きつい恐い橘先輩にも「劣等生」の歴史があった。
「同期は大事に」の大和先輩。
梅丸愛に支えられてここまで来た人たち。
公演で橘アオイ（翼和希）の衣装の羽を忘れたことをきっかけに鈴子（澤井梨丘）たち３人は仲違いをしてしまう。そんな時、鈴子は大和礼子（蒼井優）からプロとして大切な心得を教えられる。ある日、林部長（橋本じゅん）に集められた団員たちは、ついに梅丸少女歌劇団（ＵＳＫ）が初の単独公演を行うことになったと伝えられる。新人３人にもデビューのチャンスがあるというのだが、それは３人のうち１人だけだと告げられる…
あらすじ は Yahoo！テレビ より引用
連続テレビ小説「ブギウギ」第2週「笑う門には福来る」第8話
感想
大和さんと立花さんの友情が画面からじわじわ伝わってきて、泣いたわ(こればっか)。
何の回想が入ったわけでもないのに、2人の研究生時代が見えるような気がした。
一緒に過ごした期間が会社愛も育てる。
……ちょっと、どこかの事務所の話にも似ている部分はある。
私たちは一瞬でも現実を感じさせちゃ駄目
辰美と幸子に挟まれてオタオタしているだけの鈴子だったけれど、
仲よしごっこやないねん！
と言われ、ついに幸子までが片付けを放り出して帰ってしまう。
たった一人で仕事を片付けて、1人でレッスンする大和先輩を発見。
つい、声をかけてしまうのだった。
新人の花田鈴子です！
今、お話しさせていただいてもよろしいでしょうか。
あの……今日はすんませんでした！
話していいなんて言ってないけど。
すんません！
娘役だけあってか、物言いは柔らかいが、ステージの失敗はやはり怒っている模様。
ねえ、あなたたちのミスで一番迷惑被ったの誰だと思う？
それは……やっぱり、橘さん？
違う。
違う？
お客様。
お客様はね、現実から離れたくて劇場にいらしてるの。
そのお客様に私たちは一瞬でも現実を感じさせちゃ駄目。
それはプロじゃない。
これよ。
事務所も、役者も、スタッフも。宣伝する局もステージ側も、エンタメに関わる人すべてが、これを時代変わらずきちんと考えて欲しいんだよ。
現代は報道もファンもスターと距離が近くなりすぎた。
それだけ夢も近くなっているし、夢が壊れる衝撃も大きいんだよね。
ああ……何だか、こんなことばかり言ってしまうけれど、夢の世界の裏側をあまり私たちに見せないでほしい。
(何の感想を書いているのかよく分らなくなってきた (笑))
鈴子は、大和先輩の言葉をこの時、どのくらい理解したかしら。
梅丸愛や
梅丸の大熊社長として、升さん登場。
３か月後の12月3日、梅丸劇場において第1回梅丸少女歌劇団単独公演を行う！お前らだけで劇場をいっぱいにしてみぃ！
今までは映画の幕間に出演したりしていただけだったのね。
単独公演のニュースに団員たちは言葉を失い、鈴子だけが
ホンマですか！？
と、つい叫んでしまう。
目を潤ませて抱き合う橘先輩と大和先輩が印象的。
今日はこのシーンだけで泣けてしまった。
あのステージ準備失敗の日の後。大和先輩は楽しそうに「同期」の話をしてくれたのだ。
それと、同期は大切にね。
え？
この人もあなたみたいに劣等生だったのよ。
ねっ。
余計なこと言わんといて！
だから人一倍梅丸愛にあふれてる。トップなのに教育係までして。
あなたたちも自分のいるところを愛して。
自分が所属する組織や居場所に不満ばかり溜めていても何も楽しくない。
自分の居るところを愛す。
そうすることで生活が充実する。
残っている先輩たちは、そうやってプロの仕事を楽しんでいる。
新人の内から1人だけデビューできるという話に、ますますギスギスする3人。
鈴子は一生懸命、2人に訴えるのだった。
確かにワテはあんたら２人に比べてバレエは下手や。タップも負けとる。
背丈もな……。
せやけどワテが勝ってるところもある。
梅丸愛や。それだけはあんたらに負けへん。
ワテはあんたらと違て、おまけでここに入れてもろてる。
ホンマは入れんかったかもしれんのに。せやからワテはこの劇団にめちゃくちゃ恩があんねん。義理があんねん。
ここに来た。
義理と人情！
あんたらそれぞれデビューしたい気持ちがあんのは知ってるけどな、ワテもそういうわけや！負けへんで！
誰がデビューか決まるまではあんたらと口利かへん！
口きかへん！
……と言った途端に、倒れて2人から声を掛けられてしまう鈴子。
可愛くて、かなわへんな(笑)
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ブギウギ キャストとスタッフ
キャスト
花田鈴子 – 趣里（子役時代：澤井梨丘）
花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代
大西トシ – 三林京子
橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅
易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ
タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平
茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
小村チズ – ふせえり
伝蔵 – 坂田聡
松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰
小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門
村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
西野キヌ – 中越典子
治郎丸和一 – 石倉三郎
二村 – えなりかずき
五木ひろき – 村上新悟
山下達夫 – 近藤芳正
語り – 高瀬耕造
ブギウギ スタッフ
◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠
◆脚本 : 足立紳,櫻井剛
◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
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