悪鬼のような父がホラーのような映像で描かれた初週。
そんな家族でも子供は当たり前に受け入れなきゃならない時代。
だからお珠は強くなる。
珠(村上蘭)は、リョウ(国仲涼子)が逃がしてしまった清治(渡部篤郎)のカナリアを見つけ出そうと、必死に近所を探し回る。一方、実家に逃げてきたリョウは、両親からも「もう葉野の家に戻ることはない」と説得を受けるが、家に残してきた珠のことが気がかりでいた。いくら探せども一向に見つからないカナリア。珠は決心して、リョウの実家へと向かう……
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「ブラッサム」第1週「私の父、私の母」第5話 感想

感想
簡単感想で。
カナリアは戻らん
おリョウさんのご実家は、この時代にしちゃあ、とても娘を大事にしてくれる家だと思った。
葉野の家に嫁ぎゃあ、この先食うには困らんゆう話じゃったのに…。
あの家には帰らんでええ。
と言ってくれる。
しかし継子の珠に関してはあきらめろと言う。
清治とはもう縁を切るんじゃ。珠のことは諦め!
血のつながらん子供のためにお前がつらい思いをするのは、わしらあもう耐えられん。
そう言って、家の戸に突っ立てを掛けてしまうおリョウの父。
お前だけ置いていかれてしもうたの。「珠様、珠様」言うちょっても、いざとなったらこのありさまじゃ。
と清治に呪いをかけられた珠はカナリアが見つからないことに焦り、リョウの実家へ訪ねて行った。
しかし、両親に止められている おリョウは出てきてくれない。
お母…。
お母、何で出ていったん?
血がつながらんでも大事じゃ言いよったろ?
何で?ホンマの娘じゃないけえ?
お母!
ねえお母!
お母!
引き戸の内でジッと珠の様子を窺うおリョウ。
ごめん…。
ごめん。帰るね。
ここまでやって、やっとおリョウは追ってきた。
ごめんね!
うちが悪かった。
ホンマにごめん。
大事にするゆうて決めたのに…不安にさせてしもうたね。
ホンマにごめん。
そう言って抱きしめてくれた。
ううん。
初めて会うた日もお母、うちの手 握ってくれたよね。
逆じゃ。
珠がお母の手を握ってくれたんよ。
清治に引き合わされて、初めて会った時。
実母を知らない小さな珠は、真っすぐおリョウほ見つめて手を握ってきた。
優しい人にやっと出会えたのだろう。
本当に可愛い、健気な童。
おリョウにとって、その時からこの可愛い子は「珠さま」になった。
これからは「珠」て呼ぼうかね。
「珠さま」言うて呼んだら、また不安にさせてしまうじゃろ。
「珠さま」がええ。
これからもずっと「珠さま」がええ。
変わってしまう方が不安だ。
おリョウさんには、いつまでも珠推しでいてほしい。
再び繋がった親子……。
おリョウさんが娘を捨てる毒継母にならなくて良かった。
……とは言え……
この状況では逃げ出しても毒親とは言えないわね。
あのDV親父からは逃げられるもんなら逃げたいわ。
帰ったらまた、
カナリアは?
それで済む思うちょるんか。あ?
どうするつもりならあ!
あの鳥は替えがきかん大事な鳥じゃ!
謝って済むか!
と怒鳴るお父と、珠は戦った。
もうどやさんでください!
カナリアは戻らん。
もうカナリアなんかどうでもええ!
うちがお母の方が大事じゃ!
お願いします!お母を許してください!
みんなでここにおらせてください!
うちはここにおりたい!うちにはここしかないんです!
子どものように自分の感情をぶつける親父に、珠は、たぶん初めて大声で反論し、懇願した。
大声で怒鳴る人は、大声で怒鳴り返せば黙るというが……。
まぁ、従来、臆病なので。
ここの何がええんな?
何がええんじゃ?
お父様とお母とみんながおる。
うちはこの家におりたい!
決して「お父様」の存在を抜かない。
父もいるからここに居たいと言ってあげる珠。
こういう子だから、清治も折れることが出来るんだよね。
はあええ。
好きにせい。
許可は出た。
珠は決して清治を好きなわけではないと思う。
けれども清治の悲しさも知っている。
だから無下に嫌うことはできない。
清治の心のやり場のなさは、私には完全には理解できない。
「狂人のような父」と宇野千代は書いている。
だから憐れに思えてしまう……という部分はあるのかもしれない。
渡部篤郎が演じる清治が本当に怖くて迫力があって、でも子どものように美しくて。
この人が演じるから、ちょっと構ってみたくもなってしまう。
一生懸命、今を生きる珠さま役の村上蘭ちゃんも素敵だったな。
すごく好きな一週目だった。
このドラマに入り込むのに十分。
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ブラッサム キャストとスタッフ
キャスト
葉野珠 – 石橋静河(子役時代:村上蘭、晩年:加賀まりこ)
葉野清治 – 渡部篤郎
葉野リョウ – 国仲涼子
葉野清重 – 三浦誠己
葉野守 – 日向亘
葉野俊子 – 伊東蒼
葉野英男 – 藤原大祐
岩田梅 – 松本穂香
岩田幸三 – 八嶋智人
岩田カツ – 楠見薫
角田忍 – 木竜麻生
森岡稲子 – 華優希
橋本タエ – 中井千聖
島村辰彦 – 工藤阿須加
木村照子 – 山田真歩
木村保 – 金子大地
熊田 – 斎藤司
松子 – 瀬戸さおり
スギ – 愛
ヨネ – 誠
三好マキ – 中村優子
三好辰五郎 – 赤堀雅秋
左良太 – 北野秀気
本田 – 川島潤哉
黒崎大三郎 – 遠藤憲一
山中勇三 – 井浦新
横田 – 大窪人衛
木村浪江 – 杉田かおる
木村正吾 – 三宅弘城
西尾一路 – 染谷将太
秋山格之介 – 高良健吾
梶矢基一郎 – 佐藤緋美
小山牛丸 – イッセー尾形
土橋風子 – 尾野真千子
夏井銀児 – 錦戸亮
藤川優子 – 松たか子
ブラッサム スタッフ
◆放送期間 : 2026年9月28日 ~ 2026年3月26日(全130回予定)
◆制作 : NHK(BK)
◆初回視聴率 : %
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 村山峻平、櫻井壮一
◆プロデューサー : 大野陽平
◆演出 : 盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
◆原案 :
◆脚本 : 櫻井剛,小松與志子
◆音楽 : fox capture plan
◆主題歌 : YOASOBI「咲き誇れ」
『ブラッサム』各回リンク

