藍沢先生って、そんなだった?9年前のあなたは違った。
誰よりも いい医者になる。
そのためなら周りとの摩擦もいとわない。
そこに私たちは憧れた。
何かのせいにして楽な道を選んだりしないでほしい。
藍沢先生がいなくったって、私たちはちゃんとやれる。
違う。
あなたがいない分、強くなろうとする。
きっと奏さんだって、そう。
あなたはトロントに行くべきだと思う。
コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON 第9話
感想のみで。
今日はバランスが悪かったなぁ……と思う。
橘・三井夫妻の優輔くんの話は継続しているエピソードだから興味がないわけではない。
やっとドナーが見つかって、視聴者だってホッとしている。
2人の喜びを噛みしめる表情も嬉しかったし、この話がうまく行きますように、と祈った。
しかし、肝心の本人が、
お母さん。天国ってある?僕は行ける?
僕、もう疲れたよ。
である。
いや、ドナーが見つかるのか上手く行くのか、次は自分に順番が来るのか、一喜一憂して疲れ果てるのは理解できるし、ここまではまだドナーが見つかる前だからいいのだけど。
お父さんが好きなんだ。
僕が心臓の病気になってお父さんは変わった。
僕と同じ年くらいの子供がケガしたって聞くと詳しく調べたり新聞の隅に載ってる子供の死亡記事を探したり。
お父さんは他の子供が死ぬのを待つようになった。
今回 移植しても上手くいかなかったら?
また次の移植を待つ?
僕が死ねばお父さんは元のお父さんに戻れる。
僕の大好きなお父さんに戻れる。
僕は移植を受けない。
親に他の子供の死を喜んでほしくないから手術をしたくないという幼い正義感は理解できるし、優輔、立派な子だ…とは思う。
思うけれども、これはある種の自殺願望でもあるよね。
だって、手術しなければ死ぬのだから。
以前、ドナーの親の気持ちやその尊さまできちんと描いたはず。
ドナーはただの死人ではなく、その臓器がどんな祈りの元に取り出されるのか、きちんと描いたはず。
なのに、どうして今さらこんなエピソードが出て来るのか。
もちろん、無理やり手術したら成功したって一生心の傷になるんだろうから橘先生も悩んでるんだろうけど。
「自分が移植しなければお父さんは他の子供の死を願わないはず」と言うのが拒否の理由なら、
いやいや、優輔。
優輔が手術しないで死んだら、お父さん、マッドサイエンティストになって健康な子どもを次々と殺しちゃうぞぉーー!
優輔が死んだら立派な医者になんか二度となれないよ。
だから手術を受けようね。
で、いいじゃないか。(言い方……)
そもそも、20歳未満の手術承諾書は親が出すもののはず。
命あっての物種である。
しんどくても、無理矢理生かしてから心のケアして行くしかあるまい。
……という、当たり前の結論を、緋山の言葉で理解されるってまどろっこしい…。
私が患者の家族に訴えられたとき、何て言ってくれたか覚えてますか?
患者が怖くてどうしようもなかった私に言ってくれたんです。
「逃げるな。 オペをしろ」って。
あのとき、橘先生は私以上に私のことを信じてくれました。
優輔君もいずれ必ず理解します。
橘先生の気持ちを。
緋山の言葉が無かったら、この夫婦は優輔くんに手術を受けさせなかったの?
それは、見殺しじゃあるまいか。
医者として、親として、そんなことできるわけがない。
その辺から優輔くんを説得できたと思うけど。
実は、奏さんに対する藍沢先生の件も、いつも同じように感じている。
優輔くんの一件と、手術しなければ死んでしまう奏さんの一件は同じなんだよね。
医者だから命を救う。それは当然。
そして、親だって手術を望んで泣いていたはず。
なぜ奏さんの親が無理やり手術を受けさせ、術後のケアに苦しんでいないのか……。
なぜ苦しんでいるのが親より藍沢先生なのか。
この辺、何だかおかしいよね。
身内が居ない成人後の女性ならまだ解るけれども。
JK設定にした段階で変なことになっているのでは~。
今日は優輔くんの一件の奇妙さが気になって気になって仕方なく、気付いたら両角さんが急変して亡くなっていたという……ごめんね両角さん、集中できなくて。
緋山と緒方さんに関しては、正直どうでもいい派なんだけど(恋愛要らないとか特別に目くじら立てるほどでもない)、ここまで描いたからには障害が出世の妨げになるからとかそんな理由でショボク終結させないでほしいなぁ…。
つまり、ここまで描いちゃったからには、くっつけなきゃもう仕方ないだろうと思ってる。
そして、最終回前だから最後の大きな事故である。
千葉新都市地下鉄 開通前の線路内にて崩落事故発生。
ドラマなので、千葉に地下鉄なんてねーよとか言ってはいけない。※設定は架空です。
行かなくていい。
あなたは勇敢な医者になんかならないで。
危ない現場は他の先生に任せればいい。
と言う冴島の言い分は、まぁ……愛する人が出来たからこそのキャラ変だと思えば、納得できない事はない。
でも、「他の先生に任せればいい」は酷くね?
