NHK朝ドラ【 マッサン 】　第18回　感想

エリー（シャーロット）が鴨居（堤真一）とハグする姿を目撃したマッサン（玉山鉄二）
は嫉妬で激怒、近所を巻き込んだ夫婦げんかに。
エリーはキャサリン（濱田マリ）に相談し別れろと諭される。
一方、マッサンは大作（西川きよし）に相談、外国人との結婚に弱音を吐く。
そんなマッサンに優子（相武紗季）が激怒、エリーにはマッサンしか頼る相手がいないと
たしなめる。
目を覚ましたマッサンはエリーを守りぬくと強く誓うのだった。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「マッサン」第3週「住めば都」　第18話

　　　　　　　

 

マッサンに殴られるカモキンくるぅぅぅぅぅぅぅ！！！！！！？？

 

…と、思ったのに、アバンが終わるとキレイ…に姿を消しているカモキンであった…。

ぇ…あの後どうなった？
ま、まぁ…彼の事だからヤバイとなったらコソコソ消えるくらいの抜け目なさは
持ってそうだけど～～。　

い、いや、マッサンの飲み帰りを庇ってやっていたくらいだから、ここは少しくらい
関わらせてあげても……。

 

他の男とベタベタするな言うたじゃろが。

 

ハグしただけ。

日本人はハグなんかせん！

 

やきもち？！

 

亀山家は修羅ばばんばである。

ま、嫁を海外から持ってきたんだから、マッサンに覚悟が足りんっていうのもある。
そして、エリーに対する「日本」の説明不足もある。

会津藩の家訓では～「婦女子の言は一切聞くべからず」と言ってだな……。

 

しかし、

何で…何で、鴨居商店に行ったんじゃ？

 

というマッサンの言う事はもっともだ。
私だってそう思ったもん。

 

それに対するエリーの答えは、

 

ワタシ、ずっと一人。
つまらない。寂しい。
マッサン朝会社行く。夜遅い。疲れた。話、ない。
寝る。起きる。また会社。……

一生懸命頑張ってうまく炊けたお米、ただひと言
「オイシイ」言ってほしかった！

 

なぜ、「鴨居」だったのか、という明確な答えは無し。

一生懸命作ったご飯を食べてもらえない新婚妻の不満は解るよ。
けれども、ただ食べてほしかっただけなら、前から描かれているように
会社に持って行けばよかったんだよね。

あっちに行けば優子さんもいるよね。
話は優子さんにしても良かったよね。

けれども、エリーは優子さんでもキャサリンさんでもなく、カモキンの所へ
行ったのだった。

 

スコットランド、男子も女子も平等、トモダチ。
日本、チガウ、男子キング、女子ハウスキーパー、
男女七歳にして席オナジウセズ……。

という視聴者に想像しやすい図を描いたのかも知れないが、実際には
西洋だからって男女完全平等なワケもなく、妻が他の男とベタベタしているのを
男性オールオッケーで見ているはずもない。

 

だから、ここはエリーにもやはり「嫉妬を誘うという気晴らし」を求める計算が
少しだけでも…無意識でも、あったと思うのだった。

 

…と、書くと、無条件に「エリーかわいいよ、エリー」の人たちにクレーム
つけられるのかも知れないけどね。　

私は、むしろエリーにもそういう女らしい人間らしい計算や感情がある。
良い所だけではなく欠けている面もあるんだよ、という見方をしてあげないと、
キャラとして可哀想だと思うんだよね。

カワイイだけでは良い子ちゃん人形みたいじゃないか。

 

ワタシ、パパ、ドクター。生きてる時とっても仕事忙しい。
だけどファミリーすごく大事！
スコットランド人、ファミリー、一番大事！

 

ってエリーは言うけれども、医者ならなおさら時には家族よりも患者…
の時もあったはず。　
エリー、しっかり。パパの事、ちゃんと思い出して。(←ナレ)

 

たぶん、スコットランド人は「仕事大変でもファミリーのフォローもちゃんとする。」
って意味なのだろうけれども。

 

だったら　スコットランド帰ってスコットランド人と結婚すりゃいいじゃろうが！

 

売り言葉に買い言葉で、つい言っちゃうマッサン。

 

