ずっと一緒にいられたらいいな、って思って。
遠山さんと一緒にいられたらなって。
どんな昨日とかじゃなくて、どんな明日を見てるかで話ができたらなって。
私もそうなったらいいなって思ってました。
ずっと一緒にいられたらいいなって思ってました。
でも、深見さんとお会いするのは、今日で最後にしようと思ってます。
千葉の・・・被害者の方の娘さん、分かりますか?
5歳の悠里ちゃんという名前の女の子。
私、あの子の母親になろうと思います。
病室を訪ねた時、草間は、もう来ないでくれ、と双葉に言った。
しかし、双葉はその時、見たのだった。真岐の涙を・・・
双葉は草間に頼み込んで草間ファームに住むことにした。
真岐が目を覚ますことは二度とないかも知れなかった。
それでも、双葉は悠里の側にいようと決心した。
真岐の病室を訪れ、物言わぬ真岐に向かって丁寧に頭を下げた。
遠山双葉と申します。
今日からお母さんが元気になられるまで、悠里ちゃんの側にいさせていただきます。
悠里ちゃんを一生守ります。
もっと楽に生きてもいいじゃないですか。
と、洋貴は言う。
何で・・・。
加害者の妹だからです。
洋貴は文哉の面会に行った。
文哉は「僕は悪くない」と、また言っていた。
洋貴は面会のガラス越しに1枚の写真を見せた。
文哉を抱いた、母の写真。
文哉は初めて声を上げて泣いた。
「遠山さん。今日、僕はひどい夕立に降られました。
友達だったやつの目から涙があふれるのを見ました。
雨が上がって洗い流された町が光るのを見ました」
「深見さん。 図鑑を見ながら悠里ちゃんとお昼寝したら象の鼻で運ばれる夢を見ました。
あと、父から手紙が届きました。
少し長い返事を書いて並べてみると、私の字は父の字ととてもよく似ていました」
「遠山さん。母は今でも時々泣いています。
だけど、さっき買い物したら777円だったのよ、と言って笑ってました。
例えば、月曜日と木曜日に泣いたり、火曜日と金曜日は笑ったりして
そうやって続いていくのだと思います。」
「深見さん。悠里ちゃんと電車に乗って病院に行きました。
お母さんの心臓の音を聞いて、帰りはショッピングセンターへ行きました。」
「遠山さん。朝日を見てまぶしくて遠山さんの今日一日を思います。」
「深見さん。 こうして 朝日を見てると どうしてか深見さんも同じ朝日を見てる気がします。
いつも、あなたを思っています。」
「私が誰かと繋いだ手のその先で、誰かがあなたの手をつなぎますように。
つないだ手に込めた思いが届きますように。」
「悲しみの向こう側へ」
「悲しみの向こう側へ」
「進め」
「進め」
同じ方向を2人は見ていた。
明日もきっと晴れる。
そうやって、1日がまた過ぎていく。
響子は、亜紀の墓参りに来てもいい、と加害者家族に許可を出した。
双葉は、真岐の娘を育てる道を選んだ。
洋貴は、双葉と同じ方向を向いて生きていくことを選んだ。
文哉に反省を促しながら。
解ってくれる日を待ち続ける。
加害者の妹としての双葉のやり口は、はっきり言ってウザい以外の何者でもなく、
被害者家族としては、双葉を見るたびに傷口を開かれる気持ちになるに違いない。
それでも、双葉は扉を叩き続けていく。
1度繋いだ手は離さない。
そうやって、これからも生きてゆくのだ。
結局、このドラマは赦しのドラマなんだと思った。
扉を叩き続ける人がいるからこそ、溶けていく物がある。
ただ、その切っ掛けを作ったのは被害者家族ではなくて、加害者家族だった。
そこにずっと違和感を感じてきたのだけど・・・
私が被害者家族だったら一生赦すことはないだろうと思われるこの状況でも、
ドラマの中では上手くいってるんだから、まぁいいじゃないか、と思えた。
洋貴と双葉がこの先どうなるかは解らないけれども、
とりあえず双葉は自分の事なんてどうでもいいのだ。
与え続けて生きていく。
そんな人も世の中にはいるかも知れない。
そういう最終回。
ドラマを見ていた方々は、洋貴と双葉の気持ちに泣きながら浸っていたようだけど、
私は、文哉の父である三崎駿輔の痛々しさに一番感じ入った。
こういうドラマを見るたびに、子育ての恐ろしさをたっぷり思い知る。
自分が子供を生む前にこんなドラマを見ていたら、とてもじゃないけど
子供なんて育てられないと思っちゃっただろうね。
1人の人間の人格を作る親と言う存在。
罰当たりだねぇ・・・
※キャスト
深見 洋貴 – 瑛太
遠山(三崎)双葉 – 満島ひかり
日垣(深見)耕平 – 田中圭
雨宮 健二(三崎文哉) – 風間俊介
草間 真岐 – 佐藤江梨子
遠山(三崎)灯里 – 福田麻由子
日垣 由佳 – 村川絵梨
藤村 五月 – 倉科カナ
臼井 紗歩 – 安藤サクラ
深見 達彦 – 柄本明
日垣 誠次 – 段田安則
草間 五郎 – 小野武彦
遠山(三崎)隆美 – 風吹ジュン
三崎 駿輔 – 時任三郎
野本(深見)響子 – 大竹しのぶ
※コメントレスが飛びとびに行われていますが意図はございません。レスし切れず、すいません~
