【運命の人】第7話


弓成(本木雅弘)と三木昭子(真木よう子)の裁判は佳境に入っていた。
由里子(松たか子)は悲壮な決意で、昭子のウソを暴く証拠を大野木(柳葉敏郎)に
託し、夫の裁判に立ち会う。

裁判所前で出会い、言葉を交わすことなく激しく見つめあう由里子と昭子。
鯉沼(長谷川博己)はそんな由里子をひたすら見守っていた。

そして、ついに判決の時が訪れる。弓成、そして昭子に下された、
運命を分ける判決とは!!


(上記あらすじ「Yahoo!TV」より引用)



「運命の人」第7話


     運命の人

裁判が再開され、大野木は徹底的に沖縄密約に関する部分を突いていった。

最終合意とは関係のない文書を漏えいした二人を国家公務員法違反で告発したのは
行き過ぎではないですか?


いえ、交渉経過が外部に漏れれば、両国の信頼関係が著しく損なわれます。
告発は当然の措置です。


これは、パリ会談翌日の「ニューヨーク・タイムズ」です。
秘密が前提であるはずの返還交渉の途中経過が実に詳しく記されてます。

この報道に対してアメリカの新聞は一切罪に問われていません。
我が国においても機密文書の取材が罪に問われた例はない。
なのに、弓成記者が起訴された。
なぜですか?


国益が著しく損なわれる機密漏えいだということでしょう。

しかし結果的に弓成記者の行為が国益を損ねましたか?



検察側の証人として呼ばれた吉田孫六は、核心をついた質問に対しては、
「解りません」「だと思います」「お答えできません」
を繰り返し、しどろもどろであった。

この点で大野木弁護士は実に敏腕だった。


我々としては、現役の新聞記者も証人に呼びたいと思ってます。
毎朝以外の第三者が望ましいんですが。


弁護団からそう言われた弓成は、証人として出廷してほしいと山部に頼む。

山部は二つ返事で引き受けてくれた。


実は山部はこの証人呼び出しに対して、編集長から断るように言われていた。
しかし、山部は弓成の役に立ち、この裁判に勝つ事が新聞記者としての
勝利にもなると信じている。

何を蹴っても証言する心づもりでいてくれたのだった。


法廷で山部は記者の存在意義について朗々と述べた。


検察は「そそのかし罪」だと息巻いていますが、新聞記者は
正しい情報を得るために常に取材相手をそそのかしており、
そそのかしなしに取材など成立しません。

これが罪になるなら、新聞、テレビ、雑誌、あらゆる報道関係者が
刑務所に入らねばなりません。

そして政府は、悪事すらも機密という名のもとに隠ぺいして構わないことに
なってしまい、民主政治は崩壊します。


法廷は静まり返った。


対する三木昭子側は、相変わらず男女問題で弓成を糾弾する事で罪を軽くする事に
執着し続けた。
そのために、再び出廷義務のない昭子を呼び出す。


ご主人とは長い間夫婦生活がなかったと聞いていますが、女盛りの貴女には自分でも
気づかない情緒不安定なところがあり、弓成記者を受け入れたのではないですか?


本当は私も求めていたとおっしゃりたいんですか?

可能性はあります。

ちなみにシャワーはどちらが先に?



昭子はうんざりして坂元弁護士を見上げる。


こんな予行演習意味があるんですか?

私だってこんな質問はしたくありませんが、結局「そそのかし罪」を
成立させるためには「どちらが先にパンツを脱いだのか」ということが
重要になってくるんです。

どう切り込まれても強引に関係を迫られ脅かされたという、これまでの供述を
貫かなければなりません。
気持ちを込めて証言してください。


昭子は、仕方なくそのまま練習を続けた。


あれ以来、昭子は「週刊潮流」の松中と度々会っていた。

19歳の時に家を出たい一心で、ひと回り以上年上の琢也さんに嫁いだ貴女にとって、
本当に人を好きになったのは弓成さんが初めてだったのではありませんか?

だから、もう一度弓成記者と同じ席で女としての心の決着を
つけたいのではありませんか?


松中さん。
それじゃ、私の供述が嘘ってことになるじゃありませんか。


昭子は、松中の手を取る。

弓成に恋愛感情があったから憎くて戦っているのか。
弁護士に言われたから戦っているのか。
夫が憎いから戦っているのか…

昭子には、もはや解らなくなっていた。

松中さんの手は…冷たいんですね。

松中さんは、裏切りませんよね?



一方、由里子は、最終質問を傍聴するつもりでいた。

私も逃げずにあの人の側で戦いたいんです。

あの人は、負ければ新聞記者を辞める覚悟で臨んでいるようなんです。
でもそれは、私にとっても敗北なんです。



弓成は、三木昭子が自らの意思で文書を渡したと主張した。

傍聴席からは三木の夫の罵声が飛び、法廷はただならぬ緊張感に包まれた。

昼の休廷時間、弓成は、「ある物」を大野木から見せられた。
大野木は、それを由里子から預かったのだと言う。

それは、あの、三木昭子から貰ったネクタイだった。

しかし、弓成は、それを証拠として出す事を拒んだ。
これを出したら、昭子を追い詰めることになってしまう…。


その思いやりが、あなた自身の首を締めることになりかねない。

あなたの勝利のために頑張ってきた仲間や奥さんを悲しませていいんですか?



