実は僕、聡子さんに反対されてかなりへこんでたんです。
でも今はよかったのかもなって。
本来なら、すずみさんのお父さんに認めてもらって結婚したかったんです。
でも、それはできなかったので。
だから安心してください!
聡子さんに認めてもらうまで…いや、あの、認めていただけるまで。
絶対に結婚はしません。
全然、待ちます!
東京バンドワゴン ~下町大家族物語 第7話
青さん。
4代目を継いでください。
そして、私と結婚してください。
前回、そう逆プロポーズしたすずみちゃん。
青ちゃんは、ちょっと焦る。
あ、あの…それって4代目を継がないと結婚できないってこと?
あっ…いえ。あの、4代目のことは、もちろん結論は急ぎません。
今の仕事のこともありますし、青さんの将来に関わる大事なことですから。
慌てて否定するすずみちゃん。
ただ…私がそう思っているっていうことは覚えておいてほしくて。
そうか…うん。
古本について語っている青ちゃんが本当にカッコ良かったと照れるすずみちゃんを
青ちゃんはしっかり抱きしめるのだった。
よし!結婚しよう。僕達!
家族になろう。
最高の家族に!
京都からバンドワゴンに戻ると、結婚のご報告。
みんな喜んでくれた。
電話、電話、電話、電話!
祐円とこの神社によぉ、あいてる日を押さえといてもらわねえとよぉ。
もう、式の段取りまで組んじゃうつもりの勘一さん。
…けれども、花陽ちゃんだけは仏頂面。
そして、もう1人。
我南人も幸せそうな青ちゃんたちを見ながら複雑な表情。
常連のマードックさんと藤島さんにも伝える。
ノー…結婚は年功序列なのにね。
「ねんこうじょれつ」って?
と、研人くん。
マードックさん、よくそんな言葉知ってるよね。
そっか~お祝い何にしようかな?
盛り上がる堀田家。そして、バンドワゴン。
青ちゃんの誕生日は12月3日らしい。
いや、この日、とびきりの佳き日だよ。なぁ?
はい。大安ですし、月齢も新月なので新しい門出にこんないい日はなかなかないですよ。
祐円さんも、息子の康円さんも太鼓判を押して、式の日取りまであっという間に
決まっちゃった。
本人たちの意思はいいのかな…と、思ったけれども、もう白無垢のことで盛り上がったり
しているから、別にいいらしい。
すずみちゃんのお父さんのお墓にもご報告。
お父さん、許してくれるかな?
すずみと僕の結婚。
…どうかな?
でも、すごく喜んでたんです。たい焼き。
お父さん、たい焼きが好きで入院してからずっと食欲なかったのに、あの時だけは
すごく嬉しそうに頬張っていて…。
だから、きっと許してくれるんじゃないかな。
と、微笑むすずみちゃん。
そう言えば青ちゃん、すんなり「すずみ」って言えるようになったね。
2人がお墓詣りに行っている間、藍子さんは我南人に相談していた。
青のお母さんのことです。
亡くなっているのならともかく、生きてらっしゃるのなら式には出られないまでも、何か…。
うん…それは…どうなんだろうね。
ということは、ご存命なんですね?
どこにいるかも知ってるのね。お父さん。
でもさ姉さん。
生きているとしても、その人26年間、青に何にも連絡して来なかったんだよ。
でも、私ず~っと思ってたんだけど、何か事情があるんじゃないの?
自分の子供を放っておいて平気な人とお父さんがどうにかなるというのが、
私信じられなくて。
愛子さんは我南人にそれだけ信頼を寄せているらしい。
もし、生きているのなら、同じ母親として自分の子供の晴れ姿を見たくない母親なんて
いないと思う。
しっかりした藍子さんらしい思いやり。
しかし、そこにちょうど帰ってきた青ちゃんは、そんな事はどうでもいいと言うのだった。
ただ俺のこと産んだっていうだけの人でしょ?
そんな人、一生会わなくても構わないし、今さら会って何か話したいなということも
ないしね。
俺のお袋は死んだ母さんだけ。
堀田秋実というたった一人の俺の母親。それで十分!
