今日は救えた。
患者さんの命。
あの時のこと思い出して怖かったけど。
でも、救えた。
何か一歩進めたような気がした。
遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~ 第8話
日下です。大変なことが起こりました。
サンリバーで丈太郎が日下さんから受けた電話は順一の事ではなかった。
当然、順一の事だと思っていた丈太郎は春菜が居なくなったと言う話に面食らう。
もしかして、2人一緒ってこと?
誰もが当然のように疑う順一と春菜の駆け落ち疑惑をキッパリ否定するさより。
私も違うと思う。
春菜ちゃん他に付き合ってる人いたから。
と、彩花。
自分の知らない話が次々と出てくる事に戸惑う丈太郎。
翌日には、2人が駆け落ちした話はすっかり噂になって商店街中に広まった。
一体、どこから聞きつけて来るんだろ。
ステレオタイプな表現だなぁ…と、思いつつも、ネット並みに早そうな
地方のクチコミ力の凄さにビックリ。
みんなが噂でもちきりの中、春菜の父が順一の父を訪ねて金物店にやって来る。
何も知らなかった順一の父は、春菜の父に聞かされて初めて2人が
同じタイミングで居なくなった事を知るのだった。
まあ、順一君はこの町に貢献して立派やとは思うちょりますが、春菜にはもっと
相応しい相手が…。
あんたねぇ…。
こっちだって息子が居なくなって心配してる時に、よくそういう事言うよね。
丈太郎は、2人は一緒にいると決まったわけではない、と話に割って入る。
春菜は無断で外泊をするような子じゃありません。
誰かに唆されたに決まっちょります。
あんたの娘は不倫してますが何か?
と、視聴者のほとんどが拳をグーにした時、順一の父が静かに言うのだった。
順一は、そんなことしません。
順一はバカやけんど、人さまを巻き込むようなことはしませんよ。
お帰りください。
いつも、順一のことを馬鹿だとか駄目だとか言って、あまり関心ないように
見えた父だったけれども、ちゃんと息子の事を理解している。
春菜の父は
何か分かったら連絡下さい。
と言って帰って行った。
(ここで、くうがTwitterで「謝って行けよメメメ」とつぶやいたことは言うまでもない…)
そういや、中学2年ときに家出したことがあってな。
「こんな家出てってやる」って言うて。
ふふ…その日の夜遅くに帰ってきたけんど、何しよったと思う?
中村駅で高知行きの切符買うて。
でも中学生のあいつには高知市は大都会やけん、何本も電車見送って。
そのまま帰ってきたがよ。
寂しそうに丈太郎に向かって思い出を語る。
不器用で優しいお父さんなんだ…。
そして、息子は人に迷惑かけたり自殺したりする子じゃないと信じている。
夜勤のかほりに報告して、丈太郎は高知に行く。
1人で大丈夫?
と聞くかほりに、
ああ。
お前はこの町の人の命、守んなきゃいけないんだからさ。
と笑顔で言う丈太郎。
もう……夫婦のようやん……。
しかし、高知へ行ってみたものの当然すぐに見つかるはずもなく…。
丈太郎は夜の街を走り回る。
その頃、春菜は本当に高知にいた。
フラフラと歩いている所を変な男にナンパされ、飲んだりカラオケしたりして
連れまわされていたのである。
…まぁ…「連れまわされる」というよりも積極的についていってたけど。
そして、いよいよ危ないでしょ~という所で、春菜は街中で大声でアカペラライブ
している順一を見るのだった。
高知で思いがけず再会した春菜と順一は、そのまま手に手を取って男たちから逃げる。
そして、家に連絡を入れた春菜によって、丈太郎も高知で落ち合うという…
ドラマのような図。
何で何も言わないでいなくなったんだよ。
と怒る丈太郎に、順一も思いをぶつける。
お前には分からんことやけん。
東京でも四万十でもどこでも簡単に行けて暮らせるようなやつには分からんがよ。
お前は気楽でええよ。
順一…順一が絶望している気持ちはよく解る。
でも、この前も春菜に向かって「お前はいいよな」って言ってたよね。
どうも、ただの現状不満型になっちゃってる気がする、今の順一。
人の人生にはそれぞれの事情があって、他人を羨むのはただの「隣の芝生」なんだけど…。
(「田んぼ」じゃないよ、順一、「芝生」だよ )
ああ。
ずっと地元にしがみついてるやつのことなんて分かんねえよ!
丈太郎も本音でぶつかる。
今まで。
今までずっと俺のこと田舎者やってバカにしよったがやろ。
順一だって思ってんだろ俺のこと。
東京に行っても仕事に就けなかったやつだって。
そんながお前にとっちゃどうってことないやろ?
最後は栃木の実家に帰りゃあええがやけん。
実家だってもう帰れねえんだよ。
何でぜ?
