【ガリレオ】第2シーズン 第9話 「攪乱す(みだす)」 感想

犯人は特定の場所で事故を起こすことはできても、特定の人物を事故死させることは
できないということです。
犯行声明文に書かれてある被害者の名前は、報道によって知り得たものです。
つまり、犯人はどこの誰かも分からずに殺害しているんです。

後から辻褄だけを合わせてるんです。
まあ、ただの後出しじゃんけんとでも言いましょうか。

そして犯人が使った手段は単純な「従来科学」です。

昔からあるありふれた技術ということです。

ガリレオ 第9話 「攪乱す(みだす)」

     

事件の概要

「親愛なる警察の諸君へ」
「私は悪魔の手を持つ者である。その手を使えば自在に人を葬ることができる。」

「警察には私を止めることはできない。悪魔の手は人間には見えないからである。」

「警察は被害者の死を事故と判断するしかない。」
「愚かな君たちはこの警告文を悪戯と決めつけるだろう。」

「そこで、まずはデモンストレーションを行う。」
「それによって、君たちは私の力を思い知ることになる。」

「自分たちでは手に負えないと思うなら、例によってT大学のY准教授に助けてもらえばいい」
「これは、どちらが真の天才科学者かを決める勝負でもある。」

「では准教授によろしく。悪魔の手」

犯行声明文が警察に届き、湯川の所に相談に行った岸谷は、湯川にも同じ声明文が
届いている事を知る。

2通目の手紙は、

「予告どおり悪魔の手のデモンストレーションを行った」
「上田重之なる男を転落死させた」

そして、最初の手紙が届いた日に実際に上田重之というガラス窓清掃員が品川のパチンコ店の
ガラス清掃中に転落事故死している事を報告する岸谷。

事故が起こった後にこの手紙が届いたんだから、ニュースを見て書いた
いたずらなんじゃないの?

と栗林。

たぶんね。

だいたい「悪魔の手」なんて名前が嘘っぽいんだよな。

君のせいだ。

と言いながら週刊誌を見せる湯川。

そこには、「Y準教授」が警察の捜査に協力しているという記事が掲載されていた。

こんな記事が出たのは警察の誰かが僕のことを週刊誌に漏らしたからだ。

漏らしたのは私じゃありません。

僕は警察に協力しているわけじゃない。
不可思議な現象の正体が知りたいだけだ。

ああ。知ってます。でも私じゃないんです。

先生は、こんな形でマスコミに出るのは嫌いなんだよ。

だから謝ってんでしょ?

いや。謝ってないよね?

ああ。この記事の件はすいませんでした。
でも、悪魔の手がこれを見て思い付いたいたずらなら事件性はありませんよね?

僕に届いた2通目の手紙の裏を見ろ。

岸谷と栗林が裏を見てみると、そこにはサイトのアドレスが書かれていた。

『小さな祈り』映画の公式サイト?

こんな書き込みがあった。
「私は3日に見に行きます」
「感動のあまり落ちないようにしないと」
「品川のパチンコ店より愛をこめて。窓拭き清掃員」

これが書き込まれたのは6月2日。

えっ?6月2日!?

上田さんが 転落死する前日。
これを犯人からの犯行予告と読めなくもない。

前日に書きこまれたとすると、いたずらの予告とは言い切れなくなる。

湯川先生の知り合いの科学者で、そういうことをしそうな人はいますか?

と単純に聞く岸谷。

分からない。
僕が知ってるのは彼らの実績だけであって人間性についてはほとんど何も知らない。
思い付かない。

ただ、手紙の差出人が科学者を名乗るのであれば、悪魔の手はオカルトではなく
何らかの根拠のある科学的な方法である可能性は高い。

自分を嫌っている人…も思い当たらない。
…というよりも、興味がない湯川。

栗林さんって先生がここの学生のころから助手だったんですよね?

そうだけど?

