はる菜が売られてしまったと今だ気付かない和也は、入院費のためにと
一生懸命働き続けていた。
海軍予科練生の宿舎となった上条旅館は家族全員で働いてもてんてこ舞いの忙しさ。
ちえ子も一緒に働くことになり、和也ははる菜のために手紙を書くのだった。
しかし、ある時、その封筒から金を抜いて手紙を捨てようとしている大五郎を見た佐代は、
大五郎がはる菜を売ってしまった事を知ってしまう…。
「ぼくの夏休み」第16・17話
「はる菜 元気ですか。
はる菜が病院に行って一週間です。
はる菜が行った次の日から、旅館にはたくさんの兵隊さんたちがやってきました。
ちょーびっくりしたのは、ちえ子さんが やってきたんだぞ。
早く はる菜に会わせたいです。」
無邪気にそんな手紙をしたためて初めて貰った給金と一緒に封筒に入れる和也。
しかし、そのお金はもちろん、はる菜を売ったお金。
幸い、予科練の学生たちは軍隊長さんも含めてみんな清々しい良い人。
あの省吾さんもいて、ちえ子に少し関心があるように見えます。
和也は、とにかくはる菜のために働きます。
しかし、家の中には活気がでてきたものの、上条家は相変わらずの鬼の棲家。
和也が書いた手紙があて先不明で戻ってきたら、はる菜が入院している事を
知られてしまいます。
と言う勇作の入れ知恵で、大五郎は自分が手紙を出すから、と封筒を預かり、金を抜いて
中身を捨てようとするのでした。
その現場をたまたま佐代が見てしまいます。
はる菜が売られてしまった事を知った佐代は大五郎に
あなたは人でなしです!
と怒鳴りますが、反対に暴力を振るわれる始末。
佐代には、はる菜のために泣く事しかできないのでした。
しかし、そんな時、佐代は、はる菜を売る仲介に入ったと思われる男に遭遇します。
そして、はる菜の居所を聞き出すために自分の身を……
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
↑簡単ですが、2日分のあらすじはこんな感じ。
耕作、ついに立ち直る!
予科練の人たちは思っていた以上に活気があって純真で清々しい…。
文子とちえ子にウキウキする若者らしさもあって、見ていて微笑ましいです。
しかし、上条家は相変わらず鬼の棲家。
清々しい海軍の人たち。そして陰ではドロドロした上条家。
この家は、今、ハッキリとそういう二つの顔を見せています。
大五郎に自分も働くと言って軍隊長さんにもご挨拶する耕作。
耕作は軍を抜けてきたわけではないのだ、と隊長さんに耕作の傷痕を見せる大五郎。
この隊長さんが本当に良い人で…
傷を負って帰ってきた耕作に対しての敬礼は、尊敬の念を見せてくれているように思えました。
陸軍の敬礼は、部屋の中でも肘が広いな。
と言って笑顔を見せる。
耕作も、良い人に巡り合えて、もっと立ち直れるのではないかと……
そういう明るい方向に少しでも行けばいいなぁ……。
厨房では陸軍でやっていたという料理の腕前も披露。
和也に、
はる菜が帰って来るまでに料理を覚えろ。
と言い、
耕作さんに弟子入りします!
