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【もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~】第10話 最終回感想

鶏は、「ありがとう」と言われたくて卵を産んでるんじゃない。

朝が来るから卵を産む。それだけのことだ。

なのに僕は家族に「ありがとう」と言われたくて卵を取りに来ている。

「ありがとう」欲しさに手伝いを買って出ている。

もし家族が感謝してくれなくなったら卵を取りに来るだろうか?

僕はまるで「ありがとう」と言われなきゃ卵を産まない傲慢な鶏だ。

感謝されたい・認めてほしい・「ありがとう」と言われたい。

そんな見返りがなきゃ卵を産まない卑しい鶏だ。

【もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~】第10話 最終回

 
  
 momikeshi-op

 

えっ、悪いけれども、私はモンモンとしている、今……。

ここまで毎週笑ってツッコんで楽しんできただけに、ちょっとツッコめない展開にはビックリした。

どうしてここまで可哀想にしてしまうんだろう。ただただゆるく楽しいだけで良かったのに(泣)

「もみ消して冬」ツイ上げ、簡単感想で。
(最後までこればっかで、ホントすいません)

邦夫が来てから北沢家では良い事続きらしく、父と博文は満足げ。当の邦夫ももちろん満足していた。

一方、吉田家で「感謝」を教わった秀作も幸せに暮らしていた。

まぁ、吉田家の秀作は北沢家の秀作と違って純粋に満たされた笑顔(上手いな、山田くん)。秀作のためにはこの方が良いような気もするが、北沢家の冷たさにはモンモンとする。

知昌だけが秀作の不在に寂しさを感じているよう。

尾関は見かねて帰るように説得するが、秀作は全くその気がない。

邦夫がすっかり北沢家の一員気分になっていたところに事件が勃発。

父さんがまたミランダさんとのスキャンダル写真を撮られ、融資がパァになりそうだからと邦夫にもみ消せと言うのだった。

初めてバカラのグラスの洗礼を受ける邦夫。

警察に勤めていなくても、もみ消しは末っ子の業務らしい……。

楠木が事態を秀作に知らせるが、秀作はもう「吉田秀作」だからと協力を断る。

吉田家で「ありがとう貯金」の尊さに浸っていた秀作は、鶏小屋に卵を取りに行って、自分が「ありがとう」と言ってもらいたくて手伝いをしていたことに気づく。

僕はまるで「ありがとう」と言われなきゃ卵を産まない傲慢な鶏だ。

感謝されたい・認めてほしい・「ありがとう」と言われたい。そんな見返りがなきゃ卵を産まない卑しい鶏だ。

僕をここまで立派に育ててくれた父さんが窮地に陥ってるというのに感謝が期待できないから助けなくてもいいだって?

そんな恩知らずな人間にこの栄養たっぷりの新鮮な卵を食う資格なんてない。

何の見返りも求めず、無償の愛と豊富なタンパク質を人間に提供してくれる鶏。

そんな鶏のような人間に僕はなりたい。

いやいや……北沢家の父は存外に自分勝手な男だし、秀作くん、あなたは「親孝行の搾取」をされているのだよ……。

秀作が父の写真を持っている探偵事務所に忍び込んだ所にナイフを持った邦夫も到着。

2人でもみ消しているところを警備員に見つかり、警察やマスコミまで集まる大騒ぎに……。ついにSITまで到着。尾関が来てしまう。

秀作は自分の身を犠牲にし、邦夫を人質にした犯人になりきるのだった。

ええ~~~……尾関、気付いてくれていると思ったのにぃぃ。


momikeshi-10-確保

北沢家では父さんは園長を解任、兄さんは大学病院を追われ、姉さん大きな仕事から外された。

秀作は、このドラマが始まってからの犯罪の数々を全て独断でやったと告白し、執行猶予3年付き懲役刑の判決が出るまで半年も拘留所暮らし……なにこのくらい暗い展開。

  momikeshi-10-善財

秀作が北沢家に戻った日、解雇されていた執事たちも戻ってきた。父さんのカレーを久しぶりに一緒に食べる家族。

半年間どうしていたかよく分からなくて存在も忘れていた里子もやって来て、何となくハッピーエンドみたいになっちゃったけど、ねぇ……せめて取り違えは嘘だったと言って……。