でも今は先生に追い越されて先生の助手をしている。

何言いたいの?

先生に嫉妬してるんでしょ?

してないよ。

恨んでる?

恨んでない。

嫌いなの?

嫌いなわけあるか!

好きだよ!大好きだよ!

もう巻き込まれているのだ、という岸谷の言葉に、否応なく捜査協力させられる湯川。

被害者の上田が転落した事故現場に行く。

ベテランだった上田は転落した時に安全ベルトを装着していなかったらしい。

でも、そのとき上田さんの近くには誰もいなかったことははっきりしています。

つまり誰かに突き落とされたわけではない。

はい。

建物を揺らすような衝撃は?

いいえ。
突風のようなものがあったという事実はありません。

現場を見て、高さや上田をよく観察できそうな場所を確かめる湯川。

どうやったら事故に見せ掛けて人を突き落とすことができるのか?

まさか目に見えない力があるとか?

目に見えない力ならいくらでも存在している。
例えば磁力。さらには万有引力。
こうやって、今話してる僕と君との間にも引力は存在してるんだ。
しかし今回犯人が使った見えない力はそのどちらでもない。

磁力ならば作業員以外のものが落下していないと不自然だ。
さらに引力だとしても。
仮にブラックホールのようなものを作ったとしてもそれは同じことだ。

実に面白い。

やがて第3の手紙が警察に届く。

そこには、自分のニセモノが出ないように、自分の声明文には暗号を付ける旨と、
今やっている事を警察は記者会見を開いて世の中に知らせる事が書かれていた。

そして、新たな「デモンストレーション」の予告。

第2の事件が、また予告通りに起きるのだった。

トリック

第2の事件では犯行声明は事故の3日後に出ている。

被害者が死亡したのは事故の3日後だった。
これによって、湯川は、犯人は何かを仕掛け、死亡した人物を検索してから声明文を
送っているのだと言う事に気づく。

犯人が、コントロールできない何かが存在している。
少なくとも犯人は意のままに事故を起こし、人を殺せるというのは嘘だということだ。

ネットを検索すると、犯人は「2人目のファン」という名で犯行予告を書き込み、
失敗している例もあるのだという事が分かった。

6月4日20時13分「さくら学院の堀内まり菜の応援サイト」掲示板。
「毎日車で聴いてます」
「明日は高速を走って銀座に買い物」
「音楽に夢中になって事故らないよう気をつけないと」
「2人目のファン」

結果、その日、高速道路で事故を起こしそうになって側道で車を停めたという女性を発見。

「運転中に物すごい音がし始め、高速道路が波打ったように見えた」

という女性。

そして、何を仕掛けられているか気付いた湯川は自ら囮になるのだった。

車で移動すると犯人が推測するだろう葉山で研究会をすると言い、栗林に運転させて
出掛けたのである。

結果、運転手の栗林は道路が波打つ激しい目まいと耳鳴りに襲われ、湯川に渡された
ヘッドホンを着けることで助かったのだった。

犯人の車に搭載されていたのは、何やら大きな機材……。

高藤英治。47歳。自称・物理学者。
もともと東京工業化学大学で物理の講師をしていましたが10年前に退職。
それから転職を繰り返し、今はカルチャーセンターなどで一般人に科学の講義をしていますが、
ほぼ無職といってもいいでしょう。

その男は栗林が最近度々会って一緒に飲んでいた友達だった。

高藤が使ったのはロングレンジアコースティックデバイス。

イラクやアフガンなど 紛争地域で使われたものと同じもので、LRADと呼ばれる
非殺傷型の音響兵器だ。
23キロヘルツ程度の特殊な超音波を以前君に見せた超指向性のスピーカーで照射し、相手の
平衡感覚を狂わせるというものだ。

亡くなった人たちは栗林さんと同じ目まいや耳鳴りに襲われたってわけね。

でも、このヘッドホンで元に戻るっていうのは?