すると、突然、我南人が青ちゃんを殴る。
何すんだよ!
…ごめんね。
何で殴っちゃったのかね。ごめん。
はっ? 何だよ、それ。
みんな我南人の行動の意味が解らない。
まぁ…見てる方としても、あんたが愛人作って、子供産ませて、引き取ってきて…
殴る資格ないだろ~~!
と、思うわけだけど~…。
そこには、何か理由があるのだろう。
翌日、我南人から「デート」に誘われた藍子さんは、映画のロケを目撃する。
あ~!あれ、池沢百合枝じゃない?
女優さんって生で見てもキレイねぇ。やっぱり。
そうだね。
お父さんも、あの人好きでよく出てる映画見てたよね。
そうだね。
腕組みしながら真剣にロケに見入る我南人。
お父さん?
…ひょっとして…私達、今日あれを…あの撮影を見に来たってこと?
そういうことだね。
まさか青のお母さんって…。
そうなんだね。
あの人が、青のお母さんだね。
驚く藍子さん…。
あの人は凄い人だよ。
えっ?
キャメラの前だけじゃなくてね、自分で自分の人生演じ切ってんだからね。
根っからの女優なんだよ。
だから、青のお母さんにはなれなかったんだね。
カメラの前で鮮やかに微笑む美しい人を見ながら、2人はじっと立っていた。
そして、その時、藍子さんはかすかにシャッター音がしたような気がして
振り返った。
そこには、誰も居なかったけれども…。
家に帰って紺ちゃんに報告する藍子さん。
紺ちゃんも当然ビックリ。
お父さんが27年隠し通して来た訳がようやく分かったわ。
だよな~。
だって、それさ、もしその当時のマスコミが嗅ぎつけてたら大変な騒ぎだったよ。
いや、今バレたって大ニュースだよ。
「あの大女優に隠し子!
しかも相手はあの破天荒な伝説のロッカー!」みたいな。
でもね、お父さんね、毎年こっそり青の写真を池沢さんに送ってたんですって。
1年に1枚だけ。青の誕生日にね。
池沢さんがそれを望んだからって。
じゃあ青の存在を完全に忘れて生きていたわけではないってことか。
うん。
そりゃあ…産んだなら忘れることはないだろう。
ただ、産んだからって親と言えるかどうかは問題…。
さて。
最近、祐円さんの様子がおかしい。
息子の康円さんが言うには、女生といるところを見たという方もいるらしく、
奥さんは浮気を疑っていると言う。
青ちゃんの結婚式の準備で盛り上がるバンドワゴンに時々顔を出しては、急に決まった式
だから、忙しいなら延期すれば、などと言い出す。
そんな折、1人の女性がバンドワゴンを訪ねてきた。
あぁ~、すいませんね。慌ただしい店だと思ったでしょ。
いや、その通りです。
ここの次男坊が結婚するんでね、それでバタバタしてるんですよ。
この次男坊っていうのがですね、それがいつも女に甘い言葉かけちゃあ騙してるみたいな
平成のスケコマシでね。
それが、どんな手を使ったのか、今度、若いかわいいコをつかまえて、ようやく年貢を
納める時が来たって話なんですよ。
余計な事を言う祐円さん。
えっ…聡子おばさん!
女性を見て驚くすずみちゃん。
その人は、すずみちゃんの亡くなったお父さんの妹に当たる人だった。
びっくりしました。
いつの間にか、すずみちゃんが家を出てこちらのお宅に住んでたなんて。
茶の間で女性…聡子おばさんの前に座り、かしこまる堀田家の人々。
申し訳ありません。事後報告になってしまって。
でもね、おばさん。
電話で話した通りなの。
お父さんが亡くなって、1人で住むのが嫌になって。
それで青さんのお家の方が受け入れてくださって。
はい。もう、みんな大歓迎なんです。
はい。
はい。
しかし、聡子おばさんの顔色はよろしくない。
すずみちゃん。
はい?
私ね、すずみちゃんが顔のいい男にこんなにコロっと騙されるタイプだなんて思わなかった。
えっ?
