【カラマーゾフの兄弟】 第4話 感想

人間にはどんな困難でも乗り越え糧にしていく力がある。

思う存分悩めばいい。
その時間は決して無駄にはならないよ。
君をたくましく導いてくれる。

 

カラマーゾフの兄弟 第4話

   ドラマ カラマーゾフの兄弟 感想
 

初回に書きましたが、原作は既読なのでなるべくネタバレのないレビューを心がけます。

あの夜…。
文蔵にハメられたと知った満は、久留美の事を知っていた勲に食って掛かっていった。
涼はそれを一生懸命止めた。

悪いけど、ほっといてくれ。
もうこの家とは一切関わりたくねえんだ。

満はそう言って出て行った。

 

刑事は、涼にはあまり多くを聞かない。
同情しているように涼を見る。

今も信じられないんです。あんなふうに人が死ぬなんて。

ショックだったでしょうね。あなたが第一発見者でしたから。
それも実のお父さまだ。

…でも、涙を流していないんです。

きっと僕はどこか。
何かが変なんです。
自分の父親が死んだというのに泣くことができない。

やっぱり、僕には何か欠けているところがあるんでしょうか?

 

涼は普通の医学生として、それなりに大学生活を楽しんでいた。

けれども、時に「黒澤文蔵の息子」であることを思い知らされることがある。
友達と飲んでいる時にさえ、全く知らない人間が頭を下げてきたりする。

涼は、そんな自分に戸惑っていた。

ある日、校内で涼は精神医学の園田教授を手伝い、教授が行っている不登校の子どもたちの
心のコミュニケーション広場を見学した。

心を閉ざして1人で孤立する子どもに話しかける園田教授。
涼はそれを見て感銘を受けた。

 

驚きました。
子供時代の成育環境が人の成長にとても大きな影響を与えるんですね。

子供にとって身近な大人、特に家族が見本だからね。

僕には…いなかったので。

そうなのか?

はい。
母は幼いころ亡くなって、父も普通の親とはちょっと違う感じの人で…兄たち2人も
早くに家を出たものですから。

そうか。

ずっと疑問に思ってたことがあるんですが聞いてもいいですか?

もちろん。

人は生まれたときは誰もが無垢です。
なのにどうして大人になるに従って、争ったり傷つけ合ったり不毛なことを
するようになってしまうんでしょう?
僕は、そのことが怖いと思うときがあるんです。

なぜ人は無垢のままでいられないんでしょうか?

僕はね心の力を信じてるんだ。

心の力ですか?

大人になって無垢でなくなるのは事実だろう。
だけど、それは、自分の中にある様々な感情や欲求に向き合いながら人間的に
成熟していくということでもある。
そう思うと希望があるだろ?

人間にはどんな困難でも乗り越え糧にしていく力がある。
そういう人間の持つ無限の可能性が僕を魅了するし、精神医学は豊かに生きるための
道しるべになってくれるんだ。

思う存分悩めばいい。
その時間は決して無駄にはならないよ。
君をたくましく導いてくれる。

 

優しく力強い教授の言葉に涼は感動した。
そして、精神医学に興味を持ち始めた。

 

兄たちが出て行ってしまってから、涼は時々、文蔵と2人で食卓に着くことがあった。

父は下品で礼儀知らずで、いつも大きな声で小栗や末松を怒鳴っていたが、
涼に対しては声を荒げることはなかった。

涼もまた、文蔵に逆らうことはなかった。

涼の中では、家の平和はそうやって保たれていた。

 

