清海(佐藤めぐみ)が華やかなスポットライトを浴びている姿を見て焦る喜代美
(貫地谷しほり)は、草若(渡瀬恒彦)に「落語のけいこをしてほしい」と訴えるのだが、
草若は「さしたってるやないか」と相手にしてくれない。
さらに、喜代美は心配して訪ねてきた清海に八つ当たりして、追い返してしまう。
落ち込む喜代美の姿を見て、草若は温かいお茶を差し出し、話を始める。(51話)
喜代美(貫地谷しほり)の落語のけいこがついに始まった。
しかし生来の不器用さから、さっそく草若(渡瀬恒彦)に宿題をだされてしまう。
小草若(茂山宗彦)ら弟子一同は、喜代美の最初のネタが何になるか興味津々だ。
その夜、部屋で一人けいこする喜代美のもとに草々(青木崇高)がやって来て、
先日喜代美をなじったことを謝る。
しかし、草々の心が清海(佐藤めぐみ)にあると思うと、喜代美は素直に喜べない…。(52話)
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「ちりとてちん」第51・52話「ここはどこ?私はだめ?」
※「ちりとてちん」は、2007年10月期のNHK連続テレビ小説です。
当方は当時の放送をオンタイムで見ているので感想は恐らく回顧目線になりがちです。
ご了承のうえ、ご覧くださいませ。
※レビューでは先のネタバレは控えるよう努力します。
※レビューの更新はイレギュラーで…。週まとめは必ず書くようにいたします。
※再放送時間は月~土・午前7時15分からNHKBSプレミアムにて。
相変わらず家事の毎日に不満だらけの喜代美。
こっそりと手を抜こうとすれば草々にいさんに咎められます。
実家の小浜の方では、修行中の喜代美をはばかって連絡は断っている様子。
気にはなるけれども声をかけるのは我慢する。
久しぶりに魚屋食堂に寄って松江さんから、
ほやけんど、ビーコちゃんも思い切りましてんねえ。
と言われる小梅さん。
ぎょうさん笑て生きていこ思たら…ぽ~んと思い切りよう飛ばなあかんのかもしれませんな。
なるほど。
のぼのぼと無難な人生を生きておっても、普通に笑うことしかできないかも知れません。
いつものように「寝床」で飲む徒然亭一門。
喜代美は兄さんたちの飲み物の注文に気が回らず、また叱られる…。
店のテレビで小草若の「小草若ちゃんのこれ底抜けに流行りまっせ!」が始まります。
この間、収録しとんなったやつだ。
喜代美の目が行くのは小草若よよりもアシスタントのエーコ。
草々にいさんもエーコを見ている。
喜代美の気持ちは複雑です。
「こちら、ドン!」
「はい。ナタ・デ・ココです」
「ナタ・デ・ココ?何語やっちゅうねん。ナタ・デ・ココ。ここはどこ?どっひゃ~!」
しら~っと見つめる店の皆さん…。
四草が立ち上がってテレビをプッチンと消し…
ほんまにどっか行ってしもたらええのに。
そのタイミングで本人が店へやって来るのでした。
そんなとこ立ってんとこっち入り。
入り口に手招きすると…入ってきたのはエーコでした。
あらら……と思いますよね…。
まぁ…小草若には何の悪気もないです。
喜代美に幼馴染みとゆっくり話させたろと思っただけですから。
しかし、当然、喜代美の顔は強張るのでした。
いつものように明るく華やかで礼儀正しく挨拶するエーコ。
どんな人とでもすぐに仲良く話を始めることができるエーコ。
招かれてテーブルに着き、草々さんとあいさつを交わす。
嬉しそうな草々にいさんを見るのも喜代美にとっては苦痛です。
三角関係か…。
と、ボソッとつぶやく四草。
ホント、人間観察鋭い人ですわ。
私がエーコと同じ空間におりたない理由その1は、これでした。
エーコがおると私は和田喜代美やなくなる。エーコの裏側のビーコになってしまう。
喜代美がポーッとエーコを見ている間に、エーコはテーブルのおつまみに気を配ります。
お前の仕事やろ。
と、睨む草々にいさん。
あ…すいません!…あ!
