体がとても愛おしかった。
母親が作るご飯はおいしくて恋人は美しく、仲間と未来を語るひと時は
いつまでも続いてほしいと思うほど楽しかった。
僕は全然逆だ。
毎日時間が過ぎるのがすっごく長く感じた。
テレビを見ても映画を見ても何にも感じない。
全然気力が湧かなくて笑うことを忘れてしまう。
そして何より…。
死ぬのがめちゃくちゃ怖い!
初めと同じことを訊ねると、若者は、どうせ死ぬのだから未来にも金にも
人生には何の価値もないと答える。
確かに…
老人は若返れば楽しいだろうけれども、若者の方は何も良いことなんかない。
むしろ、頑張って稼いでも人生の末路はこんなかよ、と思うだけかも。
けれども、そこからまた元の世界に戻れば、元々居た世界が輝き出すのだった。
老人は死に際に言う。
彼の未来がどうなるか、それは分からない。
ただ一つ言えることは…。
これからの毎日を一日一日大切に生きていってくれるだろうということだ。
死に近い人になり変わったおかげで、若者にはこの先に未来がある事が
どんなに素晴らしいかよく解ったのだ。
納得行くストーリー。
そして、その感情を表す素晴らしい俳優。
「世にきみょ」の切ない系ストーリーって、ハッキリ言ってお涙頂戴でつまらない物が
多いのだけれども、これは本当に良かったな。
※キャスト
吉田鋼太郎
神木隆之介
大原櫻子
東根作寿英
※スタッフ
脚本:大野敏哉
演出:後藤庸介
原作:藤子・F・不二雄『未来ドロボウ』
『冷える』
スーパーのパートをしている主婦・頼子(若村麻由美)は、店長や同僚、
夫や子供からもあまり必要とされていないのではないかと感じる日々を
過ごしている。
ある日、頼子は大型冷蔵庫の中で冷凍食品の在庫確認の残業を
押し付けられる。
(あらすじは「Yahoo!テレビ」より引用)
ちょっと~~…「誰かいませんか。閉めますよ~」から、閉めるのが早すぎ。
ホント恐いわ、これ。
この手の業務上の事故って絶対にこういう偶然の過失が重なって起きてるよね。
中に人がいるかちゃんと確認しないシステム。
就業中に持ち場を離れて雑談している警備員。
会社の責任が重すぎる……。
オチを見ちゃってから改めて考えると、
頼りになる子と書いて「頼子」。
思い出した。
お父さんとお母さんが「人に頼られる、人のために何かをなす人になってほしい」
そう願いを込めて付けたんだった。
それを忘れて、いつの間にか私は日々に流されていた。
でもね、お父さん、お母さん。
こんな体になって、やっと自分の生き方見つけたよ。
って、あのセリフがすごく切ないよ。
頼子さんは、頼りになる人間になりたかったんだよね…。
実は、冷凍庫に閉じ込められ続けてもう死んでいるのでは…というオチは、
かなり早い段階で想定していたのだけれども、冷蔵人間のスペックを生かした
スーパーレスキュー隊員になるというオチでも良かったよな~…と思う。
悲惨なオチの方に行ったな~。
これはこれでいいけれども…。
※キャスト
若村麻由美
飯田基祐
※スタッフ
脚本:山岡潤平
演出:村上正典
『ファナモ』
温子(戸田恵梨香)は、恋人の拓也(平山浩行)と真剣に結婚を考えて
いるが、父親に反対されている。
その理由は、拓也が「ファナモ」に変えてしまったからだ。
「ファナモ」とは臭いのない無機質な黒い棒。
拓也は、「ファナモ」に変えるように温子を説得するのだが…。
(あらすじは「Yahoo!テレビ」より引用)
ここまでは、今日はさぷらーーいず!引きずっちゃってるな~と
思っていたけれども…。
終わってみればファナモで頭がいっぱいだ~~ってほど持って行ったよね。
「次世代排泄物」って一体何だよ…と思ったけれども、ズバリまんま
うんこのことじゃないか。
えーーいくら清潔な物なんだと言われても、普通に食事中に出すとか、
テーブルの上に置くとか、止めて~~……。
ファナモしながらプロポーズとか有りえね~~…。
ファナモはするとかしないとかじゃないんだよ。
つるっとしてるでしょ?ほっほら…。
臭いもないし、ほら、カジュアルでしょ?
失礼とかじゃないんだって。
失礼だよ…充分に失礼だよ。
悪いけど、この先 トイレもどんどん なくなっていくよ。
去年日本最後の公衆電話が撤去されたニュース、見たでしょ?
おんなじだよ。
そういうモンなのかな…いや、全人類がそうなれば…それが排泄の
当たり前になればそういうモンなのかも…。
しかし、一体、どういう手術をして、どういう仕組みになってるんだろ。
あんな尻のポケットからスポンっって出すとは……。
上から目線で結婚したけりゃファナモにしろよ的に言っていた彼氏が
初夜でビックリするシーンが痛快だった。
何? これ…。
んっ?マギナス。私、マギナスに替えたの。
だから拓也も ファニスに替えてね。
ファニス?
