NHK朝ドラ【あさが来た】 第36回 感想

大阪の加野屋に炭坑の持ち主、櫛田そえ(木村佳乃)が訪ねてくる。廊下を大股でやってくるあさ(波瑠)を見て、そえは炭坑を譲ることを伝える。そしてあさが九州に旅立つ日を迎える。新次郎(玉木宏)たちに見送られ、亀助(三宅弘城)と共に歩き出したあさを追いかけてきたのは、五代友厚(ディーン・フジオカ)だった。五代はあさに「お守りです。」と言って、とある物を渡す。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「あさが来た」第6週「妻の決心、夫の決意」 第36話

   あさが来た1

 

※とりあえず毎日簡単に感想だけ入れて、書きたい事があったら仕事から帰ってから追記するって方向をお試し中です。よろしくお願い致します~~。(テンプレだす)

 

土佐堀川の一角に米蔵がございますのや。

 

ああ…先ほど前を通りました。
白い壁がずらっと。

あれ、この加野屋の蔵でございます。
この機会にあれも売ってしまおうと思ております。

 

そんな!お父様、土地手放すやなんて…。

 

ええんだす。
私なぁあんたを信じていくそう決めましたんや。

それでもまだ足りん分はこの嫁がその身をもって炭坑を成功させまして、それで全額をお支払いすると…そういうお約束では?

 

炭坑の持ち主である櫛田の そえさんは未亡人であり、炭坑は櫛田の遺産らしい。

あさに譲ると決めたのは、財力よりも何よりも、この加野屋という家が嫁に賭ける心意気。
かっこいいなぁ…正吉さん。

 

あささん。
ああた分かっとると?
自分が恵まれとるちゅう事を。

女のああたをこれだけ信じてお商売の事を任せて下さるっちゅうのは、めったにある事ではなかとよ。

 

これを解っていてほしいな…とは、ホント思う。
まぁ…解っているようだけれども(って体には見えるけれども )

あさ さんはまだ精神的にも幼いし、今はレベル5で冒険の旅に出るくらいだからな。

そして、あさ は武器を手に入れた。
「ゴダイのピストル」パパパパパパッパーーーン
  あさが来た36-2

 

そないなもん、いただけません!

あんたは今からそれだけ危険な場所に行くいう事や!

いやいやいや…だったら、それ亀助さんにも一丁くれてやって………。

 

時代は明治4年。あさは21、2歳。(数え24)

 

近いうち、女ん人がアメリカに留学するそうやけ。

 

おなごが外国で学問するいう事だすか?

 

そうですたい。
時代は変わる。これからは女ん人も今までのようにうちにおるだけではなく、ああたのように外で活躍するようになるかもしれんとですき。

 

津田塾大学の元となった塾を開校した津田梅子や山川捨松、永井繁子が岩倉使節団に随行してアメリカへ渡った年である。もっとも、彼女たちも日本に戻ってきてから長い間、持て余される存在になっちゃうんだけどね…

結局、この国が本当に女性を1人の人間として事業主として教育者として認識するまでの道はまだまだまだまだ果てしなく遠いのだった。

けれども、そこへの道を開いたのが津田梅子であり、広岡浅子であり、八重さんであり…
第一歩を踏み出すのは何でも大変な事だもんね。

大変で偉大なこと。

 

実は私もよく若い頃、夫に「大股で歩いたらいけん」って怒られたもんですと。

 

はぁ。
…という事は、わての嫁もいつかあなた様みたいな淑女になれるかも分かれへんいう事だすなぁ。

 

さあ…
女ん人が大股で歩き続けるのは難しい事ですき。

 

この人も本当はそういう女の1人になりたかったのかも知れない。

大股で歩きつづけたかったんだよね、本当は。

 

けれども、私は主婦として家を守る…という立ち位置である女性もまた輝いていると思うんだ。

男衆の衣服や店の隅々に目を配り、女中を束ね、指示する。
旦那が仕事しやすい環境を整え子どもの成長と教育に尽くす。

「女子の柔らかい力」は、今のところそっちの方に生かされている気がする。

そえさんだって夫の大切な炭坑を売る相手を見定めていたというところに愛が感じられる。
主婦として奥を支える人生にも決して悔いはないだろう。
女もそれぞれの人生。

 

三味線のお師匠・美和に断られた よのさんは今だに妾を探しているらしいが、この人が躍起になってそれをしているのは跡取り問題だけではなく、嫁が旦那や息子たちに頼られ自分の手が及ばない所で大活躍している嫉妬心もあるのだと思う。

だからね…

出立の時には、一言でも何か よのさんに声かけてほしかったわ。
「家(の奥向き)をよろしくお願いいたします」と。
よのさんとしては、本来なら自分の後継ぎとして嫁に取ったつもりなのだから。
(ま、実質、そこの部分は うめ姐さんが上手くやるだろうが…)

だから、やっぱり今の あさはまだまだ柔らかい力レベルは0だと思うのだった。

 

新次郎はんの方が柔らかい力、ハンパ無さそう。 

 

ああ…九州は遠すぎるわ。
そない寂しい事、耐えられへん。

おはつさんの事は何も心配せんかてええ。
わて、時々藍之助見に顔出しとくつもりやよって。

何も上手い事なんかやらんかてよろし。
無事にな、帰ってきたらそれだけでええのや。
わて泣かしたらあかんで。

  あさが来た36

 

いや…ここで感動したりキュンってなるはずなのに、わしの頭の中にはグルグルと疑問が渦巻くのだった…。

 

そこまで言うなら、なぜあんたが行かん。
せめて、付いて行かん。

これじゃ、あんさんが主婦やろーーーーー!! 

