【1リットルの涙】第9話

春が来た

 

誰もが心はずませる季節なのに

 

正直いって今の私には

 

養護学校のコンクリートの壁が

 

目の前に立ちふさがっているように見える

 

 

 

初めて入る養護学校

 

母・潮香と別れる場面で、弱く手を振る亜也

 

門を出て、涙ぐむ潮香を見て、母として私の心も痛い。

 

 

全然違う話で申し訳ないのですけど。。。

 

 

子供を初めて幼稚園バスで送り出した時の事を

 

何となく思い出した。

 

子供はさっさと乗り込んでバスの窓から手を振っていたけれども、

 

私は何だか不安で。。。寂しくて、

 

バスが去ってからポロポロ泣きました。

 

 

ましてや、亜也の場合は養護学校への編入であり、

 

納得して転校したとは言え、新しい門出と言うには辛すぎる。

 

ただ、寂しいだけ、では済まない。

 

これから養護学校で長く時を過ごし、家族から離れて暮らす

 

障害の進んでいく娘。

 

潮香の不安と寂しさはどれほどの物だっただろう

 

 

そして、亜也も。

 

不安を押し殺して、笑顔で母に手を振る。

 

 

同室は、同病の少女明日美

 

これは実際にもそうだったのでしょうか。

 

確かに、同じ病気の人と同室であれば色々と相談できる事も

 

あるだろうけれども、明日美亜也よりも症状が進んでいる。

 

明日美の側にいる限り、亜也はいつも「将来の自分の姿」

 

向き合っていなくてはならない。

 

これは、酷な事だと思うんだけど。。。

 

 

「今が楽しいだけじゃいられない。彼女の将来まで背負う覚悟があるのか」

 

と父に諭され、軽く反発を覚えていた遥斗も、亜也を雨に濡らせてしまい、

 

潮香にも諭されて、初めて、甘い気持ちでは亜也と付き合えない事を知る。

 

 

 

「お前が話す事は、どんなにゆっくりでも聞く。

 

お前が歩くならどんなにゆっくりでも、一緒に歩く。

 

 

俺はお前の事が

 

好き。」

 

 

ここで決心がつきました

 

 

今日は、このシーンで亜也と一緒に嬉しくて泣いた。

 

 

亜也は、一人じゃないんだね。

 

 

水野医師の言葉を思い出す亜也

 

「伝えたいと言う気持ちをあきらめないで、ゆっくりでもいいから話す」

 

 

これからは、ゆっくり、ゆっくり伝えて行く

 

 

 

人は過去に生きるものにあらず。

 

今できることをやればいいのです!

 


 


コメント

  1. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    こちらこそ、お越しありがとうございます♪

    >できるだけ遥斗が亜也のそばにいられるといいなと

    >思うのですが・・。

    最後まで側にいてあげて欲しいですね。

    たぶん、架空の登場人物と言う事で、そうなるのだろうとは思いますが、

    それでも、そうであって欲しいと本気で願わずにはいられません。

  2. まりこ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    こんにちは

    私も遥斗の告白に泣けました。

    芳文にもいろいろ言われていたし、彼なりの決意も

    そうとうだったと思います。

    できるだけ遥斗が亜也のそばにいられるといいなと

    思うのですが・・。

  3. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    こちらこそ、書き込みありがとうございました(^.^)

    辛い展開で。。。これからは、恋愛と言うよりも、

    本当に最後まで側にいられるか、と言う点が

    気になってきますね。

    最後まで見守って欲しいなぁ、と思っています。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    TBありがとうございました。