と笑う和也。
本当の兄弟のように微笑ましい光景…。
しかし、佐代さんは微笑みながらも複雑な思いをせずにはいられません。
この、今日のラストには、たぶん佐代さんははる菜が何処に売られたか
知っているのだと思います。
本当は早く伝えたいでしょうが、自分の夫が売ったのだと思えばなかなか
言い出せないでしょうし…。
値段は600円。当時で、米30俵分なのだそうです。
売ったのだから取り戻すためにはお金が必要なわけで、これはなかなか…。
はる菜の方ははる菜の方で泣き暮らしているのを折檻されたりしているわけですが、
世話係の女郎は優しい人みたい。
とりあえず、その点だけは救われます。
私の勝手な予想では、この後、居場所は解ったものの当然金が無くては返してもらえず、
空襲でこの置屋がやられて兄妹は本当の離れ離れに……
こんな展開…違うかな。
耕作が本当に、ずっと和也の心強い味方であり続けてくれるといいのだけど。
あとは……
ちえ子ですよね・・・・・・・
えーーー…このドラマの中では少数の清らかな子だと思ったのに、こんな手癖があったとはー。
この子はこんな設定にしてほしくなかったよ。・泣
孤独と貧困の記憶が彼女を盗みに走らせるんですね。
きっと五十嵐先生は心の病だと思って見守っていたんだろうなぁ…。
この子はきっと省吾さんが癒してくれるのだと信じています。
さて……。
「火垂るの墓」からはもう遥かに離れて、正統派な養殖ノリ昼ドラになってまいりました…。
こんな話ならタイムスリップにしなくてもいいじゃん…という感じの2日間でしたが、
予告では再び平成の記憶が顔を出すようで。
※8/6からは第2部に入り、青年期を迎えるらしいです。
役者さんは、「仮面ライダーディケイド」の井上正大さんと有村架純さん。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
(第17話あらすじ)
大五郎(升毅)が、はる菜(二宮星)を女郎屋に売ったことを知った佐代(高岡早紀)。
和也(綾部守人)になつくはる菜の姿を思い起こすが、どうすることもできない現実に涙する。
その頃はる菜は、女郎屋で泣いてばかりいた。
「お兄ちゃんのところに帰してください」耳をつんざくような泣き声に、堪忍袋の緒が切れる女将。
はる菜は風呂場に連れて行かれ…。
一方、上条家では、昼間から酒を飲み上機嫌の大五郎に、怒りがこみ上げる佐代。
「あなたは人でなしです」と大五郎に詰め寄るが、手を上げられ、家から叩き出されてしまう。
赤ん坊を連れてさまよう佐代だったが、往来にいたある男が目に止まる。
それは大五郎がはる菜を売った人買いの吉岡(田窪一世)で…。
(上記あらすじは Yahoo!TVより)
よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望
【キャスト】
青山和也(12) – 綾部守人
青山はる菜(9) – 二宮星
上条佐代・青山詩緒里 – 高岡早紀
青山浩二 – 中原裕也
上条マツ – うつみ宮土理
上条大五郎 – 升毅
上条耕作 – 崎本大海
上条勇作 – 森永悠希
上条栄次郎 – 西山潤
文子 -土谷春陽
省吾 – 北条隆博
鹿野 – 松田賢二
五十嵐先生 – 山崎銀之丞
五十嵐ちえ子 – 水野絵梨菜
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第15話 第16・17話
コメント
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>前回も話題に出した、超インパクトの予告から!戦死をとげていれば・・・みたいなことを父親から言われていた耕作さんが、前向きになった姿は、ほんとに嬉しい展開だったのですが!
ですよね。立ち直っていく耕作が本当に素晴らしいので、和也も安心かなぁ
と思いながら見ていますー。
この人だけは味方でいてほしいもの…。
はる菜も成長する時ですねぇ。
まさかこんな事になるとは、平成だったら絶対に考えられない事なのにね。
>昼ドラの王道をすべてつらぬきながら、独特なムードもあるところがなんとも♪
確かに。元々の昼ドラファンにも受け入れられそうだし、夏休みだけ
興味持てる視聴者もいそうだし…
主役の役者交代後も期待してます^^
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>升さん好きなのに、この中の升さん、超えげつなくて嫌い〜。
わかるよーーー(ノ_-。)
でも、嫌いだと思えるほどに演技がスゴイって事だよね。
そう思って見てる…実際には、子役の子たちに謝りながらお芝居してるらしいよ^^;
>はる菜に女郎小屋の情報迄インプットして欲しくなかったわ〜。
平成に戻ったら、女郎小屋なんて話題にするのは
はる菜くらいだよ〜。
その辺がやっぱり昼ドラだよね( ̄∇ ̄;)
私はね、平成に戻ったら記憶は消えるような気がする…
でも、それじゃあの子たちの成長にならないか。
二宮星ちゃんも綾部守人くんも凄いよね。
このドラマの人たち、大人も子供もみんな凄い^^
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前回も話題に出した、超インパクトの予告から!戦死をとげていれば・・・みたいなことを父親から言われていた耕作さんが、前向きになった姿は、ほんとに嬉しい展開だったのですが!
はるなちゃんがかわいそうでかわいそうで・・演技上手いし、平成の時代にいればという背景が、よけい胸に迫ります
昼ドラの王道をすべてつらぬきながら、独特なムードもあるところがなんとも♪
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升さん好きなのに、この中の升さん、超えげつなくて嫌い〜。
タイムスリップして、この時代の大変さを知る事に、
何らかの意味はあるのかも知れないけど、
はる菜に女郎小屋の情報迄インプットして欲しくなかったわ〜。
平成に戻ったら、女郎小屋なんて話題にするのは
はる菜くらいだよ〜。
浪速探偵団といい、このドラマといい、
二宮星ちゃんの演技は秀逸ですね。