NHK朝ドラ【 マッサン 】　第1回　感想

大正9年5月。
本場のウイスキーづくりを学ぶため単身スコットランドに渡った亀山政春（玉山鉄二）は、
二年ぶりに日本へ帰国。その傍らには青い瞳の妻・エリー（シャーロット）がいた。
政春の実家へと向かう二人。
エリーは政春の母に会えるのが楽しみでしかたないが、気が乗らない政春。
意気揚々と挨拶するエリーであったが、政春の母・早苗（泉ピン子）が発した言葉は、
結婚を祝うどころか「外国人の嫁は絶対に認めない」だった。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「マッサン」第1週「鬼の目にも涙」　第1話

　　　　　　　

 

『マッサン』の主役モデルは明治27年(1894)広島県賀茂郡竹原町（竹原市）で生まれ、
当時ほとんど日本で飲まれていなかったウィスキーを広めるべく研究とウィスキーの
製造・指揮を続けた、「ニッカウヰスキー」創設者・竹鶴政孝である。

大正9年(1920)26歳の時、ウイスキー勉強のためのスコットランド留学中に出会ったリタ
(ジェシー・ロバータ・カウン)と結婚。
当時は珍しく時代的になかなか受け入れられない国際結婚だった。

↑雰囲気としては、この朝ドラはお仕事よりもこっちメインで描かれそう……
というのが予告を見た印象だった。

ま…朝ドラだからね。大河じゃないから。
朝ドラとしては夫婦や家族の物語優先だよね。
それにコンセプトとしてもあくまでも史実の人をモデルとした「フィクション」だから。

…でも、あまりパルピばかり描かれるのもかなり苦痛なので…
お仕事の方もシッカリ描いて頂きたい。

だって、それが１５分で出来てしまう事を『カーネーション』以降の視聴者は
知ってしまっているんだもん。　

今回はBK…大阪放送局の制作だが、AKだから良くないとかBKは良いとか、
個人的にはそれ、あまり思っていないから。
(以前はそう思っていたんだけど、BK製作でもいっぱい酷いの見たし…もう不信感が…)

 

あっ…なんか、初回からナーバスですいません…。

だって…前作も初回の印象は全く悪くなかったんだよね…。
綺麗な風景にウキウキしながら見た前作の初回イメージが、まざまざと
蘇ってしまった…後遺症が大きすぎる。　

 

とりあえず、初回の印象は普通。

 

物語は、北海道余市から始まる。
舞台はベスト・スコッチ・スタイル・ウイスキー賞授賞式。

受賞した「SUPER Ellie WHISKY」が、どーーんと舞台中央に置かれる草原の中、響く
バグパイプ行進…。

うん…いい絵だ。

 

英国・ジョーンズ駐日大使のスピーチはシッカリ日本語。

 

亀山政春社長、この「スーパーエリー」はあなたが愛したご婦人の名前から
付けられたと聞きました。

今から５０年前、日本の青年が私の国、スコットランドにやって来てウイスキー造りの
秘密と一人の美しい女性を奪っていきました。

 

ウイスキーと共に置かれたエリーの写真……

は、若い……。

それを幸せそうに懐かしそうに見つめる老政春……。

そして、時代は大正へ。

 

導入部分は前作とほぼ同じ手法。
今までの朝ドラと違うのは、ここから戻っていくのが子役時代ではない事。

子役のない朝ドラは結構ある。
本日からBS再放送が始まった『梅ちゃん先生』もしかり。

ただ、あれの場合は子役時代がなかった事で主役夫婦の幼馴染み設定に
郷愁感を出すことができず、中盤以降に突然差し挟まれたんだけどね。　

このドラマの場合はそれは無関係なので今のところは必要無さそう。

政春(マッサン)に連れられて初めて日本に渡るエリー。
当然だけどドレスです。紅むらさきのドレスがスラッとしたスタイルに良く合って
美しいよ、エリー。

けれども、周りのみんなはエリーをジロジロ見るよ。
マッサンは着物をプレゼントしてやるべきだった…と、思うけれども、そもそも
こんな結婚をする時点で周囲の目は覚悟の上だよね。

