【最高の離婚】 第8話 感想

また、誰かとって思う？

分かんない。 何年後かな？

うん。

どう？

また同じことになんのかなとか思うし。
…うーん。…何年後とかかな？

うん。

でも、すごくさみしい。
一人なんだなって思う。

一人で死ぬのかなとかまで思う。

誰でもいいからここにいてって思う。

 

最高の離婚 第8話

　　　　

 

文字数めっさ多いので、端折って読むことを推奨します。　

 

なぜか、光生の家に入り込んできた諒。もう住む気満々。

この際、正直言いますけど。うち元妻出てったんですよ。
今、僕一人なんで。

ちょうどよかったです。

えっ。…今、何て言いました？ちょっと！
何で靴下脱いでるんですか？

ああ。今、洗濯機どこかなと思って。

…上原さん。
うち、何で離婚したかご存じですか？
僕が神経質だからです。今、直そうと思ってるんですけど。
ものすごく細かくてうるさいからです。

大丈夫です。
僕、神経質なのは気にならないんで。

 

全く、噛み合わない。　

真夜中、隣りの部屋が寒かったからと言って、いつの間にか光生のベッドの下に
寝て布団を引っ張る諒。

怒る光生。

もう、一緒に寝ればいいと思うよ。　

 

濱崎さん。
奥さんと合わないようには見えなかったですけど。

ケンカ絶えなかったですから。

あっ、そうなんですか？
うちはケンカしなかったから駄目だったのかなって思ってるんですけど。

お宅が終わったのは、あなたの浮気が原因でしょ？

…終わったんですかね？

はい？

まだ灯里のこと好きなんです。
…濱崎さんは奥さんのこともう…。

おやすみなさい。

 

歯医者に行くと、助手をしていた菜那は寿退社だと言う。

別の助手にペラペラ愚痴を吐く光生。

 

家に帰ると諒が海老フライを作って待っていた。

この前、ファミレスで食べたがってたんで。

ずいぶん前の話ですよね。

 

そこへ、チャイムが鳴って誰かが訪ねてきたもよう…。
諒が出ると、それは結夏の父・健彦だった。

 

お悔み帰りの様子の義父。

塩を持ってこいと言われてアジシオを持ってくる諒。　

義父の一声目は

光生君。落ちたんだよ。
息子 詰まってた石が落ちたんだよ。
よかったね。おめでとう。

大笑いする義父…当然、離婚の事は知らない。

 

一泊して翌日、義父にせがまれて光生はスカイツリーに行く。

うわっ！

すげえな。

うわっ。

想像以上に大きいね。

いや。びっくりしました。
これバカにしてましたけど、これちょっとす…すごいっすね。
これ、どうしよう？

うん。昇るしかねえだろ。昇るしかねえ。

2人で展望台に上る。

プリクラ撮ったり写メ撮ったり、お土産買ったり、大はしゃぎ。

 

夜になり、小さい娘連れの男性を見ながら、しみじみと言う義父。

不思議だな。
この間一緒に風呂入ってた子が、もう余所の男と結婚してんだもんな。

言葉に詰まる光生。

初めて光生を紹介した時、結夏は一升瓶を持ってきて隣りに座って言ったそうだ。

 

お父さん。ごめんね。
お父さん言ってたじゃん。いつか、お前と結婚する男が現れたら一発 殴ってやるんだって。
で、その後、そいつと酒飲むのが夢だって。

あの人、お酒飲めないし、殴ろうにもね、そういう感じの人じゃないし。

でもね、あの人にはあの人なりのいいところがあんの。
あの人は。光生さんは…あれなの…。

他人の不幸を自分の不幸のように嘆き悲しみ、他人の幸福を自分の幸福のように
喜ぶことのできる人なの。

 

最近、分かった。孫がビデオを見ててな。

ああ。…はい。

あんとき結夏が言った、あんたの話、あれな、『映画 ドラえもん　のび太の結婚前夜』
で言ってたやつの丸パクリだ。
しずかちゃんのパパが、しずかちゃんに言ったやつそのまんまだ。
はっ、俺はだまされた。

すいません！

いや。あんたが謝ることない。
あんた、結夏の言うとおりに…。

 