子どもの心の成長過程に親が深く関わっている事。
そして、園田教授が語ってくれた心の力。

そんな事を考えながら海辺にいた時、涼は「黒澤なんか」と以前腕に噛みついてきた
小学生くらいの子どもが1人でサッカーをしているのを見た。

声をかけて一緒にサッカーをやっている内に、少年は次第に涼に心を開いた。
一郎という名前で、家は黒澤の下請けでこき使われているのだと言う。

送っていくと、家は杉卓工務店という小さな工場だった。
母親は、身体を壊して入院中らしい。

その時、その杉宅工務店から一郎の父親と一緒に兄の勲が出てきた。

何度来てもこっちの主張は変わらない。
ウチを切るなら黒澤もろともだ。

またお伺いします。

2人の様子は険悪だった。

帰ってから、涼は杉宅工務店とどういう関わりがあるのか勲に聞いた。

杉卓工務店が黒澤地所を訴えると言ってきた。
その対応をしてる。

対応って、まさか潰そうとしてるってこと?
かわいそうだよ。
一郎君、すごく心配してて…お母さんが入院してるみたいだし。
何とかしてあげられないかな?

勲は書類から顔を上げて、冷たく言った。

涼。物事には裏と表がある。
一面的に物を見て理想を言ったって仕方ないってことだ。

どういう意味?

あの工務店だって決して奇麗じゃない。

 

その夜、涼は父から部屋に呼ばれた。

疲れているから肩を揉んでくれという父の背中に回って、涼は素直に
肩もみをした。

 

どうだ? 医者は。なれそうか?

来年から実習が始まるので、実際の医療現場を体験できるんです。

早く医者になって俺の役に立ってくれ。
女と遊ぶためにはいつまでも健康でいないとな。

そうですね。ふふ…頑張ります。

 

昔から お前だけだな俺のすることにケチつけないのは。

最近よく考えるんだ。
俺が死んだら誰が泣いてくれるんだろうな。

この父でもそんな孤独な事を考えるんだ、と涼は戸惑った。

文蔵は涼の手を握って言う。

 

それは間違いなく、お前だ。

…そうだろ?

…もちろんですよ。

 

涼は笑顔で答えた。
孤独な父に逆らうつもりもなかった。
親を安心させてやるのも親孝行だ。

 

死が様々な感情を呼び起こすというのは、確かにそうかもしれませんね。

涼は刑事に語った。

でも失ったという実感がない場合もありますよね。

それはお母さんのことですか?

母が亡くなったのは僕が物心つく前でした。

母のことは、誰もが優しくて穏やかで温かな人だったと言います。
なのに自分で命を絶った。

僕は子供のころから母の死の受け止め方が分からなくて、その答えを
ずっと探していたんです。

 

母はなぜ自分を置いて命を断ったのだろうか。
何に追い詰められていたのだろうか。

涼はずっとそう思って生きてきた。

 

母が亡くなった後、小さかった僕を守ってくれたのは兄たち2人だったんです。
もし2人がいなければ僕はここにいないと思います。

掛け替えのない兄弟。

だから僕は2人を信じます。

ですがね。
2人とも言わないんですよ。

何をです?

犯行があった日時の行動。
言えないのはやましいことがあるからですよね?

…そういえば。

あなたにもまだ 答えていただいてませんでしたね。
どこで何をしていたのか。

僕は。

どうしたんです?
言えない理由でもあるんですか?

 

言えない理由……。

涼は事件の日の前日を思い出す。

 

以前から心臓を患っていた園田教授が、倒れて入院した。

見舞いに行った涼は、待合室で一郎を見た。
一郎の母も同じ病院に入院していたのだった。

涼は、一郎の母の分も見舞いを用意して病室を訪ねた。

一郎の母と涼が挨拶して語り合っていた時、父親である杉山が怒りをあらわにして
病室に入ってきた。

 

何してんだ!お前、黒澤 文蔵の息子だろ!
弁護士の息子でらちが明かないと思って、今度はお前か!
こんな物で丸め込めると思ってバカにすんじゃない!

いや、あの、僕はそんな…。

涼には何も言えなかった。
一郎が庇ってくれたが、杉山は怒鳴り続けた。

黒澤の血を引く者にろくなやつがいるわけがない!
今後一切一郎には近づかないでくれ!