慌ててテーブルのグラスを倒してしまう。
急いで拭き取るエーコ。
一緒におりたない理由その2は、自分の駄目さ加減が際立つから。
エーコちゃんにフォローしてもろて、ほんまに喜六と清八やな。
と、草々にいさん。
うん…きつい…。
清八?
落語の世界で喜六と清八いうたら、仲のええ友達同士なんや。
へえ~!
「時うどん」に出てくるな。
「船弁慶」にも出てきます。
「東の旅」では2人で長い旅してるな。
どこを旅しとるんですか?
「ここにございました馬の合うた2人の若いもん喜六と清八。お伊勢参りをしようと…」
草原にいさんが「東の旅」を始め、楽しそうに笑うエーコを見ている内に…
喜代美の中で、もう…ドロドロが溢れ出て爆発してしまうんですな…。
…何で?……
何でエーコが落語の話、聞いとんの?
え?
エーコ、落語なんか興味ないやろ?
エーコは他にもどんなとこにも居場所はあるやん!
何で?
やっと見つけた私の居場所に何でエーコが入るん?
邪魔せんといて!
私の居場所に入ってこんといて!
固まる「寝床」の空気…。
言葉も出ない兄さんたち。
師匠も無言で見つめています。
エーコの本当にショックな顔が気の毒です…。
この人にはホントに何の悪気もありませんから。
でも、喜代美にとってはエーコがそこにいる事がもうダメなわけです。
それにしても…やっちまった……。
ごめん…ビーコ。
ごめん!
エーコはコートとバッグを抱えて慌てて「寝床」を飛び出していきます。
後に残るザラっとした空気。
え?今の何……?
ぽつんとつぶやく小草若。
うん。あんたには、あまり解らない思う。
以前、喜代美に「つらい学生生活だったんでしょうね」と言った四草は
何もかも理解していて静観している感じ。
草原にいさんは、たぶん、ここに至って理解したような…。
そんな中、全く何も理解できず、ただ怒りをぶつける人が居りました。
こうなった一因はあなたでもあるんですがね…。
まぁ、この人の場合は底抜けに~鈍感なので仕方ありません…。
お前ホンマに自分の事しか見えてへんな!
お前は落語家に向いてへん!
しかも、眼力と迫力がハンパない…。
草々!お前……!
慌てて咎める草原にいさん。
喜代美はゆっくりと入口の方に下がります。
自分のしでかした事はよく解っています。
それでも、爆発せんではおられんのです…。
お店の空気悪して…すいませんでした。
泣きそうな細い声でやっと言って、頭を下げ、店を出ていく喜代美。
お咲さんが慌てて後を追います。
草々。
師匠が草々にいさんに普通~に静かに声を掛けます。
表情もいつものように普通なのです。別に怒った様子もない。
これがかえって恐いところ…。
はい。
お前…相手見て言葉選んで物言え。
これで草々さんに伝わるかどうか。
後で兄さんから補足説明が入る気がしますが…。
去ぬわ。
お勘定…。
出ていく草若師匠に恐る恐る声をかける熊五郎さん。
あんたも相手選んで物言え。
くるっと後ろを向いて、小草若の前へ。
お勘定。
何でやねん!
エーコと一緒におりたない一番の理由は、嫌な自分があふれ出してしまうから。
あふれ出して止まらんようになってしまうから…。
顔を洗って鏡の中の自分をジッと見つめる喜代美。
自分の事が好きになれず自信を持てないって本当に辛いです…。
部屋へ戻ろうとすると師匠がお茶を入れていました。
喜六。
座り。
え?
