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【 あすなろ三三七拍子 】 第5話 感想

本気でやっとったら自分の応援が届いてるかなんてそんな邪念
一切出てこんもんじゃ。

頑張ってもらいたくてとにかく 声を出す。
ひたすら拳を突き出す。
それは言うたら祈りに近いな。

自分なんかどうでもええ。
相手のことだけや。

 

あすなろ三三七拍子 第5話 

      あすなろop

 

ちょっと遅くなったけれども、あらすじ込み感想で。

 

最期を迎えたケンタの父・ぐっさんを送るための回。

 

しかし、看板作ったり応援ボード作ったり、あちこち連絡したり、応援以外の
雑用多過ぎじゃないっすか?

 

日曜日の定期戦のためにあすなろ応援団は準備に余念がない。

…といっても、メンバーは金髪と団長の2人だけ。

ケンタは病院に詰めている。
サヤオは現在、原先生の地方研究会に同行中。

 

金髪はいつも通りテキトーにやっているように団長には見えている。
案内状の封は適当。
遅刻したのに「プライベート」で早退。

美紀が金髪の何処を好きなのか団長には理解できない。

 

齊藤と山下はぐっさんの病状を聞いてショックを受けていた。

病院どこや!

 

と、飛び出そうとする齊藤を山下は止める。

 

わしらみたいなんが急に行ってみ!
グッさん、もう死ぬと思って闘えんようになるやろ。
そうなったらどないすんねん!

それに齊藤。
団はグラウンドに降りたらあかんのや。
マウンドで 1人闘っとるグッさんをスタンドから応援すんのが団やろうが。

グッさんは今、闘っとんねん。
マウンドに…病院に行ったらあかんのや!

 

ぐっさんは絶体絶命からの粘りが凄かったと思い出す2人。

 

諦めの悪い驚異の粘り腰。
だから最後の定期戦も延長18回1人で投げてのう。

齊藤、聞こえてけえへんか?球場の音。

わしらに出来るこというたら気合の入った応援だけじゃ。

 

そや。
とにかく ひたすら声を届けるだけや。

頑張れや、グッさん!

 

なんか、たまらないよね…。
学生時代から、ぐっさんはマウンドで粘り、2人は声を張り上げて応援した。

学生時代から2人のやった事はスタンドで応援すること。
今も…2人は同じマウンドに下りて何かしてあげる事は出来ない。

ただただ応援の気持ちを届けるのだ。

 

玲奈にチアは吹奏楽を説得できないから定期戦に参加できないと聞かされ、
団のメンバーさえ揃わないのに頭を抱える団長。

 

団長、ここはポジティブにいきましょう。

 

ポジティブ?

そうっすよ。
俺ら応援団が頑張っても野球部の球が速くなるわけでもホームランが打てるわけでも
ないですし…。
まあ、実際、俺らが 一人もいなくても野球部が頑張れば勝てるわけじゃないっすか。
だから逆にそこをポジティブに捉えて「俺ら関係ない」くらいリラックスしてやれたら
俺と団長でも充分いけますよ。

 

言いたい事は解るよ、金髪…。

確かに応援したら球が速くなるわけでもないし、勝てるわけじゃないよ。
呪文じゃないんだから。

でも、この発言はちょっと…軽すぎた。 

金髪としては団長の負担を軽くしてやろうっていう思いやりの気持ちもあったのだろう。

けれども、軽すぎた…。

応援ってそういう気持ちでやってもらっても迷惑だと思うの。
一体になって戦っているつもりでやらなきゃ意味がないと思うの。

気持ちがない応援は、ヤジと同じ。

 

…で、当然、キレて金髪をクビにしちゃう団長。

その結果、当然OBから怒られるという…スムーズな流れ。 

 

ちびとサヤオはしゃあないわ。
金髪もおらん、チアの姉ちゃんも鼓笛隊もおらんで定期戦、何ができんのや?

 

いやいやいや……吹奏楽は鼓笛隊じゃないぜよ。 

 

金髪に言われた事を2人に伝え、

ホントに応援が相手に届いてるのかって言われると、正直自分も…。

 

と、弱気を語る大介。

地獄の合宿のマラソンエールまで大介の中で白紙に戻っちゃったようだね。

 

藤巻。

おす。

お前、まだ 団になってないのう。

 

と、ちょっと呆れたように言う齊藤。

 

本気でやっとったら自分の応援が届いてるかなんて、そんな邪念
一切 出てこんもんじゃ。

頑張ってもらいたくてとにかく声を出す。
ひたすら拳を突き出す。

 

それは言うたら祈りに近いな。

 

祈り?