 

涼は見舞いの品を突き返されて、教授の病室に戻った。

教授は起きていた。

父親が迷惑をかけた相手から、見舞いを突き返されたと寂しそうに言う涼に
教授は言ってくれた。

黒澤君。
いつか話してくれたことがあったよね。
人が争ったり、傷つけ合ったりする現実が怖いと思うときがあるって。

はい。

それは君自身が自分の中にもそういったものの種があると恐れてるからじゃないか?

えっ?

君との付き合いも2年になるよね。
君が誰かと争ったり怒ったりしてるのを見たことがない。
明るくて朗らかな好青年で、誰が見ても非の打ちどころがない。
しかし、そんな君が誰よりも自分への不信を抱えている。

僕は、自分自身が正直一番分からないんです。

誰にとっても知らないこと分からないことが一番恐ろしいんだ。
でもね、人は自分が何者であるかを知って、初めて社会や他者と向き合えるようになる。

だから恐れずに勇気を出して向き合ってみろ。
自分自身と家族とも。
大丈夫だ。
君は強くて思いやりのある立派な男になれる。
僕みたいにな。

 

そう言って笑う教授の優しさが、涼には嬉しかった。

 

先生。

いや、やっぱり説教っぽくなっちゃったな。
僕も年だな。

僕は…いつか先生のような人になりたいです。

 

普通の父親というのは、教授のような人を言うのかも知れない。
まるで息子のように自分を気にかけ、励ましてくれる教授。

しかし、その後、教授の容体は急変し、その日の内に亡くなってしまった。

涼のショックは大きかった。

 

失意のうちに家に辿り着くと、文蔵がまた勲に向かって怒鳴っていた。

 

今後の契約を打ち切りたいと通告したところ、違法建築を黒澤から指示されたことを
暴露すると言っています。

杉山の野郎、そこまでアホだったとはな。

契約書には不備はありませんので、違法建築を指示したという証拠はございません。

ですが、査察に入られたら困ることもあるでしょうし、和解金を提示してはどうでしょう?

何で俺が金払うんだよ?!
証拠がないんなら、こっちから名誉毀損で訴えたらいいじゃねえか。
何のためにお前がいるんだよ!

…はい。

杉山め!俺に歯向かったらどんなことになるか…!

 

涼は逃げ出したかった。
しかし、教授が最後に自分に指示してくれた言葉を思い出した。
父とちゃんと向き合う事…。

 

お父さん。
何とか穏便に済ませられないんですか?

突然自分の言う事に逆らって来た三男に文蔵は驚いた。

杉山さんには小さなお子さんがいます。
奥さんは病気で入院しています。
…あの…今倒産したら生活していけません。
だから…。

怒鳴るかと思ったら、文蔵は優しい声で涼に語りかけた。

 

優しいな。いつもながら、お前は。
…分かったよ。
お前が心配するようなことはしないよ。
だから安心しろ。

ありがとうございます!

涼は嬉しかった。気持ちが通じたと思った。

 

目の前でそのやり取りを見ていた勲は驚いた。

涼が二階に上がるのを確認して、勲は父に言った。

 

どういうつもりですか?

何が?

ホントに和解するんですか?

何バカなこと言ってんだよ。
俺がこんな楽しみ手放すわけないだろ。

杉山のやつ、血へど吐くまでたたきのめしてやる。

それにしても、あの涼の奇麗事はたまに鼻につくな。
従順にしてればかわいげがあるのになあ。

結局あれか。あのバカ女、詩織の血ってことか。

 

文蔵は笑ってそう言った。

勲は怒りを押さえながら、父に挨拶して二階に上がった。

そして、上がったところで、絶望に震える弟の姿を見たのだった。

 

涼…。
聞いていたのか?

 

階下で響く悪魔の笑い声をカーテンに隠れて、ただ我慢しながら聞いている涼。

涼の背中から絶望が感じられた。
純粋な弟は、ずたずたに傷ついていた。

 

ねえ、兄さん。

おかしいよね。
人のために尽くす温かい人がいなくなって。

助けたい人は助けられなくて。
どうしてだろうね…?