これで微弱な電流を内耳に流し、栗林さんの平衡感覚を元に戻したんだ。

ああ…つまり、この程度で防げる現象だったってわけ?……

  ※※※※※

あ、また端折らせていただいて、すいません…。

いや、今回は面白かったですよ。
第2シーズンで一番面白かったかも。

自分で自分の事を「悪魔の手」とか言っちゃって中二病かよ……。
としか思えないわけだけれども、犯人は、あんな奴だったし。

高藤英治。元・物理学者。現・カルチャーセンター講師。

ガリレオに人生を潰された男。

科学者同士の対決……というのは、つい先日終った『お天気お姉さん』最終エピソードと被る。
これは、別に局のせいじゃないし(と、思うし)他のドラマと比較したって仕方ないわけだけれど、
今回はそれぞれに味があって面白かった。

結果、あっちもこっちも自分は天才だと信じている学者のキチガイ行為という事で…。

違うのは、あっちは実績のあるキチガイ。
こっちは実績のないキチガイ。

10年前、学会で、

高藤さんの研究は一つ欠点があるのでは?
ヘリカルギアだとごく限られた条件下でしか有効に機能しないのではないでしょうか?

条件管理は将来的には困難ではなくなるはずです。

条件管理が困難でなくなるのであれば、僕が考案した磁界歯車方式の方が効率的かつ
経済的だと思います。

僕は経済性だけを追求しているわけではありません。

だとすれば、それは従来科学の域を出ていないと言えるのではないでしょうか?
もちろん、高藤さんのご研究の全てを否定しているわけではありません。
アプローチそのものは大変面白いと思いました。

この質疑応答のせいで、自分の学者生命が終わったと思い込んだ高藤。

これと同じ言葉を無意識に記者会見で使った湯川先生。

犯人は特定の場所で事故を起こすことはできても、特定の人物を事故死させることは
できないということです。
犯行声明文に書かれてある被害者の名前は、報道によって知り得たものです。
つまり、犯人はどこの誰かも分からずに殺害しているんです。

後から辻褄だけを合わせてるんです。
まあ、ただの後出しじゃんけんとでも言いましょうか。

そして犯人が使った手段は単純な従来科学です。

従来科学というのは?

昔からあるありふれた技術ということです。

なるほど。かなり次元の低い事件ということですね?

湯川先生は、高藤の事を

まったく覚えていない。
大体、そんなことでいちいち恨まれたらこっちの身が持たない。

と言っていたので、これは偶然使った言葉なんだろうけれども…。

記者会見の事を「こう言えば犯人のプライドが傷つく」と言っていたから、言えばブライドが
傷つくと知っていて言った言葉なんだよね。…うん。

えっと…10年前も狙って言ってたって事でOK……

ま…おかしくなっちゃったんだろうね。

「あなたは自分の境遇を他人のせいにしかしてない」

と言った恋人まで殺して埋めてしまう。
それも、湯川先生が殺したと思い込んでいる。

人生の悪運は、高藤にとって湯川が学会で手を挙げた10年前から始った。
だから「悪魔の手」なわけね。

湯川憎しで10年以上も生きてきた。

しかし、湯川先生は今日も

「気にしない」

のだった。

湯川先生…
人の心は科学よりも恐いって事をお勉強してください。

そして、その「従来科学」の域を出ない発想しかできない高藤にまで「使えない情報源」
と言われてしまう栗林さん。

初めてのお友達だったのに……。

今回は、栗林先生の湯川愛がいっぱい聞けた回だった。
それだけで楽しい。

何よりも、狂気の生瀬勝久、最高!!

