祖母・滝子(大地真央)の仕事に同行することになった常子(高畑充希)。
滝子の広い人脈から、母・君子(木村多江)の働き口を見つけたいと思ったのだ。
客との何気ない会話から仕事の先行きを判断する滝子の姿に常子は感銘を受ける。
そうやって滝子は、女性でありながら二百年続く老舗を守ってきたのだ。
一方で、滝子は常子が情報収集のことを鋭く見抜いたことに感心していた。
そしてある夜、滝子は常子のことで君子を呼び出す。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第3週「常子、はじめて祖母と対面す」 第17話
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
簡単に。
母のために仕事を探したい常子を滝子おばあさまは連れ歩き始める。
お得いとたわいのないお喋りをするだけで相手の現状や性格を量っていくお祖母さま。
なるほどそうか!
お祖母さまのお仕事って、つまりああやって世間話しながら情報を集めて先行きを判断していく事だったんですね。
常子と鞠子に好みのハンカチをプレゼントしてくれたのも、聞かなくても2人の好みを理解したからという事だよね。
こういう才能がある人って本当に居るんだよね。
人の心のひだが読める人。
お祖母さまの仕事を察した事で、常子は御眼鏡に適うのだった。
※上品で可愛らしい美子のままごとセット。
このドラマの小物は本当に素敵だな!
泣く子どもを連れて放浪する母親を2人で見る。
一歩間違えばあんたら親子も路頭に迷っていた訳だね。
はい。
何の力もない女が生きていくには厳しい世の中って事さ。
ごくごく普通の暮らしすらままならない。
私はね、その普通の暮らしを守る事が自分たちの仕事だとも思ってるのさ。
だから良い木を売って何があっても壊れないような家を造る。
それが私らの仕事のやりがいというかね意地みたいなもんなんだ。
素敵なお仕事ですね。
やめとくれ。
そんな事を言わせようとして言ったんじゃないよ。
いや、心からそう思ったんです。
父も日常が何より大切でいとおしいと言っていました。
…そうかい。
はい。
「普通の日常の暮らし」キターーーーー!!!
…って、なったけど……
このお祖母さまの口から出ると何だか自然で重々しいな。
金持ちで贅沢に見えるけれども、日常を楽しみ大切に積み重ね、お客さんの日常を生きる家造りを大切にしてきた結果の今、なんだろうね。
常子との会話も微笑ましく、言葉少ない「そうかい」この相槌がとても好ましい。
私はこのお祖母さまが好きだな。
とても品があって人格者に見える。
しかし、お祖母さま……
あなたが好きになっていくこの孫をお店の跡目に相応しく育てたのは、貴女の娘ではなくて貴女が嫌った婿の方だったのですよ…と言っておいて差し上げたい……。
凡庸な娘の方は、母の申し出を聞いて驚き……
勝手な結婚をまた押し付けようとしていると大反対するんだろうなぁ…。
あの子はいい子だね。
頭もいいし機転も利く。
それに人を見る確かな目も持っている。
はっきり言うよ。
常子を清の嫁に迎え入れ、この店を任せたいと思ってる。
この展開は何となく予想していたけれども、私はもっと本当に「押し付け」で婚約させられる(させられそうになる?)展開だと思っていたのよね。
つまり、「女は道具」的な結婚。
けれども、滝子さんは違う。
ちゃんと常子の資質を見極め気に入ったから後を継がせたいんだよね。
これって素晴らしい選択眼じゃないか。
「押し付けの結婚」に反抗心覚えるしかない君子には深い考えも何もないし。
お祖母さまではなくて君子の方が明らかな毒親なわけだが…
これ、脚本家的には滝子が毒ばばって感じになっちゃうんだろうか。
それって何だかイヤだなぁ…まぁ、どういう展開になるか見守りますが。
しかし、お祖母さまには1つ、圧倒的に見る目がなかった事がある。
なぜ清なんか養子にむかえたのか。
他に当てがなかったのかしら…気の毒に…。
いっそ、清の養子縁組を解消してだな…常子の方を養女に…。
よろしければ→【2016年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
小橋 常子 … 高畑充希(子役期:内田未来)
小橋 竹蔵 … 西島秀俊
小橋 君子 … 木村多江
小橋 鞠子 … 相楽樹(子役期:須田琥珀)
小橋 美子 … 杉咲花(子役期:川上凛子、根岸姫奈)
小橋 鉄郎 … 向井理
青柳 滝子 … 大地真央
玉置茂雄 … 大内田悠平
玉置正雄 … 加藤諒
玉置幹雄 … 藤野大輝
山田 … 田中幸太朗
杉野栄治 … 田山涼成
大迫博文 … ラサール石井
隈井 栄太郎 … 片岡鶴太郎
青柳 清 … 大野拓朗
森田 まつ … 秋野暢子
森田 宗吉 … ピエール瀧
森田 照代 … 平岩紙
森田 富江 … 川栄李奈
中田 綾 … 阿部純子
星野 武蔵 … 坂口健太郎
東堂 チヨ … 片桐はいり
花山 伊佐次 … 唐沢寿明
五反田 一郎 … 及川光博
谷 誠治 … 山口智充
水田 正平 … 伊藤淳史
ナレーション(語り) … 檀ふみ
※スタッフ
脚本 … 西田征史
演出 … 大原拓、岡田健、藤並英樹、松園武大
プロデューサー … 盆子原誠
制作統括 … 落合将
音楽 … 遠藤浩二
衣装監修 … 黒澤和子
主題歌 … 宇多田ヒカル「花束を君に」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/totone-chan/
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【とと姉ちゃん】
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コメント
ままごと>『とと姉ちゃん』第17話
プリンスが昨日亡くなったそうで…
「えっ、嘘でしょ!?」
と声を出してしまったけど
本当に嘘なら良かったのに
デヴィッド・ボウイが亡くなったばかりだというのに…
以前、『パープルレイン』訳しました
↓
ここ
…ひじゅにですが何か?