はぁ?
私は、この結婚に反対です。
この方、平成のスケコマシって。いつも女を泣かせてるって。
そんな人と大事な姪を結婚させられるもんですか!
そんな… ひどいよ!聡子おばさん。
ほら…祐円さんが余計な事を言うから…。
子供が出来たのか、と聞かれ、結婚するまでそういう事はない、と言うすずみちゃん。
まだプラトニックである事が判明しました。
あの…スケコマシというのもホントに誤解なんです。
そうです!うちの弟、こう見えて真面目で。
それはどうでしょう。
さっきも表で興信所みたいな人にこちらの青さんのこと聞かれましたよ。
「どういう人なんだ?」「何か噂を知りませんか?」って。
興信所?何だ?
実は、今回、ちょいちょいカメラマンがつけてきて、密かに写真を撮っている…。
まぁ…母親の事が解ったからには、そういう事なんだと思うけど。
でも、青ちゃんはまだ真相を知らない。
藍子さんと紺ちゃんは、顔を見合わせる。
堀田家の人たちがどんなに青ちゃんを庇っても、聡子おばさんの心はほぐれなかった。
すずみはまだ世間知らずで物事の的確な判断ができないんです。
就職だって、将来だって、この先いろんな可能性があるのに結婚だなんて…。
とりあえず、今日は一緒にホテルに連れて帰りますので。
嫌がるすずみちゃんを説得する青ちゃん。
このままじゃどうにもならないから、一度、聡子さんとちゃんと2人で話した方が
いいと思う。
でも…。
聡子さん、今はすずみのたった一人の親族なんだろ?
心配してくれてんだよ。
明日、僕の方から改めてちゃんとホテルに挨拶行くからさ。
すずみちゃんを聡子おばさんと行かせたものの、不安が収まらない青ちゃん。
何だよ。すずみちゃんの前じゃカッコつけてたくせに。
早く食べないと空揚げなくなっちゃうよ。
しかし、その興信所というのは気になりますね。
↑いつの間にか堀田家の食卓に紛れ込んでいる藤島さん。
いつも通りに賑やかな雑談の中で、時々、聡子さんの話を振りながらの夕食。
そんな時に祐円さんが1冊の本を持って現れる。
あっ、これ、『春陽堂』の初版本じゃねえか。
夏目漱石の『それから』。
よくこんなのあったね。
でも、ちょっと、状態が悪過ぎるかな。
いや、売るために持って来たんじゃねえんだ。
先代の持ち物らしいんだよ。
それは勘一さんのお父さん。
つまり、紺ちゃんや青ちゃんのひいおじいちゃんに充たる人の物。
本のあちこちに、先代の字であれこれ書き込みがしてある。達筆!
まぁ、古本としては売り物にならねえけどよ、わが家にとっちゃ貴重なもんだぜ。
いや、ところが喜んでばかりもいられねえんだ。
祐円さんがが指し示す所の書き込み。
「冬に結婚するべからず」
「冬は寒々しいから堀田家の人間は結婚するなするなら春にしろ」って書いてあるね。
何それ。俺も結婚するなってこと?
まぁ、そういうことになるだろうなと思ってさ。
それで、さっきおめぇあんなこと言ってたのかよ。
何…結婚できないの? 俺。
茫然とする青ちゃん。
「はる」で。
みんなは別に家訓どおりにする必要はないから結婚すると言うが、青ちゃんは迷う。
でも、本来ならさ、家訓通りやったほうがみんなは喜ぶだろ?
俺がひと言、「じゃあ延期します」って言えばさ。
別に家訓は守らなきゃいけないと思っているわけでもないが…
家訓どおりにする事で、家族を安心させたい青ちゃん。
そうする事で堀田家の一員であろうとしているようにも見える。
そういえば「はる」には新しい料理人が入った。
「あるよ」…あるいはセニョールさん@田中要次さん。
(「あるよ」の場合は料理名人であり、セニョールの場合は料理音痴……)
我南人が真奈美さんと度々出かけていたのは料理人探しのためで、恋人でもなんでも
なかったらしい。そうだよね。
で、愛人繋がりで出てきた話題が祐円さん。
奥さんに浮気していると疑われる元となった女性は芸能事務所関係の人だと
調べはついたみたい。
よく分かんないんだけどさ、でも、すごい大きな芸能プロダクションの社長さんで…
ほら!あの、池沢百合枝さん?