    どんどん、病気が進行してしまって、言葉も発声がうまく行かなくなってきているようですね。

    養護学校でがんばっているあや。麻生君との恋愛の行方も気になりますね。

  5. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    よくぞ決心してくれた!と思いました。

    ドラマの流れ上、きっとそうなるだろう事は始めから解ってはいましたが、

    それでも嬉しかったです。

  6. どりりん。 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    遥斗の言葉・・

    私も、ジーンとしながら聞いてました。

  7. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    書き込みありがとうございます♪

    本当に、あの場面は救われましたよね。

    なかなかああ言う人はいないと思います。

    亜也の母に怒鳴られて、雨に降られて帰る場面で、

    もう諦めてしまうのが普通の高校生くらいの男の子ですよね。

    >あと2回だけどだんだん病気も進行していき

    >切ないです

    次回もますます大変そうですが。。。

    最後まで見守りたいですね。

  8. SECRET: 0
    PASS:
    はじめまして

    私も麻生君が告白したところで

    うれしくて拍手しちゃいました

    あと2回だけどだんだん病気も進行していき

    切ないです

  9. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    ありがとう(^.^)私もトラバ付けさせていただきました。

    昨日は具合悪かった?更新がなかったから、具合悪いのかな。。。と思った。

    早く寝て、元気になってね♪

  10. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >お母さんの辛さ、思わず麻生君を怒ってしまう気持ちもわかるし、亜矢だけでなく、麻生君にも現実を突きつけなければならない辛さ。

    いつもそうだけれども、昨日の話は特に親として辛かったよ。。。

    養護学校へ置いていく所とか、病気の進行について医師に説明されるところとか。。。

    私だったら、もっとワーワー泣くかも知れない。

    このお母さんは気丈な人だと思う。

    >本当に麻生君のような人がいたのかな?!

    >弱い辛い人の立場に寄り添うって、本当に本人とは違う辛さだものね。

    麻生くんは架空の人物だって。

    こんなに理解してくれる彼も友達も実際にはいなかっただろう木藤亜也さんは

    本当に一人で頑張っていたんだね。

    今日、ついに誘惑に負けて原作を買ってしまった(+_+)

    でも、ドラマが終わるまでは読んじゃダメと自分に言い聞かせています。

  11. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >展開、はやかったですよね。

    >今回では、編入して1年間をやっていましたよね。

    あと2回ですからね(^_^;)次回はもっともっと月日が流れます。たぶん。

    >麻生クン、いいなぁ~。

    >うちのボウズも、この子みたいにならんかなぁ~、

    >と、横目でボウズをみながら、思っている。

    私も昨日、同じような事を考えたよ(^_^;)

    私はね、弟の方を見ながら、この子がアヤのような子と

    出会ってくれたらいいのに、と思った。

    あまり他人に感心のない子なので、アヤのような前向きな子と出会って、

    成長してくれたらいいのに、と、ちょっと思ったわ。

  12. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >同じ病気の人は病棟内でもわかるし、同じ時期に入退院を繰り返す

    >病気だったので、今回姿が見えないな~と思ったら亡くなられたたり、

    >個室で植物状態になられていたりで毎回悲しい思いをしてました

    >介護者でもこれだけ精神的にツライのに、本人であればどんな思いをするか…

    >考えるだけで胸がつぶれそうです

    本人は、自分の未来を見ているわけだから、辛いなんてものじゃないと思います。

    でもアヤの場合は、同病の子と向き合った事で、自分の未来とも向き合い、

    障害を心から受け入れる事ができた、と言う点でプラスになったのかも、

    と、記事を書いた後で思いました。

    でも、誰でもアヤのように強くないしね。。。

    私だったら耐えられないな(+_+)部屋を変えてくれと頼むと思う。

  13. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >明日はどんな症状が主進んでるか分からないので、今を生きるしかないのです。それでも、前をむいて進むアヤには感涙です。

    麻生くんは、最後まで側にいてくれるだろうと最初から思っていたけれども、

    今回は、それが確定して本当に嬉しかった。

    心の大きい優しい強い人だね。ハルトも。

  14. SECRET: 0
    PASS:
    くうふうさんの記事読んでると、思い出されてぐっと胸にしみます。

    TBつけさせていただきました。

  15. SECRET: 0
    PASS:
    現実を受け止めなければいけない辛さって、回りが感じる以上に過酷なものだよね。

    お母さんの辛さ、思わず麻生君を怒ってしまう気持ちもわかるし、亜矢だけでなく、麻生君にも現実を突きつけなければならない辛さ。

    本当に麻生君のような人がいたのかな?!

