すみれ(渡邉このみ)の外出騒動を知って激怒した父・五十八(生瀬勝久)は麻田(市村正親)や潔(大八木凱斗)らを責め立てていた。
普段はおとなしく何も言わないすみれだったが勇気を振り絞って五十八に立ち向かう。
すみれの想(おも)いを知った五十八は全てを許すのだった。
後日、入院中の母・はな(菅野美穂)に会いに行ったすみれは、幾度となく作り直した刺しゅうを手渡す。
それを見たはなは「べっぴんやな」と喜ぶのだった
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「べっぴんさん」第1週「想(おも)いをこめた特別な品」 第4話
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
アバンの麻田さんの、
想いをこめたら伝わるんです。
誰がどんな想いをこめて作るのか、それが一番大事なんです。
で、もうウルっとする。
市村さんの台詞出しの誠実な優しさな…。
結果、ほぼ泣きっぱなしの回だった。
ワシの目にも涙……。
父・五十八の怒りは、娘よりも使用人など関わった人たちに向くらしい。
本当は子ども自身を叱りたいのにそう出来ない気の小ささや優しさが見える。
すみれに「言いたい事を言わない」と言うけれども、それはこの父の鏡なのよね。
怒りながらだんだん泣き声になっていく お父さん、かなり愛おしいぞ。
その靴、持って帰ってくれ。
あさやさんとはこれきりにさせてもらう。
と、出来上がったゆりの靴を持って帰らせようとする父の前に黙って見ていた すみれが飛び出してくる。
でも、言いたい事はすぐには口から出てこない。
何か言いたいんやったら言いなさい。
お前はいっつもそうやないか!
結局何も言わんのやろ?そやったら向こう行っとけ!
そんなに怒ったら言いたい事も言えないわけだが、昔の親ってこういう側面はあったと思う。
家長は絶対権力で、子どもは従うのが当たり前だったからな。
堪忍して下さい!
私があかんねん。
私があかんのにみんなを怒るのはやめて下さい!
私が見たいって言うたんです。
麻田さんは帰りなさいって言うたんやけどどうしても見たくて…。
イイ所のお嬢さんが親にこれだけ口に出すのがどれほど勇気の要ったことか…。
そして、訴えるのだった。
お母様が私の靴も頼んでくれたの。
麻田さんが、履く人の事思うて作ってくれる靴。
女学校あがる時も、お嫁さん行く時も、お母様が頼んでくれた靴を履きたい!
そやからずっと あさやさんで靴を作って下さい!
こう来たら、もう、これは はなさんの遺言だもんね。
この先もずっと続く娘への母からのプレゼントを当然阻止できない父。
すみれが勇気を持って言いたい事を言ったこと。
命の少ない はなが娘たちの将来をずっと考えて生きている事。
その感動と愛おしさと妻への思いを込めて、父は娘を抱きしめるのだった。
…で…
その顛末を見ていた田中紀夫くんが、たぶん すみれさんに惚れてしまうワケですね(笑)
覗き見る…
「頭ぽんぽん」の術。
思うてること言うには勇気が必要や。
小嬢ちゃんは勇気があるんやな。
紀夫は「頭ぽんぽん」の技を学んだ。
勇気を持って言いたい事をきちんと伝えれば伝わる。
やりたいことは黙っていたら伝わらない。
大事なものを守って、愛情を受けて、姉のゆりにも感謝されて。
きっとこの子は、これからもっと積極的になっていく。
納得の行くエピソード。
思いを込めた刺繍を母に見せる すみれ。
うれしいなぁ、ほんま…。
一生の宝物や。
べっぴんやな。
タイトルがセリフに使われるとあざとく感じるドラマが多い中、なんて自然…
そして、感動的。
この母の想いが今後もナレーションになって娘を見守り続ける…
その優しさと哀しさをずっと味わうドラマになるんだね。
いとおしすぎて
幸せすぎて
もうすぐ訪れる別れがつらすぎて
この世から
去りがたいです。
※キャスト
坂東すみれ … 芳根京子(子役期:渡邉このみ)
坂東五十八 … 生瀬勝久
坂東はな … 菅野美穂
坂東ゆり … 蓮佛美沙子(子役期:内田彩花)
井口忠一郎 … 曽我廼家文童
坂東トク子 … 中村玉緒
坂東長太郎 … 本田博太郎
坂東節子 … 山村紅葉
坂東静子 … 三倉茉奈
田中紀夫 … 永山絢斗(子役期:玉山詩)
小澤勝二 … 田中要次
村田昭一 … 平岡祐太
村田琴子 … いしのようこ
岩佐栄輔 … 松下優也
田中五郎 … 堀内正美
佐藤喜代 … 宮田圭子
野上潔 … 高良健吾(子役期:大八木凱斗)
野上正蔵 … 名倉潤
麻田茂男 … 市村正親
小野明美 … 谷村美月(子役期:坪内花菜)
多田良子 … 百田夏菜子
田坂君枝 … 土村芳
高西悦子 … 滝裕可里
ナレーション(語り) … 菅野美穂
※スタッフ
脚本 … 渡辺千穂
演出 … 梛川善郎、新田真三、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 三鬼一希
音楽 … 世武裕子
主題歌 … Mr.Children「ヒカリノアトリエ」
コメント
しげさん
>フミちゃん以来のおとなしめの子だよな、と。後で考えたらおひさまの陽子が居たけどねw
陽子はおとなしかったかな?
