NHK朝ドラ【あさが来た】「宇南山藩(うなやまはん)」　第19回　感想

あさ（波瑠）は何度山王寺屋を訪ねても、はつ（宮崎あおい）は留守だと追い返されてしまう。さらに山王寺屋に活気がないことに気付くあさ。加野屋の蔵にも千両箱がないことを思い出し、新次郎（玉木宏）に相談するが、三味線道楽のため取り合ってくれない。諦めきれないあさは、正吉（近藤正臣）や雁助（山内圭哉）に貸付金の証文だけでは信用できないと、自分に返済されてない借金の取り立てに行かせてくれとお願いする。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あさが来た」第4週「若奥さんの底力」　第19話

　　　

 

※とりあえず毎日簡単に感想だけ入れて、書きたい事があったら仕事から帰ってから追記するって方向をお試し中です。よろしくお願い致します～～。(テンプレだす)

 

出過ぎた事を…。
すんまへんだした！

 

…と言いつつ……
夫と舅が予想した通り、ちっとも納得していなかった嫁。

徳川さまが負けてしまったら無事ではいられないと廊下でわめく妻の口を押える夫。

 

めったな事言うたらあかん。
商人がしたり顔で天下国家を論じたらあきまへんのや。
もし誰ぞに聞かれでもしたら…
お～…怖っ！

…で、また三味線のお稽古へと旅立ってしまうのだった。

旦那さまが話を聞いてくれないので雁助を追いまわす。　

 

もう随分前から蔵はこないなもんでおます。

貸しては返してもろての商売でおます。
いつも千両箱が積んでる訳やあらしまへん。
それに千両箱はのうてもちゃ～んと大名貸しの証文は積んでございますよって。

 

この紙が証文だすか。
証文て何だす？

 

な…「何だす？何だす？何でだす？」て…
そないに全部若奥さんに説明してたらそれだけで日が暮れてしまいますがな。
それにお金の仕組みなんちゅうもんは、若奥さんは一生知らんかてええ事だす。

 

そうだすか…えらいすんまへん。

けどぉ、何も知らんままお家守るやなんて無理な事や！

 

お父はんに「家を守るように」言われて出されてるからな。
まぁ…そういう守り方とは違うんやけど。　

姑の よのさんのように、

 

「初春は梅飾りましょ。夏は早乙女飾りましょ。」ってね。
ほら、今日のお前様のお召し物、その羽織…やっ…その羽織やったら丹波屋さんの紐の方がええわ。

旦那と奉公人の見栄えや店の体を評判が落ちないように目を配る。
それが普通の女将さんの普通の「家を守る」だす。それも立派なお仕事え。

ほんまに私はええ奥さんをもらいましたのやなぁ。

と言う正吉はんの言葉は決して皮肉ではない。

…で、まぁ奥様に有りがちなご近所話や嫁の話もダンさんに聞かせる よのさん。

あさが米会所まで行ったのは…視聴者へ当時の大阪の活気を見せるためだす。　
そして商売敵の店をウロウロしているのは姉の所へ行っている…というのは察してくれてもいいんじゃないーー？　

 

さあなぁ。わての嫁はんはサンマやカツオと同じやさかい。

サンマやカツオ？

せや。
泳ぎ続けてな死んでしまう言うてな。

 

上手い例えでおま。
確かにな…この人、そういう人生かも知れん。

興味のある方向…この先はお家を助け大きくする方向に泳ぎ続ける人生かも。

 

うちがお店の貸付先にお金返してもらいに行ったらあきまへんやろか？

と、ついに新次郎はんに訴えるも当然却下。

…で、お義父はんに直接訴える。

 

あんたの心配する事やないて言いましたわな。

へぇ、分かっております。
せやけど証文いうのを見返してみましたら、ほんの十年前からのつきあいのお武家で気になるとこがございまして。

どこだす？それは。

宇奈山様だす。
期限とうに越えてるのに加野屋とつきあいが始まってからまだ一編もお金返してもろておりまへん。
よそのお店からもお金借り続けたはるみたいで。

 