入れたお茶を喜代美に差し出す師匠。
ええさかい。
…はい。
お茶は温かくてホッとする…。
両手で湯飲み持って黙ってお茶を飲む喜代美を微笑んで見ている師匠なのでした。
あの子にはな…いつか心がよう温もった時、謝っとき。
この温かさで救われる…。
喜代美もですが、見ている方も救われる。
理解してくれる人がいるって幸せな事ですね。
奈津子さんはその話を聞いて、喜代美に言うのです。
それはね、喜代美ちゃんが温かいお茶が欲しいなて思った時に入れてくれはった
からやない?
え?
分かってはったんよ。
お店飛び出していった喜代美ちゃん見て「心が冷えてしもてるんやろなあ」て。
そないして教えてくれてはんのと違うかな。気配りのしかたを。
気配り。
喜代美は草原にいさんに言われた事を思い出します。
どんな世界かて最初の仕事は雑用や。
お茶を入れたり掃除したり、そないして身につけていくもんなんよ。
どないしたら相手が気持ちええか楽しいか感じ取る力を。
修行は大人として社会に出ていくための訓練。
喜代美は以降、「人を気持ちよくすること」に気を配って家事をするようになるのでした。
そして、ついに、師匠からいただいた扇子と手ぬぐい。
持っとき。明日から落語の稽古や。
ここまでようよう1ヶ月近かったそうです。
ここからは、落語の修行で、落語トリビア的な楽しさも含め、落語ネタの劇中劇も
増えてきます。
初稽古の日。
よろしくお願いいたします!
着物を着て満面の笑みで子どもみたいに無邪気に挨拶する喜代美。
お~!なかなか可愛らしい。
ありがとうございます!
ほな、そこ座って。
はい!
見台の前に座る喜代美。
あんたの前にあんのが「見台」「膝隠し」「小拍子」。
この3点セットは上方落語特有のもんで、例えば、うどん屋の噺とかお膳が出てくる噺とか
偉い先生が改まってもの言う噺な…。
と、師匠が説明しているのに、オモチャ見つけた子供のように小拍子を打ち鳴らす喜代美です。
人が話してる時は聞きなさい。
すいません!ごめんなさい。
と、まあまあ、あんたもうそこそこ知ってると思うけども、落語の小道具はこの2つ。
扇子と手拭い。
このたった2つがいろんなもんに変わる。
例えば…。
ふ~っ、ふ~っ、ふっふっ…。
と、扇子を持ってうどんをすする芸を見せる師匠。
手紙を書いたり…。
扇子を筆にして書き物の芸。
そして、扇子の柄で床を叩き、左手で戸を叩く芸。
トントントン…
「こんにちは。いてはりまっか?」
「開けとくなはれ」
と、こういう具合にやる訳やけども、仕草は稽古しもって……おいおい。
気づくと喜代美が床を柄でドンドン叩いてる…。
いやいやいや!いや…今はやらんでもええ。
「こんにちは」ドンドンドン…
「開けとくなはれ」
好きにやってなはれ…もう…。
「こんにちは」ドンドンドン…
「開けとくなはれ」
ドンドンドン…と、叩く左手が全くズレてますがな。
その様子を覗いている兄弟子4人…。
喜代美ちゃんの不器用なんも筋金入りやな。
右手と左手でいっぺんに別の動きがでけへんのでしょ。
よう三味線弾けたな…。
頑張り屋さんちゅうこっちゃがな~。
ふ~ん…で、「頑張り屋」って何売ってんねん?
ちゃかしなはんなて~!
4人の関心事は、もはや妹弟子のことばかり。
何にするつもりでしょうね?
…最初のネタ。
ああ…。
「寿限無」やったらええのにな。それやったら俺も…。
すらすらと寿限無寿限無五劫の摺り切れ海砂利水魚の水行末……を諳んじて、
喜代美に尊敬される妄想劇場を繰り広げる小草若。
夕日の中でベッタリと寄り添いあう2人……。
何で寄り添い合うてんねん!
ウヘヘヘヘヘヘッ!
夕日に溶けてなくなってしまえばええのに。
ここで、ついに喜代美の最初の落語を予想…というよりも賭けし始める兄さんたち。
いいでしょ。きつねうどんの1杯ぐらい。
まあまあ…それぐらいやったらな。
ええ!?ええんですか?