なんか…「太陽の陽子です」ってドヤ顔ばかりが思い出されて…
(決して中の人のせいじゃないのに記憶の中でもう花萌えと混ざってる(爆))
お父さんの怒鳴りにも愛情を感じるから説得力があって良かったわ。
とりあえず、一週目は良作やね。
巨炎さん
>少し前まで東京NHKが正統派、大阪NHKが笑いやヒト癖
そう言われてみればAKの方がネタはベタな感じがしますね。
BK制作の方がファンタジー性が強いものが多いと個人的には思っています。
>OPはやはり苦手。
絵より歌そのものが
私はここ1、2日で急速に慣れてきました(笑)
相変わらず歌詞はすんなり入って来ませんが、まぁインストと思えばいいかなって(笑)
ケロヨンさん
>子役の一週目で感動させられたのは「おしん」以来?
それは、すごく久しぶりな(笑)
でも、ここしばらくは子役時代にウキウキする朝ドラは無かったですね~。
あさ来たも良かったですが、子役時代となると「カーネーション」以来かな。
今のところ、大人キャストにもすんなり移行できている感じがします^^
ウルウル>『べっぴんさん』第4話
おお!昨日は好感度は上がって来たけど面白くは…(略)と書いたけど今日は面白いっていうよりウルウルしてしまいましたぜ…ひじゅにですが何か?「喋った!」by執事口下手だ…
ウルウル>『べっぴんさん』第4話
おお! 昨日は 好感度は上がって来たけど 面白くは…(略) と書いたけど 今日は 面白いっていうより ウルウルしてしまいましたぜ …ひじゅにですが何か? 「喋った!」by執事 口下手だったヒロインが 父の前で、皆の前で 喋った! …という “成長”を見せた回。 そしてそれを 説明的な台詞やナレーションで無駄に繰り…
ヒロインの第一印象はゲゲゲのフミちゃんみたいやなーフミちゃん以来のおとなしめの子だよな、と。後で考えたらおひさまの陽子が居たけどねw
今回思ったのは控えめだけど芯はしっかりしてる、やっぱフミちゃんに似てる。お父さんにきちんと謝ったもんね。
お父さんにもうるっと来た。人さらいに合うたらどないするんや~て泣きながら抱きしめてたもんね。
わりと良作かもって思えて来た。
【べっぴんさん】第4回(10/6)感想&シャーロットさんも出演♪
「マッサン」でヒロインのエリー役だったシャーロット・ケイト・フォックスさんが「べ
少し前まで東京NHKが正統派、大阪NHKが笑いやヒト癖といった感じでしたが変わってきたかも?
第1週は「母をたずねて三千里」でいう所の第1話なので良いですが
泣かせる展開を大安売りし過ぎになりませんように…。
(現在)片想いフラグも立ちましたね。糸子と勇君には全く立ちませんでしたが
晩年編で室内に人形ドレスが安置しているのは彼が送ってくれたのかレプリカか?
OPはやはり苦手。
絵より歌そのものが90年代~00年代作品(特に現代モノ)のそれに近い感じで生理的に馴染めません。
OPだけなら再放送の始まった「ごち」の方が好きなので他の所は頑張ってほしい。
べっぴんさん 第4回
内容“想いをこめたら伝わる”麻田(市村正親)の言葉は、すみれ(渡邉このみ)の心を打つ。 しかし、五十八(生瀬勝久)は激怒。潔(大八木凱斗)その父・正蔵(名倉潤)そして麻田を怒鳴りつけ、麻田がゆり(内田彩花)のために作った靴の受け取りを拒絶する。すると、すみれが。。。「堪忍してください。わたしが、あかんねん。 わたしが見たいっていうたんです。」 敬称略 とりあえず。ホッとしました。 それ以外の展開だったら、 ほんと、どうしようかと。。。思っていましたが。 予定どおり、想像…
いやはや、、、参りましたね、また来ちゃいました。。。
これは良いドラマになりそうだー。
子役の一週目で感動させられたのは「おしん」以来?(ウソ)
初めてかもしれない。そんなに見てないけど。
誰もかれもが愛情深い。
ガミガミ偉そなオヤジも愛情に裏打ちされている。
生瀬さんの演技を初めて良いと思った、初めて。はじめて。
本能的に好きクナイ子役の女の子でさえいとおしい。
これぞドラマの力でおます。
ま、そーは言っても来週以降しばらくは爽やかに展開してほしいかな。
べっぴんさん (第4回・10/6) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』(公式) 第1週『想(おも)いをこめた特別な品』『第4回』の感想。 なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。 すみれ(渡邉このみ)の外出騒動を知って激怒した父・五十八(生瀬勝久)は麻田(市村正親)や潔(大八木凱斗)らを…