【サキ】第10話 感想

姉ちゃんは…知ってたんだね。

俺が…母さんを…母さんを…

殺したことを…。

 

サキ 第10話

　　　　

 

あ～面白かった…。
爆笑した…。
こんな見方でいいのか…ぇ…。

 

うわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!

と、叫んで妻・恵から逃げ出した須藤理事長は、夜道を走りぬいてサキのマンションに
やってきます。

ピンポーン ピンポーン ピンポーン　ピンポーン ピンポーン
ドンドン ドンドン！ピンポーン ピンポーン!!!!!!

うっさいねん!!!
夜中に迷惑な……。

 

どういうつもりだ？何考えてんだ！？
一体俺が何をしたっていうんだ！？答えろ！！

インターホンで叫ぶ須藤。
髪ふり乱しちゃって顔付きとか変わっちゃってます。
平気かこの人…(いや、平気じゃない。

 

言ったでしょ。
私の母は5人の男に殺されたって。

えっ！その中に…俺が入ってんのか？
いつだ？いつなんだ？勘違いじゃないのか？
俺はそんな覚えはないぞ！

 

そうね。あなたはそうでしょうね。

み～んな忘れてるって言ったでしょ。

やったほうは記憶にない。
でも、やられたほうは忘れない。決して。

冷静に対応するサキさま。

見てるわね。

えっ？

あなたの大事な家族が壊れていくの。ふふふっ…。

壊れる？

ええ。そう。
音を立ててね。

 

フラフラと家に帰ると、恵は落ち着いて待っていました。

休みを取るよ。

えっ？

アラスカにオーロラを見にいこう。

オーロラ？

ああ…そうだよ。オーロラだ。…いいだろ？

 

少し微笑む恵。

 

その頃、サキはマンションのロッカーに和繁からの手紙が入っているのを見つけます。
一緒に何やらプレゼントっぽい箱が。

「風邪、大丈夫ですか？指輪はオレからのサプライズです。早く元気になってください。」

おいおい…指輪をロッカーに入れて渡すって…。
そんなだから、あなたにはモテキが来ないのよ。

 

翌日。和繁くんはサキを訪ねて病院に来ます。

 

俺、見たんです。

見た？ 何を？

おやじを。サキさんのマンションで…。

 

サキは、あの時、インターホンに映る和繁を理事長も見ていたのだと言います。
理事長に女として見られていたのだと、あの時気付いた、とも。

そして、ヒゲを剃った方が素敵だと言ったのは自分だとも言うのでした。

どんどん顔つきが険しくなる和繁くん。

 

お父さん、私の部屋にまで来て言いたかったことはね…。
あなたとの縁を切ってほしいってことだったわ。

 

和繁は怒りに満ちた顔で家に帰り、いきなり親父の顔をグーで殴るのでした。

食事中の椅子から転げ落ちる須藤。
驚いて駆け寄り、助け起こす恵。

 

俺、出てくから！こんな家！

えっ？

昨日の夜、おやじ、サキさんの家に行ってたよ。オレ見たんだ。

誤解だ。違う！

何が違うんだよ！違わないだろ？

須藤は、やましい気持ちなんかないと弁明しますが和繁くんは聞きません。

 

俺と縁を切れって言いに？わざわざ家に上がり込んだっていうのか？
俺をだしにしたんだろ？
自分がサキさんを好きだからって。

えっ？

普通、息子をだしになんてするか？
いくら2人っきりになりたいからって。

あなた、どういうことなの？

 

もう、恵さんの心の中は、黒いシミでいっぱいです。

あのイヤリングもサキさんのなの？

はめられたんだ！
全部あいつが仕組んだ罠なんだ。あいつはうちを壊そうとしてるんだよ。

うちを壊して何の得があるの？！
サキさんにどんな理由があるっていうの？

サキさんは和繁が…あなたの息子が好きになった人なのよ？
解ってるの？

 

信じてくれ…俺を。なぁ。恵、なぁ。恵！

ひげそったのも、サキさんが言ったからなんだってな。
ひげがないほうがいいって言われて、すぐに剃ったらしいじゃないか。

そんなこと…。

 

恵はそのまま家を出ていき、和繁も出ていきます。

ああ・・・精神不安定な激情家族……。

 

そして、再びサキのマンション。

 

ピンポーン ピンポーン ピンポーン　ピンポーン ピンポーン
ドンドン ドンドン！ピンポーン ピンポーン!!!!!!
開けなさいよ。
開けなさい！！

今度はあんたかよ。

 

ロックは解かれて、恵はサキの部屋に駆け込みます。

 

恵さん。

うそつき…信じてたのに！

 

いきなりサキを押し倒して首を絞める恵！

何で…どうして私をだましたの？
あのパールのイヤリングだってあなたのなんでしょ？

許せない… 絶対に許さない！

振り払って逃げようとするサキに、恵は包丁を持って迫ります。

 

結婚していても誰かにときめくことや愛してしまうことは止められない。
そう言ったでしょう？

因果応報とでも言いたいわけ？
私は絶対渡さないわよ。必ず奪い返してみせる。

 