…いなくなるべき人は他にいるのに。

 

父に対する涼の批判の言葉を初めて聞いた勲。
勲は涼を守りたい。しかし、文蔵は涼まで傷つけた。

心から慕っていた恩師を失い、失望に包まれた夜に、亡き母に対する
ひどい中傷を聞いた涼。

守りたいものがどんどん目の前で壊される怒りを押さえ続ける勲。

 

文蔵の言葉は表面は優しいが、従順でない三男は要らない。
自分の言う事に頷いている息子がほしいだけ。それは愛情でも何でもなかった。

涼は結局、自分の言いたい事を言う事は許されないのである。

兄弟がそれぞれに、父親に対して深い恨みを抱いた夜。

 

刑事もまた…涼だけに優しいわけではなかった。

容疑者は3人なのだ。
候補から外れる者は誰もいない。

 

兄弟がそれぞれ味のある素晴らしい演技で、どうにもならない怒りと悔しさを
ぶつけていく…うん。林遣都くんも、本当に素晴らしいです。

 

また気になる所でバッサリと終わって……
来週からはいよいよ兄弟3人共謀説が展開されるのかな。

 

原作:「青空文庫」にもありますよん。もちろん無料→「青空文庫/カラマゾフの兄弟」

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~三男・涼 奪われた我~  

店を持てるという話が、父・文蔵(吉田鋼太郎)と、文蔵から金で買収された吉岡久留美
(芳賀優里亜)による罠だったと知り、茫然自失する長男・満(斎藤工)。
以前、次男・勲(市原隼人)が、久留美に深入りするな、と言っていたことを思い出して、
勲に詰め寄った満を、三男・涼(林遣都)は暴力ではなく話し合いで解決させようとなだめるが、
満はその場から去ってしまう。

2年前のある日、涼が構内の一角で物思いにふけっていると、大きな荷物を抱えた園田教授
(小野寺昭)が歩いてきた。
荷物を運ぶのを手伝うため園田について行くと、そこには大勢の子どもたちがいた。
園田は、不登校児たちに自信を取り戻してもらうことを目的とした活動をしていたのだった。
心の力を信じてる、と精神医学の重要性を話してくれた園田に感銘を受けた涼は、精神医学の
道を進むことを考えるようになった。

ある日のこと、涼は砂浜で1人遊ぶ杉山一郎(樋口海斗)を見かける。
以前、いじめられていた一郎を助けた際に、クロサワなんか死んじまえ、と手を噛まれた涼は、
少しちゅうちょしながらも、一緒に遊ぼうと、声をかけた。
最初はギクシャクしながらも最後には心を許しあえた2人だったが、送り届けた一郎の家が、
文蔵とトラブルの渦中にある杉卓工務店だったことを知り、気まずくなる。
ちょうどそのとき、中から杉山卓郎(水野智則)と交渉決裂した様子の勲が…。

(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

よろしければ→【2013年1月期・冬クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

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【キャスト】

黒澤勲 … 市原隼人(イヴァン/ワーニャ)
黒澤満 … 斎藤工(ドミートリイ/ミーチャ)
黒澤涼 … 林遣都(アレクセイ/アリョーシャ)

遠藤加奈子 … 高梨臨
末松進 … 松下洸平
小栗晃一 … 渡辺憲吉

黒澤詩織 … 安藤サクラ
園田志朗 … 小野寺昭
吉岡久留美 … 芳賀優里亜
刑事 … 滝藤賢一

黒澤文蔵 … 吉田鋼太郎(フョードル)

【スタッフ】

演出 … :都築淳一、佐藤源太、村上正典
脚本 … 旺季志ずか

原作 … フョードル・ドストエフスキー

 

 

 

 
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カラマーゾフの兄弟第1話 第2話 第3話 第4話


コメント

  1. よしぼう より:

    SECRET: 0
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    この「カラマーゾフの兄弟」と、「夜行観覧車」と「ミチル」は、毎回とても楽しみです。
    私も原作既読です。
    しばらく前に舞台に凝っていたことがあり、吉田鋼太郎さんは舞台を映像でですが、見たことがあります。今回も期待に応える熱演なので、毎回楽しみです。
    林遣都くんは、「ストロベリーナイト」の殺人刑事や、「パレード」の謎の青年のような役ばかりが印象に残っているので、今回のような素直な青年の役は、私にとっては新鮮です。
    ただ、原作の宗教を精神医学に切り替えた発想は分かるけれど、あの原作で印象に残った長老の最期がドラマではアレなのか、と考えるとウーンと唸ってしまいます。微妙ですね。
    ただ、次回の三人共謀説って、原作にありましたっけ・・・?

