大成功を収めた常子(高畑充希)の雑誌『スタアの装ひ』。
増刷をかけ闇市に出かけると、そこには似たような名前の雑誌であふれかえっていた。
焦って売る常子たちだが、類似品よりも値段が高く紙質も悪いため、大量の在庫を抱えることに。
落ち込む常子たちに、鉄郎(向井理)はもう一度頑張れと促して去る。
常子は失敗の原因を探るため、谷(山口智充)を訪れると、かつて内務省にいた花山(唐沢寿明)に聞いてみたらと助言される。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第14週「常子、出版社を起こす」 第84話
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
簡単に…本当に本当に簡単に。
要するに、すでにパチ物がいっぱい並んでるんでしょ。
売れたって噂になった本はすぐ似たような本が出るから。
まぁね…
別に戦後はどうしようもないね、って話ではない。
売れたと解ればすぐに似たようなものが乱立するのは現代だって同じだ。
ブログやHPなんてその最たるものだよ。
「スタアの洋服」「スタアファッション」「スタアの着物」「スタアの彩り」「ファッションは装ひ」…
こっちが元祖なんだもの。自信持って売りましょう。
朝ドラヒロインは自信満々だが、何せ新しく出てきたライバルたちは本家よりも値段が安いのだった。
7円?
この前買ったのは4円だったよ。
高いわねえ~。
と手にしてももらえない。
結果、1000冊増刷した『スタアの装ひ』は、一か月後も716冊も残る始末…。
ウチの実家にもね……
わしが大昔に刷って出した薄い本(やおいではないぞーー!)が山のように残ってますよ…(非売品です(笑))
えっ同人誌じゃないしコミケじゃねーって?
失礼しました。あれ、違ったのか?
こうなったら値段を下げて行商するしかないよねーー…と思ったが…。
私の管理の甘さのせいです。
そんな…。
安くしようと仙花紙を選んだのは私ですから。
これはひどいね。
行商も出来ないね。
やっぱり…
出来上がってから見せるんじゃなくて、作る前にそういう所も含めて甲東出版に相談するべぎたったね。
ジーンズに失敗したらしく、引き揚げ船の港として賑わっているという舞鶴へ旅立っていく鉄郎おじ。
そいつも売れる時に値引きしてでも売り尽くした方がいいぞ。
おじさん、これから温泉めぐりしなきゃならなくなって忙しいんで。
俺のいるとこの本屋にも置かせてもらえるような雑誌作ってくれ。
見つけたらすぐさま電報打つから。
待って、おじさん……
せめて半分でいいから……『スタアの装ひ』も舞鶴で売って来て……
何だかんだ言って、いないと寂しくなるね。
そうそう。
この1年、叔父さんがいてくれて心強かったわ。
そうね。男の人がいるのといないのでは違ったのでしょうね。
だよね…
画面的にも寂しいよね…
常子は甲東出版を辞めちゃうし、画面からイケメン度が……
とか、言ってる場合ではなく、
あと1冊頑張ってみない?
もう後はないけど…
やるだけやってみよう。
きらーーーん……
と、決心するヒロインである。
で、何をするのかと思ったら、甲東出版へ…
安心してください。
ミッチーはまだ出てきますよ。
小橋君、申し訳ない。
もう新しいやつを雇ってしまったんだよ。
だから君を受け入れる余裕が…。
…と、編集長に誤解されるヒロイン。
そういう相談ではなく、2冊目を作る上で何か助言を頂けないかと。
この前も言ったけど女性向けの雑誌は僕らも詳しくないからね。
何でもいいんです。
何かありませんか?
もう失敗できないんです!
悪いけど…知るか……。
何だかなぁ…
勝手に辞めて本来ならもう繋がりもないし、今となっては同業のライバル………になるかも…知れない…?…存在なのに助言助言って…
しかも、ここは文芸誌だから生活雑誌の事は解らないと散々言っているのに食らいつかれてもね。
そして、それでも五反田さんが追って来てまで優しく、
あの人に相談してみろよ。
花山伊佐次。
あの人は元々帝大新聞の編集長だったんだ。
うちの編集長がへそを曲げると厄介だからさっきは言わなかったんだけど、花山さんってのは絵も文章も編集の力量も、業界じゃ有名だったんだぞ。
と、助言してくれているのに、
私、あの人どうも苦手で…。
いや。でもあの方はちょっと…。
と、尻込みしまくる。
甲東出版ではあれだけ押しまくっていたのにね。
優しいと解っている人には上からだけど、上から行けない人間には近づきたくない主人公。
まぁ、人間誰でもそんなもんよ。
私も面倒な人はなるべく避けて行くよ。
でも、生活掛かってるんですよね。
頑張って怒られてください。
まぁ…
唐沢さんがすでに「スタアの装ひ」と常子に興味を持っていることも、この人が生涯のパートナーのモデルであることも解っているから、ただただ見守る姿勢。
よろしければ→【2016年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
小橋 常子 … 高畑充希(子役期:内田未来)
小橋 君子 … 木村多江
小橋 鞠子 … 相楽樹(子役期:須田琥珀)
小橋 美子 … 杉咲花(子役期:川上凛子、根岸姫奈)
小橋 鉄郎 … 向井理
小橋 竹蔵 … 西島秀俊