午後の法廷で、昭子は弓成への好意を徹底的に否定した。

ホテルには脅されて無理やり連れ込まれ、シャワーは弓成が先に浴びた。
脅されていたので逃げる事は出来なかった、と証言した。


あなたからの弓成被告への好意は皆無だったわけですか?

全くございませんでした。



それでも、大野木は弓成の意志を尊重し、ネクタイを提出しなかった。


判決の日。

弓成と三木、2人の被告は、それぞれ証言台の前に立った。


主文。
被告人・三木昭子を懲役六ヵ月に処する。

ただし、この裁判の確定した日から一年間、右刑の執行を猶予する。

被告人・弓成亮太は

無罪。




  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


無罪を勝ち取った弓成…

しかし、自分自身だけではなく、周りの犠牲が大きすぎて、あまり喜べない。
もちろん、この後で控訴があるわけで…

三木昭子に下された判決は懲役6ヵ月、執行猶予1年。

外務省の事務官でありながら、極秘文書を外に漏らしたのだから、
この判決で満足するべきなんじゃないの
執行猶予がちゃんと付いたのだから御の字じゃないか、と思うんだけどね。

予告の三木は、ますます悪女のようになって、弓成を有罪の道へ
引きずり込もうとするのだった。

「どちらが先にパンツを脱いだかが重要」

こんな裁判のために、こんな女のために、出来る限りの事をしようと
ネクタイを弁護士に差し出す妻・由里子さんが気の毒すぎる。

本当だったら、由里子さんにとっては、

「夫は機密文書が欲しいから女と寝たのだ」
と言う結末の方が、ずっと救われるはずだ。

なのに、ネクタイを由里子さんに返す弓成。

三木昭子は、あなたを陥れようとしているんですよ~

解ってるのかな、この人・・・

この人と、正義感はあるけれどもやり方が甘い弁護団が、この後で
窮地を迎える事は…火を見るよりも明らか。


本当に家族が大切ならば、三木昭子の言い分を徹底的に否定し、
弁護士も、もっときちんと真実を検証して証拠をさし出さないと。

せっかく、良い事言ってくれた山部の証言も台無しになっちゃう…



【関連サイト】
※このドラマのネタ元である「西山事件」(沖縄密約事件)の概要。読むとかなりネタバレします。
「西山事件」by Wikipedia



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※キャスト

弓成亮太 … 本木雅弘
弓成由里子 … 松たか子
三木昭子 … 真木よう子
山部一雄 … 大森南朋
佐橋慶作 … 北大路欣也

司修一 … 松重豊
清原了 … 北村有起哉
金田満 … 遠藤雄弥
萩野孝和 … 梶原善
恵比寿史朗 … でんでん
荒木繁 … 杉本哲太
社長 大館智文 … 錦引勝彦
主筆 久留 … 吉田鋼太郎

安西傑 … 石橋凌
吉田孫六 … 升毅
山本勇 … 小松和重
林外務次官 … 石丸謙二郎

弓成正助 … 橋爪功
弓成しづ … 吉村実子
弓成洋一 … 今井悠貴
弓成純二 … 山崎竜太郎
八雲泰造 … 山本圭
八雲加世 … 高林由紀子
青山芙佐子 … 柴本幸
鯉沼玲 … 長谷川博己
三木琢也 … 原田泰造

大野木正 … 柳葉敏郎
高槻 … 伏見哲夫
坂元勲 … 吹越満

鳥井裕三 … 斎藤歩
松中雄也 … 眞島秀和

横溝宏 … 市川亀治郎
愛川輝一 … 大和田伸也
曽根川靖弘 … 本田博太郎
田淵角造 … 不破万作
福出赳雄 … 笹野高史
小平正良 … 柄本明

十時正春 … 伊武雅刀
井口捜査二課班長 … 小市慢太郎
森靖之 … 浅野和之

坂元千恵子 … 黒沢あすか
枝川清美 … ふせえり


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  1. 運命の人「逆転判決!?暴走する女の執念」

    なまじ、執行猶予がついているとはいえ、昭子(真木よう子)は懲役6ヶ月、そして弓成(本木雅弘)は、無罪になったばかりに、昭子メラメラ! 憎悪の塊になり、「同じ苦しみを味あわせてやる~ぅ」とばかり、復讐攻撃が始まりました。

    週刊誌で、テレビで、弓成イメー…

  2. 運命の人【第7回】TBS日9

    衝撃の判決明暗を分けた結末!! 

