9年前、私が東京医療少年院に勤めだした頃、
もう三崎文哉さんはいて、退院する1年前でした。
そのころ、すでに彼の治療はほぼ終了したんです。
終了っていうと?
罪を悔い改め、社会生活を送れるようになったということです。
三崎文哉は更生した。誰もがそう信じていました。
ただ一人を除いて。
誰ですか?
彼自身です。
雪恵は語った。
自分と文哉が一緒に暮らし、愛し合った経緯を。
そして、自分が文哉から逃げ出した経緯を。
文哉が退院してから、働く文哉を見守りつつ、雪恵は彼と暮らした。
子供が出来た。
雪恵は普通の幸せを夢見た。
しかし、雪恵はある日、思わぬ障害物に躓き階段から落ちた。
そのビニールは彼がわざと置いたものでした。
私は、お腹を強く打って流産をしました。
彼は14歳の時の彼のままだったんです。
退院した日、彼の日記を見つけました。
時折、挿絵のようなものが描いてあって。
そこに出てくる人間はみんな赤い尾ひれのついた金魚でした。
彼にとって、人間はみんな水槽の中にいる可哀想な金魚で、
手のひらですくって壊してしまいたい衝動にいつも駆られてたんです。
彼の日記を目にして気付いたんです。
彼にとって、私は女ではなく母親でもなく人間でさえなかった。
あの時の私は、ただの水槽だった。
可哀想な金魚が入った落とせば割れる水槽だった。
その日、彼が仕事から帰ってくる前にアパートを出ました。
逃げたんです。
それ以来彼とは会っていません。
彼を救うことができませんでした。
雪恵は彼は今、千葉の果樹園にいる。
と、洋貴たちに教えた。
そして、別れ際、洋貴に言うのだった。
こんなこと言うべきでは ないんですが。
彼を楽にしてあげてほしい。
先週も書いたけど・・・
これって・・・もう「反省」がどうのって問題じゃないよね・・・
画面が途切れてハッキリ分からなかったけれども・・・
紗歩は、どうなってしまったんだろう。
そして、真岐はどうなってしまったんだろう。
真岐は、何かの拍子で自分を刺してしまったのではないかという気がするんだけど、
恐らく、命は奪われてしまったんでしょうね。
そして、原因は何にせよ、文哉は罪を被るだろう。
11月9日。
人間は悲しい。
どうして生まれたのかわからないまま
生まれてきてどうして生きてるのかわからないまま
生きて何も分からないまま、何も分からないまま死んでいく。
殺す僕がいる。
殺す僕は、僕の子供を殺すだろう。
僕は見ているだけ。
殺す僕が、僕の子供を殺すのを見ているだけ。
それでも、僕は 生きている。
「殺す僕」を文哉はずっと見てきた。
「殺す僕」と付き合ってきた。
そして、今も「殺す僕」に怯えて生きている。
こういう本を読んだ事がある。
解離性人格障害・・・
それは、決して自分では克服できない。「病気」なのである。
医療少年院は、何を持って文哉が回復したと判断したのか。
そして、退院させたのか。
今は、ただ、そう思うだけ。
ここまで来たらもう、「心の闇」が何とか、とか家族が何とかすれば、とか
そういう問題ではないのよね。
こういう人ならば責めても仕方がない。
優秀な精神科医との出会いが望まれます。
来週の予告を見て・・・
殺人鬼になってしまった文哉と響子の対決は凄いだろうな~・・・
「フレディVSジェイソン」みたいになるんだろうな~・・・
とか不謹慎な事を思っているところに
ムービー・プラスの放映告知が流れてきた・・・
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タイミング読みすぎ
※キャスト
深見 洋貴 – 瑛太
遠山(三崎)双葉 – 満島ひかり
日垣(深見)耕平 – 田中圭
雨宮 健二(三崎文哉) – 風間俊介
草間 真岐 – 佐藤江梨子
遠山(三崎)灯里 – 福田麻由子
日垣 由佳 – 村川絵梨
藤村 五月 – 倉科カナ
臼井 紗歩 – 安藤サクラ
深見 達彦 – 柄本明
日垣 誠次 – 段田安則
草間 五郎 – 小野武彦
遠山(三崎)隆美 – 風吹ジュン
三崎 駿輔 – 時任三郎
野本(深見)響子 – 大竹しのぶ