そこまで調べたとはな…。

 

ニヤリである…
夫もだけど、この舅も嫁を楽しんでいるよね～。
　

 

やっぱりサンマ、カツオやな。

サンマ？

カツオっちゅう魚はな、ザーザーザーザー泳ぎ回っとるだけやあらへんねんで。
その間に大きな口を開いて餌食べてますわ。
泳いでるだけやない、ただ。

 

そうだすか。そら知りまへなんだ。

何の話だす？

 

あんたの話だす(爆)

 

やってみなはれ。

 

って事で、宇南山藩のみ…の取り立て許可が下りたよーーー！

 

ところで、当然、宇南山藩ちゃら架空の藩である。
モデルは宇和島藩(現・愛媛県宇和島市)だよね。

この藩は本当に財政厳しくて～～…戦も中立といえば聞こえはいいが、お金なさ過ぎて参戦できないほどなので～ホンマもんの不良債権だす。

そんな事情でこの藩自体は(親戚筋にはいるけど)特に佐幕でも勤王でもないポジションなので、付き合いがどうなろうとあまり影響ないと踏んだのかな。

ちなみに、宇和島藩邸に史実の人・広岡浅子が乗り込んだのは実話らしい！
　　

@shigerikofuku2 呼ばれた気がして（笑） 正確に申しますと、明治30年代浅子が生きている時代に書かれた連載記事に、このエピソード（宇和島藩邸へ乗り込んだ話）が載っています。「本邦実業界の女傑—広岡浅子」（『実業之日本』　明治37年） #あさが来た

— 加島屋(加久)や広岡浅子について呟く (@ka9_asa_10) 2015, 10月 19

実話とは、ほんま、ビックリポンなお人やわぁ…。

時々、この時代に女がこんなの有りえないだろ…と思ったりもするわけだが、その度に引っくり返されて驚くわ。

このくらい規格外じゃなきゃ、この時代に女で実業家とかやってられなかっただろうね。
乗り込むのだって今とはワケが違う。

無礼討ちされるからね。命がかかってる。

すごい女だわ、つくづく。

 

…で…
はつはご飯食べずにストライキ……
というよりも、もうご飯食べる気力もないほど人生に疲れたのかも。

でも、決して折れ切った感じはしない所がさすがの宮崎あおいちゃんである。
実は はつへの思いが深そうな惣兵衛さんの本音が早く爆発すればいいんだけど。

 

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※キャスト

白岡あさ(旧・今井) … 波瑠（子役期：鈴木梨央）

眉山はつ(旧・今井) … 宮﨑あおい（子役期：守殿愛生）

白岡新次郎 … 玉木宏
白岡正吉 … 近藤正臣
白岡よの … 風吹ジュン
白岡正太郎 … 木内義一
白岡榮三郎 … 桐山照史（子役期：吉田八起）

眉山惣兵衛 … 柄本佑
眉山栄達 … 辰巳琢郎
眉山菊 … 萬田久子

雁助 … 山内圭哉
亀助 … 三宅弘城
美和 … 野々すみ花
ふゆ … 清原果耶
うめ … 友近

今井忠興 … 升毅
今井梨江 … 寺島しのぶ
今井忠政 … 林与一
今井久太郎 … 興津正太郎（子役期：二宮輝生）

五代友厚 … ディーン・フジオカ

大久保一蔵 … 柏原収史
土方歳三 … 山本耕史
櫛田そえ … 木村佳乃

玉利友信 … 笑福亭鶴瓶

ナレーション(語り) … 杉浦圭子

 

※スタッフ

脚本 … 大森美香
演出 … 西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー … 福岡利武、熊野律時
制作統括 … 佐野元彦
音楽 … 林ゆうき

原作(原案) … 古川智映子『小説 土佐堀川』

主題歌 … 「365日の紙飛行機」AKB48

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/asagakita/

 

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