美和(井上真央)はせい(三田佳子)のもとで糸繰りを習いながら、働く女たちが学問する手助けをしていた。一方、楫取(大沢たかお)は生糸の品質管理と価格の安定を目指して組合の創設に奔走する。そんな折、東京に暮らす楫取の次男・久米次郎(市川理矩)が群馬にやってくる。美和は、反発し飛び出していった久米次郎を探しに行くが、悪天候で足止めに。はからずも旅館の同じ部屋に楫取と二人きりで一夜を過ごすことになり…。
(あらすじ「Yahoo!TV」より引用)
花燃ゆ 四十五話「二人の夜」
※あ、もうご存知だと思いますが…
好意を持ってこのドラマをご覧の方はこの記事をスルーする事を推奨いたします。(今さらかよ
サブタイからして、酷いことは予測できてたけどな……
ひどいわーーー…
ほんとーーーーに酷いわーー!!
何なんだ、このサブタイは。昼ドラか?
いやいや、ひと昔前の昼メロ←死語 ってやつなのか!?
と、思っていたら、内容もそうだった。
元・久坂家の養子であり、いつの間にかお払い箱になっていた粂次郎の父とミワーに対する嫌悪感に泣ける…。
好きになれんです。
あの人が母上の代わりに今、父上のお世話をしておるなどと…。
言ってやって!!
粂次郎、もっと言ってやって…。
そんな久米次郎も今日はどこでもドアを通って日帰りでグンマーへやって来る。
すると、父は群馬の生糸の品質向上と安定した管理のために組合を作ろうとみんなを説得しているところであった。
一体父上はこのような場所で一人どねなつもりでいらっしゃるんか。
誇りはないんか。
一刻も早う、お尋ねしたいんです!
西南戦争終結に到り、粂次郎は今だに死にぞこない武士の気分を捨てられないでいるのだった。
中二だな……
まぁ…それが幕末の武士ってもんだったかも知れない。
元々、切腹の儀式まで教えられて育つ人々なのだから。
新しい時代にヒャッハーーー!!と苦も無く乗れた人だけが憂いもなく生きている…父は役人になって武士の魂を捨ててしまった人だと粂次郎は思っていた。
まぁ、生き残ってしまった武士の居たたまれない気持ちと恨みについては、マンガ原作である『るろうに剣心』などの方がよほど切なく描かれているのだった。ぉぃ…。
だから、粂次郎の気持ちは解らなくもない。
そして、
あなたに父上の事を言うてほしゅうない。
あなたに分かるはずないんです!
私の事だって誰も分かるはずがない。
どうなろうとあなたには関わりありません。
私の事など放っておいて下さい!!
と、いう気持ちはもっとよく解るぞ。
今日は今まで寿姉のために泣いてあげてきた視聴者の気持ちを久米次郎が叫んでくれたので時々ちょっと面白かった。
ま、新時代を作るために命をかけている父が決してヌクヌクと生きているわけではないのだと、あっという間に悟って東京に帰っちゃったんですけどね…もう少し頑張れよ。チッ…
いや、父の仕事は認めてもいいが、その女の事は認めなくていいから~。
わざとらしく大雨の中、粂次郎を探しに来た体になり、ビシャビシャの美和を支えるカトリー。
ええ…まさかこのまま体を温めようとかそんな話かよーーー……
と、思ったら…
都合よく崖崩れが起きて、入った宿屋が都合よく
「すいませんね。 あいにく部屋が一つきしゃ空いてなくって。」
すいません……こういう下り、ひと昔前以上から昼ドラとか少女マンガとか何とかロマンスとかで見てる気がしますぅぅ…。
しかし、タイトルに反して、二人の夜はほんとうにただ一部屋で一緒に寝るだけの夜だった。
出会ったころの初恋の気持ちを思い出して、まんじりともしない夜を過ごすミワー。
物欲しげな目つきが恐すぎっす。
で、来週の予告では、
「いゃぁ…あの2人、2人っきりでホテルに泊まったらしいですわよ、奥様」
みたいな噂のタネになるらしい。
おいおい…元々、今も2人きりで住んでるだろ。
周囲はもうここに来た時から同居の妾だと認識してるんだと思ってたけど?