緊迫した状況の中、恵はサキが笑っている事に気づきます。

何笑ってんの！？

生き生きしてるなぁと思って。

 

はあっ？生き生き？あんた刺されるで…。

しかし、サキさまは、ますますニヤニヤするのでした。

 

勘違いしないで。
私、ご主人のことなんて何とも思ってないから。

えっ？
じ、じゃあ…し…主人のほうが一方的に？

 

恵さん。
そういう本当のあなたに戻ればいいのよ。

思い出して。
あなたを幸せにすることができるのは誰？

 

包丁持って人を刺そうとしてる、この姿が「本当の姿」…ぇ…。
と、視聴者が思っている間に、サキさまの催眠術…もとい説得は続きます。

 

何が一番の幸せ？

よ～く考えて。

あなたなら…わかるでしょ…？

 

カメラにモヤがかかってユラユラし始め、もう、催眠術か呪いか何かのスペックとしか
思えない状況で恵さんの気持ちは鎮まるのでした。
サキさま、こえ～っ！

 

翌朝、ボーっとテーブルに座る恵さんと、にこやかに食事の支度をする
サキさまの姿がありました。

 

恵さん、食べましょ。恵さん？

いただきます。

…おかしな話かもしれないけど…。
やっぱり私は…あなたに出会えて良かったって思ってる。

恵さん。

 

気持ち悪くなっちゃった。

えっ？

あの人のこと。
…このドレッシング、すっごくおいしいわ。
ふふっ。

ふふふっ。

 

きゃーーーー…なに、このユリ展開……。

この一晩に一体何があったの？

これって恋人たちの朝だよね。ユリだよね。

サキさまってば両刀使い……ぇ…。

 

その日、サキはワインの受け取りに行きます。

注文したワインは2本。

店員が聞きます。

89年って何かの記念日なんですか？

ええ。あるご家族が生まれた日なの。
そのご夫婦、その時に新しい命を授かっていてね。
だから、そのご夫婦と子供家族３人のお祝い。

すてきですね。

ふふっ。

じゃあ、もう1本のビンテージは？

その年はね…。

 

言いかけた時、店の奥から和繁くんが出てきました。

 

サキさん！
こんにちは。来てくれたんですか！

この間頼んだワインを受け取りにきたの。

サキさん！俺、家を出ました。おやじとも縁を切ります。
だから…もう何も気にしなくていいんです！

和繁君。

俺ともう一度ちゃんとやり直してもらえませんか？

 

営業中の店内でデッカイ声で告る和繁くん……。

うっすらと微笑むサキ。

恵さんがね、いつもあなたのことを褒めてた。
和くんは優しくて素直でいい子だって。

…でもね、私に言わせると…。

 

ただの馬鹿なのよ。

 

和くんの右手を取って、ロッカー指輪を返すサキさま。終了です。

 

一方…。
隼人たちは、隼人の母親と3人、中川、野村、本田との関わりを調べ回っていました。

死因は心不全で間違いない。
しかし、復讐だと解ったからには、何かしらの関わりが無くてはならない。

調べたところ、野村の弁護士事務所と中川の会社、本田の会社には何の
繋がりも関わりもありませんでした。

ただ一つ。
隼人の母が亡くなった2007年2月28日。
野村は仕事を休んでおり、妹・祐樹の結婚式であったことが分かったのです。

 

遅れてきたんです。

と言う祐樹。

遅れて？

ええ。

どうして遅れたんですか？

確か家で仕事をしなきゃならないとか、そんな理由だったような気がします。

そして、サキにも同じことを聞かれたと言う祐樹。

 

「野村さん、結婚式遅れてきたの？どうして遅れたんだろう？」

 

新田のお母さんが倒れたのは品川区。

野村先生は自宅から品川区橋本町にある結婚式場に自家用車で向かった。
結婚式は午後2時からだったのに1時間遅れて到着した。
午後3時ごろ3人共同じ品川区にいた。

近いよね。

これってどういうことなんだろう…。

直美さん、母さんが倒れた場所行ってきました。
思ったんですけど、あそこで倒れたら普通は港南総合病院に運ばれますよね？
じゃあ、何で港区の病院に運ばれたんだろうって。

港区の病院…。
港南総合病院…。

 

隼人は、港南総合病院の須藤理事長から聞かされた話を直美にします。
母が５人の男に殺されたということを理事長に話したらしいと。

えっ？ 何でそんなわざわざ自分の首を絞めるようなこと。
あえてそう言ったってこと？

それって…。

宣戦布告。

その理事長、４人目のターゲットかも！

 

その頃。

須藤理事長は人けのない家の中で恵からの離婚届を見つけ、大暴れ中でした。

 

家族3人の写真が入ったフレームを叩き恐し、食器を叩き割り、ガラスを割り、
スタンドを壊してドアを蹴散らし……あらあら片づけるのが大変～と思ったら
灯油を持ってきて部屋に撒き、なぜか灯油を口に含んでブーーーッと吐き出し…。

