2020年 日本連続テレビドラマランキング
2020年の連続ドラマが終了いたしました。
本当に、本当に、大変な年でした。悲しいこともありすぎて、振り返りたくない時期もあるくらい。
けれども、この困難の年、連続ドラマは頑張った。メチャクチャに狂ったスケジュールも第4クールには綺麗に納め、今のままなら来年度も通常に年4期で放送できそうな勢い。
まさに頑張った大賞のようなベスト。(1月期はまだ平和だったよね……)
おこがましいことは重々承知で、恒例だから行ってみる。
「内容なんてどうでもいいじゃん。放送してくれたことに敬意を示すべきではーー?」と言ってしまう方は、ここでUターンしてください。
とりあえず、本当に簡潔に行きましょ。タイトルのみ。
各作品の感想は「みるはち」の方をご覧ください。
2020年全部並べベスト
2020年はついに大河のレビューまでサボり始め、完全に朝ドラレビューブログ化した『見とり八段』……。なのでブログ開始して初めて、朝ドラストップの間、更新自体が止まった年だった。
それでも、連ドラは放送される限り見てきたので。
本当にタイトルだけだけど。
並べさせていただきます。つらつら……。
ベストリスト
- 「MIU404」
- 「心の傷を癒(いや)すということ」
- 「ルパンの娘 2」
- 「チャンネルはそのまま!」
- 「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」
- 「おじさんはカワイイものがお好き。」
- 「連続テレビ小説 スカーレット」
- 「知らなくていいコト」
- 「極主夫道」
- 「赤ひげ3」
- 「美食探偵 明智五郎」
- 「アライブ がん専門医のカルテ」
- 「おカネの切れ目が恋のはじまり」
- 「行列の女神 ~らーめん才遊記~」
- 「女子高生の無駄づかい」
- 「ディア・ペイシェント ~絆のカルテ~」
- 「姉ちゃんの恋人」
- 「半沢直樹」
- 「親バカ青春白書」
- 「天使にリクエストを~人生最後の願い~」
- 「レンタルなんもしない人」
- 「コタキ兄弟と四苦八苦」
- 「働かざる者たち」
- 「ハケンの品格」
- 「70才、初めて産みます セブンティウイザン。」
- 「未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2」
- 「アリバイ崩し承ります」
- 「あの子が生まれる…」
- 「伝説のお母さん」
- 「タリオ 復讐代行の2人」
- 「家政夫のミタゾノ4」
- 「妖怪シェアハウス」
- 「隕石家族」
- 「病室で念仏を唱えないでください」
- 「僕はどこから」
- 「ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~」
- 「トップナイフ -天才脳外科医の条件-」
- 「大江戸もののけ物語」
- 「恋する母たち」
- 「いいね!光源氏くん」
- 「危険なビーナス」
- 「共演NG」
- 「テセウスの船」
- 「私たちはどうかしている」
- 「竜の道 二つの顔の復讐者」
- 「さくらの親子丼 3」
- 「一億円のさようなら」
- 「35歳の少女」
- 「恐怖新聞」
- 「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」
- 「SUITS/スーツ2」
- 「10の秘密」
- 「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」
- 「パパがも一度恋をした」
- 「病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~」
- 「私の家政夫ナギサさん」
- 「13(サーティーン)」
- 「この恋あたためますか」
- 「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」
- 「探偵・由利麟太郎」
- 「ハムラアキラ 〜世界で最も不運な探偵〜」
- 「未満警察 ミッドナイトランナー」
- 「DIVER-特殊潜入班-」
- 「連続テレビ小説 エール」
- 「BG~身辺警護人~第2章」
- 「七人の秘書」
- 「恋はつづくよどこまでも」
- 「真夏の少年~19452020」
- 「先生を消す方程式。」
軽く統括
世相のせいなのか、単純にゲラゲラ笑いながら楽しめるドラマが癒しだったなぁ、と振り返る。
しかし、笑わせようと思ったって視聴者は思い通りに行かない。「笑わせる」という演出は、きっとものすごく大変なもので、今年のコメディはそれがとても上手かったと思う。
「ルパンの娘」のジャンルは、恐らくコメディではないけれど、こんなメチャクチャで悪夢みたいなドラマをあれほど魅せる演出で作り上げる手腕に惚れ惚れする。それは「極主夫道」もしかり。
この2本は「世にも奇妙」的ファンタジー要素があるコメディで、それがとても上手くハマった。
「おじカワ」と「女子高生の無駄づかい」も毎週笑わせてもらった2本。「おじカワ」の方は笑うだけではなくてウルっともさせてもらった。忘れられない愛しいキャラたち。
最上位の「MIU404」は、2020を代表する名作だったと誰もが頷いてくれると思う。キャラクターの動かし方、バックボーンの作り方、何もかも分かりつくした野木脚本の真骨頂。見応えあった。ありすぎるほど。
「心の傷を癒(いや)すということ」「赤ひげ3」「アライブ」「病室で念仏を」は、命ときちんと向き合った誠実な人間ドラマ。2020年の今だから、上辺だけではない医療物ドラマが染みる。
三浦春馬の遺作である『おカネの切れ目が恋のはじまり』は、遺作であるということを除いても、脚本に筋のある良い経済ドラマだった。スタッフが本当に苦労して作っただろう最終回は、完全に春馬に向けたメッセージになっていて涙誘われた。ずるい……のかも知れないけれど、作ってくれて、放送してくれて、本当にありがたかった。
授賞式
男優賞
- 星野源(「MIU404」)
- 綾野剛(「MIU404」)
- 堺雅人(「半沢直樹」)
- 柄本佑(「心の傷を癒(いや)すということ」)
- 眞島秀和(「おじさんはカワイイものがお好き。」)
- 中村倫也(「美食探偵 明智五郎」)
- 玉木宏(「極主夫道」)
- 松下洸平(「スカーレット」「#リモラブ」)
- 間宮祥太朗(「僕はどこから」「#リモラブ」)
女優賞
- 戸田恵梨香(「スカーレット」)
- 深田恭子(「ルパンの娘 2」)
- 波瑠(「#リモラブ」「未解決の女」)
- 鈴木京香(「行列の女神」「共演NG」)
- 森田望智(「あの子が生まれる…」「恋する母たち」)
- 小芝風花(「妖怪シェアハウス」「美食探偵 明智五郎」)
- 松岡茉優(「おカネの切れ目が恋のはじまり」)
新人賞
藤原大祐「おじさんはカワイイものがお好き。」「恋する母たち」
2020年の推しで賞
- 岡田健史
追悼
- 志村けんさん(3月29日)「連続テレビ小説「エール」」が遺作に
- 岡江久美子さん(4月23日)「天までとどけ」のお母さんは永遠
- 三浦春馬さん(7月18日)「おカネの切れ目が恋のはじまり」で素敵な笑顔を見せてくれていたのに…
- 芦名星さん(9月14日)「テセウス」も「あの子が生まれる…」も本年度の怪演
- 竹内結子さん(9月27日)産休中だったので本年のドラマは無く。「ストロベリーナイト」の姫が忘れられない
2021年も良いドラマに巡り会えますように。悲しいことはもう起こりませんように。
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