何や知らん、面白ろいやないか。
にいさん…だんだん師匠に似てきましたね。
呆れ顔の草々さん。
あ~、俺「寿限無」な。
はいはい。
俺は「東の旅」。
「つる」。
「東の旅」と「つる」ね。
お前は?
僕は胴元ですから、それ以外やったら僕の総取りいう事で。
「それ以外」て、どんだけあんねん!
と、絞められる四草…。
何やってんね…兄さんたち…。
夜。
ドンドンドン「こんにちはぁ」
を繰り返す喜代美に壁の向こうから声をかける草々さん。
おい!
あ……はい?
そんないっぺんに上手ならへん。あんまり根詰めるな。
はい。
…喜ィ公。
この間はすまんかったな。
え?
きつい事、言うてしもて…。
あのあと、師匠に怒られた。
自分の事しか見えてへんのは俺の方やった。…すまん。
鈍感で単純な分、悪かった事もすぐに悪いと思える素直な草々さん。
まぁ…恋心が解らない分、喜代美の心境をどこまで理解したかは謎ですが、
こうやって言ってくれるのは嬉しい。
けれども、喜代美はこれを聞いても複雑な気分になるのでした。
草々さんにあんなキツイ事を言わせたのもエーコなのだと思ったら……。
さて。いよいよ喜代美の初稽古ネタが発表されます。
隣りの部屋から覗き見しつつ、固唾をのんで聞く兄さんたち。
あんたが最初にやる落語は…「ちりとてちん」や。
「ちりとてちん」!?
そうや。
…いう落語があるんですか?
そうや。
きつねうどん、おごって下さいよ。
師匠!何、考えてはんのや?
きつねうどん。
この発表に騒然とする兄さんたち……(若干1名違う事で騒然としてるけど… )
「「ちりとてちん」という落語は、旦さんのお誕生日の席に喜ぃさんがお呼ばれする
ところから始まります」
喜ぃさんが旦さんの所で初めての鰻をよばれている時、丁稚が奥で、豆腐が腐ってしまったと
騒ぎ出します。
旦さんは、これを裏に住んでいる知ったかぶりの竹やんの所に「長崎名物 ちりとてちん」
と称して持って行くのでした。
いつものように知ったかぶりして、長崎で朝昼晩と食べとったと言う竹やんに、
食べて見せて食べ方を教えてくれと言う旦さん。
腐った豆腐は当然臭くてまずいわけですが、竹やんは知ったかぶりを押し通します。
「あ~ははは…フフフ…うまい!」
「ほんまかいな。涙出てるで」
「涙出るほどおいしいですわ」
「あっ、そうか。わしら食うた事ないけど、ちりとてちんて一体どんな味や?」
「ちょうど、豆腐の腐ったような味ですわ」…
草原にいさんに見せてもらって大喜びで笑いながら見ている喜代美。
おい!
お前、笑てる場合か…。
え?
初心者にはちょっと難しいネタなんや。
えっ!そうなんですか!?
師匠、どういう事ですか?
まあええやないか。
俺が喜六の「ちりとてちん」聴きたいんや。
「聴きたい」て…そんな…!
やってみい。
えっ?
