ウイスキー事業の承認に向け張り切るマッサン(玉山鉄二)と大作(西川きよし)。
そんな矢先、各地でぶどう酒瓶の爆発騒ぎが起こり、太陽ワインの注文
見合わせが相次ぐ。
太陽ワインは爆発しないと訴えるマッサンだが、鴨居(堤真一)は実験で絶対的
安全性を証明するよう命じる。
連日の徹夜作業で生活がすれ違い、エリー(シャーロット)は不安を募らせて…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「マッサン」第4週「破(わ)れ鍋に綴(と)じ蓋」 第19話
大正9年。
エリー、初めての日本の夏です。
初めての夏…キンチョーの夏……
ってなぜか思い浮かぶナレーション……ンな事はどうでもいい。
日本に来て2ヶ月。
少しは日本の暮らしにも慣れ……ないよね。2か月じゃ。
それでも、日本の料理を頑張り日本の言葉を勉強するエリー。
「習うより慣れろ」「千里の道も一歩から」。
センリノミチ?
大きな目標も少しずつ頑張れば、いつか出来るようになるいう
日本のことわざ。
キャサリンさんを初め、近所の主婦との付き合いも増え、それなりに
暮らしている様子。
しかし、付き合いが増え、慣れてくると余計な事を教え出す人も出てくるわけで…。
マッサンがいよいよポットスチルの製造計画書を完成させるという日。
日本のお祝い料理をキャサリンに訊ねたエリーはこんな事を言われるのだった。
そやけど、気を付けた方がええな。
男は仕事がうまい事いってる時が一番危ないねん。
ナニが危ない?
浮気。
ウワキ?
余所に女をつくる事。
仕事がうまい事いって調子に乗ると男は世の中自分中心に回っとる
と思ていろいろ悪さしよんねん。
ええ~~何でそんな余計な事を言うん?
まぁ…ベタベタの新婚夫婦をからかっているんだとは思っているけれども、
ちょっとこのドラマ「仕事する男」に対する女の敬意が欠けている気がする……。
男は仕事する、稼いでる、偉い、だからキング、だから家事やらない、
女はハウスキーパー、色々泣き寝入り……。
というのは確かにこの時代の夫婦観である。
実際に制度がそうだからな。
男しか家も財産も持てない制度。
女は色々と虐げられて我慢してきた。
だから、日本の外から来た女・エリー目線で日本の女を描く…
というのは試みとしては面白いと思うのだ。
でもさ~…なんか、どっかの政権の「女性が輝く日本」推しのための
ドラマみたいな気が段々してきてる…。
もちろん当方は女であるから女性が輝く世の中は大歓迎だよ。
けれども、その方向が男性ばかり女性に気を遣う世の中に
なっている気がしてる常々……
あ、政治と宗教に関しては語らない主義なんだけど、思わず書いちゃった。
そういう危機感が時々見える…という事だけは申し上げておきたいです。
脚本家、男性じゃんね。
あ~でも、『カーネーション』なんかでも働く女性だよね、描かれるのは。
そんな風に思った事なかったよな。
どうして、このドラマにはそんな風に思うんだろう…。
と、考えて、ハタと思ったのは…
このドラマには、そんな男の人は別に出てこないからだ。
男尊女卑で威張っていて女を虐げるキャラ、別に出てきてないよね。
なのに、そういう事ばかり語るから…。
そこが違和感なのかも。
マッサン 浮気しません!
と、キャサリンさんに突っかかっていくエリーであった。
そうやってエリーが家で爆発している頃、大阪の町中ではワインのボトルが
爆発する事件が頻発していた。
爆発したのは「太陽ワイン」じゃないんだけど「ワインは爆発する」という
風評が広まれば太陽ワインだって当然売れなくなるわけである。
わての頭は爆発寸前や!
と、真面目に頭を抱えるカモキン。
恐らく残留酵母でしょう。
と、説明するマッサン。
製造過程で除去しきれんかった酵母がこの夏の暑さですくすく育って
瓶の中に炭酸ガスが発生して充満して……ボン!
太陽ワインも爆発するおそれがありますんやろか?
そりゃ、多分大丈夫ですわ。
うちは酵母が残らんように気ぃ付けとりますけん。
恐らくそがな事にゃ、ええ…ならん思います。
得意げに説明するマッサンはカモキンに怒鳴られる。
アホ!
人様の口に入れるもんに「多分」も「恐らく」もあるか!
ほかが爆発しても鴨居商店の「太陽ワイン」だけは絶対に爆発せんて
証明せえ!
証明?
一から実験して細かく数値とって、絶対安心な品質やいう事を実証するんや!
じゃけど、わしゃ今、ウイスキーの方を…。
ウイスキーの方もポットスチル製造承認のための株主会前の正念場
なんだよね。
しかし、鴨居商店は大お得意先。
分かりました!社長!
鴨居商店とうちは一蓮托生や!
責任を持って安心安全な太陽ワインを証明してみせます!
