新春スペシャルドラマ【富士ファミリー2017】 感想

これは、あんたのお母さんのお姉さんだよ。
死んじゃったんだよ。

大丈夫。じき 生まれ変わってくるから。
人は何回もやり直せるんだよ。

新品の人間になれる魔法の言葉教えてやろうか。

「おはぎ ちょうだい。」

あっ!信じてないだろう。
どうせ誰も私の言う事なんか信じちゃくれないんだよ。


信じるよ!


どうしたんです?

今、大地が魔法の言葉くれた。

えっ!何です?それ。


「あんたの事、信じるよ。」



富士ファミリー2017

      

「富士山の麓の小さなコンビニ。
富士ファミリーのみんなが帰ってきた!

長女の鷹子はめでたく雅男と結婚。
次女のナスミは8年前に亡くなって、今は幽霊。
なぜか笑子ばあさんにだけ見える。

ナスミの元夫の日出男は愛子とできちゃった結婚。
三女の月美は何かと実家に帰ってくる。

新しく来たアルバイトの ぷりおは何だか訳あり。
そんな富士ファミリーにまたまた事件が!?」



ということで、あの「富士ファミリー」から1年。
「富士ファミリー2017」である。

また会えるといいなぁ、とは思っていたけれども、また本当に会えた喜び。

木皿泉さんのドラマに会えるということは、とりあえず木皿泉さんがお元気だというサインを確かめることでもあるので、本当に嬉しい。


まだまだ転がり続けていいんだよ。

という魔法の言葉から1年。


今年の木皿泉は、

いつでも生まれ変わっていいんだよ。

まで進んできた。

生きている者でも死んでしまった者でも。

これは若者から年寄りから病人にいたるまで希望を貰える言葉だ。
たぶん、木皿さんご自身の願望でもあるのだろう。


子供の頃に与えられた予言の言葉に怯える鷹子。

自分が与えた呪いの言葉が息子を傷つける月美。

名前を捨てきれず、生まれ変われないナスミ。


言葉って恐い。
「言霊」というけれども、宿るものがある。
ぶつけられて傷つけられた者は、ずっとソレに振り回される。


きーちゃん、本当は怒ってたんだよね。
悲しくて悔しくてつらくて…。

日記帳見て、私、その事に気付いた。

あれは予言じゃないの。
私に「呪い」かけたの。

2016年。大みそか私が死ぬって呪い。かけられちゃったの。

最初はチクッとした小さなものがおできみたいにどんどん大きくなって、自分でも手に負えないものになるんだね。

とても仲がよかったのに死ねばいいのにって思うようになっていく。

あんたの中にもない?
チクッとした小さなトゲみたいなの。



あるよね。
私にもあるよ。

でも、
「お母さん、ゴウ君の事、嫌いだな。」
「あんまり一緒に遊ばない方がいいんじゃないかな。」


って言いたくなっちゃう月美の気持ちもかなり解る(笑)
あの状況じゃね。愚痴も出るよね。

傷つけようとしなくても、3人のお母さんからもつい出てしまったのかもしれない言葉。

きいちゃんに突き刺さったその言葉が「呪い」となって鷹子に返った事は、きいちゃん自身にとってもずっと抱えていた傷だった。

好きだったからこそ出てしまった呪い。

世間が何と言おうと好きなんですよ、俺!

まだまだ尊敬し続けていたいんです。
不正で追われたって関係ない。
俺は死ぬまでずっと先生を尊敬し続けたいんです。



教授の不正に巻き込まれて職を失っても、好きだからこそ空虚に悩まされていた ぷりおのように。

好きだからこそチクっとしたし、好きだからこそ呪いになった。

呪いになってしまった物を戻すのは人間なかなか難しい。

前を向いて教授を許せる ぷりおは素敵だ。
今や「世界の100人」ほどの有名人なのに、呪いの言葉をわざわざ解きに来た きぃちゃんも素敵だ。

みんな、どこからでも生まれ変わればいい。


ナスミと笑子ばあさんの間の生まれ変わりの合図

「おはぎ ちょうだい」

が、今回のストーリーを転がし、みんなにとっての魔法の言葉になった。

けれども、ナスミ自身はまだまだ生まれ変わらない道を選ぶのね。


ナスミよ。
もう生まれ変わったかい?

寒くないかい?
みんなに助けてもらえそうか?
強い体で生まれたか?
何でも食える丈夫な歯か?