青柳 滝子 … 大地真央
隈井 栄太郎 … 片岡鶴太郎
青柳 清 … 大野拓朗
花山 伊佐次 … 唐沢寿明
五反田 一郎 … 及川光博
谷 誠治 … 山口智充
水田 正平 … 伊藤淳史
相田良輔 … 兒玉宣勝
富樫隆彦 … 笠原秀幸
花山三枝子 … 奥貫薫
村野(中田) 綾 … 阿部純子
田所 竜子 … 志田未来
銀太 … 中島広稀
三宅 … 有薗芳記
工藤せつ … 西尾まり
森田 まつ … 秋野暢子
森田 宗吉 … ピエール瀧
森田 照代 … 平岩紙
森田 富江 … 川栄李奈
長谷川哲典 … 浜野謙太
星野 武蔵 … 坂口健太郎
田畑 … 谷田部俊
根本 … 杉山裕之
下宿のおばさん … 大島蓉子
木戸 稔 … 白洲迅
早乙女 朱実 … 真野恵里菜
多田 かをる … 我妻三輪子
諸橋 道子 … 野村麻純
島田 早紀 … 菅野莉央
山岸 隆一 … 田口浩正
坂田 徳之助 … 斉藤暁
佃 博文 … 斉藤洋介
東堂 チヨ … 片桐はいり
玉置茂雄 … 大内田悠平
玉置正雄 … 加藤諒
玉置幹雄 … 藤野大輝
山田 … 田中幸太朗
杉野栄治 … 田山涼成
大迫博文 … ラサール石井
ナレーション(語り) … 檀ふみ
※スタッフ
脚本 … 西田征史
演出 … 大原拓、岡田健、藤並英樹、松園武大
プロデューサー … 盆子原誠
制作統括 … 落合将
音楽 … 遠藤浩二
衣装監修 … 黒澤和子
主題歌 … 宇多田ヒカル「花束を君に」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/totone-chan/
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コメント
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>闇市の上を列車が走ったり、相変わらず撮影規模は豪華。
闇市の風景は非常に活気があって面白いですね。
(でも、毎回出てくるようになるとそろそろ飽きるかも)
>「カーネーション」でもファッション誌再発行の時期で
明日の記事辺りに書こうと思っていましたが、昭和21年3月に女性誌が復興しているんですよね。
>まあ最近は時代モノ主流でネタが被ってくる傾向は強いでしょうか。
朝ドラは毎回必ず過去作品のネタを計画的にと被せていると思います。いわゆるオマージュってやつですね。
ファンのためのイベントだと思っています。
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闇市の上を列車が走ったり、相変わらず撮影規模は豪華。
「カーネーション」でもファッション誌再発行の時期で
向井の「貸本屋」発言は皮肉っぽくて、
大学教授の餓死云々は「梅ちゃん」と過去作品ネタとか。
まあ最近は時代モノ主流でネタが被ってくる傾向は強いでしょうか。
「花アン」と「マッサン」でもワインどうこうとかありましたし。
とと姉ちゃん第14週(7.4-9)
甲東出版を退職し、妹たちと共に
女性向けの雑誌を製作する小橋常子(高畑充希)、
常子の作った雑誌は最初は売れ行きが好調だったが、
類似品が多発した上、紙の品質が悪いことが知れ渡り、
在庫品を抱える結果となってしまったと。
小橋常子(KT)は暮しの手帖から取った名前だったか。
気づかなかったな(笑)。
おカネを稼ぎたい、女性の役に立つ雑誌を作りたい、
常子が甲東出版を退職する際、意思を示した…
バッタもん>『とと姉ちゃん』第84話
取り合えず常子から逃げ切った甲東出版GJ!ちゅーところでせうか?…ひじゅにですが何か?「女性側の視点で見ている気がするんだ」by五反田こんにちは、常子です。『とと姉ちゃん…
バッタもん>『とと姉ちゃん』第84話
取り合えず
常子から逃げ切った甲東出版GJ!
ちゅーところでせうか?
…ひじゅにですが何か?
「女性側の視点で見ている気がするんだ」by五反田
こんにちは、常子です。
『とと姉ちゃん』も後半戦に入り遂に雑誌作りが始まりました。
益々面白く、今迄以上に目が離せない展開になっています。
朝ドラ史上最高傑作と呼ばれる日も近いですね。
え…
とと姉ちゃん 第84回
内容作った雑誌が売り切れたことで、増刷した常子(高畑充希)たち。が。。。。真似をされ売れなくなり。そのうえ紙の品質が悪い割に高く、売れ残りが出てしまう。
敬称略
正直、どこまで脳内補完すれば良いかが、ほんと分からない。
今作は、
常子達が作った雑誌が本家…
とと姉ちゃん (第84回・7/9) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第14週『常子、出版社を起こす』『第84回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
大成功を収めた常子(高畑充希)の雑誌『スタアの装ひ』。増刷をかけ闇市に出かけると、そこには似たような名前の雑誌であふれかえっていた。焦って売る常子たちだが、類似品よりも値段が高く紙…
【とと姉ちゃん】第14週感想と第13週視聴率&7/7最低視聴率
第13週(6/27~7/2)「常子、防空演習にいそしむ」の週間最高視聴率は、関東