自分が望む場所にいられるとは限らない。
でも誰だってその場所で頑張っている。
誰かに認めてもらいたくて。
誰かに必要とされたくて。
誰かに愛されたくて。
遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~ 第3話
欣治さんの田んぼの稲刈りをようやく終える丈太郎。
昔はこの辺全部田んぼやった。
しかしみんな辞めちもうた。
そうやね。子供らはみんな田んぼ継がずに町へ出ていくしね。
そりゃ、きついっすもん。
収穫のお祭りをやりよったころは、みんなで協力してお祭りを盛り上げ
故郷への愛着を深めたんやけどな。
それを聞いて周りにいた子どもたちもお祭りがやりたいと言い始め、
丈太郎は地域の活性のためにも祭りを復活させたいと思いつきます。
まぁ、また朝ドラヒロイン的発想なんですが…。
しかし何にもやらなければただのお手伝いだし、前向きに動こうとするのは彼の良い所。
子供たちのためにもぜひ復活させたいんです。やらせてください。
お祭りは故郷への愛着を深めますし。
と言うと、日下さんからは、ちょっと冷静な返事が返ってきた。
そうなんですけど、祭りをやるとなるとそれなりの人手とお金が必要になります。
集められたらやってもいいですか?
はい…と言いたいところなんですが、祭りを復活させたら毎年やってほしいとか
他の地域でやってほしいという声も上がると思うんですよね。
そういったことに対応していくがはなかなか難しいんですよ。
確かに。1回やると色々大変やけん。
と順一も同意。
いいじゃないですか。
先のこと考えてたら何もできないですよ。
1回でも復活させましょう。
やった方がいいに決まってますって。
神輿の修理や子供みこしの制作は自分たちでやると決めて、手伝いも声を掛け、
丈太郎の人柄のおかげで資金の援助も集まって、計画は順調に進む。
一方、かほりは四万十の病院に徐々に慣れてきたものの、やはり「東京から来た人」
への壁は厚い。
姉のさよりは、お祭りのための募金を5000円出したかほりに
私の1日分のパート代よりたくさん。
かほりにとっては何でもない金額やけん、ぽんと渡せるわよね。
と、嫌味のような事を言ってきます。
何だか、やはり、この地域に住む人の描き方が僻みっぽいんですよね…。
かほりにとっては、その代表が姉・さより。
さよりは学生時代は地域のマドンナ的存在だったらしく、「田舎の専業主婦」という
今の立ち位置に居心地の悪い物を感じているみたい。
東京に出て医師をしていた妹に対して、そういう思いが強く出てしまうんでしょうね。
「過去の栄光」を背負っている人ほど、今をつまらなく思ってしまう。
そういう空気がさよりからバリバリ感じられるのでした。
しかし、実際にかほりにとっても今の立ち位置は満足できるものではないので、
僻まれるだけ損しているようなもんです。
病院で看護婦への指示をミスしてしまったかほりは、影で
5年目ぐらいのはずやのに研修医みたい。
使えないし、やりづらいわよね。
どうせ教授の指示で嫌々来てるんじゃないですか?
そのうち東京に帰るんがやろうけど、一番中途半端で迷惑よね。
と、自分のことを言われているのを聞いてしまい、大きく落ち込みます。
そんな時に老人宅で急患が出て、かほりは「自分しかいない」状況の中で往診。
帰り道、台風で「沈下橋」が沈んでしまい、偶然、丈太郎と出くわすかほり。
祭りの話から、子どもの頃の話になり、現在の話になり…
丈太郎はまたここでKY発言を…。
ここには何をしたくて来たの?
ああいや、採用試験の面接のときは「この町のために貢献したいです」とか
「田舎暮らしを経験してみたいです」とかって言ったけどホントは嘘。
別にしたいことあって来たわけじゃないから。
何も考えずに来たの?