    弱い辛い人の立場に寄り添うって、本当に本人とは違う辛さだものね。

  16. OMITA より:

    SECRET: 0
    PASS:
    おはようございます。

    展開、はやかったですよね。

    今回では、編入して1年間をやっていましたよね。

    「>俺はお前の事が好き。」

    >今日は、このシーンで亜矢と一緒に嬉しくて泣いた。

    私もくうふうさんと一緒。

    ここで、ポロッと、泣いてしまった。。。。

    あの、亜也の笑顔が。。。

    麻生クン、いいなぁ~。

    うちのボウズも、この子みたいにならんかなぁ~、

    と、横目でボウズをみながら、思っている。

    (ボウズも、ちゃんと、観ているんです。)

  17. SECRET: 0
    PASS:
    >明日美の側にいる限り、亜矢はいつも「将来の自分の姿」と

    >向き合っていなくてはならない。

    >これは、酷な事だと思うんだけど。。。

    私は母の病院で同じ思いをしました

    同じ病気の人は病棟内でもわかるし、同じ時期に入退院を繰り返す

    病気だったので、今回姿が見えないな~と思ったら亡くなられたたり、

    個室で植物状態になられていたりで毎回悲しい思いをしてました

    介護者でもこれだけ精神的にツライのに、本人であればどんなに思いをするか…

    考えるだけで胸がつぶれそうです

  18. ちさちろ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    麻生くん、アヤとともに過ごしてくれる覚悟をもったんですね。とても嬉しい。明日はどんな症状が主進んでるか分からないので、今を生きるしかないのです。それでも、前をむいて進むアヤには感涙です。

  19. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    コメント、ありがとうございます(__)

    >麻生君の思い

    >母の思い

    >亜矢の思い

    >全てが上手い具合に交錯してみていて気持ちがいいドラマでした。

    >とても感動しましたし。

    毎回感動しています。

    主人公だけではなくて、周りの人間全ての気持ちになって

    見る事ができるドラマですね。

    そして、その裏には、実際の木藤亜矢さんの姿もしっかり見えます。

    >次回は凄いストーリーになってるみたいで、本当に期待です。

    次回予告は、いつも辛いですね。

    この先は進行していくばかりですが。。。

    見守っていきたいです。

  20. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >どんどん進行していく不治の病。

    >そこから逃げ出したくても逃げ出せない。

    >(私が彼女だったら?)(私がお母さんだったら?)

    >今の自分が、どれほど恵まれているのか、どれほど幸せなのか、が見えてきます。

    私もです。

    毎回、ご本人と親の気持ちになって見てしまいます。

    真面目に生きて行かなきゃいけないな~と思います。

    >自暴自棄になることなく、周囲への気遣いもしながら、これだけのメッセージを私たちに遺してくださった亜矢さんに「ありがとう♪」

    周りもあきらかに成長しているものね。

    麻生くんも、妹も。。。そして多分、親も。

    私も、普通に暮らしていく中では決して得られないメッセージを

    たくさん貰っています。

  21. るんた7963 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    日記で触れるっていうと、その部分だと思います

    とても整理されていて綺麗ですね。

    俺もその辺を触れましたけど。

    そんなに理路整然としたものでは無かったです。

    麻生君の思い

    母の思い

    亜矢の思い

    全てが上手い具合に交錯してみていて気持ちがいいドラマでした。

    とても感動しましたし。

    次回は凄いストーリーになってるみたいで、本当に期待です。

  22. SECRET: 0
    PASS:
    「精一杯生きよう」って思うんです。

    どんどん進行していく不治の病。

    そこから逃げ出したくても逃げ出せない。

    (私が彼女だったら?)(私がお母さんだったら?)

    今の自分が、どれほど恵まれているのか、どれほど幸せなのか、が見えてきます。

    自暴自棄になることなく、周囲への気遣いもしながら、これだけのメッセージを私たちに遺してくださった亜矢さんに「ありがとう♪」

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