 

自分なんかどうでもええ。
相手のことだけや。

 

お前も金髪もそない余計なことを考えるっちゅうことは、応援が何か何にも
分かっとらん。
つまり、まだ団になってないっちゅうことじゃ。

 

「応援は祈りに近い」

何か文学的で響くセリフだね。
実際そうだもんな…。
子どもらの試合の時、いつも祈ったもん。

何に祈っていたわけでもないし、誰に届かせようというわけでもないし…。

応援なんてある意味自己満足なわけで。

それでも一生懸命祈るんだよね。
自己満足だけど、こっちも一緒に闘っているつもりで祈るんだよね。

 

今は達観したこと言う齊藤・山下の2人組も実は現役の頃は「応援」に疑問を
持っていた事もあるらしい。

 

グラウンドの選手らにやな、どんだけ届いてたかなんかわしらかて分からんもんな。

分からんな。

ったく、グッさんは危ないし、現役は1人やし…もう一つもええこと あらへん。
おもんない。

 

2人で酔っぱらってグダグダ歩いていた所へ、なんと工事現場の誘導バイト中の
金髪と出くわす。

 

金髪は苦学生だったらしい。
夜は工事現場のバイト。その後に新聞配達。
奨学金だけじゃ足りずバイトのはしご。

意外と、どころかシッカリした子なんじゃん。

 

それ、藤巻、知っとんのか?

 

いや。それ団長に言ったら「お前は辞めてもいい。 おーす!」とか
言われそうじゃないっすか。
団長が巻き込んじゃったわけだし。
…まっ、結果的にそうなっちゃったから黙ってたの意味ないんすけどね。

 

軽く見せているのは…というか、軽さが染みついちゃったのは、他人に気を
使わせないためだね。

 

金髪…お前…。
意外とええやつじゃのう。

 

お~す。 そうなんす。
キャラ違うから隠してるけど、俺、意外に いいやつなんす!

調子に乗るな、お前。

どアホ。

 

おす。

 

それにしても、お前がそうやって藤巻に エールを送っとったとは知らんかったな。

 

えっ?

 

お前、藤巻のために団おったんやないか。
立派な応援や。

 

ああ。そうだな。

 

意外そうに先輩たちを見る金髪。

ああ、そっか…これも「応援」かぁ…。
太鼓叩かなくても声出さなくても、ちゃんと応援してるんだね。

 

定期戦の前日。

いよいよ危篤の連絡をケンタから受けて、山下、斎藤、大介の3人は
病室へ駆けつけた。

ぐっさんはすでに意識不明の状態だったが、前日の夜中、奇跡的目を覚まして
ケンタと話が出来たのだという。

 

人のこと 応援できない人間は人からも応援してもらえない。
お前は応援団に入ったんだ。
とにかく心から人のことを応援できる人間になれよ。

 

ぐっさんは息子にそう言ったらしい。

そして、山下と斎藤について語ったと。

 

俺はそんな…人のこと応援できるやつを2人だけ知ってる。

俺の同期の齊藤と山下だ。

俺はマウンドで投げてるとき、あいつらに励まされて投げぬいたんだ。
ピンチになって うつむいたとき、スタンドから山下の太鼓が聞こえてくる。

「顔、上げんかい」「まだ負けたわけやないど」「早う顔上げんかい」

そうやって山下の太鼓に励まされて、顔上げるとスタンドのてっぺんに
齊藤が掲げる団旗が見えるんだ。

風の強い日に旗が音を立ててバタバタ広がっても、あいつはびしっと
旗を立てて…。

それを見てると…

俺も頑張らなきゃ。
ここで逃げ出すわけにはいかない…そう思って立ち直れたんだ。

 

応援は届いていた…。

ここからの土砂降りの雨の中での齊藤と山下のエール。
病院の中庭から、ぐっさんの病室を見上げて。

太鼓はない。
でも、ぴしっと顔を上げてエールを送る。

CM予告で何度も見たこのシーンが、まさか無音のシーンだったなんて…。

 

病院だから迷惑はかけない。
声のないエール。

それでも気持ちは届くんだよね。
応援は、祈りは、無音のものなんだ。

 

ケンタは最後まで父親の枕元で応援し続けた。

大介も金髪も、フェミ協会のおばさんたちを振りきって帰ってきたサヤオも、
みんなびしょ濡れになりながら顔を上げてエールを送る。

 

たくさんの応援んに送られて、最後まで闘って、ぐっさんは逝った。

 

お前はあのエールがグッさんに届いてないと思うか?

