本サイトにはプロモーションが含まれています

【TAROの塔】第一回

「岡本太郎生誕100年企画」ドラマなのだそうで。。。

 

感想のみ。

 

 

もう、素晴らしい!

本当に素晴らしい!

 

岡本太郎と言う人がエキセントリックな人なのは

 

「芸術は爆発だ!」

 

で、みんなが知っている事だけれども

 

役者さんの演技も含め、ドラマ作り全体がエキセントリック!

 

 

このドラマを作っている人たちが岡本太郎に取り憑かれたかと思うほど

 

ドラマ自体が爆発してるの。芸術なの。

 

 

岡本太郎は漫画家・岡本一平と歌人・岡本かの子の間に産まれた1人息子。

 

 

ドラマ中でも語られていた通り

 

芸術熱に浮かされて、大人になりきれずに大人になった

母・かの子と言う人は、それこそ岡本太郎の芸術の原点なんだよね。

 

そのかの子の役に寺島しのぶがピッタリ過ぎる。

 

 

私が瀬戸内晴美のかの子撩乱を読んだのは、随分昔のことだと思うんだけど、

あれを読んだ後は寝付けなかった。何度も読み返したよ。

 

こんな凄い女が日本にいたのか!

 

と思った。

 

この奇妙で風変わりすぎていて、ちっとも幸せになれないエキセントリックな女を

私は何故か「素晴らしい。」と思ってしまったのである。

 

 

かの子は一平に望まれて結婚したが、画家だったはずの一平は

ちっとも画家の仕事をせず、生活のために漫画を描き続けた。

 

しかも、入ったお金はほとんど呑み代にしてしまったから、

かの子と太郎は常にかつかつの生活を強いられていた。

 

ドラマ中では描かれなかったが、かの子は長女を出産し亡くしている。

 

 

その後、愛人の大学生を家に住まわせるようになる。

これはドラマでも描かれていたが、夫である一平の了承のもとの事。

 

この一家は何年も一家の主人と妻、そして妻の愛人、と太郎。

という変な4人暮らしをしていたのである。

 

やがて、かの子に再び子ができる。(これもドラマでは削られてたね)

しかし、その子も早世し、愛人も亡くなるのだ。

 

 

貧窮で精神的に追い詰められたかの子は、この後、夫と共に

宗教を転々とする事になるのだが。。。。。

 

そこはたぶん、ドラマの中ではやらなそう。

 

 

蝋燭の灯りを灯した部屋で、かの子は太郎に

 

 

これに好きなものをお描き。

 

 

と紙と画材を手渡す。

 

太郎が描いたのは子供らしい母の顔。

 

 

これが私か。

お前にはこう見えるのか。

 

 

かの子は自分の顔に赤い絵の具を塗りたくる。

 

 

これが私です。

 

 

お母さん、燃えてるの?

 

 

お前には燃えているように見えるのか。

 

 

先ほど描いた絵の母の顔を赤いクレヨンで真っ赤に塗る太郎。

 

 

私には、血を流しているように見えるよ。

 

 

この時、かの子の精神はすでにズタズタである。

 

なのにそれでも

 

太郎を画家にしよう。

 

と言う意志だけは芽生えるのである。強い女だ。

 

 

そのかの子を演じる寺島しのぶが、本当に素晴らしいのだ。

 

私が長い間頭の中で描いてきた岡本かの子そのものだったのである。

 

 

川に向かって泣き喚く太郎に私も涙する。

 

こんなドラマ、久しぶりかも。。。

 

 

という事で、私的には驚きと感動の一回目だった。

 

 

太郎が青年期に入る、第二回も楽しみ。

 

 

(しかし、この一家の事や絵に興味のない人にとっては面白いのかなぁ。。。

なんか、すごくオタク向けなドラマの気がするんだけど。。。 )

 

 

※トラバ、コメント、お返し溜まったままでスイマセン~

 

 

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ  

 

 

※キャスト

 

 

岡本太郎 – 松尾スズキ

岡本敏子 – 常盤貴子

 