実家出て10年もたつと、もういつでも気軽に帰れる場所じゃなくなってんだよ。
弟が親と住んでて、弟は市役所勤めで結婚して子供もいて親の面倒も見るつもりで
いてくれて、親もそのつもりで。
世代交代した生活っていうのがちゃんとあって。
もう、俺はあの家の家族であって家族じゃねえんだよ。
丈太郎は、別にカッコつけてる性格ではないと思うんだけど、やっぱり
ここまで自分の私生活をさらけ出して話したのは初めてじゃないかな。
言わないで心の中にしまって…いわば忘れたくて誤魔化していたコンプレックス。
何か、複雑に解る…。
ここで、春菜が
でもそれって自由ってことでしょ?
私は家族から離れたい。
このままじゃ親の言うとおり結婚して、結婚してからもずっと親に縛られるけん。
と、言い出す。そして、順一はそれに対して、
えいじゃいか。
結婚相手は食うに困らん相手やし親にも援助してもらえるがやろ。
なんかね……。
丈太郎が頑張って自分のコンプレックスを披露しても、別にそれに対して
「そうか、あなたも大変なんですね」とはならないんだな。
順一の悩みは丈太郎にとっては理解しきれず、丈太郎のコンプレックスは順一にも
春菜にも理解できず、春菜の悩みは順一には「ええこと」なんだ。
このチグハグ感にイライラしつつも、
ああ、人って本当にこんなモンだよね。
と、思ってしまった。
自分の悩みが一番深刻で、自分が悩んでいる時は人の話なんか「それが何か?」という感じで、
同情してやったってどうせ解決せず、グルグルと「お悩み事披露大会」に終わる。
みんな「隣の芝生」が羨ましいのは当たり前で、グチグチと他人を羨みながら
それでも生きていかなくてはならない。
抜け出せない暗闇の中であがいてもあがいても答えはなかなか見つからず、
それでも、聞いてもらえることが幸せ。
友達を傷つけた「不倫は文学を生む」男を殴ってやれる事が幸せ。
庇ってくれる仲間がいる事が幸せ。
そんな青春風景が見える高知の夜だった。
丈太郎たちがグジグジとした悩み披露大会を終えて、仲間がいる実感とともに
飲んだり笑ったりしている頃、かほりは初めて自分の手で患者を救っていた。
患者を助けられる医師が自分しかいない状況の中で、手助けしてくれる
看護師の彩花。
自分の力で救えたと言う前進の実感と充実感。
そして、彩花たちに対する感謝の気持ちと一体感。
先生。
いつ東京に戻るがですか?
戻る予定はありません。
よかった。
ちょっとは使える先生になった途端、おらんようになられちゃ、貸しを返して
もらったことにはなりませんから。
この青山の口のききようが憎らしいんだけど……
これでも、認めてくれた瞬間なんだよね。
かほりにも仲間が出来た。
戻ってきた丈太郎にかほりは言う。
今度は救えた。患者さんの命。
あのときのこと思い出して怖かったけど。
でも、救えた。
そうか。
何か1歩前に進めたような気がする。
すげえじゃん。
うん。
まあ俺も。
進めた?
うん。
進めそうな気がしてきた。
この2人…もうカップルになっちゃえ、早く……。
としか思えないんだけど……。
まだ、色々とカップルシャッフルはあるのかなぁ…。
早くOP通りにまとまってくれる事を祈るよ。
終り爽やかでいい回だった。
町興しと同時に、自分たちを成長させていく物語だね。
その成長過程は遅く…進んでは戻り、またぶつかるの繰り返しだろうけど、
自分がその世代の人間ではないのに理解できちゃうのは、本質的に何歳だろうが
人間はあがきながら生きているから…
だと思っていいのかな。
…まだ、自分探し中ですから。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
小平丈太郎(生田斗真)は、藤井順一(桐谷健太)だけでなく今井春菜(木村文乃)も行方が
わからなくなっていると聞く。
二階堂かほり(真木よう子)が、ふたりは付き合っていたのか、と丈太郎に尋ねると、
島田さより(国仲涼子)がそれを否定した。
さらに森下彩花(香椎由宇)は、春菜には恋人がいてその人物が高知市にいることを明かす。順一が辛い思いをしているのに気づかず追い詰めてしまった、と責任を感じる丈太郎は
順一の実家を訪ねる。
すると、応対した父親の利男(嶋田久作)は、順一はバカだから心配ない、と事もなげに言う。同じ頃、かほりと実家に戻ったさよりは、高校の同級生たちに電話をかけるも情報は得られない。
落胆するさよりを見たかほりは、順一と何かあったのか、と聞く。翌日、丈太郎は、大河内欣治(ミッキー・カーチス)の田んぼの手伝いをするが、気が気ではない。
巷では、順一と春菜が駆け落ちしたという噂が流れ始める。そんな折、春菜の父で市議会議員の貞夫(大石吾朗)が順一の実家へやって来る。
春菜が順一にそそのかされて姿を消していると疑う貞夫は、ぶしつけな態度で利男に接するが、
利男は、順一は人を巻き込むようなことはしない、とはねつける。丈太郎は、その後も順一と春菜に電話をかけるがつながらない。