ドラマ上では「覚悟がある」というよりも、天然夫婦だから助かってる…ように見えた。　

 

早く政春のお父さんお母さんに会いたい。
私に会うの楽しみにしてくれてるでしょ？

 

「政春はエリーに何か隠し事があるようです」

 

う～ん…朝ドラにナレーション過多は今さらの事だけど……
多いな～不要なナレ。　
そして、何だかナレが童話朗読調だなぁ……。

つい美輪さまが蘇ってしまう…病だよ…恐しい病だよ…。・泣

 

お母さんからの手紙にそう書いてあったって言ってたじゃない。

 

ほ…ほうよ…。
親父もお母ちゃんもエリーに会えるのを首を長うして待ってくれとるけん。

 

マッサンの家は代々続く日本酒の造り酒屋。
この辺は史実通り。

ロケ地は広島県竹原市の竹鶴酒造さんらしい。
当方、酒は全く飲めませんが、酒造の様子はとっても楽しみ。

 

実家に入りたくないマッサンの姿を番頭のうっかり八兵衛…じゃなくて島爺が見つけ、
妹のすみれに見つかり、姉の千加子に脅される…という…

 

２年ぶりに帰ってきたんじゃけぇ、まずは親にきちっと挨拶せんにゃいけんでしょうが。
首を長うして待っとるよ。
…ついでに角も生やしての。

 

アバンが終わって日本に向かう花嫁の図からここに至るまでが全てピン子との
出会いに繋がる序章……。

 

外国人の嫁は絶対認めまへん。

 

ピン子きたーーーーーーーーー!!!!!!!

…がほぼ全ての初回であった。

エリー(と、視聴者)が、ピン子に出会ったーーーー……。

 

この朝ドラ視聴における一番の引っかかりがピン子だったんだけど……
こんな姑だからな。いいキャスティングかもね……

 

ってか、マッサン、ひどい…。
ピン子が家にいる事を黙って連れて来るなんて最大級の詐欺だよ。
人買い並みの詐欺だよ。

エリー、逃げてぇぇぇぇぇ……。

 

そもそも、こんなに何の情報も与えられていなくて、よくはるばるスコットランドから
日本になんかついて来たよね。
これも若さと愛…なのでしょうか。

 

ナレは「冒険物語です」って言ってたけど、ピン子を倒す冒険ですよね…(違…ぇ…)

 

…で、明日に続く。

今期はホントーーーーに簡単感想にするつもりなので、また半年よろしくお願いします。
(とりあえずは、半年書きたくなるようなドラマでありますようにーー！)

 

よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

　　
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※キャスト

亀山政春 … 玉山鉄二
亀山エリー … シャーロット・ケイト・フォックス

亀山早苗 … 泉ピン子
亀山政志 … 前田吟
岡崎千加子 … 西田尚美
亀山すみれ … 早見あかり
番頭・島爺 … 高橋元太郎

住吉酒造
田中大作 … 西川きよし
田中優子 … 相武紗季
矢口専務 … 白井晃
事務員・好子 … 江口のりこ

キャサリン（種子） … 濱田マリ
食堂「こひのぼり」店主・春さん … 及川いぞう

鴨居欣次郎 … 堤真一
鴨居英一郎 … 浅香航大
俊夫 … 八嶋智人
巡査 … バッファロー吾郎A

ナレーション … 松岡洋子

※スタッフ

脚本 … 羽原大介
演出 … 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、他
プロデューサー … 山本晃久
制作統括 … 櫻井賢
音楽 … 富貴晴美
制作主任 … 熊野律時

主題歌 … 中島みゆき「麦の唄」

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/massan/

 

 

 

 

 

 

　【マッサン】
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