 

いえ。

 

どれだけ応援してもグッさんに奇跡は起こらないかもしれない。
だけど、あのエールは絶対グッさんに届いてる。

俺たちはとにかく ひたすら応援することしかできない。
だが、きっと…それでいい。

 

応援される人たちは応援してくれる人たちに恥じないように顔を上げる。

誰もが顔を上げて生きていけるように。

「応援できる人間」「応援される人間」になるためのドラマ。

 

ベタだよ。
だけど、このベタさには真実がある。

ファンタジックな描き方も気持ちよく見られる余韻をもたらせてくれる。

 

最期まで誰かとこうして繋がっていられる人間。
そんな人にどれだけの人がなれるだろう。

 

そういう人生を送りたいね。
悔いのない人生を送りたいよね。

 


藤巻大介(柳葉敏郎)と保阪翔(風間俊介)は、翌檜(あすなろ)大学と京浜学院大学の
伝統の定期戦に向けた準備に追われていた。
松下沙耶(剛力彩芽)は、原智子(森口瑤子)の公開授業の手伝いで地方の大学へ。
野口健太(大内田悠平)は、病院で余命いくばくもないと診断された父親・康夫
(三浦誠己)の付き添いをしていた。
ゆえに、2人で準備を進めなければならない状況で、遅刻と早退を繰り返す翔に
大介はあきれるばかり。 

大介は、大学時代に野球部のエースとしてマウンドに立つ康夫にスタンドからエールを
おくっていた齊藤裕一(反町隆史)と山下正人(ほんこん)に、康夫の病状を伝える。
康夫が病気と戦っている“マウンド”に自分たちが足を踏み入れてはいけないと、
齊藤たちは病院へ駆けつけたい思いを必死で抑える。  

そんな中、チアリーダー部部長・葉月玲奈(高畑充希)から、定期戦にチア部は参加
できないと告げられる。
不安を抱く大介を励まそうと、翔は応援が選手に届いているかわからないし、勝敗に
応援は関係ないと軽口を叩く。
その言葉を聞いた大介は、翔に応援団を辞めるように言い渡した。  

定期戦前日、健太から康夫は今夜が最期かもしれないと連絡が入る。
大介はすぐに齊藤と山下に連絡し、3人で病院へ向かった。健太は、昨晩一度目を
覚ました康夫と少しだけ話ができたと言い、その内容を大介と齊藤と山下に聞かせ…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

よろしければ→【2014年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

藤巻大介 … 柳葉敏郎
松下沙耶 … 剛力彩芽
保阪翔 … 風間俊介
葉月玲奈 … 高畑充希
野口健太 … 大内田悠平
藤巻美紀 … 飯豊まりえ

藤巻広子 … 菊池桃子
原智子 … 森口瑤子
山下正人 … ほんこん
齊藤裕一 … 反町隆史

権田 … ミッキー・カーチス

荒川剛 … 西田敏行

 

※スタッフ

脚本 … 吉田紀子、ふじきみつ彦
演出 … 土方政人、植田泰史
プロデューサー … 小林宙
音楽 … 大友良英

原作 … 重松清「あすなろ三三七拍子」
主題歌 … スピッツ「愛のことば-2014mix-」
  
公式サイト http://www.fujitv.co.jp/asunaro337/

 【 あすなろ三三七拍子 】第1話 第2話 第3話 第4話 第5話


コメント

  1. 昼寝の時間 より:

    あすなろ三三七拍子 #05

    公式サイト 藤巻大介(柳葉敏郎)と保阪翔(風間俊介)は、日曜日に行われる翌檜大学

  2. あすなろ三三七拍子 第五話

    「死にゆく仲間へ最期のエール」

    内容
    父・康夫(三浦誠己)に会うことを拒否続けた健太(大内田悠平)
    母・景子(高橋かおり)から、危篤と聞いても動こうとしなかった。
    だが、大介(柳葉敏郎)達が諭し、ようやく健太は病院へ。

    一方、大介と翔(風間俊介)は、京浜…

  3. あすなろ三三七拍子 #05

    『死にゆく仲間へ最期のエール』

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