あ~池沢百合枝さん。往年の大女優ですね。
そうそう…で、その人がさ、何か分かんないけど祐円さんに頼み事をしてるっぽいんだよね。
まぁ、詳しくは分かんないんだよ。
そう、まぁ、浮気じゃないならいいんだけど。うん…。
無邪気にそう話す青ちゃんを見て、顔を見合わせる紺ちゃんと藍子さん…。
祐円さんが誰と何をしているのかは、もうこの2人には想像の範囲内の事だった。
後日。
祐円さんを「はる」に呼び出して問い詰める2人と我南人。
祐円さんさぁ、もしかして、その女性に青の結婚式を延期か中止かしてほしいって
頼まれたとか?
おめぇ…何でそれを…。
やっぱり。
お父さん、祐円さんが会ってた女性はね、池沢百合枝さんの事務所の社長さんなの。
えっ?
いや、祐円さんが本を持って来た時からおかしいと思ってたんだよ。
普段だったらさ、あんな家訓、見つけたって面倒くさがってほっとくでしょ?
いや、申し訳ない。
祐円さんが語る所によると、その女社長がやってきて、12月3日に撮影に神社を使いたいと。
断ったが泣きながら食い下がられて、仕方なくこっちの結婚式を延期する方向で密かに
計画を練り始めた…と。
本に書きこんだ「家訓」も祐円さんの創作だった。
お父さん、結婚式のこと連絡したのね。
うん。したね。
じゃあ、やっぱり池沢さんが…。
うん。
まぁ、撮影ってのはウソとして何か結婚させたくない理由があったのかな?
それとも何か別の理由か…。
よし。分かった!
俺の出番だな。
ここはさ、ビシっと、けじめをな。ロックンロール!
その頃、青ちゃんは、聡子おばさんを東京観光に連れて行っていた。
ここは添乗員。
東京の名所を1日で見られるツアーを計画し、隠れた名店に連れて行き、見どころを
ガイドし…。
度々、通りがかりの人たちに親切に接する青ちゃんを見ていて、聡子おばさんの心も
次第にほぐれてくる。
すずみね、幼い時に母親亡くして、その上
父親まで亡くしてしまって。
すずみを見守れずに死んでしまった兄のためにも、これ以上不幸になるようなことは
絶対させたくないの。
今までのような攻撃的な口調ではなく、しみじみと語る聡子おばさん。
実は、僕、聡子さんに反対されてかなりへこんでたんです。
あっ、でも、今は良かったのかもなって。
えっ?よかった?
はい。
本来なら、すずみさんのお父さんに認めてもらって結婚したかったんです。
でも、それはできなかったので。
あ、だから安心してください!
聡子さんに認めてもらうまで…あっ、いや、あの…認めていただけるまで
絶対に結婚はしません。
全然待ちます!
例えば、その、すずみさんが聡子さんのとこに行って遠距離になっても、職業柄
旅は慣れてるんで、何度でも会いに行きます。
あっ…。
聡子さんもまたいつでも来てください。
私?どこに?
東京です。
そしたら、また僕がこういう感じで東京を案内させてもらいます。
いつか、この町ですずみさんと家族になるってことを認めていただける日まで。
聡子さんは微笑んだ。
バンドワゴンに戻ってから、聡子おばさんは、すずみちゃんとの結婚を認めてくれた。
もちろん、すずみちゃんを愛し続けてくれるに違いない家族のみんなの気持ちも汲んで。
物静かで本ばっかり読んでたすずみちゃんが、こんなにこの賑やかな大家族に
溶け込んでるなんて。
分かりました。
兄の代わりに許しましょう。
青さん。すずみちゃんの事、よろしくね。
やっと、何のわだかまりもなくなって心から笑った堀田家のみんな。
その時、家族と一緒になって説得していた藤島さんを見て、聡子おばさんが言う。
あら…!?