平成頭以下の低俗展開!
今日はもう早速、グンマーの女たちへの教育に勤しんでたし、(女子供が学問とかしている間、誰が稼ぐんだ問題はどこ行っちゃったのかよく解らんが…)このまま教育者の道へ突っ走ればいいじゃないか。
あと5話くらいで終るらしいけど、幼稚園作ったり貞宮多喜子内親王付きの女官になったりするんだろーー。その間にあの人が死んだりこの人が死んだりするわけだし、そろそろこの人自身の話をやろうか!
あ、何か、いい加減ただのツッコみじゃなくて怒り記事になりつつある…(今までも充分か )
ちなみに天気予報士・石原良純@船津伝次平の「お天気良すぎるからもっと根を埋めましょう」予報による新栽培法は史実です。
…と、紀行が今日も説明してくれた。
「赤城山の麓にある原之郷の農家に船津伝次平は生まれました。
伝次平は様々な農作物の栽培方法の研究に取り組みます。
従来の太陰暦に代わり新たに採用された太陽暦に合わせて一年の農作業を書き込んだ「太陽暦耕作一覧」は県内の農家に配られ喜ばれました。
また、水不足を解消するため赤城山の山麓に30万本の植林を行い、山頂にある大沼から水を引く計画を立てるなど村人たちのために尽力したといいます。
明治10年、政府は農業の生産力向上のため全国から指導者を募集。
ただ一人選ばれたのが楫取が推薦した伝次平でした。
その後東京大学農学部の前身である駒場農学校の教師となった伝次平は農業技術の改良や普及に努め、日本の農業の近代化に大きく貢献するのです」
グンマーの男は仕事を女にやらせて博打三昧、それどころか質の悪い生糸を販売するという悪行三昧な描かれ方ですが…こういう人もちゃんと描いてくれて良かったですね…。ボーーー
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※キャスト
杉文(美和) … 井上真央(子役期:山田萌々香)
吉田松陰 … 伊勢谷友介(子役期:板垣李光人)
楫取素彦(小田村伊之助) … 大沢たかお
久坂玄瑞 … 東出昌大
杉百合之助 … 長塚京三
杉滝 … 檀ふみ
玉木文之進 … 奥田瑛二
杉民治(梅太郎) … 原田泰造(子役期:石津侑輝)
杉寿 … 優香(子役期:香音)
杉敏三郎 … 森永悠希(子役期:山田瑛瑠→大橋律)
杉亀 … 久保田磨希
玉木彦助 … 冨田佳輔
杉豊 … 信太真妃(子役期:梅崎音羽)
吉田小太郎 … 中野遥斗
久坂久米次郎 … 大西統眞(幼少:太田琉星)
秀次郎 … 五十嵐陽向
毛利敬親 … 北大路欣也
毛利都美子 … 松坂慶子
銀姫 … 田中麗奈
園山 … 銀粉蝶
潮 … 鷲尾真知子
鞠 … 石橋杏奈
日出 … 江口のりこ
志乃 … 高橋由美子
国島 … 白石加代子
桂小五郎 … 東山紀之
周布政之助 … 石丸幹二
椋梨藤太 … 内藤剛志
椋梨美鶴 … 若村麻由美
松島剛蔵 … 津田寛治
宮部鼎蔵 … ビビる大木
長井雅楽 … 羽場裕一
山県太華 … 藤田宗久
来島又兵衛 … 山下真司
内藤一馬 … 田中仁
来原良蔵 … 松本実
福原越後 … 西岡秀記
井上聞多 … 石井正則
白石正一郎 … 山本譲二
中原復亮 … 堀井新太
毛利元徳 … 三浦貴大
高杉晋作 … 高良健吾(子役期:山崎竜太郎)
吉田稔麿 … 瀬戸康史
伊藤博文 … 劇団ひとり
入江九一 … 要潤
野村靖 … 大野拓朗
前原一誠 … 佐藤隆太
寺島忠三郎 … 鈴木伸之
品川弥二郎 … 音尾琢真
赤禰武人 … 阿部亮平
山縣有朋 … 永岡佑