そして、部屋に火をつけたのでした。

メラメラと燃えていく部屋の中で1人佇む須藤……。

 

サキはその頃、冷蔵庫からお肉を1枚出して美味しくいただいていました。

89年のワインと共に。

 

隼人は母が亡くなった病院で医師から言われました。

 

新田さんは、もともと心室中隔欠損症という先天性の心臓の病気を
抱えていたらしいですね。
そういった方は、心不全を来しやすいというか。

じゃあ、やっぱり死因に不審な点は ないんですね。

ええ。結果的に死を早めた原因もないと思いますよ。
過去に大きな手術でもしていないかぎりは。

 

過去に大きな手術……。
隼人には、それが引っかかったのでした。

移植…。

 

サキの携帯の留守電に話す隼人。

 

姉ちゃんは…知ってたんだね。

俺が…母さんを…母さんを…

殺したことを…。

 

はぁ～……須藤家には笑わせてもらったわ。

ちょっと妻の様子がおかしかったくらいで、化け物でも見たように騒いで走り出すわ、
人の家のインターホンをピンポンピンポンピンポンピンポン鳴らすわ、
殴るわ叫ぶわ暴れるわ……。
情緒不安定すぎ。直情型すぎ。テンパリすぎ。

灯油を口に含みだした時は、火吹きマジックでも始めるかと思ったよ。

これね、これ。
　

理事長はこれで終了ってことですかね。

そして、恵さんの手名付け方、すごい。さすがサキさま、男も女もイケる…。

 

また、ちょっと見えてきましたね。

理事長に関しては先週も書いた通り、息子の処置を優先して母がたらい回しになり、
手遅れになった。
野村は何なの？
何かやらかして救急車を止めたのかな。

中川、本田は保留。

まぁ、皆さん「忘れてる」って言うよりも「身に覚えがない」かもね。

自分がしたことが、誰かがどこかで死ぬ切っ掛けを作ったなんて誰も思わない。
そう考えると恐いですよね。

あなたが、ちょっと転んだ事が誰かの運命を狂わせる切っ掛けになっているかも…。

って話ですよね。

しかし、サキさまのやっている事の方がずっとエゲツない。

相変わらずサキ・マイヤーのモットーは「目には目と歯を」なのでした。

 

そして、隼人は何か大きな病気で母から移植手術を受けていて、そのせいで母が
心不全を起こす確率が高くなった…。

そういう事らしい。
やっぱり最後のお肉は隼人だった。

 

次回は最終回。

隼人のお肉は食べられてしまうのか、冷蔵庫の中で腐るのか…。

 

東方神起の2人が出演するのは来週だそうですわ、奥様。
こんな逼迫した状態で、一体何の役を……？

 

※そして、相変わらずコメントにレスできずすいません～。
頂いた分は楽しく読ませていただいております。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

妻・恵(富田靖子)にイヤリングを見せられ、サキ(仲間由紀恵)にハメられたと知った
須藤(高嶋政伸)は、サキの元へ向かい理由を問い詰める。
サキから「母を殺した5人の男のうちの1人」だと突きつけられる須藤。
しかし、須藤に心当たりはまるでなかった。

一方、息子の和繁(庄野崎謙)から、夫・須藤がサキを女として見ており、息子と別れる
よう迫ったと聞いた恵は、夫の上着に入っていたイヤリングもサキのものだと知りがく然。
サキの自宅へ乗り込むと、激高してサキに襲い掛かる。
サキの仕掛けた罠により、見事なまでにバラバラに崩壊してゆく須藤一家。

隼人(三浦翔平)は、直美(内田有紀)らとともに、サキの復しゅうのターゲットとなった3人の
男たちと母・明美(朝加真由美)との接点を探っていた。
そんな中、「母は5人の男に殺された」というサキの言葉の真意を探るため、母が搬送された
病院で死因を改めて調べていた隼人は、母の死に隠された思いもよらぬ事実に突き当たる。

その夜、誰もいなくなった家でひとり過ごす須藤のもとにサキが現れる。
喪失感に苛まれた須藤は、部屋の中で暴れだし、ついに恐るべき行動に出て…

(あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

よろしければ→【2013年1月期・冬クールドラマ何見ます？】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

　　
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【キャスト】

網浜サキ … 仲間由紀恵
新田隼人 … 三浦翔平

濱田直美 … 内田有紀
須藤和繁 … 庄野崎謙
野中百合香 … 黒川芽以
良太 … 鎌苅健太
堀江 … 滝沢涼子
遠藤広太 … 松田知己
遠藤里香 … 石井香帆
野村祐樹 … 原田佳奈
花岡 … 渡邉紘平
浦田道子 … 伊藤麻実子

野村康介 … 萩原聖人
岩城利也 … 石黒英雄
須藤繁之 … 高嶋政伸
本田典史 … 岡田義徳

須藤 恵 … 富田靖子

中川 肇 … 姜暢雄

 

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