「ちりとてちん」やってみい。
こうして、喜代美は落語の顔の向きから教わり始め…。
あたふたと初ネタに挑み始めたのでありました。
長くなるので昨日の分は独立して書きたかったのですが、時間がありませんで…。
51話は、ちょっと痛々しい回でしたね。
喜代美の気持ちは、ずっと見てきたからよう解る。
でも、エーコが悪気ない子なもんだから、その気持ちも何処にぶつけていいか
解らないんですよね。
あんなん、外から見たら明らかに喜代美の方が悪いに決まっている。
草々さんはエーコが気に入っているから余計にハラが立つのは解ります。
けれども、草々さん以外の人たちは、みんなあの場で理解したんですな。
(小草若のことは、底抜けに~置いておいて )
喜代美の抱える暗闇の深さ。
そして、冷え切った心を温めてくれた師匠のお茶。
人の助けになると言う事、人の心を癒すという事を身を持って知った喜代美なのでした。
そして、やっと始まった稽古。
前途多難の日々です。
初見の方にとっては、喜代美がウザく感じられる向きもあるようで。
まぁ…解らなくもないですけどね。
温かく見守れるのも再見だからこそなのかなぁ…。
でも、個人的には初見の時から喜代美はウザいと思った事は無かった気がします。
むしろ、この痛々しさや哀れさゆえに好きだった気がしています。
完璧な人間なんて…それこそウザい…。
…と、思ってしまう私自身が未熟だからでしょうかね。
未熟な分なかなか前へ進めず、それでも何とかやっていくこのドラマの登場人物は、
実に愛おしいと思います。
しかし、朝ドラは、再放送目線で先が解っているから大きな目で見れるという部分は
あるのかもしれないですね。
今、夜の7時から同じくBSで「ちゅらさん」再放送もやっているわけですが、大好きな
ドラマだったはずなのに、えりぃが結構ウザい。
かなり内容忘れているのでほとんど初見のような状態で見ているからなのか…。
そう考えると、もしかしたら現行ドラマも、再放送の時はもっと大きな心で……
見れるようになるのかな。
ま、それは今後次第ですかね。
少なくとも前々作は二度と見たくないし~…そういうドラマもあるわけだから…。
よろしければ→【2013年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
和田喜代美/徒然亭若狭 … 貫地谷しほり(少女時代:桑島真里乃)
徒然亭草若(三代目) … 渡瀬恒彦
徒然亭草々 … 青木崇高(少年時代:森田直幸)
徒然亭草原 … 桂吉弥
徒然亭小草若 … 茂山宗彦(少年時代:榎田貴斗・森川翔太)
徒然亭四草 … 加藤虎ノ介
木曽山勇助/徒然亭小草々 … 辻本祐樹
吉田志保 … 藤吉久美子
和田糸子 … 和久井映見
和田正典 … 松重豊
和田小梅 … 江波杏子
和田小次郎 … 京本政樹
和田正平 … 橋本淳(少年時代:星野亜門)
和田正太郎 … 米倉斉加年
和田清海 … 佐藤めぐみ(少女時代:佐藤初)
和田友春 … 友井雄亮(少年時代:小阪風真)
和田秀臣 … 川平慈英
和田静 … 生稲晃子
野口順子 … 宮嶋麻衣(少女時代:伊藤千由李)
野口幸助 … 久ヶ沢徹
野口松江 … 松永玲子
野口春平 … 斉藤勇人/新岡澪
野口順平 … 斉藤隼人/新岡塁
熊五郎 … 木村祐一
咲 … 田実陽子
磯七 … 松尾貴史
菊江 … キムラ緑子
徳さん … 鍋島浩
お花 … 新海なつ
緒方奈津子 … 原沙知絵
原田緑 … 押元奈緒子
鞍馬太郎 … 竜雷太
万葉亭柳眉 … 桂よね吉
土佐屋尊建 … 波岡一喜
万葉亭柳宝 … 林家染丸
土佐屋尊徳 … 芝本正
柳宝の弟子 … 林家染左、林家染吉
烏山 … チョップリン西野
原田颯太 … 中村大輝(少年時代:河合紫雲)
音大の教授 … キダ・タロー
あわれの田中 … 徳井優
横山たかし・ひろし … 本人
五木ひろし … 本人
ニュースキャスター … 浅越ゴエ
竹谷修 … 渡辺正行
堀田由美子 … 和田はるか
高島恵 … 中井飛香
北川沙織 … 村上佳子
語り – 上沼恵美子
※スタッフ
脚本 … 藤本有紀
演出 … 伊勢田雅也、勝田夏子、井上剛、菓子浩、三鬼一希、吉田努、櫻井壮一
制作統括 … 遠藤理史
音楽 … 佐橋俊彦
テーマ曲・ピアノ演奏 … 松下奈緒