※コメントレスが飛びとびに行われていますが意図はございません。レスし切れず、すいません~
ちなみに、このドラマのコメントに関して「殺人」とか「殺す」とかはFC2の方でハネられますので
ご注意くださいませ
※最近、gooブログさんに数回トラバ送り作業しないと飛ばないという現象が起きております。
3回飛ばして飛ばなかった場合はあきらめてます。
決して無視しているわけではございません。ご了承ください。
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コメント
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コメントにありますが、酒鬼薔薇のこと、、ワタシも思い出しましたよ。
もう、、文哉が最初は憎くて仕方なかったけど、周りの医者たちに憤りを感じてしまった。
どこをどう見て治ったのか。
節穴にもほどがある。
だからって、文哉には同情できないけど、、とにかく少しでも救われてほしいと願ってやまないです
それでも、生きてゆく – 満島ひかり 瑛太
それでも、生きてゆく
木曜 22:00 フジテレビ
2011年7月7日~ 初回15分拡大
【キャスト】
瑛太 満島ひかり 風間俊介 田中圭 佐藤江梨子 福田麻由子 村川絵梨 倉科カナ 安藤サクラ 柄本明 段田安則 小野武彦 風吹ジュン 時任三郎 大竹しのぶ ほか
【スタッフ?…
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反省とか言う以前に
普通の人とはちと感覚が違うみたいな
殺したいという欲望というか
なんか、それ以上に相手を思いやる心みたいなのが
ちぃと欠乏してるように思うんですよね
自覚はあるようで
だからこそ、「自分は治っていない」と思っていたようで
それでも、周囲は彼が「治った」と思ってしまう
自分が何のために生きているのか
自分はこの先どうすればいいのか
三崎文哉は彼なりに苦しんでいる
でもって、文哉が社会に出ると
そういう相手の過去を知ると
相手の受け入れられないから
逃げ出したり、罵倒したり
「心の闇」って言葉で形容して
距離を置くというのも人の性とはいえ
なんともやりきれないものがあります
この先、あれこれとつらい展開が
どんどん待ってるわけなんですが
なんとも救いのない展開が続きますが
救いがなかったとしても
何かを理由にして、生きてゆく
この先、深見家と三崎家はどうなっていくのか気になります
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> 医療少年院では、文哉の中にある殺人の衝動がどこからくるのか、解明しようとしたのかな・・
> ただ回りの子と争うこともなくおとなしく日常を送れるみたいだから更生できるっしょ・・みたいな感じだったんじゃ。
そもそも「医療少年院」って何なんだろ。
今回の様子では医師も看護士もいるけれども、やらせてる事は少年院と同じって感じだった。
かつての神戸の少年Aとかも、もう世の中に出ているわけだけれども
「治療」は本当に終わってるんだろうか。
出所できるための「定義」が知りたいよね。
> 何年かかっても、文哉の殺人衝動の原因をつきとめることが、彼の救いにもなり、被害者家族の救いにも繋がるように思うんだが・・・
厳しい母が亡くなった事・・・って言うのが原因だと解明されたような事を言ってたよね~・・・
神戸の少年Aの場合は祖母の死が切っ掛けではと当時言われていたし、
それぞれ心に負う傷は違うんだろうね。
でも、このドラマでそこまでやるかしら?
家族が再生して、はい、おしまいって事になる気がする・・・(-_-;)
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> どこに救いを見出せばいいのか・・・。
> 精神科医も彼の本当の闇を知ることは難しいでしょうね。
> でも、おっしゃるとおり、どこをどう見て治ったと判断したのか?