松浦松洞 … 内野謙太
雲仙 … 浜田学
村上恒久 … 須賀貴匡
松原誠一 … 川岡大次郎
入江すみ … 宮崎香蓮
吉田ふさ … 小島藤子
吉田イク … 芳本美代子
梅田雲浜 … きたろう
小野為八 … 星田英利
山根文季 … 平田満
内藤一馬 … 田中仁
井上雅 … 黒島結菜
小田村志乃 … かたせ梨乃
金子ツル … 麻生祐未
高須久子 … 井川遥
福川犀之助 … 田中要次
富永有隣 … 本田博太郎
大深虎之丞 … 品川徹
吉村善作 … 日野陽仁
高須 糸 … 川島海荷
辰路 … 鈴木杏
金子重輔 … 泉澤祐希
野村望東尼 … 真行寺君枝
間部詮勝 … 堀部圭亮
石谷穆清 … 橋本じゅん
沖田総司 … 賀来賢人
近藤勇 … 中村昌也
金太郎 … 大河内浩
黒川嘉兵衛 … おかやまはじめ
長野主膳 … 祖父江進
山田浅右衛門 … 松本真司
井伊昌子 … 吉沢梨絵
徳川慶喜 … 森慎太郎
徳川家茂 …
井伊直弼 … 高橋英樹
西郷吉之助 … 宅間孝行
阿久根 … 山崎潤
島津久光 … 江口直人
三条実美 … 上杉祥三
尾崎三良 … 緋田康人
鷹司輔熙 … 小須田康人
三条西季知 … 大槻修治
近衛忠熙 … 瀬川菊之丞
坂本龍馬 … 伊原剛志
梅田雲浜 … きたろう
沼崎吉五郎 … 佐藤二朗
幾松 … 雛形あきこ
宮部鼎蔵 … ビビる大木
平六 … 春風亭昇太
吉川経幹 … 寺十吾
古高俊太郎 … 小久保寿人
阿久沢せい … 三田佳子
阿久沢権蔵 … 江守徹
星野長太郎 … 大東駿介
新井領一郎 … 細田善彦
鈴木栄太郎 … 相島一之
工藤長次郎 … 尾上寛之
トメ … 宮地雅子
船津伝次平 … 石原良純
津田梅子 … 知花くらら
スポールディング … クリス・ダーバル
ウィリアムズ … マーク・チネリー
タウンゼント・ハリス … リー・ロングショー
ヒュースケン … ヨヒアム・ヨンケーレ
トーマス・グラバー … ジョン・オオクマ
語り … 池田秀一
※スタッフ
脚本 … 大島里美、宮村優子、金子ありさ、小松江里子
音楽 … 川井憲次
題字 … 國重友美
制作統括 … 土屋勝裕
プロデューサー … 堀之内礼二郎
演出 … 渡邊良雄 、末永創
公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/
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コメント
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>パラレル大奥や昼ドラばかり・・何のための大河なのだろう?
大河は別に史実を描かなくてもいいとスタッフは思っているらしいです。
まぁ…描かなくてもいいとして、その背景は描かなきゃダメだろうと思うわけです。背景が平成頭だったらどんなドラマを作っても「らしく」もなりませんよね~。
何もかもダメダメなドラマで真摯に役と向き合っていらっしゃる役者さんたちがお気の毒すぎます(ノ_-。)
花燃ゆ #45「二人の夜」
公式サイト 美和(井上真央)はせい(三田佳子)のもとで糸繰りを習いながら、働く女
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なんだろう、幕末だから期待して観ていたのに、パラレル大奥や昼ドラばかり・・何のための大河なのだろう?
久米次郎の気持ちが良く分かるなぁ。
一体かとりさんは何がしたいのでしょうか?