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【期間限定セール!】《送料無料》ちりとてちん 完全版 DVD-BOX III 落語の魂 百まで(DVD) |
【送料無料】ちりとてちん 総集編 DVD-BOX[3枚組] [ 貫地谷しほり ] |
【送料無料】ちりとてちんの味わい方 [ 桂枝光(2代目) ] |
【ちりとてちん】第1週~第3週、
19 20 21 22 23・24
25・26 27・28 29 30
31・32・33・34 35・36
37・38 39・40・41 42
43 44・45 46 47 48
49 50 51・52
コメント
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コメントありがとうございます~^^
厚く御礼申し上げます~。
>私は本放送は観ていなかったので、毎日とても新鮮な気持ちで観ております~。
あまちゃんと同じく、録画して2度観、3度観・・
そこまでハマれる価値あるドラマですよね、これは^^
>四草がテレビを消したんは、小草若を観たくなかったからではなくて、清海が出演していたため
喜代美のことを思って消したんちゃうかな~と思ってます。
そうかも知れません。
何せ気働き出来る人ですし、その多くには算段が含まれているわけですが、
元々はとても繊細な人です。
喜代美の身になって考えてくれているのでしょう。
ツンデレなので顔には一切出ませんが。
ある意味、お弟子の中で一番のイケメン男子キャラですね^^
>(で、一番分かってへんのが草々兄さん・・^^;)
全くその通りで^^;
草々さんは細かいことに拘らない男らしい大ざっぱさと鈍感さを併せ持っています。
いわゆる伝統的な日本男児ですわ。
そこがまた好きだったりもどかしかったりするんですよね~。
>しかし、喜代美は幸せもんですね。周りの人たちがみんなあったかいです。
なんでもない一言やさりげない優しさが身に染みる時って、受ける方の気持ちというか精神状態
によるんですねー、きっと。順風満帆にいろんなことがうまくいってる時にはなかなか分からないのかもしれません。
一杯の温かいお茶も楽しい時と落ち込んでいる時では受け止め方が違う。
喜代美が一番落ち込んでいる時に、それを察してくれる周りの人たち。
特に師匠にホレますわ。
>「痒いところに手が届く」気配りというもんは、なかなか難しい。。
しかも周りに気づかせちゃいかんのですよね。これ見よがしではほんとの「気配り」とは言えんわけで。。
これができれば私の人生もちょっとは変わったのかな。。なんつって。
それが出来れば私の人生もかなり変わってますな^^;
修行が必要ですわ。私も。
SECRET: 0
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>ほんとそうですね! しかもどん底から一気に解決まで持って行く、ちりとてちん大好きです。
ですね~。思いっきりが良いですよね。ぐだぐだ引き延ばさないからスッキリする^^
>そこがまた、視聴者として救われました! 喜代美、もう大丈夫だよ、みんながいるよって、あんな悲惨な場面で思えるんですよね。
小草若の「え?今の何」は凍りつく空気の中でコケっとなる所ですよね( ̄∇ ̄;)
こういうのがまたいいんですわ~。
>それにしてもあの寝床のシーンは、それぞれの表情が見事で、キャラ設定の完璧さに、制作に対しても感動してしまいました(;_;)
いや、完璧ですよね~。
このスタッフはホントに素晴らしいです。
ゆえに名作なんですよね^^
>ところで草々さん。ダメな上司ランキングしたら圧倒的にNo.1じゃないでしょうか。
これはね~…エーコに多少なりとも恋心があるので仕方ないですかね^^;
エーコが完璧に見えすぎてつい喜代美に当たってしまうのでしょうね。
この感じが学生時代も…ですね。
喜代美にとっては最大級の辛さですね。
大阪に出て来てまで。しかも言われる相手は自分の好きな人。
草々さんも兄さんといえどもまだまだ未熟。
たぶん誰1人として完璧な人はいないんですね(;_:)
そこもまた好きだったりします。
SECRET: 0