そこへ、夜遅くにうるさいとミナミの信ちゃん(←誰やねん　)が乗りこんで来ぃの、

柔道黒帯のマッサンいうて知らんのか！(←誰やねん２)で乱闘になりぃの、

エリーはキャサリンさんに泣きつき、マッサンは社長に愚痴こぼす…
という定位置へ…。

 

やっぱり無理やったんと違うか。
男が威張ってる国で嫁はんになるんは。
よう考えて自分で決めや。
誰に押しつけられた訳でもなく、自分で選んだんやからな。

 

と、エリーに言うキャサリンさん。
ラストの「自分で選んだ」が肝心な所。

 

政春さん、スコットランドに留学してる２年間、寂しいと思った事ない？
泣きとうなった事ない？
今のエリーさんがどんなに不安かどんなに心細いか、一番よう分かるん違うの？
そんなん全部分かってて、それでも日本に連れてきたんでしょ？

 

と、マッサンに言う優子さん。

やっぱりこの人、男前で大人やわ…。
自分に来ている縁談の事もあって、彼女なりに「夫婦」を考えているんだろうなぁ。

 

家に戻るとエリーの姿はなく、探し回るマッサン…。

毎週土曜は、エリー出ていく→マッサン連れ戻す。
そしてマッサン懺悔曜日…。　

教会でオルガン弾きながら歌うエリーの声に惚れるよ。

歌っていたのは、昨日カモキンが日本の歌だと思い込んでいた『埴生の宿』。
ちなみにこれはイギリスの民謡でございます。

『ビルマの竪琴』を思い出すよね～～。

Home Home Sweet home
There’s no place like home
Oh! there is no place like home

愛すべき我が家よ
我が家が一番さ
我が家にまさる所なし

みずしま～～～！！！・泣

……じゃなくて……。

 

わしが悪かった。
ごめんのう…エリー。
エリーが作った飯腹いっぱい食わしてくれ！

 

日本語…教えて。

うん！

 

で、イチャコラした食事風景でしめると……。

 

うん。
ベタだけど微笑ましい。

微笑ましいけれども…

仕事を頑張って日本を成長させてきた日本のお父さんたちを個人的には
悪いと思っていないからね…。

そこ、ものすごく主婦の頑張りみたいな風に描かれ続けると、ちょっと
見ていて辛い。

…何よりも……
主婦として何も頑張ってこなかった自分の人生を責められているようで、
かなり辛いのだった。　すんません。

 

よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

　　
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※補足的記事
『2014年10月期スタートNHK朝ドラ『連続テレビ小説　マッサン』の
見どころとキャストまとめ』
　　　　　　

 

　　
※キャスト

亀山政春 … 玉山鉄二
亀山エリー … シャーロット・ケイト・フォックス

亀山早苗 … 泉ピン子
亀山政志 … 前田吟
岡崎千加子 … 西田尚美
亀山すみれ … 早見あかり
番頭・島爺 … 高橋元太郎

住吉酒造
田中大作 … 西川きよし
田中優子 … 相武紗季
矢口専務 … 白井晃
事務員・好子 … 江口のりこ
池田 … 前野朋哉
松原 … 木内義一

キャサリン（種子） … 濱田マリ
食堂「こひのぼり」店主・春さん … 及川いぞう

鴨居欣次郎 … 堤真一
鴨居英一郎 … 浅香航大
黒沢 … 志賀廣太郎
俊夫 … 八嶋智人
巡査 … バッファロー吾郎A

森野熊虎 … 風間杜夫
森野ハナ … 小池栄子
森野一馬 … 堀井新太
亀山エマ … 優希美青

ヘレン … アナンダ・ジェイコブズ/鎌田梢
ウィリアム … タクマ・ウォーレン/比嘉久美子
ローズマリー … インゲ・ムラタ/松岡洋子
デイビッド … マイケル・ビアード

ナレーション … 松岡洋子

※スタッフ

脚本 … 羽原大介
演出 … 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、他
プロデューサー … 山本晃久
制作統括 … 櫻井賢
音楽 … 富貴晴美
制作主任 … 熊野律時

主題歌 … 中島みゆき「麦の唄」

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/massan/

 

 

 

 

 

 

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