もう、ここらでよか・・・明治十年(1877年)露土戦争(井上真央)
士族反乱という内戦は「西南戦争」で一応の終止符が打たれる。 戊辰戦争で東北を統一し、西南戦争で九州を統一した大日本帝国はようやく国家として成立したのだった。 幕藩体制という士族を中心とした軍事力が明治政府による徴兵制の軍事力へと変換したのだった。 形骸化した幕府よりも雄藩の軍事力が勝り、諸藩の軍事力
花燃ゆ 第45回「二人の夜」〜父のような戦い方もあることを知った久米次郎
政治家・楫取素彦(大沢たかお)が戦っている。
いつの時代も民衆は、現状維持を望み、なかなか新しいことをしようとしない。
今回の仲買人のように、自分の既得権にしがみついて手放そうとしない抵抗勢力もいる。
そんな彼らを説得し、改革を実行していくのが、政…
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>こういうのがガス抜きに留まっているのが
全体で見て救いようのない所ですね…。
主人公、好きになれないですもん。
何か悪いことをしたかと聞かれれば、むしろ何もやってない。
良いことも悪いことも何もやっていないのに「何か」やったみたいに上げ上げされる描き方にイラッとするんですよね。
今日は久米次郎くんがちょっと頑張ってくれて良かったです←ぉぃ
>私は「八重」でも前妻斬り捨ての罪悪感や後妻寝取られの
屈辱感から脚本家に守ってもらった覚馬にもムカついたし。
八重は前妻切り捨てでは覚馬が、後妻追い出しでは八重が脚本家から守られていました。
明治編はあまりイイ出来だったとは思えませんが、それでも現行大河の人よりは遥かに自分の力で動いていますよね~。
まぁ史実でも動いている人だったからネタがある分有利なわけですが。
…というか、ネタのないヒロインでファンタジーを作るのは止めていただきたいですな~。
「大河」と「時代劇」は一線引いていただきたいですん。
花燃ゆ 第45回「二人の夜」簡単ですが感想…
お久しぶりの大河感想になってしまいましたm(__)m久しぶりに最初から見てるんですけれど、時間も無いのでこちらも簡単になりますが 感想書かせてくださいませm(__)m伊之助兄さんも楫取…
花燃ゆ 第四十五回
「二人の夜」
内容
ようやく、せい(三田佳子)から許しを得ることができた美和(井上真央)は、
女工達に読み書きなどを教えはじめる。
そんななか、生糸の価格が暴落。粗悪品が混じっていることが原因のよう。
話を聞いた素彦(大沢たかお)は、対処を阿久沢(江守徹…
花燃ゆ 第45回「二人の夜」
大河ドラマ『花燃ゆ』のお時間です。
第45回「二人の夜」 あらすじ・・・・・・・・・・
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第45回「二人の夜」
二人の夜?うううむ、美和様と楫取様で?先週生糸暴落のニュースがございましたし、西南戦争の真っ只中ですのに、やはり力を入れるのはそこか~~~。
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>視聴者の気持ちを久米次郎が叫んでくれた
こういうのがガス抜きに留まっているのが
全体で見て救いようのない所ですね…。
私は「八重」でも前妻斬り捨ての罪悪感や後妻寝取られの
屈辱感から脚本家に守ってもらった覚馬にもムカついたし。
昔の大河は公的に業績を残した人物も
私生活においては非難されるべき点があり
(半ば自業自得的に)幸せでないケースを
シビアに描いていたものでしたが…。
大河ドラマ「花燃ゆ」 #45 二人の夜
生糸でもっている群馬。
ところがその生糸の値が暴落しそうとの話が・・・。
大河ドラマ「花燃ゆ」吉田松陰の妹45素彦は自らの足で組合設立に説得に回るがなかなか理解を得られないがそれでも説得を続けるのだった
大河ドラマ「花燃ゆ」第45話は美和は生糸の製造を習い始めたが、そんな折生糸の相場が暴落する事態が起きたい。暴落の理由が粗悪品が混じった事で安定した品質を確保できない事 …