【八重の桜】第37回 「過激な転校生」感想


襄(オダギリジョー)は八重(綾瀬はるか)との寝室にベッドを取り寄せた。
初めてのベッドを見ていぶかしむ八重は、襄に薦められるがままに横たわると、寝心地の
良さに感動する。
翌朝、熟睡から目覚めた八重は「良いものは良い」とベッドの機能性に納得する。

そんなある日、英学校に熊本からの転校生が入学してきた。
彼らは、襄や八重に一向に心を開こうとせず、校内も不穏な雰囲気になっていく。

(「Yahoo!TV」より引用)

    八重の桜 第三十七回「過激な転校生」

明治9年。
新島襄と結婚した八重の生活スタイルは変わった。

朝からベーコンを焼き、パンケーキを食べる。
家では和装をやめ、ドレスを着るようになった。

襄は洗濯も縫い物もなんでもやった。

結婚したのだからと八重が止めても好きだからやると言う。

夫婦の間に差はありません。
私と八重さんは平等であり対等です。

それより「旦那様」は、やめて下さい。

「じょうさま」に致しますか?

「襄」と呼んで下さい。

襄!?

はい。
グッドモーニング、八重さん。

庭先で堂々とキスをしてくる夫。

洋食、ドレス、洋式の新居、ベッド。

ほんまに面白い夫婦や。
「襄」に「八重さん」どすか。

笑いながら珍しい夫婦を見る大垣屋。

私がお願いしたんです。
私たち夫婦を通して、周りの人たちに西洋のよいところを知ってもらえればと。

なるほど。
先生は大きな事をしようとしてはりまんな。

初めてふわふわするベッドに横になり、襄は八重にしみじみ言うのだった。

私はあなたが怖い妻でよかった。

夫の私を平気で怒る。
日本にこんな女性がいるとは思いませんでした。
私は、私の後ろではなく隣を共に歩く妻が欲しかったんです。
時に夫を導き、前を歩く妻が。

夫だって時には迷い間違いもします。
だから、私が間違っている時は遠慮なく怒って下さい。

着物に西洋の帽子をかぶり、派手な肩掛けを掛け、夫に手を取られて車から降りる。

襄。ありがとなし。

夫を呼び捨てにする校長の妻には同志社英学校の生徒たちも驚いた。

このころ西洋の学問を教える洋学校が各地で創立。
それは、身分から解放された明治の人々の学問で身を立てようとする熱気の表れであった。
同志社英学校も少しずつ生徒の数を増やしていた。