そう。 「それ」より全然清潔だし…。
「それ」…より。
それにファニーよ。
ファニー?
うん。
「人類の進化」をあんなに力説して、トイレに行く人間を古い者扱いしていたのに、
彼女の進化についていけない男。
いや~「複合型」ウンヌン言っている時から女子の月いちのアレはどうなるんだろ、
複合できたら楽なのに…。とか思っていたんだけど、その手術だよね。
で、それを受けると行為自体も変わると……
何か……下ネタで盛り上がりまくる内容だった。
実は、個人的にいいな~と思ったのは、身内に人工肛門の手術をした人が
おりまして……。
これも、自分の意思とは無関係に溜まっちゃうものらしいんですよ。
でもって、ファナモと違って手入れが大変らしいのね。
本当にこんな時代が来れば、そういう患者さんはずいぶん楽になるよね。
※キャスト
戸田恵梨香
平山浩行
※スタッフ
脚本・演出:前田司郎
原作:『ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ』
※ストーリーテラー – タモリ
◆超短編ドラマ・キャスト
『インターホン』 ハマカワフミエ
『捨てられない女』 大久保佳代子
『クリームソーダ』 岸井ゆきの
『シャドーボクシング』 真剣佑
『標識の人』 宮根誠司、宅間孝行
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1891年連続5回赤の5番に賭け、モンテカルロを破産させたとして語り継がれる
チャールズ・ウェルズ。
反対に次々と実験を失敗させる実験が苦手な物理学者、ヴォルフガング・パウリ。
ついている人間、ついていない人間。
しかし、やがてウェルズは無一文になり、パウリはノーベル賞を受賞する。
潜在意識が引き寄せた不幸にも、逃げ道はあるかもしれないという事。
よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
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コメント
世にも奇妙な物語’14秋の特別編(10.18)
やっと土曜の『世にも奇妙な物語』を観ました。
でも今回はショートストーリーも含めていまいちだったな。
前日に傑作選を観たために尚更そう感じてしまったのかもしれない。
・サプライズ(多部未華子)
恋人にサプライズを期待する主人公@多部未華子だったが、
恋人の行動は次第にエスカレート、
次第に主人公が精神的に追い込まれていくという内容
ジョークのセンスがないのは恋人か?脚本家か?はたまた僕か?…
土曜プレミアム世にも奇妙な物語’14秋の特別編
今回は、放送開始24年目を迎えたチャレンジ精神か、“超短編”の5作品が登場し、宮根誠司、大久保佳代子らが主演オムニバス5本には、戸田恵梨香、多部未華子、若村麻由美、吉田鋼太郎、神木隆之介、仲村トオル等。どれも、なかなか秀作で、冒頭の「サプライズ」、ちょっと言ってみたことが原因で… な、突き抜けたナンセンスさが徹底してたし、次第にビビる多部ちゃんが可愛かったです。でも、随分とグラックなオチでし…
SECRET: 0
PASS: 67828959122547a7fddaab97d5e99e3c
「ファナモ」ね~。全部もっていきましたよね~。
で。同じ手術をしたひとのことを私も思い浮かべました。
でね。最近思うのがドラマを見ている人たちがずいぶん短気になってきたなーってこと。
「マッサン」なんてはじまって3週なのに「ウイスキーはまだか、一向に作り始めない」って。
視聴率が思ったほど伸びないからって早々に打ち切られちゃうドラマもあるし。
いろいろ怒ってますよ。ほんとにもー。
もう、みんな、世にも奇妙形式にしたらいいんじゃない?
だって連続テレビドラマ「ファナモ」、朝のテレビ小説「ファナモ」、ってなったらどうです?
「ファナモはまだか。ファナモが見たくて見てるのに一向にでてこない」
「開発者の人生を子ども時代から描いているのでファナモなんてまだまだ先です」
土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’14秋の特別編』
「世にも奇妙な物語・超短編含む秋の特別編総勢9名豪華10本の人生狂わす恐怖体験」
『サプライズ』
内容
恋人・智(加治将樹)とデートをしていた雅実(藤井美菜)。
すると老女に声をかけられ、次の瞬間、智たちが踊り出す。フラッシュモブ。
友人の藤村優希(多部…
世にも奇妙な物語’14 秋の特別編 ★ファナモが印象的
土曜プレミアム・世にも奇妙な物語’14
【 サプライズ 】
IT会社の契約社員・藤村優希(多部未華子)は、恋人の健斗(馬場徹)と付き合って3年になるのだが、記念日にプレゼントやサプライズのお祝いをしてもらったことがない。一方、優希の友人の雅実の恋人・智は、誕生日にフラッシュモブでサプライズのお祝いをされ、幸せそうな様子だ。そんな雅実がうらやましいと優希は、健斗に告げるのだが…。 健…