差し出したのは一冊の雑誌。
こちらの方ですよね~!?
デカデカと写真が掲載された「IT企業の若き社長」特集…。
あぁ…これか。お恥ずかしい。
やっぱりそうだわ!
行きの新幹線の中でね読んでたんです。いや、すご~い!後でサイン頂けます?
さすが藤島さん…お金持ちだし有名人だし。
最初から藤島さんが説得していれば話は早かったかも。
私ね、あら?この人…この人も知ってるんです。
えっ?
聡子さんが示したのは、その記事を書いた記者。
「木島」って…あれ?
確か、お父さんの取材で家に来てた人。
先日、我南人の往年のロッカーの取材でバンドワゴンに記者が来たばかりだったのだ。
木島@堀部圭介さん…もう怪しい役がテッパンになってる。
私、名刺頂いてます。
私も頂きましたよ。
えっ?
ほら。
何でおばさんが持ってるの?
私に青さんのことを聞いて来た興信所の人ってこの人なのよ。
僕のことを?
…何でだろう?
その頃。
我南人は、女社長の家で、大女優・池沢百合枝と会っていた……。
※※※
続く…になっちゃいましたね。
たびたび出てくるカメラマンがスクープ狙いで青ちゃんを追っているんだろう事は、
だいたい想像できていたけれども、それだったら池沢百合枝を追って直に聞きに行ったり…
しないのかな、普通…。
それよりも、絶賛売出し中の女優やアイドルじゃなければ、そんなに読者が食いつく
記事にならなそうな気もするんだけど~。
例えば、吉永小百合さんに隠し子がいました…みたいな話が出てきても、
ふ~ん…で終わっちゃいそうな…。
食いつく人は食いつくのかな。
聡子おばさんのエピソードがこんな所に繋がってくるとはね。
個人的には、「お父さん」の写真に落書きする花陽ちゃんとすずみちゃんの
触れ合いが良かったな。
あと、一生懸命ぬいぐるみ相手に聡子さん説得の練習する青ちゃんや、青ちゃんの
ために動く人々の中に、あの借金男の夏樹くんがいるのも良かった。
一度出したキャラが捨てキャラになっていなくて、その後もちゃんと町にいる…
と、思わせてくれるのは嬉しいです。
さて…
母親なのは確かだとして、な~んで池沢百合枝は12月3日に結婚式を挙げさせたくないんだろ。
捨てた子供に干渉して来るなんて、何か卑怯。
…こういう見方は、意地悪なんだろうけど。
育てていなければ親じゃないよ、と、どうしても思ってしまう。
だから、青ちゃんを殴る我南人にも納得できない。
何か、育てることができなかった余程大きな理由があるのか?
女優を続けたかったから…だけじゃ、ちょっとね……。
そして、母親はとにかく……ホントに我南人の子…?