  2. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    再びありがとうございます。
    ホント、ハマってらっしゃるのですね^^
    いや、毎回ラストのあのカッコいい切り方、続きが気になって、ハマってしまうのが解ります。

    私は本来は市原隼人くんのファンなのですが、このドラマでは涼ちゃんが好きですかね^^
    気の毒な子です。

    今週の分も待ち遠しいですね。

  3. 櫻井8号 より:

    SECRET: 0
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    コメント返しのまたコメントになってしまい、すみません><:: いやー、一週間仕事中もカラ兄弟のこと考えてますーー!!本当にいい男ばっかり出ていて、皆さん演技もうまいし。市原さんもあの冷静さ、素敵ですね!今、すっかり満LOVEです。斉藤さんの演技がはまりすぎているんですねー。満の性格や行動が自分と似ているから、一心同体みたいに感じちゃって(かなり妄想)。でも私は一応^^仕事してます。ちなみに異性も苦手です。。くうさんの感想やあらすじもとてもて丁寧で核心をついていて、すっかりファンになってしまいました!カラ兄弟のお話ができる人が周りにいないので、うれしいです!今週も今から楽しみにしています!

  4. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >今回もお父さんの演技指導炸裂してましたね(笑)舞台好きなので、舞台を見ているようで毎週楽しいです。

    ふふっ。ほんと舞台のようですね~。
    そういう雰囲気がこのドラマにクラッシックな空気も作っている。
    そこがまた良いのだと思います^^

    >松下さん三回しか台詞なかったのですねー…(-o-;)
    ラストまでこの調子なのかな~。

    ラストよりも前には喋りはじめるのではないでしょうか…。
    たぶん、小栗と末松にも尋問はあるはず…。うん。

  5. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    こちらこそ、いつもありがとうです^^

    >おっしゃる通り、ホントに兄弟役の市原さん、斉藤さん、林さん、演技がぴったり当てはまっていてすばらしいですね!

    イッチーは元々は熱い演技の役ばかりやらされていたし、本当は開始前はちょっと
    心配だったんですよね^^;でも、抑えた演技が素晴らしいです。
    斎藤工くんはこういう役をやらせたら上手すぎる人ですし、林遣都くんの
    透明感はどんな役でも不思議と光る。器用な人です。
    それぞれを支える演出もまた素晴らしいですね。

    >涼君がオヤジの前で初めて自分の意見を言ったとき張り倒されるのではないかと心配しましたが、優しい声で「お前の言うとおりにするよ」と言ったので、びっくり。

    私も意外でした^^;
    怒鳴りつけるかと思っていたら、そうじゃなかった…けれども、あの後のセリフは、
    あれほど大きな声で言っていたら、部屋で聞いていても丸聞こえのはずだし、
    二枚舌を見せる事で傷つけた…という事でしょうかね。
    喜ばせて落とすという…その方が涼は傷つくと解っての行動でしょう。
    鬼畜ですわぁ…。

    >いよいよ展開に目が離せなくなりましたね!平和主義者の涼君もとうとう兄貴たちの仲間入り?