ちなみに、このドラマのコメントに関して「殺人」とか「殺す」とかはFC2の方でハネられますので
ご注意くださいませ
※最近、gooブログさんに数回トラバ送り作業しないと飛ばないという現象が起きております。
3回飛ばして飛ばなかった場合はあきらめてます。
決して無視しているわけではございません。ご了承ください。
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・「昼寝の時間」さん
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コメント
まとめteみた.【【それでも、生きてゆく】第11話 最終回】
ずっと一緒にいられたらいいな、って思って。遠山さんと一緒にいられたらなって。どんな昨日とかじゃなくて、どんな明日を見てるかで話ができたらなって。私もそうな。ずっと一緒にいられたらいいなって思ってました。でも、深見さんとお会いするのは、今日で最後にしよう…
それぞれの家族
ドラマ「それでも、生きていく」を見ました。
フジにて 木曜10時にやってました
非常に重い、
加害者家族と被害種家族の関係
じっくり、しっかりと描かれていく
映画のような重厚さありましたね
ここで終わるかぁと 思ってしまう
1時間でのストーリーの巧さが光ります…
それでも、生きてゆく【第11回(最終回)】フジ木10
光の方に向かって…
「忘れられるかどうか、想像してみました。忘れられないと思いました。忘れていいかどうか、考えてみました。忘れたらいけないって思いました」by遠山双葉(満島ひかり)
あれ…、なんでだろう…、涙が…、涙が止まらない…。洋貴(瑛太)と双葉の恋愛…
SECRET: 0
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親になる者は子にどう接するべきか
それ次第で子の歩む道は変わってくる
だからこそ、親になる者は
子供をもつことをもっともっと真剣に
向き合うべきだということ
そして、生きることとは
誰かを思うことにこそ、あるのだと
そういうところがこのドラマの
メッセージなのかなと思ったりして
でもって、おっしゃる様に
このドラマを見てると未婚の方は
子供をつくることに躊躇してしまい
さらに少子化の道に邁進しそうな
気がしますがね(; ̄∀ ̄)ゞ
ただ、このドラマのメッセージ性も
役者さん達の確かな演技があってこそのもの
実に素晴らしい作品でした
それでも、生きてゆく 第11話(最終話)
文哉は拘置所に移送された
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最終回良かったですね~
余韻が強烈すぎて
その晩のうちにエピローグの夢を観ました
やっぱハッピーエンドじゃないと(笑)
それでも、生きてゆく最終回&美男ですね十話感想
■それでも、生きてゆく最終回
いい最終回でしたね。どういう最終回になるのか?と思っていたけど、このドラマのもち味をまったく曲げずに、ガッツリ撮った感じでした。
そもそもこのドラマのとっかかりの部分は現実じゃ到底ありえないだろうという被害者家族と加害者家…
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こんばんわ。
>こういうドラマを見るたびに、子育ての恐ろしさをたっぷり思い知る。
実は、色々と人ごとではないドラマだったのです。
幸いにして加害者家族にはなりませんでしたが。
こういう家族が特別、とは思えなかったですし。
ですので、文哉の描写には、納得できる部分もありながら、詰めの甘さも感じました。
しかし、これ以上は描けないかも、とも。
ちょっとこの作品から逸れますが。
両親の苦悩を見ていたので、「アイシテル」は連続ドラマの時は辛すぎて見れなかったのです。
でも、21日に放映される後日談は、見ます。
それでも、生きてゆく 第11話(最終回)光の方に向かって…
『光の方に向かって…』
内容
洋貴(瑛太)双葉(満島ひかり)の目の前で文哉(風間俊介)は、警察に出頭。
しかし、全く反省している様子がない兄・文哉を見て、
殴りかかった双葉は後悔していた。
あのとき、、、自殺を図った文哉を助けなければ良かったと。
だが、そ?…
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何とも異質なドラマでしたねー。
けしてハッピーエンドではなかったし、ラス前になっても
どんな展開で、どんな結末になるのかさっぱり予想出来なかったけど
開始直後に感じた重い気分のまま終わらなかった事にはホッ♪
子育てはねぇ・・・それなりに頑張っているつもりでも、
何が子供に影響するかわかんない怖さがあるわー。
うちの子に限っては大丈夫!とは胸を張って言えない・・・(-_-;)
それでも、生きてゆく 第11話(最終話)
