【 極悪がんぼ 】第2話 感想

どうせ騙されても失うものはないんじゃろ！？
だから証書も工場も燃やそうとしたんじゃろ！？

だったら。
だったら私に騙されてみんさいや！

 

極悪がんぼ　第2話

　　　　

 

「沌面(とんずら)予備校」(←なんつー名前だ)という予備校が倒産した。
かなりの負債を抱えていたようで、押しかけてドアを叩く債権者たち。

小清水経営コンサルタントに入所した神崎薫も金子に命令されて沌面の家電やパソコンを
倉庫に運んでいた。

金子は今回、この沌面の面倒を見ることになっていたのである。
倉庫の物を売って夜逃げする手伝い。

 

うちの取り分はこっちのブツを売った額の取りナナですけん。

そら、えげつなぁのう！
７割も持ってくんか？

いやー。
こっちの沌面さんの私物はみんな残るんじゃけえ。
えっ？よかろうが。
ホンマなら会社潰したらばこっちはみんな債権者に持ってかれるんで？

おっかない金パの強面に迫られて嫌とは言えない沌面。
７割だって…ええ商売じゃのう…。

神崎は辟易としながらその光景を見ている。

 

あんな人のために夜逃げの片棒担ぐんですか？

それがわしらの仕事じゃ。

私にはできません。

ごちゃごちゃ抜かすんだったら、わしの借金２００万と事務所の看板料２，０００万、
払うてとっとと居ね！

 

まぁ…今の薫には「いやだ」とか「できない」とか言う資格も余裕もないよね。

 

金子の手伝いに嫌気がさしている薫は、沌面の債権者の１人、チラシの印刷代など
総額４３０万を取り損ねた印刷会社社長・橋呉に声を掛ける。

 

沌面、今日、債権踏み倒して姿くらましよったんじゃ。
公正証書まで作って「絶対大丈夫だ」って断言しよったのに…もう。
その金が入らんとうちは、もう。

あのう。予備校に行ったのは橋呉さんだけですか？

いやー。電器屋さんや事務机扱うとる販売店の人とか来とった。

そうですか。

神崎さん。
やっぱり、沌面訴えた方がええんじゃろか？

 

聞かれても何とも答えようのない薫。
コンサルタントとして、かなり心もとない。

 

沌面のせいでお金が返ってこなかったら倒産するかも。

と、金子に一応言ってみるが、

倒産は資本主義の必然現象じゃ。

と、冷たく言われる。

わりゃ、人の心配する暇があったら自分の心配をせえ。

 

そう。薫の方も大変なわけで…。

金子には２００万の借金があるし、冬月にも借金が出来てしまったのだった。

小清水が薫の看板料２０００万を冬月に立て替えさせたのである。

 

どういうことですか？

この借用書にサインしてもらえますか？

「私は貴殿より金２０００万円を借り受けました」
「利息は月１０％」

……！？
えっ？ちょっと待ってください。
利息だけで毎月２００万払えっていうんですか！？
私、払えません。

払えない？

うん。

すると、突然、今まで紳士的に穏やかに話していた冬月さんのお顔がアウトレイジに…。

払えないで済まされると思ってんのか！？

はっきり答えろ！
金のつくり方も知らない無能には無理か？

ちょっと怯む薫…だけど、立ち直りも早い。

 

じゃあ、お金のつくり方教えてください。
お願いします。

じゃあ１回だけ教えてやる。

金は目の前にあるじゃないか。

 

目の前？

 

冬月は、倉庫にある沌面の荷物はいわくつきのブツだから盗まれても警察には届けられない。
だから横流ししてしまえと言うのだった。

抜け駆け、横取りは、俺らの世界では当たり前のことだ。

 

…んで、端折ってここから簡単に。

 

すごいなぁ…裏社会。

警察に言えないようなことって、いくらでもお金になるんだね～。(←犯罪です)

金子の手を借りて夜逃げする沌面…その代金は家電や予備校の備品の７割。
その商品だって未払いなんだから盗んだも同じこと。

それをさらに盗み出す薫…。

もっとも、金子のやっていること自体が非合法なのだから、盗まれても何も言えぬ。

アシスタントは、元彼…腐れ外道の和磨。

ここ、ずっとすれ違っていたから最終回辺りまで会えないのかと思ったら２話目にして
アッサリ再会…そらこんな近くにいたら再会するに決まっとるわ。

ハハハ～まあ、外道ついでに言っちゃうと、その彼女に店の開店資金１００万出して
もらったんすけど。
それ競馬ですっちゃったんすよね～。
まあ、でも彼女には不動産詐欺に引っ掛かったって上手く騙したんでセーフなんすけどね。

 

見てるこっちが、セーフじゃねーーよ…と、ツッコむ間もなく、

セーフのわけないでしょ？
アウトじゃ！！！！！！

顔面バーーーンチ……そして、抱きしめられて頬捻り上げ。

 

こら。和磨！よう聞けぇや。
ばっくれた慰謝料の２００万と競馬ですった私の１００万を返してくれるまでは、
あんたは私のパシリじゃけんねえ～～！

ここ、痛快～～…良いパシリが出来て良かったね～。

……と思ったら…なんだけどね…。

 

金子が債権者たちからたったの３パーセントで債権を買っているのを見て絶望した橋呉が、
何もかも潰して火災保険で何とかしようとしているのを止める。

 

