【運命の人】第9話


ついに終幕へー

控訴審の逆転有罪判決に到底納得のいかない大野木弁護士(柳葉敏郎)は
最高裁に上告する。
最高裁がどう判断するのか心配した山部(大森南朋)は昭子に会い、真実を
話して欲しいと説得を試みる。
その後、昭子が足を向けた先は、弓成の自宅だった。
由里子と対峙する昭子。
二人が秘めてきた思いが、押さえ切れずにぶつかり合う。

そして、ついに最高裁の決定の日が訪れる。
弓成に下された最後の審判とは!?

(上記あらすじ「Yahoo!TV」より引用)

「運命の人」第9話

     運命の人

有罪判決を受けた以上、休職扱いとはいえ君を社に置いとくのは
厳しいという意見が役員会の大勢だ。

という会社決定に対し、大野木ら弁護団は最高裁に上告しようと提案する。

こんな不当な判決を覆さなくてどうするんですか?
必ず正しい審判が下されるよう私が全力を尽くします。

由里子はピアノ教室を家で始め、新たな生き方を始めた。

ニュースで見ました。
悔しくて震えました。

あなたには最後まで戦って、新聞記者に復帰してほしい。

でも、三木さんをかばい続けたあなたへのわだかまりがどうしても消えません。

久しぶりに家に帰った弓成の元に、実家の父が危篤だという電話が入る。

臨終には間に合った。

裁判…どうなった?

父は、最後まで弓成のことを心配していた。

もちろん、俺は無罪だ。

そうか。お前は…日本一の新聞記者だ。
由里子さん。あんたのおかげだ…由里子さんを大切にしろよ…。

最期の言葉だった。

弓成は、「弓成青果」の再建に立ち向かおうと決心した。
それが終わったら東京へ戻る。そう心に決めた。

父へのせめてもの孝行だった。

しかし、事態は悪化する一方で、再建のめどは立たなかった。

東京では、山部が三木昭子に会っていた。

君が弓成に青いネクタイを贈ったのは覚えてるよな。
そのことで君が弓成に好意を抱いていたことを立証しようとする提案を、
しかし弓成は拒んだ。
なぜだと思う?

強引に関係を迫られて脅された被害者だという君の証言が嘘だとなれば、
君の量刑が重くなるからだ。

もういいだろ。三木さん。

ここらで何が真実かを司法の場で明かしてくれないか。

山部さん。
私はずっと、真実を述べてきましたのよ。

いや違う。
真実は弓成が君をそそのかしたんじゃなくて、君が弓成を機密文書を使って
つなぎ止めようとしたんだ。

君を本当にそそのかしたのは検察や坂元弁護士だろう。
君はその筋書きに乗せられたんだ。

真実ってのは、いつか掘り返されるものなんだ。
君から全てを明かすことが、結果的に君を救う道なんだ。

何が真実かは最高裁で裁かれるはずですわ。

何が救いなのか、君も真剣に考えたほうがいい。

三木昭子の夫は、昭子の職場まで押しかけ、昭子を取り戻そうと躍起になっていた。

私達は何のために戦ってきたんだろうな。
あの記者を苦しめてるつもりで結局苦しんでるのは私達だけなんじゃないのか?