これ、医療問題まで巻き込むとなったら救いなんてないでしょうね。
もちろん、このドラマは家族再生だけがテーマでしょうから
そこまで踏み込まないとは思いますが・・・
そこまで踏み込まないで終わった場合、とても甘い結末になると思います。
国内では今だに治療の難しいケースかも知れません。
だからといって退院させるなよ(>_<)って話ですよね。
> 文哉がまた殺人を犯したというのなら・・・誰が責任を取るんだ。
大きく言えば、彼を出所させた警察がいけないって話ですよね^^;
家族の問題だけで済ませたいならば、こんな症状の設定にしては
いけなかったと思いますわ。
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> ほんとにねぇ。文哉自身にも自覚があるんなら
> 自ら進んでその手の病院に行こうという発想はないのかしらん。
つーか、自覚があるなら出ちゃ駄目だよね。
「治っていない、退院したらまた人を殺してしまいそうです」と
自分から医者に告白して欲しいよ。
これって医療少年院の責任問題でもあるわ(-_-;)
幼い頃のトラウマが病気の要因であるにしたって医師は必要だし、
これは家族だけの問題ではないぞ~(>_<)
でも、また事件を起こしてしまったわけだし、捕まるかなぁ・・・
それでも、生きてゆく【第7回】フジ木10
心の闇について…
「悠里になにしたの。なにしたの??平気な顔して、子供殺した人が、平気な顔して、なんなの??なんで生きてられんの??ねえ!!??あなたが殺した、子供にも、母親がいたのよ。大事に、大事に育てた母親がいたのよ。あなたにだっていたでしょ??…
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> 酒鬼薔薇という殺人を犯した犯人も もうすでに世の中で暮らしていて
> でも何を持って完治したと言えるのか、、、、
そうなんだよね。私もその人、このドラマのたびに思い出します。
その人、今、ウチの町にいるって噂が立ったこともあるんだ(-_-;)
本当の事は解らないけど、やっぱりそういう人がいるかもってだけでもイヤだ。
だって、あれだけおかしい事件を起こした人が「治る」と思えないもん。
> もうすでに家族が どうのこうのという時期は終わってるんだろうけれど
> そこに行くまでに なんとかできなかったんだろうか、、、
親は自分の子供がそんな事になるとは思わないと思うんだ。やっぱり・・・
実の母ではないと言え、良いお義母さんと暮らしていたのに・・・
それでも、生きてゆく七話感想
風間俊介の医療少年院時代の担当看護士・酒井若菜をようやくみつけた瑛太と倉科カナ。でも、酒井は風間の名を出した瞬間に逃げ出す。それを捕まえたふたり。もちろん、風間の話を聞くためだ。翌日、ペンションに連れてきて、母親・大竹しのぶと弟・田中圭と瑛太は彼女から…
それでも、生きてゆく 第7話
「心の闇について…」 深見洋貴(瑛太)は藤村五月(倉科カナ)と会いに行った東雪恵(酒井若菜)を、雨宮健二=三崎文哉(風間俊介)の話を聞くために釣り船屋『ふかみ』へと連れていく。ちょうど『ふかみ』には日垣(深見)耕平(田中圭)も来ていて、野本(深見)響子…
「それでも、生きていく」 第7話 心の闇について・・・
何だかエライ騒ぎになっちゃったけど、真岐(佐藤江梨子)は刺されちゃったのかい?
と言っても、どうせ真岐が一人で騒いでごちゃごちゃやってるうちに刺さっちゃったんでしょ …
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>こういう人ならば責めても仕方がない。
優秀な精神科医との出会いが望まれます。
そうだよね。
医療少年院では、文哉の中にある殺人の衝動がどこからくるのか、解明しようとしたのかな・・
ただ回りの子と争うこともなくおとなしく日常を送れるみたいだから更生できるっしょ・・みたいな感じだったんじゃ。
何年かかっても、文哉の殺人衝動の原因をつきとめることが、彼の救いにもなり、被害者家族の救いにも繋がるように思うんだが・・・
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どこに救いを見出せばいいのか・・・。
精神科医も彼の本当の闇を知ることは難しいでしょうね。
でも、おっしゃるとおり、どこをどう見て治ったと判断したのか?
穏やかだから?模範囚だったから?