こんな生瀬さんを見れただけでも、満足すぎる。

しかし、ネット検索を「文系の私にも解るように説明してください」とか言う刑事…ぇ…。

…ほんと、少しは考えて自分で出来ることはしようよ。
過去の事故調査は先輩にやらせ、事件の核心は湯川先生にゆだねて、この人何やってるんだろう。

あと2話。最後まで岸谷くんはそんなキャラか~。
吉高ちゃん、この役、損したね。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


帝都大学の湯川学(福山雅治)と、岸谷美砂(吉高由里子)を通じて彼に捜査協力を求めている
貝塚北署に、『悪魔の手』を名乗る人物から犯行予告が届く。
その人物は、『悪魔の手』を使って人を自在に葬ることができるとし、警察の手に負えなければ
T大学のY准教授に助けてもらえばいい、これはどちらが真の天才科学者かを決める勝負でもある、
と挑発していた。  

ほどなく2通目の手紙が届く。
犯人は上田重之(岡本正仁)を転落死させた、と記していた。
美砂によれば、最初の手紙が届いた日、品川のビル建設現場で建築作業員の上田が転落死したという。
そして、湯川に届いた手紙には、インターネットのアドレスが記載されていた。
それはある映画のサイトで、書き込み欄には「感動のあまり落ちないようにしないと。品川の建設中の
ビルより愛を込めて」という投稿があった。
書き込まれたのは事件の前日だった。  

湯川は、美砂とともに事件のあった建設現場を訪れる。
だが、事故に見せかけて人を突き落す方法は存在するものの、犯人がどんな方法を使ったのかは
わからなかった。  

一方、栗林宏美(渡辺いっけい)は、友人の物理学者で、いまはカルチャーセンターなどで講義を
している高藤英治(生瀬勝久)と一緒に酒を飲む。
その時、湯川が『悪魔の手』の事件に関わっていることを話していた。  

そんな折、20代の男性会社員が電車に接触して死亡するという事件が起こり…。

(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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【キャスト】

湯川 学 … 福山雅治
岸谷美砂 … 吉高由里子

栗林宏美 … 渡辺いっけい
太田川稔 … 澤部佑

折川 圭 … 今井隆文
宇野原達也 … タモト清風
田窪壮一郎 … 小野塚勇人
遠野みさき … 逢沢りな
上杉萌子 … 吉倉あおい

草薙俊平 … 北村一輝
内海 薫 … 柴咲コウ

※各話ゲスト

第1話

連崎至光 … 大沢たかお
連崎佐代子 … 奥貫薫
真島 … 梶原善
間宮昌明 … モロ師岡
里山奈美 … 西原亜希

第2話

真瀬加奈子 … 川口春奈

第3話

脇坂睦美 … 大島優子
小中行秀 … 松尾諭
早見達郎 … 近江谷太朗

第4話

柳沢忠正 … 田辺誠一
柳沢妙子 … 中田有紀
宗田祐輔 … 古田敦也

第5話

磯谷若菜/三上春菜 … 桐谷美玲
磯谷和宏 … 桐谷健太
山下慎一 … 清水優
後藤剛志 … 渋川清彦

第6話

野木祐子 … 夏川結衣
篠田真希 … 遊井亮子
藤村伸一 … おかやまはじめ
潮見 愛 … 白鳥久美子
関 加奈子 … 川村エミコ

第7話

小島結衣 … 香椎由宇
合田武彦 … 渡部豪太
小島太一 … 中丸新将

第8話

神原敦子 … 蒼井優
安部由美子 … 佐藤仁美
駒田良介 … 丸山智己

第9話

高藤英治 … 生瀬勝久
上田重之 … 岡本正仁
石塚清司 … 石川賢二
加藤由美 … うつい香織
小倉智昭

第10話・11話

真柴綾音 … 天海祐希
真柴義之 … 堀部圭亮
若山晴美 … 山口紗弥加
加藤 … 音尾琢真
ヨナ … ク・ハラ
津久井 潤子 … 相沢直美

【スタッフ】

プロデュース … 牧野正
演出 … 西坂瑞城、澤田鎌作
脚本 … 福田靖
原作 … 東野圭吾

公式サイト http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html

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