なあ、現実を見てみろよ。
こっちは何もかも失ってるっていうのに、向こうは今だに退職も離婚もしてない。

昭子は夫に侮蔑の目を向けた。

元々は…この夫から逃げたかった鬱屈した感情が、弓成へと走らせたのだ。

あの事件がなくても私達は無理でした。

あなたを好きだったことなど、一瞬たりともなかったわ。

昭子は弓成の家へいつの間にか足を向けていた。
一瞬逃げようとしたが、昭子に気付いた由里子は後を追ってきた。

何だかお宅の様子が気になって。
3年以上もほっとかれて、奥様も大変ですね。

あの人と関わると、みんな不幸になるんですね。

妻の私が苦労を負うのは仕方のないことですわ。
ただ、他人のあなたの人生まで狂わせてしまったことには胸が痛みます。
本当に申し訳ありませんでした

由里子は頭を下げてきた。

昭子にはそれが癇に障った。

「妻」であるこの女。
「他人」である自分。

由里子は頭を下げながらも、弓成と共に戦っている自分を誇っているように見えた。

山部に証言を覆せと言われている話をし、虫が良すぎると笑った。

由里子は、ぜひそうして欲しいと頭を下げた。

私は…弓成と別れてもいいと思ってます。

新聞記者として生き生きとしているあの人を見るのが私は好きでした。
あの人は、新聞記者でなければ生きている意味がないんです。

あの人が記者に戻れるなら、私が妻であるかどうかはどうでもいいことなんです。

だから、あの人を新聞記者に戻してやってください。

昭子は打ちのめされた。

いくら自分が何をやっても、この女には勝てない。

頭を下げ続ける由里子を見て、昭子は自分の醜さと不幸を再認識した。
完敗だった。

だったら……

奥さんの話を聞いて私も心が決まりましたわ。

やはり証言は翻しません。

弓成青果は再建できず、九州地方の契約農家が台風被害に遭った事が決定打になり
倒産の日を迎えることになった。

家も手放し、母も余所へ世話になる事になり…
絶望的な気持ちでいっぱいになったその日、

弓成は、大野木から最高裁の上告棄却を知らされる。

負けたよ…。

5年も…みんなが頑張って、必死に戦って、結局、上告棄却だ。

毎朝新聞に退職届を出し、由里子には離婚届を渡し、弓成は家を出た。

それからずっと連絡はなく…

ある日、何者かからの無言電話を受けた由里子は山部に語る。

あの人は戻ってこないような気がします。

もう、一生会えないような気がします。

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

何かもう…とことん不幸で、とことんツイてない…。

ここまでのスケールじゃなくても、人間、とことんついてない時ってあると思う。
こういう時は、じっと悪運が通り過ぎるのを待つしかない。

弓成の場合は、父が亡くなって、弓成青果は倒産。
有罪になり、新聞記者に戻る夢は断たれる。

弓成だけではなく、周りも悪運を背負い込む事になる。
毎朝新聞は自らが戦いを放棄したせいだが、仲間たちも解雇されたり…
馬券を買った馬まで骨折で競走馬生命を絶たれる始末…。

強烈すぎる負のスパイラル。

しかし、三木昭子は違う。

しきりに「あの人のせいで巻き込まれた」とか「未来が変わった」とか
言うけれども、自業自得でしょう。

夫から逃げたくて、弓成に勝手に夢を託して勝手に恋心抱いて、勝手に恨んで…。
なのに由里子さんに頭を下げさせてなお復讐心を燃え立たせる。

自業自得を認めたくなくて、どんどん追い込んでいく。
地獄に落ちるならもろともって事ですか?

女は恐いなぁ…。

真木よう子さん、このドラマが始まってから、ずいぶんとコケたみたい。
役作りだとしたら、すごい女優根性だ。

だって、本当に視聴者の攻撃を一挙に受けているもの。
みんなに恨まれ憎まれる三木昭子。

ついにストーリーは冒頭に戻り、弓成は沖縄の岬から海へ落ちる。

冒頭と違うのは、それを見ている人がいるということ。

次回は2時間SPで最終回。
彼がどんな再生を果たすのか。

絶望した人間が立ち直り、立ち上がっていく様を見てみたい。

今日は、あの震災から1年経った日。

このドラマが本当に描きたかったのは、来週の「再生」の部分なのかも知れない。

【関連サイト】
※このドラマのネタ元である「西山事件」(沖縄密約事件)の概要。読むとかなりネタバレします。
「西山事件」by Wikipedia

よろしければ→【2012年4月春期ドラマ一覧】ラインナップとキャスト表

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ PINGOO!カテゴリテレビ・ドラマ
にほんブログ村  

※キャスト

弓成亮太 … 本木雅弘
弓成由里子 … 松たか子
三木昭子 … 真木よう子
山部一雄 … 大森南朋
佐橋慶作 … 北大路欣也

司修一 … 松重豊
清原了 … 北村有起哉
金田満 … 遠藤雄弥
萩野孝和 … 梶原善
恵比寿史朗 … でんでん
荒木繁 … 杉本哲太
社長 大館智文 … 錦引勝彦
主筆 久留 … 吉田鋼太郎

安西傑 … 石橋凌
吉田孫六 … 升毅
山本勇 … 小松和重
林外務次官 … 石丸謙二郎

弓成正助 … 橋爪功
弓成しづ … 吉村実子
弓成洋一 … 今井悠貴
弓成純二 … 山崎竜太郎
八雲泰造 … 山本圭
八雲加世 … 高林由紀子
青山芙佐子 … 柴本幸
鯉沼玲 … 長谷川博己
三木琢也 … 原田泰造

大野木正 … 柳葉敏郎
高槻 … 伏見哲夫
坂元勲 … 吹越満

鳥井裕三 … 斎藤歩
松中雄也 … 眞島秀和

横溝宏 … 市川亀治郎
愛川輝一 … 大和田伸也
曽根川靖弘 … 本田博太郎
田淵角造 … 不破万作
福出赳雄 … 笹野高史
小平正良 … 柄本明

十時正春 … 伊武雅刀
井口捜査二課班長 … 小市慢太郎
森靖之 … 浅野和之

坂元千恵子 … 黒沢あすか
枝川清美 … ふせえり

【送料無料】運命の人(1)

【送料無料】運命の人(1)
価格:650円(税込、送料別)

【送料無料】運命の人(2)

【送料無料】運命の人(2)
価格:650円(税込、送料別)

【送料無料】運命の人(3)

【送料無料】運命の人(3)
価格:670円(税込、送料別)

【送料無料】運命の人(4)

【送料無料】運命の人(4)
価格:670円(税込、送料別)