まだ戦えるんです。
お金を取り戻す方法がまだあるんです。

私も借金に追われとるんです。
どんなことしてもお金を稼いじゃる。
そう決めてこの仕事に就いたんです。
「事件屋」っていう人に嫌われる仕事に就いたんです。

橋呉さん。
こんなこと言える立場じゃないのは分かってますけど。
１回でいいから私を信じてもらえませんか？

 

腐れ外道・和磨にアシストさせて倉庫の荷物を大方盗み出す。

翌日、沌面と金子があっけに取られている所に裁判所の執行官を橋呉と同道させる。

残った品は差し押さえ…。
金子ももう手が出せない。

 

決して正攻法ではないけれども、法律を使って金子を出し抜く…。
薫なりのやり方で人助けした。

なるほど～～…裏社会に居ながら人を救うってこういう事なんだな。

 

…とか、痛快に終わったように思わせておいて…。

結局はそれで冬月に払った２００万は利息でしかない。
元本２０００万を返さなければ永遠に２００万払い続けるんだよね。
これは大変……。

 

その上、和磨を「良いパシリ」だと思ったのは大きな間違えで。

こいつが沌面のロレックスをくすねて腕にはめていたせいで、薫が何をしたか
金子にバレてしまったし…。

ホント、どこまでも腐れ外道だよ～～。
でもチャラ男が似合いすぎて何も言えないよ、翔平～。

 

とりあえず…金子に借りた２００万だけは返せたけど。
かなり本格的に怒らせた模様。

本気のアウトレイジは怖いで～。

 

いわば、極道で言えば兄さんを怒らせた形だもんね。

それでも、薫は一応これからも困った人は助ける方向で動くんだろうな。
しかし、借金の額が大きすぎて今回のような稼ぎだけではとても返しきれん。

２０００万…都会から外れれば一部屋買えるような額だもんね～。

もっと大きく稼ぐ方法…。
それも、できたら悪どい方から奪っていく方法を考えないと。

 

「無能とは罪ですよ」

あの回想漫画シーンに出てくる借金取りは、やっぱり小清水よね～。

この会社の人、みんな言うもんな。「無能は罪」。
これは所長の格言なんだろう。

 

今日もオダジョの悪そうな刑事っぷりにワクテカした…。
　　　

 

来週のゲストは要潤らしい。
きゃ～！クウガとＧ３の共演よっっ。

…でも、何かまたＤＶ男なのか…カナメン…やっと、ほとぼり冷めたのに…。

 

※公式サイトに和磨のポテサラレシピきたぁぁ！
　　　　

 

　　

ある日、神崎薫(尾野真千子)は金子千秋(三浦友和)の命令で、とある予備校から運ばれた
テレビ、パソコン、コピー機などを倉庫に収めていた。
金子は予備校代表の沌面(田窪一世)にそれらを売って出来た金を借金返済に充てろと指示。
薫は、借金を踏み倒して夜逃げしようとする沌面の片棒を担ぐことに不快感を示すが、金子に
一蹴される。
そのころ、無人の予備校には、印刷会社の社長・橋呉(笹野高史)ら、沌面に金を貸している
債権者たちが集まり激怒していた。

一方「小清水経営コンサルタント」では、小清水元(小林薫)が、冬月啓(椎名桔平)に薫が事務所に
払う看板料2千万円を立て替えてやってほしいと頼む。
そこへ真矢樫キリコ(仲里依紗)が営むスナック「まやかし」で働き始めた茸本和磨(三浦翔平)が、
店のメニューを持ってくる。
金子に言われ予備校の様子を見に来た薫は、そこで刑事の伊集院保(オダギリ　ジョー)に尋問される
橋呉を目撃。予備校の様子が知りたかった橋呉は、無断でドアを破って中に入ったのだ。
橋呉は、沌面から400万円以上の未払いがあり、それが回収できなければ自分が倒産してしまうと
訴えるが…。

事務所に戻った薫は、沌面が債権者たちから詐欺罪で訴えられるのではと金子に進言。
そんな薫に冬月は、看板料を立て替えた借用書を差し出した。
内容を見た薫は、利息が月10%、つまり200万円の支払いになると書かれていたことに驚愕する。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

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※キャスト

神崎薫 …尾野真千子
冬月啓 …椎名桔平
茸本和磨 …三浦翔平
真矢樫キリコ …仲里依紗
夏目大作 …竹内力
抜道琢己 …板尾創路
巻上輝男 …宇梶剛士
小清水元 …小林薫
豊臣嫌太郎 …宮藤官九郎
伊集院保 …オダギリジョー
金子千秋 …三浦友和

※ゲスト

・1話
勝村政信
夏菜
中野英雄

・2話
笹野高史
田窪一世

 

※スタッフ

脚本 … いずみ吉紘、池上純哉
プロデューサー … 後藤博幸、草ヶ谷大輔
演出 … 河毛俊作、林徹、石井祐介
音楽プロデュース … 千葉篤史

原作 … 『極悪がんぼ』 田島隆・東風孝広　

主題歌 … 『喧嘩上等』氣志團(影別苦須、虎津苦須)　
　　　　　　

公式サイト　http://www.fujitv.co.jp/ganbo

 

 

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