と、マッサンの困惑を押して引き受ける社長であった。
マッサンは会社に泊まりこむからと着替えを取りに我が家へ。
キャサリンからああ言われたエリーは、とっても不安になるのだった。
そして、弁当を届けに会社に来たエリーは、マッサンと優子さんが
楽しそうにペラペラ話し、キスするほど顔が近いのを目撃するのだった。
この辺ね…
先週、ハグしたからって別に何ともないでしょーーみたいだったエリーが、
マッサンと優子さんのツーショットにショック受けるのも何だかな……。
と、つい思ってしまった。
しかし、昼ドラではないので……これがダラダラと一週間も続かなかったのは
良かったわ~~。
浮気したの浮気してないだので1週回すドラマも…あったけどね…
それ、特に見たくないんで。
だってどうせ、誤解だし。
日本に帰ってきてマッサン変わった。
「アイ・ラブ・ユー」もない、ハグもない会話もない。
政春さんだけやない。日本の男の人はみんなそう。
マッサン、ワタシの前では元気ない。
だけど優子さんの前で楽しそうに笑ってた。
それはエリーさんを信じてるから。
しんどい時でも他人の前では気ぃ遣て笑顔にならなあかん。
そやけどエリーさんの前なら素直に自分の気持ちを出せる。
それだけ信じて頼りにしてるって事やん。
ワタシ、頼り、されてる?
日本の男性は西洋の男性と違って少々不器用で言葉も少ないかも
しれんけど、それを察して支えてあげるんが奥さんの仕事。
ワタシの仕事?
うん。
ちゃんとエリーの話を聞いて諭してくれる優子さん。
やっぱりこの人、大人やわ…達観しすぎていて、もう何十年も主婦やってるようだよ。
そして、先ほどは「男の仕事に対する女の敬意がない」と書いたけれども、
ここ見たら、「それを支えていく事」をエリーが学んでいくのかなぁ…。
とも、思ったのだった。
しかし、「女は男を支えるのが仕事」は、また別の方向からクレーム来そうだ。
難しいね。
これ、どう結論付けてくれるのか興味ある。
…そして、優子さんのお見合い話は本格化していくのだった…。
エリーは、「他人に見せるような笑顔」を優子さんが浮かべている事に気づく…。
という事で、また明日。
よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※補足的記事
『2014年10月期スタートNHK朝ドラ『連続テレビ小説 マッサン』の
見どころとキャストまとめ』
※キャスト
亀山政春 … 玉山鉄二
亀山エリー … シャーロット・ケイト・フォックス
亀山早苗 … 泉ピン子
亀山政志 … 前田吟
岡崎千加子 … 西田尚美
亀山すみれ … 早見あかり
番頭・島爺 … 高橋元太郎
住吉酒造
田中大作 … 西川きよし
田中優子 … 相武紗季
矢口専務 … 白井晃
事務員・好子 … 江口のりこ
池田 … 前野朋哉
松原 … 木内義一
キャサリン(種子) … 濱田マリ
食堂「こひのぼり」店主・春さん … 及川いぞう
鴨居欣次郎 … 堤真一
鴨居英一郎 … 浅香航大
黒沢 … 志賀廣太郎
俊夫 … 八嶋智人
巡査 … バッファロー吾郎A
森野熊虎 … 風間杜夫
森野ハナ … 小池栄子
森野一馬 … 堀井新太
亀山エマ … 優希美青
ヘレン … アナンダ・ジェイコブズ/鎌田梢
ウィリアム … タクマ・ウォーレン/比嘉久美子
ローズマリー … インゲ・ムラタ/松岡洋子
デイビッド … マイケル・ビアード
ナレーション … 松岡洋子
※スタッフ
脚本 … 羽原大介
演出 … 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、他
プロデューサー … 山本晃久
制作統括 … 櫻井賢
音楽 … 富貴晴美
制作主任 … 熊野律時
主題歌 … 中島みゆき「麦の唄」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/massan/
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コメント
残留酵母>『マッサン』第19話
エリーにとって初めての日本の夏
スコットランドの気候について調べてみたら
「夏は最暖月でも14℃~19℃程度と涼しく、年較差が小さく過ごし易い」
だって
じゃあ、日本の夏は暑過ぎるかも?
日本人にだって暑過ぎるのに
暑さが苦手な
…ひじゅにですが何か?
「ば…」byマッサン
マッサンの爆発(byキャサリン)と
葡萄酒の爆発。
…
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「マッサン」第19回★ワイン爆発!
連続テレビ小説「マッサン」
第19回(10月20日)
エリーが日本に来て2ヵ月。
佐渡製作所・佐渡社長(佐川満男)と波華銀行・笹塚部長(岡本信人)の骨折りもあって、ウイスキー造りが進み始めました。
マッサン「やっとわしらの夢が、現実になるんじゃ〜。」
−◆−
エリーがご近所さんと縁側で豆むき。
キャサリン「そやけど、気を付けた方がええな。男は仕事がうまい事いって…
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「カーネーション」では仕事が無くなり居場所がないから浮気したんですよね。ただ糸子に「仕事する男」への敬意が欠けているという一点は同じで周防と別れる時になってから理解した訳ですが…。
マッサン 第19回
『割れ鍋に綴じ蓋』
内容
日本にやっていて2ヶ月。
エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、日本での暮らしに慣れ、
徐々に、いろいろなことを覚えていた。
特にキャサリン(濱田マリ)からは。。。。色々なことを教わっていた。
一方、政春(玉山鉄二)のウ…
マッサン (第19回・10/20) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
第4週『破れ鍋に綴じ蓋』【第19回】の感想。
ウイスキー事業の承認に向け張り切るマッサン(玉山鉄二)と大作(西川きよし)。そんな矢先、各地でぶどう酒瓶の爆発騒ぎが起こり、太陽ワインの注文見合わせが相次ぐ。太陽ワインは爆発しないと訴えるマッサンだが、鴨居(堤真一)は実験で絶対的安全性を証明するよう命じる。連日の徹夜作業で生活がすれ…