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くうさん、はじめまして、です(^^)
あまちゃんの頃から楽しく拝見させていただいてます。
今はちりとてにはまっております^^;
私は本放送は観ていなかったので、毎日とても新鮮な気持ちで観ております~。
あまちゃんと同じく、録画して2度観、3度観・・
四草がテレビを消したんは、小草若を観たくなかったからではなくて、清海が出演していたため
喜代美のことを思って消したんちゃうかな~と思ってます。
>以前、喜代美に「つらい学生生活だったんでしょうね」と言った四草は
何もかも理解していて静観している感じ。
そうなんですね。その時にもう喜代美のコンプレックスを敏感に感じ取っていたんですよね。
4人の兄弟子さんたちの中で一番喜代美との関わりが薄い感じですが、実は一番喜代美のことを
分かっているんが、四草兄さんのような気がします。(で、一番分かってへんのが草々兄さん・・^^;)
清海のためにさりげなく席を譲ったのも四草でしたし、「気配り」のできる兄さんなんやなぁと思いました。
しかし、喜代美は幸せもんですね。周りの人たちがみんなあったかいです。
なんでもない一言やさりげない優しさが身に染みる時って、受ける方の気持ちというか精神状態
によるんですねー、きっと。順風満帆にいろんなことがうまくいってる時にはなかなか分からないのかもしれません。
「痒いところに手が届く」気配りというもんは、なかなか難しい。。
しかも周りに気づかせちゃいかんのですよね。これ見よがしではほんとの「気配り」とは言えんわけで。。
これができれば私の人生もちょっとは変わったのかな。。なんつって。
SECRET: 0
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>この温かさで救われる…。
喜代美もですが、見ている方も救われる。
ほんとそうですね! しかもどん底から一気に解決まで持って行く、ちりとてちん大好きです。
>けれども、草々さん以外の人たちは、みんなあの場で理解したんですな。
(小草若のことは、底抜けに~置いておいて)
喜代美の抱える暗闇の深さ。
そこがまた、視聴者として救われました! 喜代美、もう大丈夫だよ、みんながいるよって、あんな悲惨な場面で思えるんですよね。それにしてもあの寝床のシーンは、それぞれの表情が見事で、キャラ設定の完璧さに、制作に対しても感動してしまいました(;_;)
ところで草々さん。ダメな上司ランキングしたら圧倒的にNo.1じゃないでしょうか。ただただ正論だけをガミガミ言い、教えることも手助けもせず、息抜きもさせず、ひたすらモチベーションを落とさせる。さらに人と比べてネチネチ嫌味言ったあげくに、向いてないと怒鳴る。師匠が言ってくれて良かったけど、それも今は理解できないだろうな~。草々さん、これからがんばりぃって思っちゃいます。
エーコもですが、鈍感って罪ですよね((+_+))
SECRET: 0
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>「開けとくなはれ」の不器用さに「島田さん、引っ越しましたよ」のアキを思い出しました。
あ~40回NG^^;
あれはまた…ちょっと天然すぎ(爆
>51回。気遣いと心配りについて考えさせられました。
よく言われることですが「気がきくね」と相手が気がついたら失敗だと。
そうですね。気付かれないように気を配る。
見返り求めず相手を幸せにする。
難しい事ですね。
>四草がやってたのがほんとの心配りで、エーコちゃんのは気が効くようでいてダメなパターン。
四草の場合は、また算段ってものがあるので別かもしれません(笑
>でも「お店の空気悪して…すいませんでした。」ってちゃんと言えたのはえらい。
ここは「礼儀」という心遣いですよね。
基本的にこのドラマの人は礼儀正しいですよね。
ちゃんと挨拶するし目上に対しての礼が出来ているし、とにかくきちんとしています。
大正時代じゃなくて現代でも、こんなに礼儀正しい人たちに描けるのに……(略
>師匠のいれてくれた、なんでもないお茶が、涙が出るほどほっとして心があったまる。
私が観たかった「食の物語」ってこういうのなんだと思いました。
わかります!