    「私をここまで苦しめながら、なぜあのような証言で自分を守ろうとするのか、理解に苦しみます。外務省を辞めなければならなかったこと、逮捕されて、取り調べや、身体検査を受けたこと、そして、弓成記者から、強引に関係を持たされて…

  3. SECRET: 0
    PASS: cc5756282948bb2dcdbff64606060ebb
    今更だけど本当にドロドロしてきましたね。
    三木にしてみれば、最初は弓成の正義感に魅かれて極秘文書を渡したんだろうけど(男女関係までいったのは行き過ぎだけどな)、公の場に公開されて、職を追われて名誉も失って・・・というあたりが許せなかったんだろうなあ。
    これから、死なばもろともの感じで行くのかな。

    それにしても、密約文書の公開と男女のない巻くものがごっちゃになっていて、論点のすり替えも甚だしいですよね。
    ここから弓成は破滅一直線になるのだろうか・・・。

  4. 理想と現実の間 ~運命の人・第7話感想~

    密約問題を男女の内幕にすり替えたこの裁判。
    いよいよ判決へ。

    まずは、第一審の結果から。
    三木は懲役6か月、
    弓成は無罪。
    が、ここから三木の執念深さが発揮されるわけね。

    由里子は鯉沼に相談…

  5. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    > せっかくの由里子さんが差し出した隠し玉のネクタイも
    > 出番がないままに終わっちゃった・・・

    ばかだよね、ホントばかだと思うわ。
    弓成も、もちろん馬鹿だけど、この弁護団もだめだわ。
    この裁判は、もうスキャンダル主体で攻めてきているわけだから、
    政治などの関係だけじゃなくて、離婚裁判など民事に強い弁護士も
    加えるべきだと思うんですよ。
    戦い方を間違ってるーーー!

    > だけど弓成や由里子には、応援してくれる仲間や、
    > 優しく見守ってくれる身内もいるけど、
    > 昭子には誰もいないんよね。

    まこしゃん・・・優しい・・・(;_:)
    そっか、そうだよね・・・
    でも、やった事は自業自得で、証言も嘘ばっかなのがどうしても許せないーーー!
    来週から、ますます悪女みたいになっちゃって…
    あたしゃ由里子さんが不憫で仕方ないよーー(;_:)

  6. NelsonTouchBlog より:

    運命の人七話&ラッキーセブン七話感想

    ■運命の人七話
    外務省の前アメリカ局長も証人として、本木雅弘の弁護団・柳葉敏郎に問い詰められる。密約があったとされることについて徹底的に攻められるが、知らないの一点張り。わからないのはあなたの能力不足だからか?との質問にも、そうだと答える始末・・。侮辱…

  7. FULL OF LOVE より:

    運命の人

     ども。いらっとするわ~と思ったすももです。 ウソをつきまくる女は当然のこと、その女を守ろうとする弓成はさらに理解できない。妻はどうにか自分を守ってくれようとしている …

  8. まこ より:

    SECRET: 0
    PASS: 07af5b8e07a195e1e93130d7617e5041
    せっかくの由里子さんが差し出した隠し玉のネクタイも
    出番がないままに終わっちゃった・・・
    したたかな昭子がネクタイを目の前に出された際に
    どんな反応を見せるのか楽しみだったのに残念[絵文字:v-393]

    だけど弓成や由里子には、応援してくれる仲間や、
    優しく見守ってくれる身内もいるけど、
    昭子には誰もいないんよね。
    そう思うと、憎たらしい昭子ではあるけど
    何だかかわいそうになってきたりして[絵文字:i-229]

  9. 運命の人 第7話:衝撃の判決明暗を分けた結末!!

    昭子、恐ろしい子…Σ(O_O;)白目…
    真実を明らかにするべき場所で、ウソ八百を平気で述べ、あくまでも自分は
    スクープを手に入れたい弓成にそそのかされた被害者であると主張する真木さんちゃう
    三木さんてば本当にしたたかな女だわー

    どちらかと言えば自分から弓成に接…

  10. 運命の人 第7話

    第7話「衝撃の判決明暗を分けた結末!!」2012年2月26日 弓成(本木雅弘)と三木昭子(真木よう子)の裁判は佳境に入っていた。外務省前アメリカ局長の吉田(升毅)を証人として引っ張り出し、弓成側の弁護人・大野木(柳葉敏郎)が「沖縄返還に際して密約があったはずだ…

  11. 「運命の人」第7話~昭子(真木よう子)だけ有罪

    「運命の人」第7話

    ちょっこし、感想。

    弓成(本木雅弘)と昭子(真木よう子)が並んで判決を待っております。
    後ろから映ると、真木よう子の腰が細い!

    で、昭子は執行猶予付き有罪。
    弓成は無罪。

    弓成側の弁護人・大野木(柳葉敏郎)が、ふ~と息を吐き…

  12. 「運命の人」第7話 真木よう子さん、悪女ぶりが際立つ

    「運命の人」第7話、法廷で偽証を重ねる真木よう子さん、すごい悪女ぶりです。

    いくら弁護士の戦略に乗ったとはいえ、偏執夫の原田泰造さんに束縛され、

    剛腕記者の本木さんに騙された、か弱い女を演じ…

  13. 「運命の人」沖縄問題を考える7密約問題対そそのかしの主張は問題レベルの大差で亮太に無罪!昭子に懲役6か月が言い渡された

    「運命の人」第7話は亮太と昭子の裁判が佳境に入りそれぞれの主張が繰り広げられていた。亮太側はあくまで沖縄密約問題を追及し、昭子側があくまでハレンチによるそそのかしを主 …