【ぼくの夏休み】フジテレビ昼ドラ　第23話 感想

戦争も終りの時を迎えていたが、この時代の人たちには知る由もない。
上条家はますます財政難に陥り、大五郎は借金の返済にも焦っていた。

そんな中、和也の祖父「椎名一郎」が見つかる。

 

「ぼくの夏休み」第23話

　　　　　　

泊り客の米を自分のためにくすねる大五郎。

 

このままじゃ上条は潰れるぞ。

つぶれる？

吉岡さんとの商売だ。
軍が鉄を高値で買うっちゅうんで民家から買いあさった。
何のことはねえ。それからしばらくすると鉄は軍が強制的に没収した。
金を出して買ったものが、タダで持ってかれたんだ。

佐代、お前と同じだ。
山の権利書、女郎屋に渡したのにはる菜はどこにいるのか分からねえ。
うちにはもう余裕がねえんだ。

佐代は、それでも客の米をくすねてはならないと大五郎に食い下がるが、
「誰か」と寝ただろう、と大五郎に言われると何も言い返せない…。

 

そんな中、ちえ子が知り合いの病院の伝手で「椎名一郎」を見つけてくれた。

一緒に訪ねてみると、「椎名一郎」はホンの子供。

人違いでした…。

一瞬ガッカリして帰る和也だったが、よく考えると、現在5歳のその少年は
間違いなく平成で72歳の和也の祖父だった。

少し、希望を感じる和也。

 

上条家に、勇作が「闘病生活」から戻ってきた。

本人は海軍を志願したんだが、体調優れず不採用となってしまった。
これからはみんなと一緒に働くと言っているので、色々教えてやってくれ。

と、大五郎。

 

嘘ばっかり！
勇作さん、あんなことしておいて海軍に志願してたなんてよく言うわよ。

ちえ子は、お国のために飛び立って行った省吾ら予科練生の事を考えると、
兵役逃れをした勇作の事を許せない。

省吾が特攻のために飛び立ってしまったショックから抜け出せないちえ子。

あんな人、特高に捕まっちゃえばいいのに。

和也にそう愚痴るちえ子の姿を影から憎らしげに見る勇作。

 

上条の家では大五郎が借金の返済を迫られていた。

困り果てた大五郎に勇作は言う。

お父さん。
ちえ子を売りましょう。

はる菜の時とおんなじです。

佐代はそれを聞いて、この計画は勇作が入れ知恵したものだと初めて知るのだった。

 

その日の食卓には予科練の栄次郎も戻ってきていた。
勇作のささやかな退院祝いだ。

しかし、戦争が早く終わらないか、と言った勇作の言葉に、栄次郎は
激しく怒り出した。

あなたたちは卑怯だ！

勇作兄さん、あなたは兵役逃れをしたんですよ。
耕作兄さん、元気になったんでしょ。
なぜ部隊に戻らないんですか？

お父さんは腹の虫の居所が悪いとお母さんをののしり殴ってました。
そのたびに僕は思ってました。
お母さんのために立派に生きよう。
だから予科練に入りました。

上条家の三男は立派だと言わせるためです。

なのに今の言葉は何ですか！
兵役逃れした人間が、笑いながら「早く戦争が終わらないかな」と
人ごとのように言ったんです。

だったら戦地に行って戦ってください！
今、沖縄がどうなってるか知ってるんですか？
広島が、長崎が、どうなってるか知ってるんですか！

 

ちえ子は栄次郎の言葉を聞いてスッキリしたと言うが、和也は丸っきり
別の事を考えていた。

学校で社会の時間に習った事を思い出していたのである。

沖縄…広島…長崎。

和也は戦争の終りを解っていた。

 

和也は、ちえ子に言った。

もし空襲が来たら、この間の椎名一郎君の家の方に逃げてください。
あっちは大丈夫です。生き延びられます。

えっ？

約束ですよ。

どういうこと？

 