    というような予告でしたね~。
    予告のミスリードという気もしますが…どうなるんでしょうか。

    >話し戻って恐縮ですが、最初の場面、勲も分かった時点ですぐに満に教えてあげればいいものを・・・

    加奈子絡みが大きい要因かという気がします。
    2人で飲むまでは勲は満に怒っていたわけですし、あそこでちょっとだけ怒りが解けて、
    一応言葉少なめに忠告してやった…ってところでしょうか。
    あんまり喋らない人みたいですしね^^;
    兄弟の絆の行方も気になりますね。

  6. カラマーゾフの兄弟 第4話

    2013.2.2 Sat On-Air第4話「~三男・涼 奪われた我~」 ラテ欄「三男~奪われた我」  店を持てるという話が、父・文蔵(吉田鋼太郎)と、文蔵から金で買収された吉岡久留美(芳賀優里

  7. タンバリン より:

    SECRET: 0
    PASS: 0ed1c3e26413383ecfd901bbe0a75262
    今回もお父さんの演技指導炸裂してましたね(笑)舞台好きなので、舞台を見ているようで毎週楽しいです。松下さん三回しか台詞なかったのですねー…(-o-;)
    ラストまでこの調子なのかな~。

  8. カラマーゾフの兄弟 #04

    『三男~奪われた我』

  9. 櫻井8号 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    くう様、いつも詳しい解説ありがとうございます!また前回はKYな長文でのコメントにも優しいお言葉をかけてくださり、本当にありがたかったです!
    今回は画面が明るくて見やすかったです~。(いつもスマホで見ているので)。涼君の性格が表れている心救われるエピソードも多く、穏やかな気持ちで見れました(オヤジが登場するまでは)。おっしゃる通り、ホントに兄弟役の市原さん、斉藤さん、林さん、演技がぴったり当てはまっていてすばらしいですね!
    暴虐親って結局はワンマン社長みたいなもんで「自分のイエスマン」が欲しいだけなですよね・・・。うちもそうでしたから。だから文蔵にとっては
    満=>逆らってばかり、態度もエラそうーー>憎たらしい、たたきのめしてやる(だから満に対する言動が一番過激で残酷なんですよね><;;;)
    勲=>表面は従順だが、ニヒルな顔で俺を馬鹿にしていやがるーー>頭はいいので利用だけさせてもらう
    涼=>ペットーー>逆らわないいい子だと思っていたのに、とうとうお前もかーーー!!!!
    てな感じだったのでしょうね。涼君がオヤジの前で初めて自分の意見を言ったとき張り倒されるのではないかと心配しましたが、優しい声で「お前の言うとおりにするよ」と言ったので、びっくり。あまりにも天使みたいに純粋な優しい涼の前では、自分の薄汚さ、えげつなさに多少引け目を感じるからでしょうか。あいつに限ってそんな殊勝な気持ちはないでしょうが。しかしあのオヤジの二枚舌。まさかオヤジも涼が陰で聞いているとは思わなかったでしょう。それともわざとか?涼君、ショック受けてましたね。普段仏様みたいに優しい人は、いったん怒りに火がつくと今まで抑えていた分だけマグマみたいにその怒りが膨張するんですよね。いよいよ展開に目が離せなくなりましたね!平和主義者の涼君もとうとう兄貴たちの仲間入り?
    話し戻って恐縮ですが、最初の場面、勲も分かった時点ですぐに満に教えてあげればいいものを・・・「大の男にいうことかっ!」ってそりゃそうなんですけどね・・。すっごく仲がいい友達にその子が傷ついてしまうような隠れた事実とか見ても、なかなか言えなかったりしますものね・・。でも、そういう気持ちとも勲は違う気がします。加奈子がらみのもやもやした思いもあったのでしょうね。勲と満のぎくしゃくも今後どうなっていくのでしょう><::

  10. カラマーゾフの兄弟 第4話

    『涼 奪われた我〜』
    『三男・涼 奪われた我』
    「三男〜奪われた我

    内容
    満(斎藤工)は、バーで知り合った吉岡久留美(芳賀優里亜)の話に乗り、
    店の開店のため借金をする。

  11. カラマーゾフの兄弟 (第4話・2/2) 感想

    フジテレビ系ドラマ『カラマーゾフの兄弟』(公式)の第4話『三男・涼 奪われた我犬』の感想。
    なお、原作である文豪フョードル・ドストエフスキーの長編小説はだいぶ前に既読。

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