あの絵を見たら全然反省してないのなんて誰でもわかるだろうに・・・担当医は何をしていたと責めたくなってしまいます。
次回怖いですねぇ・・・。
文哉がまた殺人を犯したというのなら・・・誰が責任を取るんだ。
救いがどこにあるのか・・・ちょっと見えなくなってきました~(><)
ドラマ「それでも、生きてゆく」 第7話 感想「心の闇について…」
文哉の闇----------。
今回は1時間があっという間だった~(><)<emoji code="h263" />
文哉の過去。
彼の闇。
抱える葛藤。
救いは-----–どこだぁぁぁ(><)<emoji code="h263" />
あぁ…
ドラマ「それでも、生きてゆく」第7話感想…
文哉の闇----------。今回は1時間があっという間だった~(><)文哉の過去。彼の闇。抱える葛藤。救いは-----–どこだぁぁぁ(><)あぁ。あまりにラストが衝撃的すぎましたわ逃げ出し…
「それでも、生きてゆく」第7話感想
「私がお話できるのは皆さんを救えるような話しではありません。」
医療少年院で三崎文哉(風間俊介)と関わりのあった東雪恵(酒井若菜)。深見洋貴(瑛太)は東京で彼女を探し、当時のことを聞くため釣り船屋『ふかみ』へと連れて来る。
ちょうど『ふかみ』に弟…
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>優秀な精神科医との出会いが望まれます。
ほんとにねぇ。文哉自身にも自覚があるんなら
自ら進んでその手の病院に行こうという発想はないのかしらん。
東や草間のような親切な人間が身近についてても、
治る事のなかった殺人の衝動・・・・・・
やっぱ専門家に頼るしかないわー!早急に!!!
それでも、生きてゆく 第7話~大竹しのぶと満島ひかりの会話、酒井若菜の独白も…
それでも、生きてゆく 第7話
視聴率は芳しくないけど、重厚で濃密で、なかなか良いドラマだと思うなぁ。
今回も、前半のほとんどを、雪恵(酒井若菜)の回想シーンを通じて三崎文哉(風間俊介)の心の中を描いて見せ、後半には闇を宿した文哉の行動を挟み込んでいった…
それでも、生きてゆく 第7話:心の闇について…
殺っちゃった???Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
んで文哉は逃亡?てか真岐は怪我程度ではなく、マジで殺されちゃったのかな?
おぉ!そう言えば臼井もかなづちで殴ったようだけど、彼女の生死も不明・・・
まぁ生きていたとしても二人に対する傷害罪で再度逮捕されるの?…
それでも、生きていく~治った? 殺す僕は消えた?
今回は文哉(風間俊介)の話。
「治った? 殺す僕は消えた?」
他人を<殺す僕>を抱えて生きるってことは、きついでしょうね。常に不安で怯えていなければならない。
あるいは、真岐(佐藤江梨子)が態度を変えたような世間。常に<三崎文哉>であることがバ…
それでも、生きてゆく 第7話「心の闇について・・」
第7話「心の闇について・・」
JUGEMテーマ:エンターテイメント
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すごく考えさせられてしまいました
酒鬼薔薇という殺人を犯した犯人も もうすでに世の中で暮らしていて
でも何を持って完治したと言えるのか、、、、
人の心の奥底なんて 自分でもわからない部分もあるのかも。
もうすでに家族が どうのこうのという時期は終わってるんだろうけれど
そこに行くまでに なんとかできなかったんだろうか、、、
それでも、生きていく ♯7
今回は・・・暗転しちゃいましたね・・・ さほちゃん 急にいい子になっちゃって・・
それでも、生きてゆく 第7話
洋貴らは少年院にいた頃の三崎文哉を知る
当時、少年院で働いていた東雪恵に出会った
それでも、生きてゆく 第7話
『心の闇について…』
内容
紗歩(安藤サクラ)から、雨宮健二こと三崎文哉(風間俊介)が、
幼い女の子を手にかけたと知らされ草間真岐(佐藤江梨子)は、
動揺を隠せずにいた。。。娘・悠里(原涼子)がいたためだった。
父・五郎(小野武彦)は、なんとか落ち着かせよ…
「それでも、生きてゆく」第7回 「それでも生きてゆく」のは、犯人だったのか
「それでも、生きてゆく」第7回、風間俊介さんの日記にある「それでも生きている」という言葉。
このタイトルは、人を殺す暗い衝動に襲われて逃れられない、彼自身の事でもあったのか。
自分が殺人鬼で…
それでも、生きてゆく #07
『心の闇について…』