 

…で、たぶん、この新次郎ダンさんにも何らかの闇があるわけで、そこ来週あたりやるんですよね、たぶん。→第7週は『旦那様の秘密』

 

お姉さん。
加野屋はお父ちゃんと雁助と新次郎兄ちゃんと私できっと守ります。

榮三郎くんの方がシッカリしすぎて神……
(でも中の人が替わっちゃって寂・泣)

 

そして、今回も奉公人大笑いの中、お付きに指名される亀助はんであった……
何度目の悲劇だ…
  あさが来た36-1

 

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よろしければ→【2015年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

  
※キャスト

白岡あさ(旧・今井) … 波瑠(子役期:鈴木梨央)

眉山はつ(旧・今井) … 宮﨑あおい(子役期:守殿愛生)

白岡新次郎 … 玉木宏
白岡正吉 … 近藤正臣
白岡よの … 風吹ジュン
白岡正太郎 … 木内義一
白岡榮三郎 … 桐山照史(子役期:吉田八起→河崎脩吾さと)

眉山惣兵衛 … 柄本佑
眉山栄達 … 辰巳琢郎
眉山菊 … 萬田久子

雁助 … 山内圭哉
亀助 … 三宅弘城
美和 … 野々すみ花
ふゆ … 清原果耶
うめ … 友近
かの … 楠見薫
クマ … 郷原慧
ツタ … 畦田ひとみ
弥七 … 竹下健人
山屋与平 … 南条好輝

今井忠興 … 升毅
今井梨江 … 寺島しのぶ
今井忠政 … 林与一
今井久太郎 … 興津正太郎(子役期:二宮輝生)

五代才助(友厚) … ディーン・フジオカ

大久保一蔵 … 柏原収史
土方歳三 … 山本耕史
櫛田そえ … 木村佳乃

玉利友信 … 笑福亭鶴瓶

ナレーション(語り) … 杉浦圭子

 

※スタッフ

脚本 … 大森美香
演出 … 西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー … 福岡利武、熊野律時
制作統括 … 佐野元彦
音楽 … 林ゆうき

原作(原案) … 古川智映子『小説 土佐堀川』

主題歌 … 「365日の紙飛行機」AKB48

公式サイト http://www.nhk.or.jp/asagakita/

 

 【あさが来た】
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コメント

  1. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    朝ドラが無い日曜日が寂しいって感覚、私は「あまちゃん」以来久々なんですよね(笑)ほんと懐かしい感覚ですわ。

    >新次郎の包容力(ええ内助の功…って女子力高!w)

    ほんと、女子力高いですよね!
    ただ、ぼっちゃん育ちゆえ縫い物や料理はできなそうなので、平成頭で見るとそこを鍛えていただきたいところ(無理か)
    ってことで新島襄さんの方に軍配を…←無関係

    >(ピストルの扱い方を説明しないところなどほんま“御守り”ですね。はったりに使えと?)

    そうなんですよね!
    暴発したらどうするんだーーーと、ちょっと思いながら見てましたが、きっと弾はないのでしょう。
    妖精フィルターかかったピストルなので、自由自在に使えるかもしれないし…^^;

    とか、上げつつツッコみつつ来週も楽しく視聴したいと思います^^

  2. ゆり より:

    SECRET: 0
    PASS: 4a402f0b574006ba71ecce62ff7b868a
    あさロスの日曜日。

    ここで感想を読み、共感や新発見を楽しく味わえる嬉しさ♪

    正吉さんの心意気の素晴らしさ、そんな信頼関係を見込んで大切な夫の形見を託す櫛田夫人の眼力と才気はあれどどこか幼いあさにさりげなくだけどしっかりと教え諭す言葉の重み、新次郎の包容力(ええ内助の功…って女子力高!w)と、よのさんに対して欲しかった言葉、が、まだそこまでのレベルに達していないあさのレベル5での旅立ち。
    (「あさはピストルを手に入れた。パパパパーン」には受けて吹きました。www)
    櫛田夫人の大股で歩き続けたかったという内心を読み解かれたのには鋭い!って感心しきり。
    史実のピストルだけど妖精さん設定で神出鬼没にも違和感を唱える必要のない五代さんがかけた言葉、(ピストルの扱い方を説明しないところなどほんま“御守り”ですね。はったりに使えと?)
    15分という枠いっぱいに見所を詰め込んでもう毎日が楽しみな久しぶりの「ドラマっていい!」感を味わわせてくれる秀逸な作品ですね。