「他の先生」って誰だよ!!
冴島が、そんな呪いの言葉フラグを立てるから……
よりにもよってダンナだけじゃなくて、藍沢先生が犠牲になっちゃったよーーー!
「私の大好きなチームは…バラバラになってしまった。」
このモノローグと共に腕だけ見せるのやめてぇぇ。
こっちは、昨日の今日なんだから!!
怒らないでぇぇぇ色々と違うぞ……
さて、何だかんだで最終回。
藍沢先生と藤川先生はどうなるのか、灰谷くんは再びヘリに乗れるのか、名取の性格はどうにかなるのか、優輔くんの手術は上手く行くのか、奏さんのご機嫌は直るのか……
課題がいっぱい。
なので30分拡大!
1時間あると何が起きるか。ときに人生すら変わる・・・。
急患3人が初療室に運び込まれた。1人は両角孝平(成田瑛基)、33歳の車椅子ラグビー選手。ハーフタイムのウォーミングアップ中、車椅子ごと階段から落ちたらしい。さらに熱傷の患者、高所転落の患者の3人が運び込まれるが、藍沢耕作(山下智久)始め救命の皆が力を合わせ迅速な対応を行った結果、3人とも命を落とすことなくICUへ移動させられた。
橘啓輔(椎名桔平)は数カ月前を思い返しながら、白石恵(新垣結衣)が引っ張る救命が良いチームになってきたと語る。
医局では名取颯馬(有岡大貴)の父、将馬(山田明郷)が待っていた。父の目的とは?三井環奈(りょう)は息子、優輔(歸山竜成)が最近「疲れた」という言葉を口にするようになったと夫、橘に報告。
3年間、優輔の心臓移植を待ち続けてきたがもう限界と悟った橘は海外での移植を提案、三井も同様の考えだった。そんな時に移植ネットワークから連絡が入る。
そして翔北救命救急センターに消防からドクターヘリ要請が入る。
千葉新都市地下鉄開通前の線路内にて崩落事故が発生、負傷者多数、子どもも含まれているという。
1時間で予想もしなかった事態に次々と見舞われることに・・・。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
※キャスト
藍沢耕作 … 山下智久
白石恵 … 新垣結衣
緋山美帆子 … 戸田恵梨香
藤川一男 … 浅利陽介
冴島はるか … 比嘉愛未
名取颯馬 … 有岡大貴
灰谷俊平 … 成田凌
横峯あかり … 新木優子
雪村双葉 … 馬場ふみか
早川正豊 … 伊藤祐輝
鳥居誠 … 岩井拳士朗
広田扶美 … 下垣真香
橘優輔 … 歸山竜成
梶寿志 … 寺島進
西条章 … 杉本哲太
三井環奈 … りょう
新海広紀 … 安藤政信
橘啓輔 … 椎名桔平
※スタッフ
脚本 … 安達奈緒子
演出 … 西浦正記
プロデュース … 増本淳
音楽 … 佐藤直紀
主題歌 … 「HANABI」Mr.Children
コメント
モカさん
>確かにそうですねー。ひどすぎる(笑)
みんな一緒に働いてきた仲間のはずなのに「他の先生」って(爆)
冴島は元々キツイ性格ですが、これはキツイを超えている!!
>色々思うところはあるのですが、何だかんだで全部見ているのはシリーズの強さだなぁと思います。
何だかんだ言っても応援したいキャラたちですよね。
最終回でどうみんな成長するのか楽しみです^^
こんにちは。
『「他の先生」って誰だよ!!』
に、爆笑してしまいました。
確かにそうですねー。ひどすぎる(笑)
交代交代でメンバーが患者側に回るコードブルーなので、冴島のその言葉には
「あかん、それフラグやでー」と関西弁で突っ込んでしまいました。
色々思うところはあるのですが、何だかんだで全部見ているのはシリーズの強さだなぁと思います。
いよいよ最終回ですね。
楽しみです。
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