青ちゃん的にはそっちの方が問題……。
次回を待つ~。
お互いにプロポーズして、ついに結婚を決意した青(亀梨和也)とすずみ(多部未華子)。
二人から結婚の報告を受けた堀田家の人々はあまりの急展開にビックリしつつも、大喜び。
結婚式の日取りは青の誕生日の12月3日に決まる。一方、藍子(ミムラ)は、青の結婚式に青を産んだ母親を呼んだ方がいいのではないかと
我南人(玉置浩二)に相談する。
偶然、その話を聞いていた青は「別に会いたくない」と告げる。
すると我南人は、青を殴り飛ばすのだった。その後、藍子は我南人に誘われ、出かけることに。
我南人が藍子を連れて行ったのは映画のロケ現場で、そこには池沢百合枝(大地真央)という
大女優がいた。
我南人は藍子に、青の実母が百合枝だと打ち明ける。そんな中、東京バンドワゴンにすずみの叔母・聡子(山下容莉枝)が訪れる。
祐円(ベンガル)から、青が女たらしだという噂を耳にした聡子は、青とすずみの結婚に大反対。
しかも、何者かが青について調べているらしく、聡子は店に来る途中に興信所の人間から青に
ついて聞かれたという。
聡子の青への疑念は深まっていた。
青は、すずみにとってたった一人の肉親である聡子から許しを得ないことには結婚できないと思い、
なんとか聡子に気に入られる方法はないかと考える。堀田家が結婚式の準備で忙しくしていると、祐円が勘一(平泉成)のもとに一冊の古本を
持ってくる。
祐円が物置を掃除していたら出てきたというその本は、夏目漱石『それから』の明治時代に
出版された初版本。元々は勘一の父のものだったらしく、中には勘一の父の直筆で堀田家の
家訓の数々が書きこまれていた。
その家訓の中から“冬に結婚するべからず”という文言が見つかる。
家訓を大切にする堀田家では、先代が残した家訓をそう簡単に無視できない。
祐円は結婚式の日取りを変えた方がいいのではないかと言い出し、勘一は頭を抱える。
青は勘一の気持ちを思うと、このまま結婚式を挙げていいものかと悩み始める。青と産みの母との関わり、すずみの叔母からの猛反対、なぜか結婚を邪魔するような堀田家の家訓。
青とすずみの結婚は前途多難で…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
よろしければ→【2013年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
堀田青 … 亀梨和也
槙野すずみ … 多部未華子
堀田藍子 … ミムラ
堀田紺 … 金子ノブアキ
堀田亜美 … 平 愛梨
堀田花陽 … 尾澤ルナ
堀田研人 … 君野夢真
マードック … ジョナサン・シェア
真奈美 … 片桐はいり
祐円 … ベンガル
ケン … 光石研
藤島直也 … 井ノ原快彦
脇坂和文 … 佐戸井けん太
脇坂修平 … 上遠野太洸
槙野春夫 … 升毅
堀田我南人 … 玉置浩二
堀田勘一 … 平泉成
※スタッフ
脚本 … 大森美香
プロデュース … 伊藤響、池田健司、原藤一輝、秋元孝之
演出 … 狩山俊輔、菅原伸太郎
音楽 … 金子隆博
原作 … 「東京バンドワゴン」シリーズ 小路幸也
主題歌 … 「サヨナラ☆ありがとう」堀田家BAND
エンディングテーマ … 「サーチライト」玉置浩二
公式サイト http://www.ntv.co.jp/bandwagon/
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コメント
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こんにちは
私も青は我南人の子ではないんじゃないかな?って思います。
なんかあの父ちゃんなら、平気で人の子も愛するような感じ。
きっと死んだ奥さん以外に本気はいなかったんじゃないかな。
《東京バンドワゴン~下町大家族物語》#07
すずみに逆にプロポーズされた青。古本屋について語る青に惚れ直したすずみ。立ち上がったすずみを後ろから抱きしめ、「結婚しよう!」と叫んだ青。「家族になろう。最高の家族に!」そう言ってお互い納得。
2人は朝ご飯も食べず、戻って来た。勘一は、こんな早い展開に面喰ったが「愛でてえことにはやすぎるってことはねえ」と喜んでくれた。すぐに祐円に電話して神社の日にちを押えといてもらうとご飯も食べずに電話に走…
SECRET: 0
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すでに堀田家ではすずみちゃんは家族のようなものなのに
いざ正式に結婚しようとなると、何やかんや起きちゃうのねん。
だけど、青ちゃんに関する間違った情報を与えられた聡子おばさんも
直接青ちゃんに接する事で、その人柄に触れて賛成派になったように
今、青ちゃんのお母さんに対して視聴者が抱いてる負のイメージも
次回払拭されるようなエピが潜んでてほしいなぁ。
異母姉妹で、しかも恋のライバルである花陽ちゃんとすずみちゃんが
今回仲睦まじいところを見せてくれたように、このドラマらしい
ラブな展開を希望!!!