momikeshi-10-尾関

 momikeshi-10-家族

取り違えの事も世間に知れたらしいから吉田家の方にも害は及んだだろうに、そこはスルー。吉田家族は以前と同じように邦夫を受け入れ、邦夫は何の罪を背負う事もなく吉田に帰るのだった。

邦夫は北沢家の闇を知ったが、秀作は吉田家の方に未練は無かったのかと考えると……もしかしたら、「事件を起こしたような息子なら邦夫の方がいいわ」という冷たさがあの家にもあったのかも。口だけ「ありがとう」の家だったのだとしたら、そういう点が吉田家の闇だったのかも。

近年、映画もドラマも「血が繋がっていない疑似家族」の話が異様に多いけれども、どんな父だろうが尽くすことで家族の一員として機能する、そういう愛の形もあるという話なのだろうか(そもそもそんな風に分析するドラマじゃなかったはずなのにっっ)

なんだかモヤるけれども、とりあえず北沢家に戻った秀作が幸せそうだったから、まぁいいか……。

個人的には血のつながりの件は否定して貰いたいので、ぜひもみ消して夏あたりでよろしくお願いします。

とにかく楽しかったわ。
キャスト、スタッフの皆さま、ありがとうございました。


秀作(山田涼介)と邦夫(加藤諒)の入れ替わり生活は続き、秀作は些細な事で感謝を口にしてくれる吉田家で、幸せをかみしめていた。 納得できない尾関(小瀧望)は、秀作を説得するが、しょせん知晶(波瑠)へのポイント稼ぎだと相手にされない。

そんな中、またもや北沢家にもみ消しが必要な事件が起こる。楠木(千葉雄大)からそのことを知らされた秀作は、もう北沢家の人間ではないからと聞き流すが、あることに気づき…

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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※キャスト

北沢秀作 … 山田涼介
北沢知晶 … 波瑠
北沢博文 … 小澤征悦

北沢泰蔵 … 中村梅雀

楠木松也 … 千葉雄大
手毛綱 美鎖夫 … 児嶋一哉
尾関光希 … 小瀧望
池江里子 … 恒松祐里

小岩井 凛治 … 浅野和之

※スタッフ

脚本 … 金子茂樹
演出 … 中島悟
プロデュース … 福士睦、櫨山裕子、秋元孝之
主題歌 … Hey!Say!JUMP「マエヲムケ」
音楽 … ワンミュージック

コメント

  1. くう より:

    かこさん
    >最後までゆるく、しょーもなく、ばか笑いストーリーで終わって欲しかった(*_*)

    ですよねーー!!
    とりあえず取り違えは否定してほしいですよ。
    秀作だけ血が繋がっていないってちょっと可哀想~~。

    >でも、ま、9回までは楽しかったし、キャストも良かったし、ストレス発散できたし、おおむね良し!

    ですね。おおむね、よし、です。

    楽しい土曜日でした^^

  2. かこ より:

    >えっ、悪いけれども、私はモンモンとしている、今……。

    同じく〜〜!!
    なんかとっても残念でしたねー
    こんなやるせない感じになるなんて。。。
    最後までゆるく、しょーもなく、ばか笑いストーリーで終わって欲しかった(*_*)
    今、ただただぽかーんとしてます

    でも、ま、9回までは楽しかったし、キャストも良かったし、ストレス発散できたし、おおむね良し!としようと思います^_^ こういうこともあるよねって感じで(^。^)

    レビューお疲れ様でした!
    また楽しみにしてまーーす!

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