それに近い。
なのにすっかりここに馴染んでうらやましい。
はあ?俺は お前のがうらやましいよ。
医者なんて仕事に困ることないだろうし。
誰にでもなれるわけじゃないしさ。
ホントすげえよな。
何にもしない人に限ってそういうこと言うよね。
来たくて来たわけじゃないし、今、なりたい状況になっているわけじゃない。
帰りたくても東京に戻れない。
ずっとガン治療の研究をしてきたかほりは、いきなり現場に出されて
ナースの助けが無ければ何もできない新人のような状態。
そりゃ居心地悪いと思います。
この人事をした教授は、かほりを追い出したんだよね…。
丈太郎はそんな事は知らないから悪気は全くないんだけど、物語の流れ的に
いつも空気読めない発言する子になっちゃってるんですよね。
しかし、往診した患者さんの言葉で、かほりは医師として救われる。
台風は来るし、気分は悪うなるし、もう不安で不安で。
ほやけど先生の顔見たらほっとして。
先生がおってくれてありがたいです。
ありがとうございます、二階堂先生。ありがとうございます。
何度もありがとうを繰り返す患者さんを見つめるかほりの方が泣いてしまう…。
それを見るこっちまで泣いてしまう…。・泣
寂しくて不安なのはみんな同じで、
「誰かの役に立った」
ただ、それだけが嬉しくて。
たぶん、かほりもここに来た事で、研究室では得られなかった物を得ているんですよね。
丈太郎は、ただ笑顔でそれを見ているのでした。
登場人物みんなが、それぞれ鬱屈した気持ちを抱えていて、人に僻んだり当たったり、
何か仕掛けようとしたり……。
描き方によっては、相当ドロドロになると思うのです。このドラマ。
けれども、四万十の美しい自然と、何かを成し遂げる喜びを見せる事でバランスを取っている。
良いドラマになってます。
…で…。
この一見明るそうに見えて実は鬱々した青春群像劇には丈太郎のエセ「モテキ」も
絡んでいるわけで…。
ワイン持って押し掛けてくる春菜も、いきなりキスしてくる彩花も、実はたぶん
目的は他の所にあるんだよね。
丈太郎くんを泣かせるような事はしないでね~~。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ある夜、小平丈太郎(生田斗真)が帰宅すると、今井春菜(木村文乃)がやってくる。
家屋に不具合がないかを確認しに来たという春菜は、簡単に点検を済ますと、持参した
ワインを丈太郎に勧める。
勢いに押された丈太郎は酒に付き合うが、そのうち春菜はテーブルに突っ伏して寝てしまう。
声をかけても起きない春菜に困った丈太郎は、二階堂かほり(真木よう子)を呼び出す。かほりがやってくると、春菜は体を起こす。
実は、寝たふりをしていたのだ。
自分の来訪を春菜が快く思っていないと感じたかほりは、丈太郎が好きなのかと聞く。
すると春菜は、好きというより必要なのだと答える。そんな折、丈太郎は子供たちのためにも地元の祭りを復活させてほしい、と日下哲也
(松重豊)に頼む。
祭りにかかる人手と費用を集められたら開催してもいいか、と聞く丈太郎に、日下は
必ず地域住民の同意を得てからやるようにと念を押す。早速、丈太郎は藤井順一(桐谷健太)らとともに、みこしや太鼓などが保管されている
場所に出向く。みこしには修理が必要な上、子供用のみこしは見当たらない。
丈太郎は、自分たちで子供用のみこしを作ろうと決め、地域の高齢者からカンパを募り始める。夜、丈太郎は、勤務を終え帰ろうとする森下彩花(香椎由宇)に声をかけ、祭りの件を話す。
自分に手伝えることがあれば言ってくれという彩花に丈太郎は…。(上記あらすじはYahoo!TVより引用)
よろしければ→【2012年10月秋期ドラマ一覧】ラインナップとキャスト表
【キャスト】
小平丈太郎 – 生田斗真
二階堂かほり – 真木よう子
島田さより – 国仲涼子
松本弘樹 – 柄本佑
藤井順一 – 桐谷健太
森下彩 – 香椎由宇
今井春菜 – 木村文乃
青山薫 – 田口淳之介
二階堂隆三 – 佐戸井けん太
島田久志 – 矢柴俊博
二階堂とき子 – 朝加真由美
小平夕子 – かとうかず子
小平啓太郎 – 生田竜聖
島田芽衣 – 庵原涼香
島田結衣 – 高嶋琴羽
日下哲也 – 松重豊
大河内欣治 – ミッキー・カーチス
大村郁子 – 倍賞美津子
※スタッフ
脚本 – 橋部敦子
演出 – 石川淳一
プロデューサー – 成河広明、小林宙、江森浩子
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コメント
遅咲きのヒマワリ 第3話 感想
遅咲きのヒマワリ 第3話 (2012.11.06放送) フジテレビ系
録画して、「ゴーイング マイ ホーム」の後に見たので、
その展開のせわしなさにクラっと来る。
なまじ群像劇なので
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コメントありがとうございます。
>BlogPeoplePEOPLEでばんばん記事が更新されているのを見ると
そ、そうなんですか~( 〃▽〃;)
いや、実はたまたま見つけてフラッと登録した物の見方もよく解ってないんですよね。
幽霊部員みたいな感じになっちゃうと思うのですが、よろしくお願いいたします~^^;
>あらすじを時系列で追いかけているのによくこの長さで収まりますね。
これは簡単レビューです^^;
ドラマによって、もっと簡単な感想だけのレビューと、上にセリフつきのあらすじを
下に感想をガッツリ書く長いレビューと、もっと細々書くマニアックなレビューと…
色々あります。意識してやっているわけではなく、書きたいものを書きたいように書いています^^;
>ところで、国仲涼子の役名が”ひより”になってましたけど、”さより”ですよ。
ありがとうございます!