その時、佐代からちえ子に呼び声が掛かった。

実は、2つ隣の町の工場で女子挺身隊の募集がしてあったので、そこで働けるように
手続きをしてきました。住居も移ってもらいます。

どういうことですか？

旅館がこのような状態なので、ちえ子を雇える余裕がなくなってしまったの。
分かってちょうだい。

 

このままここにいたら、ちえ子は大五郎に売られてしまう。
佐代は先手を打ったのだった。

 

ここから嫁に出すつもりだったと言って、ちえ子のために着物を用意する佐代。

箪笥を探っている間に、着物と一緒に何かが落ちた。

それを見た和也の顔色が変わる。

慌てて引き出しを閉める佐代を押しのけて、和也は引き出しの中を見た。

 

佐代に、出しておいてあげると言われて和也が預けたはる菜宛ての手紙…

何通も何通も…それらは全てそこにあった。

 

どうして！？

優しい顔して嘘ばっかついてたんだ？
…鬼！！

 

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あああ…見つかっちゃった…佐代さん迂闊だ…。・泣

和也、誤解なんだよーーーー！！！

…と、テレビのこっち側で叫んでも声は届かない…。

今だって、ちえ子を逃がそうとしているのに、この機会を逸してしまったら
本当に売られてしまうぞ。

ただ、今から2つ隣の町の工場、っていうのは、とっても気になる。
そこは空襲は平気なの？

それとも、和也のアドバイスのおかげで逃げる事が出来るだろうか。

 

気になるのは、後は耕作さん@崎本大海さんのブログ。

充分に戦後も大人の役がそのまま続けられるはずなのに、クランクアップ
してるって事は……
いやーーーー考えたくない～。・泣

 

明日は色々と大五郎の悪事もバレる…！？

 

そして、ラストの鹿野。

「平成へ帰れるぞ」。

…まじですかーーー！？

 

※すっごく気になる2つの記事
・北条隆博さんのブログ　 http://ameblo.jp/takahirohojyo/entry-11315566208.html
「これからの省吾の活躍に期待してください」出番がまだある？

・崎本大海さんのブログ　http://ameblo.jp/sakimoto-hiromi/entry-11303282941.html
7月15日にクランクアップしてる……

 

※8/6からは第2部に入り、青年期を迎えるらしいです。
役者さんは、「仮面ライダーディケイド」の井上正大さんと有村架純さん。

 

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(第23話あらすじ)

予科練生がいなくなり、閑散とする上条旅館。東京は大空襲により壊滅状態で、広島と
長崎には新型爆弾が投下されたらしいと聞く大五郎(升毅)たち。
戦況の悪化で大五郎の新しい商売も失敗し、旅館は存亡の危機に。

そんな中、和也(綾部守人)のもとにちえ子(水野絵梨奈)から、祖父である「椎名一郎」が
見つかったという知らせが。
和也がその人物の家を訪ねると、そこにいたのは…。

懲役逃れのため、病院にいた勇作(森永悠希)が旅館に帰って来る。
自らの命をかえりみず出撃した省吾(北条隆博)たちと比べ、卑怯な勇作を腹立たしく思うちえ子。
一方、大五郎が軍の食料を横流ししたことがバレて、窮地に陥っていると知った勇作は…。

(上記あらすじは Yahoo！TVより)

 

よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます？】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

　　
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【キャスト】

青山和也（12） – 綾部守人
青山はる菜（9） – 二宮星

上条佐代・青山詩緒里 – 高岡早紀
青山浩二 – 中原裕也

上条マツ – うつみ宮土理
上条大五郎 – 升毅
上条耕作 – 崎本大海

上条勇作 – 森永悠希
上条栄次郎 – 西山潤
文子 -土谷春陽

小野寺省吾 – 北条隆博
鹿野 – 松田賢二

五十嵐先生 – 山崎銀之丞
五十嵐ちえ子 – 水野絵梨菜

※詳しい出演者情報はシャブリさんのブログへ

 

　　

 
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