「食」に対する礼儀や感謝の問題だと思いますわ。
SECRET: 0
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>でも、言うたら喜代美はまだ高校出たばっかりの子供なんだよね。
だから普通に掃除洗濯とかやらされて腹立つ気持ちもわかるよ~
うん。ええ大人でもきっと、いつ稽古させてくれるんだとか、こんな事ばかり…って、
思っちゃう気がするよ~。
それに朝ドラのキャラって年齢不詳だから、そんなに若いと思わず見ている人もいるかも知れん…。
>師匠の丁寧に入れてくれたお茶、その美味しさから「思いやり」に気づいて、奈津子さんの言葉と草原兄さんの言葉が繋がって・・やらされているんじゃなくて、進んで掃除に励む姿にもじ~ん・・・
そして師匠がてぬぐいと扇子を渡してくれる場面でo(TヘTo) クゥ(←泣きすぎ)
わかるわかる~!
ホントは昨日は一記事で書きたかったのよ。
でも映画の方やったから無理だった…←そして今だ仕上がらないリーハイw
師匠がお茶入れてくれた時は、こっちまでホッとしたよ。
解ってくれる人がいるっていいよね~。
>兄さんたちもそれぞれ性格違ってておもしろいよね。
兄さんたちのやり取りがこの頃面白すぎだよね。
小草若に対する四草のボソッとした黒いひと言に毎回笑う~( ̄∇ ̄;)
草々さんは鈍な所が純だから…と思って、苦笑いしつつ見てるw
>なんかこのドラマ見てたら、最近また落語に興味がわいてきたよ。
おらも先々月の「タイドラ」再放送に加えてこのちりとてで落語熱再びだわ^^
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「開けとくなはれ」の不器用さに「島田さん、引っ越しましたよ」のアキを思い出しました。
ふすまを細く開けて縦に4人並ぶ兄さんたちがブレーメンの音楽隊みたいです。
51回。気遣いと心配りについて考えさせられました。
よく言われることですが「気がきくね」と相手が気がついたら失敗だと。
四草がやってたのがほんとの心配りで、エーコちゃんのは気が効くようでいてダメなパターン。
自分が気を利かすことで誰かに恥をかかせるようなことをしてはいけないし、
さりげなく、ひとを心地よくする術を学ぶのがほんとの心配りなんですよね。
エーコちゃんもそうだけど、め以子もそう。朝ドラの主人公はそういう面がある場合が多いけれど悪気はない、よい子、善意の人の持つ毒がきいてます。
でも「お店の空気悪して…すいませんでした。」ってちゃんと言えたのはえらい。
やっちまった、でも言わずにはいられなかった、というああいう瞬間。
師匠のいれてくれた、なんでもないお茶が、涙が出るほどほっとして心があったまる。
私が観たかった「食の物語」ってこういうのなんだと思いました。
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>初見の方にとっては、喜代美がウザく感じられる向きもあるようで
なるほど~!わかるような気もする。
でも、言うたら喜代美はまだ高校出たばっかりの子供なんだよね。
だから普通に掃除洗濯とかやらされて腹立つ気持ちもわかるよ~
昨日は泣いたよ~
師匠の丁寧に入れてくれたお茶、その美味しさから「思いやり」に気づいて、奈津子さんの言葉と草原兄さんの言葉が繋がって・・やらされているんじゃなくて、進んで掃除に励む姿にもじ~ん・・・
そして師匠がてぬぐいと扇子を渡してくれる場面でo(TヘTo) クゥ(←泣きすぎ)
兄さんたちもそれぞれ性格違ってておもしろいよね。
四草さんは、ホントするどい。キーコとエーコの関係もすぐにわかってたもんね。
草々兄さんは・・・・鈍すぎやろ・・・(笑
なんかこのドラマ見てたら、最近また落語に興味がわいてきたよ。