3か所「ひより」になってましたね^^;訂正しました。
火曜日は「ゴーイング」を先に書いて、こっちは明け方近くにボーっとしながら
書いているので、いつもよりもよりボケてます。
今後もよろしくです。
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レスが遅くてすいませんー(_ _;)
>皆それぞれ影の部分を持っていてこれから徐々にあらわれてくるのかなぁと思います。
展開としてはベタなんですけどね。でも、心に響く物があるんですよね。
毎回ウルッとさせられてますわ…。
>それにしても真木よう子、いいですねぇ~。
今後が楽しみです。
私が初めて見たのは、映画「ゆれる」だったような気がします。
ドラマでは「SP」かな。
色々な役が出来る凄い女優さんですよね。顔も好き^^
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BlogPeoplePEOPLEでばんばん記事が更新されているのを見ると、
私ものんびりしてられないな、とモチベーションをアップさせてもらってます。
あらすじを時系列で追いかけているのによくこの長さで収まりますね。
私は時系列に書くと際限なく長くなってしまいます。
取捨選択ができないんですよね。
今は経験を積む時期でしょうか。
簡潔にズバッと言いたいことが言えて
読者が惹きつけられる文章が書けるようになりたいものです。
ところで、国仲涼子の役名が”ひより”になってましたけど、”さより”ですよ。
ひよりさんという人に会ったことがありますけど、
基本、いい意味の言葉じゃないですよねぇ。
遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューア…
公式サイト丈太郎のスタンスがはっきりしてきたので、前回より見やすかったです。<続きは本家記事でご覧ください。>※本家の記事のURLhttp://miru-yomu-kiku.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/3-b68c.htm…
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>何度もありがとうを繰り返す患者さんを見つめるかほりの方が泣いてしまう…。
それを見るこっちまで泣いてしまう…。
私も泣けました。
なんだかとってもじーんときてしまいました。
皆それぞれ影の部分を持っていてこれから徐々にあらわれてくるのかなぁと思います。
それにしても真木よう子、いいですねぇ~。
今後が楽しみです。
遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜
脚本 橋部敦子
演出 石川淳一:植田泰史
主題歌 常套句/Mr.Children
出演 生田斗真/真木よう子/桐谷健太/香椎由宇/柄本佑/木村文乃/国仲涼子
高知県・四万十川を舞台に、等身大の若者たち
遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜 第3話
『恋をはじめるのに、理由が必要ですか?』
内容
欣治(ミッキー・カーチス)の田んぼの稲刈りを終え帰宅した丈太郎(生田斗真)
すると、春菜(木村文乃)がやってくる。
お部屋の
遅咲きのひまわり〜ボクの人生、リニューアル〜 第3話
第3話「恋をはじめるのに、理由が必要ですか?」 あらすじ 11月6日 ある夜、小平丈太郎(生田斗真)が帰宅すると、今井春菜(木村文乃)がやってくる。家屋に不具合がないかを確認しに来
遅咲きのひまわり~ボクの人生、リニューアル~「恋をはじめるのに、理由が必要ですか?」
それにしても… ここは四万十。人の噂はマッハで伝わるはずで、今井春菜(木村文乃)の来訪には、慌てて、気を遣いまくり!だったのに、主人公・丈太郎(生田斗真)のマドンナ、看護師
遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜 第3話「恋をはじめるのに、理由が必要ですか?」
第3話「恋をはじめるのに、理由が必要ですか?」
JUGEMテーマ:エンターテイメント
遅咲きのヒマワリ 第3話〜どこにいても居心地が悪いの、実家でも病院でも
自分の居場所探し。
かほり(真木よう子)は自分の胸の内を丈太郎(生田斗真)にこう語る。
「どこにいても居心地が悪いの、実家でも病院でも。かと言って東京に戻りたくても戻
ドラマ「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リ…
自分の居場所-----–!!火曜は景色のいいドラマの日。群像劇なんで、なかなかシビアな展開もあったりして、そのメリハリも個人的には好きなんですが、数字的にはイマイチ苦戦中の火…
遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~ 第3話
丈太郎が仕事を終えて戻ると、しばらくして春菜(木村文乃)がやって来ます。
台風が来るので、簡単な家の点検に来たと言いますが、肝心な点検はそこそこに、彼女は持参したワイ