    さて、今週も見所満載みたいで…わくわくだすっ♪

  3. 淑女>『あさが来た』第36話

    あさが着替えに行ったのは
    勿論、雨に濡れたからだけど

    櫛田さんに「大股」を見せるためでもあるけど(笑)

    一番女らしく見えると思って着た
    と、新次郎さんに言っていた着物を脱いで
    違う着物を着て商談…ってことで

    本来の女性の役割をひとまず置いて
    仕事のために出かけて行く
    まさに今のあさを象徴?

    …穿ち過ぎ?(笑)

    …ひじゅにですが何か?

    「ど…

  4. 淑女>『あさが来た』第36話

    あさが着替えに行ったのは勿論、雨に濡れたからだけど櫛田さんに「大股」を見せるためでもあるけど(笑)一番女らしく見えると思って着たと、新次郎さんに言っていた着物を脱いで違…

  5. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >セリフがないお女中さんたちや手代さんたちが同じ顔ぶれでちゃんと立ち働いているのがいい感じです。
    一人一人が生きてるって思いますね。映っていないところでも食べて寝て笑って暮らしています。

    秀逸なセットの一部のようですね。生きて暮らしてるんですよね。こういう世界観が作られている事が素敵ですよね^^

    >榮三郎を演じた男の子、利発そうで好きでしたよ。今の榮三郎もしっかりしてますね。

    可愛かったですよねーー!吉田八起くん。
    ここからそのまま桐山くんだと思っていたのでもう1人中継ぎ入ったのは意外。

  6. あさが来た 第36回

    内容
    あさ(波瑠)と新次郎(玉木宏)が、加野屋に帰ってくると。
    炭鉱の持ち主・櫛田そえ(木村佳乃)が待っていた。
    支払う金子が足りないことをあさが話し始めたところ、
    正吉(近藤正臣)が加野屋の持つ蔵を売ると伝える。
    その、あさの熱意。。。そしてあることを見…

  7. ゆう より:

    SECRET: 0
    PASS: 67828959122547a7fddaab97d5e99e3c
    セリフがないお女中さんたちや手代さんたちが同じ顔ぶれでちゃんと立ち働いているのがいい感じです。
    一人一人が生きてるって思いますね。映っていないところでも食べて寝て笑って暮らしています。
    主人公のための背景ではなくて、というのが物語に厚みを与えているように感じます。

    立派な男の子を三人も産んだよのさんがおめかけさんをと考えるのもなんかわかるなあって感じもします。
    榮三郎を演じた男の子、利発そうで好きでしたよ。今の榮三郎もしっかりしてますね。

  8. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >うちの嫁は頑張るんです凄いんですではなく、蔵の売却という具体的な話題を示して説得力がありました。

    そうなんですよ!
    精神論や変なヒロイン上げじゃないんですよね。
    そこは大河とか見習ってほしいところ……(笑)

    >NHKのサイトによると
    > 幕末の1849年(嘉永2年)生まれ
    とあります。

    は~じゃあ、実際のモデルの人と同じ生まれなんですね。
    そうすると明治元年に17歳ってことになるので…
    廃藩置県は明治4年なので21歳くらいなのですね^^
    ありがとうございます。

  9. 「あさが来た」第36回★無事にな帰って来たらそれだけでええのや

    連続テレビ小説「あさが来た」
    第36回(11月7日)

    大阪の加野屋に炭坑の持ち主、櫛田そえ(木村佳乃)が訪ねてくる。廊下を大股でやってくるあさ(波瑠)を見て、そえは炭坑を譲ることを伝える。そしてあさが九州に旅立つ日を迎える。新次郎(玉木宏)たちに見送られ、亀助(三宅弘城)と共に歩き出したあさを追いかけてきたのは、五代友厚(ディーン・フジオカ)だった。五代はあさに「お守りです。」と言っ…

  10. トリ猫家族 より:

    「あさが来た」 第6週 妻の決心、夫の決意 第36話

    「せやから駕籠にしまひょ言うたのにぃ・・・()´д`()」亀助
    「ちょっとのお金でも山買う支払いに回さなあかんのだす。
    それに炭坑までの道がどないなんか歩いて確かめたいんだ …

  11. 熱帯魚 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > かっこいいなぁ…正吉さん。

    正吉さんの話の進め方が熟練された感じ。
    うちの嫁は頑張るんです凄いんですではなく、蔵の売却という具体的な話題を示して説得力がありました。

    > 時代は明治4年。あさは24歳。(確か←違ったら訂正求む)

    NHKのサイトによると
    > 幕末の1849年(嘉永2年)生まれ
    とあります。よのさんが、嫁入りして4年と言っていたので20歳くらいかと思ってました。実際は22歳くらい?

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