意地悪なやつはいないか?



おはぎ1パック、ナスミのために用意して、空へ語る笑子ばあさんの優しさ。

意地悪なやつが呪いの言葉を吐かない世界。
そんな世界にいつかナスミが戻って来られますように。


「A HAPPY NEW YEAR」

ユーミンのこの曲が薬師丸さんの声で流れるED。

今年一番最初に会える人があなたであるように。と歌う恋の歌。

そう思いながら新年を迎える年をいくつも迎えた。
青春の歌だ。大好きだった。

けれどもファミリーの歌としてもこんなにしっくりハマると思えるのは、私も人生を重ねたからだよね。

今年も最初に会う人が

今は恋人ではなく、夫や子供である幸せ。

あるいは、長く会いたかった友である幸せ。

会いたいと思える人がいる幸せ。


そして、

今年もたくさんいい事が あなたにあるように。と祈れる幸せ。


今、傷ついている人が。

どこか生きづらく感じている人が。

人生を無意味に感じている人が。

いじめられている人が。

このドラマに出会えているといいな。


おはぎちょうだい!


人はどこからでも生まれ変われるし、やり直しができる。

2017年。
生まれ変わってもいいと背中をそっと押される年。

新春スペシャルドラマ【富士ファミリー】 感想
いいよー。富士山は。私が生まれる前からずっと あって、私が死んでもずっとあるんだよ。私の人生なんかさ、その長い時間の中のほんの一瞬なんだよね...



富士山のふもとにある、時代遅れの小さなコンビニ「富士ファミリー」。
そこには、近所でも評判の美人三姉妹が。しっかり者の長女・鷹子(薬師丸ひろ子)、奔放な次女・ナスミ(小泉今日子)、要領がいい三女・月美(ミムラ)。
そして彼女らをとりまく、変わった大家族が騒動を巻き起こし…2016年お正月に大好評を博したあのドラマ。
おなじみの面々が、新たな顔ぶれをまじえて、お茶の間に帰ってきます!

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)




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※キャスト

小国鷹子 … 薬師丸ひろ子
ナスミ … 小泉今日子
栗林月美 … ミムラ
小国笑子 … 片桐はいり
木下日出男 … 吉岡秀隆

行田万助 … マキタスポーツ
百合稙道 … 小倉一郎
栗林和己 … 深水元基
栗林大地 … 鴇田蒼太郎

春田雅男 … 高橋克実
樋口愛子 … 仲 里依紗
黒松平蔵 … 東出昌大
遠山霧子 … YOU
徳三 … 鹿賀丈史
テッシン … 羽田圭介
京子 … 筒井真理子
片山教授 … 萩原聖人

※スタッフ

脚本 … 木皿 泉
演出 … 吉田照幸
制作統括 … 磯 智明、 内田ゆき、中山ケイ子
音楽 … 阿南亮子
ED … 「A HAPPY NEW YEAR」(松任谷由実:作)薬師丸ひろ子

公式サイト http://www.nhk.or.jp/dsp/fujifamily/











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コメント

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2件のトラックバック

  • のほほん便り
    2017年1月8日

    新春スペシャルドラマ 富士ファミリー2017

    今回は、昨年度に続く、第二弾バージョン新しくアルバイトの“ぷりお”(東出昌大)と、新入りユーレイのテッシン(羽田圭介)、鷹子(薬師丸ひろ子)の同級生で、今は有名な予言者のキティ・トーヤマ(YOU)が加わり、また新たな味わい。マツコロイドに、びっくりかなり好みがありそうですが、この、ほっこりと味わい深い木皿ワールドを堪能できて、「ああ、今年もいい1年だ」と思えました。ユーレイになった次女も加えて、三姉妹の性格が三者三様なのも、味深い深いし、笑子バアさん(片桐はいり)、ある意味で新境地かも。本職でない、…

  • キッドのブログinココログ
    2017年1月7日

    富士ファミリー 2017(薬師丸ひろ子)日本生れろ!(小泉今日子)

    「生」と「死」は同じものだ。それはどこからかやってくる。 家の中に入るためのドアと家から外に出るドアが同じなのと一緒である。 ドアノブの表と裏のようなものだ。 人間はこの世にこだわり・・・この世の中にいることが大切だと思う。 しかし・・・それは単なる思い込みにすぎない。 もちろん・・・それを言ったら