違うんです！

 

諒は、光生の帰りを窓から外を見て待っていた。

橋の側で、光生と義父が立ち止まって何か話しているのが見える。

 

僕と結夏は…。結夏さんは…。

 

そして、諒は、義父に殴られて倒れる光生を目撃した。

あっ。あっ。ああ！

 

殴られたところを冷やしながら、ベッドでいじけたように寝ている光生を覗く諒。

大丈夫ですか？

あの、バカたれが！

隣りの部屋で義父が怒鳴っている。

 

富士宮には帰ってないそうです。
メールは来たけど居場所は教えようとしないって。

…まだ奥さんに未練、あるんですか？

 

光生は横になって、結夏が忘れて行った髪留めゴムでボンヤリ遊んでいた。

 

別に。
ただ、ちょっと何か…何か言い忘れてる気がして。

 

次の日、光生は知り合いに当たりまくって結夏を探した。
全く見つからない。

クリーニング屋で聞いたが、当然知っているわけもない。

そこへ、灯里がクリーニング品を持ってやって来た。

 

この辺、近づかない方がいいです！
今、上原さん、うちにいます。

あっ…へえー…
仲いいんですね。

感心無さそうに言う灯里。

2人で「金魚カフェ」に行くと、菜那が居て、灯里の前で要らない事を
ベラベラ喋る。

灯里は仕事があるから、と帰ってしまう。

あの人のことは、別にどうでもいいです。
もう終わったことなんで。

もう全然？

濱崎さん。こないだ励ましてくださったじゃないですか。

いや。励ましたっていうか…。

くれました。
あれでわりと吹っ切れた感じがあるんです。
濱崎さんのおかげです。

そんなこと言われたの、生まれて初めてです。

奥さんには言われなかったんですか？

そういうのあったら離婚してないと思います。

もう全然？

はい。出ていきました。

そうですか。

 

灯里が帰ってから、光生はコソコソ出かける亜以子を見て、こっそり後を付けていく。

着いたところはプロレスリング。

亜以子と結夏は2人で楽しくプロレス観戦していたのだった。

 

連れ帰ってから「金魚カフェ」で向き合って座る光生・結夏元夫妻と義父。

 

何で…何で離婚なんか？

はい。

「はい」って何だ？
何で離婚なんてなったんだと聞いてるんだ。

黙ってて。
こっちの問題だから。

「こっち」って？

説明しても分かんないし、しょうがないでしょ。
もうしちゃったんだから。

 

義父は何とか元に戻したいようだが、結夏は譲らなかった。

光生は頭を下げる。

申し訳ありません。
僕の責任です。結夏さんを責めないでください。
申し訳ありませんでした。

 

義父が店を出て行ってから、何か話したそうで話せない2人。

結夏は亜以子に言う。

光生さん、「幸せになってください」だって。
それって最大級の別れの言葉ですよね。

 

夫婦は別れたら終わりと思ったら大間違いよ。

婚姻届が結婚の始まりのように、離婚届は離婚の始まりなの。

立ち直るには時間かかるわ。

と、亜以子さん…。

 

翌日、義父は光生の部屋から富士宮に帰って行った。

 

夜、偶然帰り道で出会った光生と灯里は、何だか別れがたく、ご飯を食べようと
言う話になった。

昔2人で住んでいたアパートの近くの定食屋に行き、住んでいたアパートを見に行き、
階段でメガネを割ってしまった光生が素顔になったのを切っ掛けに昔のように
話しはじめる2人。

居酒屋に入って、長居して、どうでもいい会話を続けて…。

 

また、誰かとって思う？

分かんない。 何年後かな？

うん。

どう？

また同じことになんのかなとか思うし。
…うーん。…何年後とかかな？

うん。

でも、すごくさみしい。
一人なんだなって思う。

一人で死ぬのかなとかまで思う。

誰でもいいからここにいてって思う。

 

本当は1人で青森に帰ろうと思って、思いとどまったという灯里。

灯里は今、寂しい者同士として光生に寄り添っていた。

 