SECRET: 0
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>あ、そうだった~。
この青ちゃんのシーンがすごくかわいかったのでした。
萌えっ( 〃▽〃)ですわ。
その後の夏樹くんとの会話で「よしこ」と言っていたのもツボでした。
青ちゃんの中ではあの赤ちゃんは今でも「よしこ」なんだねぇ^^;
>聡子おばさんを誠心誠意東京案内してくれた青ちゃんが良かったわ。
自力で認めてもらいましたもんね。
人柄がよく解るシーンでしたわ~^^
>しかし、この聡子おばさんて常識人みたいだし
青ちゃんのママは大女優で
自分にはもう一人姪っ子がいるってわかったら
驚くでしょうね^^;
そう。花陽ちゃんの話はここではしないのね~と思ったわ~。
いつか花陽ちゃんも姪だと知る日が来るのかしら。
大女優が親戚になるって話は驚きですよね~!
SECRET: 0
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>一生懸命ぬいぐるみ相手に聡子さん説得の練習する青ちゃん
あ、そうだった~。
この青ちゃんのシーンがすごくかわいかったのでした。
くうママが拾ってくれて嬉しい~~。
聡子おばさんを誠心誠意東京案内してくれた青ちゃんが良かったわ。
しかし、この聡子おばさんて常識人みたいだし
青ちゃんのママは大女優で
自分にはもう一人姪っ子がいるってわかったら
驚くでしょうね^^;
東京バンドワゴン~下町大家族物語 第7話
京都ですずみ(多部未華子)にプロポーズされた青(亀梨和也)は、結婚を決意して自分からもきちんとプロポーズしてすずみを抱き締めます。
堀田家の人々も大喜びで、結婚式の日取りは青の誕生日の12月3日に決まります。
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歯切れの悪い我南人に散歩に誘われた藍子は、ロケ現場に大女優・池沢…
東京バンドワゴン〜下町大家族物語 第7話:母親は大女優!?結婚は大ピンチ!?
いよいよ結婚!オメデト♪(*⌒ー⌒)o∠★:゚*PAN!
いやぁ〜話がトントン拍子で進んじゃったけど、もう同居してる事だし、いいよね
すずみちゃんが喪中の身であろうと、まだ大学を卒業してなかろうと、青ちゃんの
実母が女優であろうと、二人の決意はかたいし、堀田家周辺はすでに大…
東京バンドワゴン〜下町大家族物語 第7話
第七話「下町大家族物語~母親は大女優!?結婚は大ピンチ!?」2013/11/23 お互いにプロポーズして、ついに結婚を決意した青(亀梨和也)とすずみ(多部未華子)。二人から結婚の報告を受けた堀田家の人々は急展開にビックリしつつも、大喜び。 結婚式の日取りは青の誕…
東京バンドワゴン ~下町大家族物語 (第7話・11/23) 感想
日本テレビ『東京バンドワゴン ~下町大家族物語』(公式)
第7話『下町大家族物語~母親は大女優!?結婚は大ピンチ!?』の感想。
なお、小路幸也氏の原作小説『東京バンドワゴン』シリーズは未読。
京都から戻った青(亀梨和也)とすずみ(多部未華子)は結婚を決めたと報告。家族は祝福し、式は祐円(ベンガル)の神社で、青の誕生日の12月3日に行うことになる。藍子(ミムラ)は我南人(…
東京バンドワゴン~下町大家族物語 #07
『母親は大女優!?結婚は大ピンチ!?』
欲しがりません、結婚するまでは(亀梨和也)婚前交渉禁止ですか(多部未華子)
モラル(道徳)というものは非常に大切なものだ。 大切だから・・・危険でもある。 ルール(規則)と違って、それは暗黙の了解によって成立する。 たとえば、一夫一婦制度のルールによる結婚を前提とした社会では、モラルとして・・・結婚しているものが第三者と恋愛することはインモラル(反道徳的)として非難の対象と
東京バンドワゴン〜下町大家族物語 第7話
『下町大家族物語〜母親は大女優!?結婚は大ピンチ!?』
内容
結婚を決意した青(亀梨和也)は、すずみ(多部未華子)にプロポーズ
2人は、結婚することを決めて東京へと帰ってくる。
善は急げと勘一(平泉成)は、祐円(ベンガル)康円(坂本真)神主親子に相談。
結…