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【家族の旅路 家族を殺された男と殺した男】第6話 感想

たとえ法に裁かれなくても柳瀬には真実を ねじ曲げた罪の重さを思い知らせてやりたい。

大富の両親と祖父。
そして小さな祐介の無念。

横浜の両親の心の痛み。
礼菜さんの涙。

全てを柳瀬にぶつけて受け止めさせるにはどうあっても冤罪を晴らさなくては。

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【家族の旅路 家族を殺された男と殺した男】第6話

 
  
 kazotabi-op

えぇぇ……祐介くん、何か怒りの方向性を間違っている気がします。

全ては柳瀬のせいなの
全てはあなたのためなのに

感想は、ツイッター上げで。

夫婦は事情を全て知っていて育て始めたわけではなく、アルバムの写真と、預かった祐介が似ていなかったことなどで察していったらしい。

父は遺伝子鑑定に出し、育てている祐介が妹夫婦の子である本物の祐介ではない事を知る。

それでも、祐介を育てようと決心したと語るのだった。

柳瀬の仕業だとしか考えられなかった。

息子の光男は行方不明で、おまけにやつはその行方を頑として言おうとしない。

疑う余地は なかったよ。

だとしたら大富の…俺たちの甥っ子の祐介はもう生きてはいない。

そうも思った。

 kazotabi6-お地蔵

分かったんですってね。
本当の犯人が誰なのか。

澤田先生にお聞きしたの。
あなたの執念が犯人を見つけたって。

結果的にはかえってこの方が良かったのかもしれない。

親子関係が明らかになっても柳瀬の無罪が証明できればお前は殺人犯の息子だっていうそしりを受けずに済む。

それがせめてもの救いになる。

と言う両親に、

僕の代わりに殺人犯の子と後ろ指を指されるのは河村礼菜さんだ。

河村真二。
礼菜さんの父親。

と、サラッと言っちゃう祐介である……守秘義務とは……。

最近、祐介の様子がおかしいので、自分の父が事件に関わっているのではと不安がる礼菜に、

正直な話、お父上が事件に関わってる可能性はあります。

それも、かなり高い確率で。

詳しいことは祐介と一緒にお話しします。

とか言っちゃう所長。マヂか……。

 

そして、この会話だけで、5話掛けて祐介が追い求めた真実を全て察しちゃう礼菜。

祐介もあまり葛藤なさそうにサラサラと本人に言っちゃうのだった。

 kazotabi6-所長

礼菜は病院へ行き、意識不明の母に向かって思いのたけをブチまける。

人工呼吸器が外されてアラート鳴ってるっていうのに誰も駆けつけて来ない病院、ぉぃ……。

 kazotabi6-病院

 kazotabi6-監獄

礼菜が病室に来ていたと医師から聞いた祐介が携帯に電話してみると、

よかった。
最後に祐介さんの声が聞けて。

という、ちょー思わせぶりなひと言で通話は切られる。

とっさに検討をつけた海に向かうと、日差しの明るい時間に誰もいない海で入水しようとしている礼菜を発見。


 kazotabi6-水びたし

祐介が礼菜を連れて行ったのは自分の家だった。

父親と妹と甥を殺した犯人の娘だというのに受け入れ態勢万全で、

出会うべくして出会ったのね。 あなたと祐介は。

家族が増えたんだ。
みんなで喜ぼうよ。

あなたはもう、うちの家族の一員よ。

もう一人、お父さんとお母さんができたと思ってちょうだい。

と言ってくれる両親。

神なの仏なの!?

 kazotabi6-神夫婦

セキュリティゆるすぎる病院や、守秘義務忘れすぎてる弁護士たちにビックリする世界が展開されて、原作もこうなのですか、と思わず言ってしまいそうになるけれども、ないよねーー??

あまりにも悟り開きすぎてる神か仏のような養父母と、すでに何もかも察して受け入れちゃってる祐介……うーーん、世界観がサクサク。

真犯人は死んでしまっているから恨みの矛先に迷ってこうなっているのだろうが、自分を生かしてくれた実の父にはどちらかというと感謝してあげてほしいんだけど。

真犯人の娘である礼菜への葛藤とか、その辺、もう少し主人公が悩んでもいい気がする。

話数少ないみたいだし、こんなペースでなきゃ駄目なのかも知れないけれども、ただただ実の父が気の毒だよ。

「思い知らせたい」とか言っているけれども、妻に捨てられ金は無く、余命が少ない中で必死に我が子を救う道を考え、罪だと解っていて他人の子とすり替えて、冤罪を受け入れ今は静かに死を待っている。この人ほど苦しんでいる人は他に居ないと思うけど。

まぁ……父と子の物語なのだから、これから息子が父のその愛に気づくのだろうが。

ここからの注目点は、もう、死刑が執行されてしまうのかどうかというところのみ。

最期までに、せめて「ありがとう」ってひとこと言ってあげて。


自分が大富祐介ではなく柳瀬光男だったことを確信する祐介(滝沢秀明)。実の父・柳瀬(遠藤憲一)が我が子を思う愛情は痛いほど分かるが、犯した本当の罪は祐介にとって死刑に匹敵するほど重い。

しかし、柳瀬が冤罪で死刑になることはあってはならない。葛藤に胸の張り裂ける思いの祐介。

育ての親である由美子(いしのようこ)と孝信(益岡徹)は祐介が光男であることを知っていたのだろうか?

そして、祐介が次に向き合わなければならないのは、愛してしまった実の妹・礼菜(谷村美月)だった。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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※キャスト

浅利祐介 … 滝沢秀明
柳瀬光三 … 遠藤憲一
澤田 陽一郎 … 片岡鶴太郎
河村礼菜 … 谷村美月
河村あかね … 横山めぐみ
浅利孝信 … 益岡徹
浅利 由美子 … いしのようこ
桜井良太 … 長谷川純
花木重彦 … 目黒祐樹
松枝 栄二郎 – 石丸謙二郎
津村 佐智子 – 朝加真由美

※スタッフ

脚本 … いずみ玲
演出 … 国本雅広
プロデュース … 西本淳一、大久保直実、坪ノ内俊也
主題歌 … 滝沢秀明「記憶のカケラ」
音楽 … 羽岡佳
原作 … 小杉健治「父と子の旅路」

コメント

  1. 家族の旅路 家族を殺された男と殺した男 (第6話・2018/3/10) 感想

    東海テレビ制作・フジテレビ系・東海テレビ開局60周年記念 オトナの土ドラ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』(公式) 第6話『覚悟果てしなき再審への道』の感想。 なお、原作:小杉健治「父と子の旅路」(双葉社)は未読。また、過去に放送された単発ドラマは未見。 祐介(滝沢秀明)は自分こそが行方不明になっている柳瀬(遠藤憲一)の息子・光男であることを…

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