「光の方に向かって…」 深見洋貴(瑛太)の目の前で雨宮健二=三崎文哉(風間俊介)は逮捕された。深見亜季(信太真妃)を殺害したことに何の反省もせず、感情のかけらさえ見せない文哉を殴り続けた遠山(三崎)双葉(満島ひかり)は拳から血を流している。警察署で治療…
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それぞれの役に対するフォローが出来てた作品でしたよね。
昨今薄い内容の役作りが多い中、ここまでしっかりしたものを見せてくれたドラマも珍しいかなぁと。
地味なキャストだったかもしれないけど、じんわり色んなものを残してくれた作品でしたね。
問題定義も多く、本当子育て怖い(笑)って思わされました。
とてもいいドラマでしたね。
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>こういうドラマを見るたびに、子育ての恐ろしさをたっぷり思い知る。
ホント、そう思うわ。
だから、駿輔の「産まれた時は何も知らないかわいい赤ちゃんだった」とか「何もわからない」という言葉が恐ろしいほどよくわかる。
そんなつもりで育てたんじゃないのにね。
どこでそうなるかわかんないよ・・・
>扉を叩き続ける人がいるからこそ、溶けていく物がある。
そうなんだよね。
でも、叩かれ続けることを苦痛に思う人もいれば、ずっと叩かれ続けた結果、心境の変化があれば良かったのかなぁ・・と思える場合もあり・・難しいよね。
双葉の生き方はある意味自分勝手でもあるけれど、つらぬきとおせば何かが見えてくるのかなぁ・・と思うしかないというか・・・
わたしゃ、隆美はこの双葉の行動をどう考えてんのかな~?って思ったよ。
「それでも、生きてゆく」第11話(最終話)「私的に、だいぶ嬉しい」双葉(満島ひかり)
それでも、生きてゆく 第11話(最終話)
釣り船屋に藤村五月(倉科カナ)がやってきた。
文哉(風間俊介)が拘置所に移送され、責任能力アリと判断されてヨカッタと口にします。
しかし洋貴(瑛太)は「もう終わったんです」
何と申しますか、倉科カナは、気の毒?…
ドラマ「それでも、生きてゆく」 第11話(最終回) 感想「光の方に向かって…」
それでも、生きてゆく-----—-。
今期、一番続きが気になったドラマの最終回。
初回を見たときは、重いテーマを取り扱う作品だなぁという感覚くらいしかなくて、視聴者を選ぶ作品だけど、ちゃんと受け止めて、描ききれば、すごい作品になると思ってました。
結…
ドラマ「それでも、生きてゆく」第11話(…
それでも、生きてゆく-----—-。今期、一番続きが気になったドラマの最終回。初回を見たときは、重いテーマを取り扱う作品だなぁという感覚くらいしかなくて、視聴者を選ぶ作品だけど…
「それでも、生きていく」 第11話(最終話) 光の方に向かって・・・
まぁ、この二人らしい最終回だったような・・・
終わってみて、この物語は文哉でもなく、響子でもなく、やっぱり洋貴と双葉のものだったんだな~と再確認したという・・・
…
それでも、生きてゆく 最終話:光の方に向かって…
こう来たか・・・(へ ̄|||| )ウーム・・・
被害者家族と加害者家族の二人。結ばれたら結ばれたで複雑な気持ちになるだろうけど
こうゆうのもキツいなぁ。
双葉との未来を思い描いてたらしい洋貴だけど、双葉は悠里のお母さんに
なる事を決意してたんですねー。
洋貴を…
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本当・・コトバにならないくらい、たくさんの想いを残してくれたドラマだと思います。
途中、辛かったけど見続けてよかった。
文哉はこれから何年もかけてゆっくり「人間」を取り戻していくと信じて。。きっとそのときに、やっと父も「前を向いて」進めるんじゃないでしょうか?
そう思いました。
それでも,生きてゆく
最終回の感想
「それでも、生きてゆく」最終回 長く心に残る最高のドラマ
「それでも、生きてゆく」、ついに終わってしまった、でもなんか中途半端な終わり方だった。
風間俊介さんが逮捕され、瑛太さんと満島ひかりさんは、やっと普通のデートをして思いを伝え合う。
普通に楽…
それでも、生きていく~あなたが誰かと繋いだその手の先で誰かがあなたの手を繋ぎますように
★「私が誰かと繋いだ手のその先で、誰かがあなたの手を繋ぎますように」
「つないだ手に込めた思いが届きますように」
「朝日を見てまぶしくて遠山さんの今日一日を思います」
「こうして朝日を見てると、どうしてか深見さんも同じ朝日を見てる気がします。いつも…
それでも、生きてゆく 第11話(最終話)「光の方に向かって・・」
第11話(最終話)「光の方に向かって・・」
JUGEMテーマ:エンターテイメント
それでも、生きていく 最終回
よかったです。思っていたラストとはちょっと違ったけどよかったです。双葉とヒロキに
それでも、生きてゆく #11 最終回
『光の方に向かって…』