「普通の暮らしを守ることが自分達の仕事だとも思ってるのさ」by滝子
↑今日も語られる「日常」の大切さ。…
ままごと>『とと姉ちゃん』第17話
プリンスが昨日亡くなったそうで…「えっ、嘘でしょ!?」と声を出してしまったけど本当に嘘なら良かったのにデヴィッド・ボウイが亡くなったばかりだというのに…以前、『…
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>えっ!全くそんな風に考えませんでした。
そういうとらえ方をする人もいるのかなあ・・・。
私的には君子さんこそ毒親なんですが、朝ドラ的には天然でほんわかした優しくてイイお母さん……の位置づけになるんじゃないですかね^^;
脚本自体がそんな風に描かれないことを祈るばかり…。
>平吉さんでしたっけ、数年前に亡くなったお祖母様の再婚相手の意向もあったのでしょうね。
ああ、そっちの人に見る目がなかったのかも知れませんね^^;
>求人記事に赤丸をつけ神社にお参り。私は就職活動で苦戦したのでかかの気持ちもわかるような。
仕事が決まらない大変さは解りますが、娘が祖母の人脈をと働きかけたりして動いているのに、この母親は神頼みかよと^^;
ゆとりですななにか…って思ってしまう^^;
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>ひとのことがいえますのんか?それともああ見えて仕事はできるのだろうか…。
今のままだと清なんかを養子にしたせいで滝子お祖母さまの選択眼に説得力がなくなりそう(笑)
でも、たぶん清のキャラはあのままにしておきたいんだろうな。
>高畑常子ちゃん、若さの表現なのでしょうが手をハの字に広げて リズムをとるように歩くのが気になって気になって。
ほーーあまり気になってませんでした(笑)
気にして見てみます。
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> これ、脚本家的には滝子が毒ばばって感じになっちゃうんだろうか。
> それって何だかイヤだなぁ…まぁ、どういう展開になるか見守りますが。
えっ!全くそんな風に考えませんでした。
そういうとらえ方をする人もいるのかなあ・・・。
戸田を叱りつけた後、固まってしまった常子に不器用な笑みを見せたところ、気遣いの人と思います。
> なぜ清なんか養子にむかえたのか。
はははは!同じことを考えてました。
平吉さんでしたっけ、数年前に亡くなったお祖母様の再婚相手の意向もあったのでしょうね。
かかの就職活動。
求人記事に赤丸をつけ神社にお参り。私は就職活動で苦戦したのでかかの気持ちもわかるような。
いい悪いではなく、常子の行動とは違う、問題解決のためのアプローチだと思います。
でもやっぱり、かかが少し頼りなく見えてしまう。
常子がととらしくなる過程を楽しみに見ています。
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下川屋の放蕩息子の話が出たとき、「滝子さん…あんたんとこの清さん…」って思いましたよ。
ひとのことがいえますのんか?それともああ見えて仕事はできるのだろうか…。
滝子さん関連の話がおもしろそうです。
高畑常子ちゃん、若さの表現なのでしょうが手をハの字に広げて
リズムをとるように歩くのが気になって気になって。
滝子さんと二人で踊り出してくれたほうがいっそ落ち着く感じ。
すばらしいエキストラのみなさんたちとモブダンスしてほしい~。
とと姉ちゃん 第17回
内容仕事が見つからない母・君子(木村多江)叔父・清の話を聞いていた常子(高畑充希)は、祖母・滝子(大地真央)に、仕事への同行を懇願する。母の働き先が見つかるかもしれないと。
得意先回りをする中で、滝子は、常子の洞察力の鋭さに気付く。一方の常子も、滝子の…
とと姉ちゃん (第17回・4/22) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』『第17回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
祖母・滝子(大地真央)の仕事に同行することになった常子(高畑充希)。滝子の広い人脈から、母・君子(木村多江)の働き口を見つけたいと思ったのだ。客との何気ない会話から仕事の先行き…