変な話だけどさ、誰とでも寝る女の人っているじゃない？
私、何か…何かの弾みでそういう人になっちゃうんじゃないかなって
思うときある。

街に出て、たまたま出会った人に自分から声掛けて、誰でもいいから抱かれたいって
何か…そういう…そういう人間になっちゃうんじゃないかって。
誰でもいい。誰でもいいからって。

駄目だよ。誰でもいいなんてそんなの。

 

じゃあ、光生君がいい。

さみしいからって…そういうこと。

そうだよ。
いいじゃん。1回寝てみよ。

取りあえず、寝てみよ。

 

灯里…女、出てるな～……。

みんな、そうなんだ。

諒は寂しいから光生の所にいる。
光生は…色んな忙しさで紛らわせている。

灯里は、寂しいから光生をロックオンした。

 

でも、どんなに寂しくても、元に戻ろうとは思わないんだね。

諒さんは、まだ灯里が好きなのに。

結夏だって、まだ光生が好きなのに。

 

先日「世界にひとつのプレイブック」という今年のアカデミー賞ノミネート作品を観てきて、
灯里の話はそれを思い出させた。

夫を失って、寂しくて寂しくて、そういう女になっちゃうヒロイン。

解る気がする…気はするけど…

私は結夏派だからかな～…光生を誘惑している灯里がすごく嫌だった。

あ～、今日の話は何かクサクサするわ。イヤな話だと思ってた。

 

そしたら…ラストでええええええーーー!!!
ってなったわ…。

 

そうすか…諒さんと結夏が…そうですか…。　

えっ…私的には…好きなのはこの2人の方なので…
この2人がそれでいいなら、もういいです……。

いや、良くないだろ。　

 

今日、一番楽しかったのは、エプロンつけて料理する諒さんとか、
お清めの塩を持ってこいと言われてアジシオ持ってくる諒さんとか、
洗濯もの畳んで待ってる諒さんとか…。

 

いや、何でもないです…。

私的には、結果、元に戻ってほしい。4人で変なシャッフルせずに。

 

※エンディング動画「綾野剛」メインバージョン～
公式提供だから、たぶんドラマが終了したら消されます。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

光生(瑛太)の前から結夏(尾野真千子)が姿を消した。
帰宅した光生は、結夏の荷物がなくなっていることに気づき、動揺する。
そこに諒(綾野剛)が訪ねてきた。しばらく泊めてほしいのだという。
光生は、困惑しながらも、諒を追い返すことはできなかった。

あくる日、仕事を終えた光生が帰宅すると、諒が夕食の準備をしていた。
するとそこに、結夏の父・健彦(ガッツ石松)が訪ねてくる。
健彦は、葬儀のために上京し、その帰りに立ち寄ったのだ。
光生が結夏のことを言い出せないでいると、健彦は夫婦ゲンカで家出したのだろうと
勝手に思い込む。

翌日、光生は、健彦に頼まれてスカイツリー観光に出掛ける。
その帰り道、これ以上隠し続けることが辛くなった光生は、結夏と離婚したことを
正直に打ち明ける。
別の日、クリーニング店に灯里(真木よう子)がやってくる。
光生は、家に諒がいることを伝え、彼女を祖母・亜以子(八千草薫)の店『金魚カフェ』に
誘った。そこで灯里は、光生に励まされたおかげで諒のことはふっきれた、と伝える。
灯里が帰った後、光生が会計をしていると、亜以子が出掛けて行った。
が、亜以子は、姉・智世(市川実和子)たちにも行き先を教えていないのだという。
不審に思った光生は、亜以子の後を追った。
すると亜以子は、プロレスの興行が行われる会場で結夏と待ち合わせをしており…。

(あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

よろしければ→【2013年1月期・冬クールドラマ何見ます？】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

　　
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【キャスト】

濱崎光生 … 瑛太
濱崎結夏 … 尾野真千子
上原灯里 … 真木よう子
上原諒 … 綾野剛

瀬田智世 … 市川実和子
瀬田継男 … 松尾諭
日野明希 … 遊井亮子
有村千尋 … 小野ゆり子
光永詩織 … 大谷英子

海野菜那 … 芹那
矢萩聡子 … 宮地雅子
初島淳之介 … 窪田正孝

濱崎亜以子 … 八千草薫

 

 
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