ふたりを探す手段がなくなった丈太郎は、高知市に行くことを決め…。(上記あらすじはYahoo!TVより引用)
よろしければ→【2012年10月秋期ドラマ一覧】ラインナップとキャスト表
【キャスト】
小平丈太郎 – 生田斗真
二階堂かほり – 真木よう子
島田さより – 国仲涼子
松本弘樹 – 柄本佑
藤井順一 – 桐谷健太
森下彩花 – 香椎由宇
今井春菜 – 木村文乃
青山薫 – 田口淳之介
二階堂隆三 – 佐戸井けん太
島田久志 – 矢柴俊博
二階堂とき子 – 朝加真由美
小平夕子 – かとうかず子
小平啓太郎 – 生田竜聖
島田芽衣 – 庵原涼香
島田結衣 – 高嶋琴羽
松浦徹 – 岡田浩暉
日下哲也 – 松重豊
大河内欣治 – ミッキー・カーチス
大村郁子 – 倍賞美津子
※スタッフ
脚本 – 橋部敦子
演出 – 石川淳一
プロデューサー – 成河広明、小林宙、江森浩子
【送料無料】[(an imitation) blood orange](初回限定CD+DVD) [ Mr.Children ] |
【送料無料】 フジテレビ系ドラマ「遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜」オリジナル… |
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
※FC2にトラックバックが飛ばないブログ&サイトさま記事リンク(お申し出下さい)
・
・
コメント
遅咲きのヒマワリ 第8話 感想
遅咲きのヒマワリ 第8話 (2012.12.11放送) フジテレビ系 何だか騒ぎすぎましたか、私?
でも、前回のラストから今度は次回予告まで見直しましたけど、
あれは勘違いしますって…
SECRET: 0
PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
>東京に行くつもりが行けなくて高知で歌ってて・・それじゃあ子供のころの家出と同じじゃん!
なんだか順一がいとおしく思えました。
順一が家に帰った時の「ただいま」と「おかえり」がよかったです。
お父さんがね~いい味出してましたね^^
もう、態度には出さないけど本当は順一可愛くて仕方ないって感じの昔話が泣けましたわ~。
順一、身近な幸せにも気づいてほしいですね。
>にしても春菜の不倫相手は最低だな。
あんなののどこがよかったんだろう。
ホント、どこがいいんだろう。
そして、木村文乃さんこんな役ばっか^^;
>来週はまた動きがありそうですね。
最後はハッピーに終ってほしいです。
いや~そろそろハッピーに動かないとね。
ぜひOPのような爽やかなラストを目指してほしいです~^^
遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~ 第8話
丈太郎(生田斗真)は、順一(桐谷健太)の行方を捜します。
電話で日下(松重豊)から、順一だけではなく、春菜(木村文乃)の行方も分からなくなっていると聞いた丈太郎は、慌
遅咲きのひまわり〜ボクの人生、リニューアル〜 第8話
第8話「気持ちを伝えると、何かが変わると思いませんか?」 あらすじ 12月11日 小平丈太郎(生田斗真)は、日下哲也(松重豊)から藤井順一(桐谷健太)だけでなく今井春菜(木村文乃)も行
遅咲きのヒマワリ 第8話〜「隣の田んぼは青いって言うやろ」
「隣の田んぼは青いって言うやろ」(笑)
確かに人は他人のことは良く見えるんですね。
順一(桐谷健太)は丈太郎(生田斗真)のことを「お気楽」に見える。
春菜(木村文乃)…
ドラマ「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リ…
次の一歩へ----------–!!大きく話が動いた今回。ここで生きていくという事。前に進む事。それぞれが、答えを見つけて、新たな一歩を踏み出したなぁと。丈太郎に何も言わずに姿を消し…
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
順一が元気でよかったです~。
もう、心配しちゃったじゃない!
東京に行くつもりが行けなくて高知で歌ってて・・それじゃあ子供のころの家出と同じじゃん!
なんだか順一がいとおしく思えました。
順一が家に帰った時の「ただいま」と「おかえり」がよかったです。
にしても春菜の不倫相手は最低だな。
あんなののどこがよかったんだろう。
まぁ若いころはそういうのに惹かれる時もあるけど、大人になるとそれが間違いだと分かる。
風と共に去りぬのアシュレーとかね。
来週はまた動きがありそうですね。
最後はハッピーに終ってほしいです。
遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜 第8話
『気持ちを伝えると、何かが変わると思いませんか?
内容
行方不明となった順一(桐谷健太)
丈太郎(生田斗真)は、責任を感じるが。。。。
そんななか春菜(木村文乃)とも連絡が