生徒が増えれば悩みもそれなりに増える。

生徒の習熟度に差がありすぎて、授業が進まない。

頭を抱えるデイヴィスに、襄は根気よく様子を見ようと提案する。

もう一つ、デイヴィスから相談された事がある。

クリスチャンになったせいで迫害を受けている熊本洋学校の生徒たちの受け入れ。
熊本洋学校は、それが原因で廃校になるらしい。

熊本では今だ攘夷を叫ぶ神風連なる士族が幅を利かせて物騒だからな。

と、覚馬。

教師が2人しかいねえから、今は無理だなし。

私は迎えたいです。
彼らは優秀で信心深い。
我が校にとってもよい事です。

その信心深さが問題でねえか。同志社とて町の者らの反発は今も強え。
そんな信心深いクリスチャンを受け入れれば更に反感を持たれる。

しかし今、救いを求める声を無視しては…。

気持ちは分かるげんじょ、不満を募らせる士族は日本中にいる。

明治9年3月28日。政府は廃刀令を公布。

士族たちは「武士の誇り」を奪われた事で怒りを爆発させ、各地で物騒な事件が起こり始めた。

元会津藩士も同じ。

竹村たちは士官した山川浩を「薩長の手先」と言い、袂を分かつ事になる。

襄は熊本洋学校の生徒受け入れの件で頭を悩ませていたが、やがて悩んでいる場合では
ない事態が起きた。

金森通倫という熊本の学生が、1人で山本家に救いを求めて駆け込んできたのである。

皆さんの入学を私は歓迎します。

襄はその場で受け入れを約束した。

秋、熊本を追われた生徒たちが身一つで同志社英学校に転校してきた。
彼らはその結束の強さから「熊本バンド」と呼ばれる事になる。

   ※※※

はぁ……ムカつくわ、熊本バンド…。

牧師になるために勉強していた。
牧師になるために同志社へ来た。

と言うけれども、全然「教え」が出来てないじゃん…。

「自分を愛すように隣人を愛せ」
とか、よくその口で言えるよね。

…と、ちょっとあきれながら見ていた。

困っているから転がりこんで来たのに、意見書を差し出してこうならなければ辞めるとか、
私だったら、あ~辞めちまえ、と言ってしまうよ。

しかし、ジョーはそうは言わなかった。

私が目指す学校は学問を教えるだけではなく心を育てる学校です。

私は、日本のために奉仕する事のできる国を愛する人間を育てたくてこの学校を作りました。

国とは「国家」の事ではありません。
国とは「people」。「人々」の事です。

国を愛する心とは自分を愛するように目の前にいる他者を愛する事だと私は信じています。
「自分自身を愛するように汝の隣人を愛せよ」と。
型どおりでなくてもいい。歩みが遅くてもいい。
気骨ある者も大いに結構。

良いものは良い。
しかし、己のために他者を排除する者は私は断固として許さない。

我が同志社はいかなる生徒も決してやめさせません。
それにはあなたたちも含まれてます。

その信念がある限り私が辞める事もありません。
どうか互いを裁く事なく共に学んでいきましょう。

天使……。

あんたら、本当に神の声を学びたいならば、この人から学べ

と、心から思いましたわ。

自分達だって迫害されて苦しんで差別されて故郷を追われてきたのに、学業の遅れた者を
排除しようとする心の狭さ。

そこに、神のご意志は何もないのでは。

まぁでも…若いから、気持ちばかりが逸って勢いで怒ったり行動したりしちゃうんだろうなぁ…。

というのは、何となく解るけれども。

やっぱ情けんなか校長たい。
ああ、腹ん立つぜ!
熊本じゃ人前で涙ば見せる男は笑われるけんね。
ほんなこつ情けんなかたい!
そうたい!そうたい!どぎゃんすっとか!

とか言ってる学生たちが、

あのセンこうー、まぢムカつく~!

って今の学生と同じ感じで笑った。

これを気長に優しく愛を持って導いていく襄に、本当に癒される。

そして、会津の教え「ならぬものはならぬ」を「良い物は良い」に転換して
考えられるようになる八重。

配偶者の影響は大きい。

「出ていきます」とか言ってたくせに結局は着物をちゃっかり貰って、居るし。熊本バンド。

徳富猪一郎、良かったよ。中村蒼くん。

理解者が少しずつでも増えていけばいいな。

そして…理解者を増やすのは本当に気長で辛抱のいる事なのだとつくづく思う。

そん格好…お前は「鵺」たい!
頭と体と足バラバラん妖怪か。

と、八重さんが言われたというのは有名な話だが………。

実在の八重さんが綾瀬はるかちゃんだったら、言われなかったのでは……
とか、ふと思う…。

次回はついに西南戦争。

【関連記事】
・番外記事 「鳥羽・伏見の戦い」なぜ徳川慶喜と松平容保は江戸へ帰ってしまったのか

よろしければ→【2013年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
↑他のブロガーさんの大河感想はこちらから・にほんブログ村

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ PINGOO!カテゴリテレビ・ドラマ 
にほんブログ村

※キャスト

山本八重(新島八重)… 綾瀬はるか(少女期:鈴木梨央)

新島襄(七五三太→襄)… オダギリジョー
山本覚馬… 西島秀俊
山本佐久… 風吹ジュン
山本みね… 三根梓(少女期:千葉理紗子→豊嶋花→池田沙弥花)

徳富猪一郎(徳富蘇峰)… 中村蒼
伊勢時雄… 黄川田将也
金森通倫… 柄本時生
市原盛宏… 永岡佑
小崎弘道… 古川雄輝
海老名喜三郎… 阿部亮平
徳富初子… 荒井萌
伊勢みや子… 坂田梨香子