岡本一平 – 田辺誠一

岡本太郎(青年時代) – 濱田岳

藤川昇一 – 山崎一

栗原智也 – 正名僕蔵

倉田清作 – 近藤公園

小松左京 – カンニング竹山

 

堀口茂治 – 成宮寛貴

 

坂崎康造 – 西田敏行

 

大貫寅吉 – 平田満

大貫アイ – 余貴美子

東郷青児 – 中尾彬

丹下健三- 小日向文世

 

岡本かの子 – 寺島しのぶ

 

 

【送料無料】かの子撩乱

【送料無料】かの子撩乱

価格:940円(税込、送料別)

 

 

【送料無料】岡本かの子

【送料無料】岡本かの子

価格:1,365円(税込、送料別)

 

 

※「Twitter」ID「kukucoo」です。

やっている方は、よろしくお願いします~

 

 

※今日のお仕事

 

・横浜出身の作家など有名人・タレント・芸能人10名

・新宿から横浜みなとみらい方面へ最も楽な行き方と最も安い行き方

・横浜の海辺デートを楽しむ方法

・横浜ゆかりのアーティストが作った横浜を好きになる歌5選

・横浜が好きになる横浜をロケ地に使った映画5選

・横浜が舞台になっている「横浜がもっと好きになる映画」5選

・「新撰組」から興味を持って日本史を楽しく学ぶ方法

・史跡から興味を持って日本史を楽しく学ぶ方法

・「Facebook」の使い方に悩む初心者のあなたへ「変更可能!」 Facebookのプロフィール、登録アドレスの編集画面の使い方

 


 


コメント

  1. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >やっちまった~(><*)。

    >裏の『遺恨あり』を見ていた為に、こちらをすっかり忘れていました。

    私はBSで前日に見たんだ(⌒▽⌒)

    逆に私は「遺恨」の録画を忘れてデカワンコ見ちゃった(T_T)

    「遺恨」の前半を見逃したよ~。。。

    実は岡本太郎って爆発した人柄ばっかりに目が行っちゃって

    作品は太陽の塔しか知らなかったりします^^;

    >来週は忘れずに見ます~。再放送して欲しい~。

    土曜日の夕方5時から1話目の再放送があるからお見逃しなく~!

  2. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >わたしゃ、岡本太郎のことは太陽の塔作った人で、「芸術は爆発だ!」の人だぐらいしか知らないけど、太郎の魅力に引きこまれちゃったよ。

    私も実は岡本太郎の作品って太陽の塔しか知らなかったよ。

    あの変なファスナーの絵も知らなかったし~( ̄∇ ̄;)

    彼の場合は作品よりも爆発した人間性に目が行っちゃうよね。

    かの子さんの作品も実は「かの子繚乱」を読んでから読んでみたんだけど

    眠くなるばかり。。。^^;

    とにかくエネルギー親子だよね。

    >わたしゃ、濱田岳君も大好きだから、来週の青年期がすごく楽しみ!ハイビジョンでやってくれたから、記事書けて嬉しいわ~

    私も濱田くん好き♪青年期も楽しみ~♪

  3. 紫花浜匙 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    やっちまった~(><*)。

    裏の『遺恨あり』を見ていた為に、こちらをすっかり忘れていました。

    以前住んでいた岡山の駅には、岡本氏の作品が飾られていて、

    主人の実家に車で帰れば、大阪を通る時に太陽の塔を拝む事が出来ます。

    やっぱり、何か漲ってますよ^^。

    来週は忘れずに見ます~。再放送して欲しい~。

  4. きこり より:

    SECRET: 0
    PASS:
    わたしゃ、岡本太郎のことは太陽の塔作った人で、「芸術は爆発だ!」の人だぐらいしか知らないけど、太郎の魅力に引きこまれちゃったよ。

    そして、母かの子のすさまじいエネルギーと切なくなるようなかわいさに。

    寺島さんはすごかったね。

    わたしゃ、濱田岳君も大好きだから、来週の青年期がすごく楽しみ!ハイビジョンでやってくれたから、記事書けて嬉しいわ~

タイトルとURLをコピーしました