山川大蔵(与七郎)… 玉山鉄二
山川二葉… 市川実日子
山川艶… 秋吉久美子
山川健次郎… 勝地涼(少年期:小山颯)
山川捨松(咲→捨松→大山捨松)… 水原希子

佐川官兵衛… 中村獅童
梶原平馬… 池内博之
秋月悌次郎… 北村有起哉
広沢富次郎… 岡田義徳
西郷頼母… 西田敏行

日向ユキ… 剛力彩芽
高木時尾… 貫地谷しほり
大垣屋清八… 松方弘樹
小田時栄… 谷村美月

槇村正直… 高嶋政宏
藤田五郎(斎藤一)… 降谷建志

徳川慶喜(一橋慶喜)… 小泉孝太郎
徳川慶恕(徳川慶勝… 金子賢
徳川斉昭… 伊吹吾郎
徳川慶篤… 杉浦太陽

松平春嶽… 村上弘明
井伊直弼… 榎木孝明
松平定敬… 中村隼人
久世大和守… 津村和幸
勝麟太郎(勝海舟)… 生瀬勝久
榎本釜次郎(榎本武揚)… 山口馬木也

岩倉具視… 小堺一機
三条実美… 篠井英介
近衛忠煕… 若松武史
中川宮… 小須田康人

西郷吉之助(西郷隆盛)… 吉川晃司
大山弥助(大山厳)… 反町隆史
島津斉彬… 林与一
大久保一蔵… 徳重聡
桂小五郎(木戸孝允)… 及川光博
板垣退助… 加藤雅也

山本権八… 松重豊
山本うら… 長谷川京子
山本三郎… 工藤阿須加
川崎尚之助… 長谷川博己
お吉… 山野海
徳造… 戸田昌宏

松平容保… 綾野剛(幼少時:山下哲平)
照姫… 稲森いずみ
松平容敬… 中村梅之助
敏姫… 中西美帆

西郷千恵… 宮崎美子
山川兵衛… 山本圭
山川登勢… 白羽ゆり
山川美和… 澤田汐音
山川常盤… 信太真妃
神保修理… 斎藤工
神保雪子… 芦名星
神保内蔵助… 津嘉山正種
萱野権兵衛… 柳沢慎吾
田中土佐… 佐藤B作
林権助… 風間杜夫
横山主税… 国広富之
梁瀬三左衛門… 山野史人
黒河内伝五郎… 六平直政
古川春英… 小市慢太郎
竹村幸之進… 東武志
小出鉄之助… 白石朋也
内藤新一郎 … 陣内孝則

中野竹子… 黒木メイサ
高木澄江 … 宮下順子
中野こう子 … 中村久美
中野優子 … 竹富聖花
世良修蔵… 小沢仁志
吉田寅次郎(吉田松陰)… 小栗旬
久坂玄瑞… 須賀貴匡
近藤勇… 神尾佑
土方歳三… 村上淳
沖田総司… 鈴木信二
永倉新八… 水野直
藤堂平助… 住吉晃典
佐久間象山… 奥田瑛二
宮部鼎蔵… 宮内敦士
真木和泉 … 嶋田久作
孝明天皇… 市川染五郎

ナレーション… 草笛光子

※スタッフ

制作統括… 内藤愼介
脚本… 山本むつみ
演出… 加藤拓
音楽… 中島ノブユキ
テーマ… 坂本龍一
題字… 赤松陽構造

【送料無料】八重の桜 [ 山村竜也 ]

【送料無料】八重の桜 [ 山村竜也 ]
価格:1,000円(税込、送料別)

【送料無料】八重の桜(1) [ 山本むつみ ]

【送料無料】八重の桜(1) [ 山本むつみ ]
価格:1,470円(税込、送料別)

【送料無料】幕末銃姫伝 [ 藤本ひとみ ]

【送料無料】幕末銃姫伝 [ 藤本ひとみ ]
価格:720円(税込、送料別)