【過保護のカホコ】第5話 感想

カホコ、もう…ママに甘えないようにする。

朝は自分で起きる。
洋服も自分で決める。
自分で食べた食器は自分で洗って、お弁当も自分で作る。
シーツも自分で替えるし、ボタンがもし取れたら自分で付ける。
駅までの送り迎えもしてもらわずに
自分で歩く。

花嫁修業のことも就職のことも、一回自分で考えてからママに伝えるようにする。

そうしないと、いつまでたっても 大人になれないような気がするから。

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過保護のカホコ 第5話

 
  
  kahokoーop

正直、この脚本家は本当に嫌いだったし、とと姉も本当に苦手なので、こんなに水曜日が楽しみなクールがここにやってくるとは思いもしなかったよ…って毎週書いてるかもね。きっと。すいません。

 

簡単感想で。

私もだいぶ酷い妻だと思うが、泉さんを見るとうっかりホッとしてしまう…。
そのくらいこの人は人間的にヤバいっす。

夫が出て行ってしまったというのに反省の「は」の字どころか「ひどい事を言われたのは私たちの方」と、連絡しようとする加穂子を止める。

やっと夫にした連絡は、

今月の生活費まだなんだけど。
今日、もらえるはずなのに。

 

パパもパパである。

あ、明日、銀行 行って
振り込んどくよ。

忘れないでよ?
お願いします。

それから、パパ?

ん? 何?

明日は夕飯いるの?

 

だから……それを止めろというのにーー!!

だいたい「ここは俺の家だ!」と怒ったくせに、自分が出ていくってパパもどうかしてるよね(笑)

心の中ではメチャメチャぶつぶつ言っているのにちっとも声に出せず妄想ばかりが頭を駆け巡る…。

家に帰らなかったら何処へ行くのかというと当然のように実家。

実家には一銭も稼がないどころか親の金を食っている妹がいる。

その妹に、

ねぇ、 お母さん、何か扶養家族が1人増えてない?
お母さんも苦労するよね~。いい年した子が2人も出戻って来てさ。

とか言われる始末。

大好きな加穂子が連絡をくれないとスマホの画面ばかり気にしているし、ちっとも成長しない。
 kahoko5

 

ママはママで、ますます娘に張りつき始める始末。

バイトでもしてみたらと麦野くんに言われてカホコがせっかくその気になったのに、仕事選びのために学生課までついてきちゃう。

仕事にもついて来ちゃう。
手出しもしちゃう…。

せっかく芽生え始めたカホコの独立心はあっと言う間にしぼんでしまう。
 kahoko5-バイト

 

パパが出て行っている間にママの親戚関係もゴタゴタし始める。

環ちゃんは衛おじちゃんとの夫婦関係に悩んで喘息で入院しているし、イトちゃんは補導されたり両親に反抗しまくっているし。

そんな親戚関係を、何とか救おうとパタパタ走り回るのはママではなくてカホコである。

泉さんの場合は、他人のゴタゴタは蜜の味的に張り切る部分があるけれども、カホコは違うんだよね。真剣なの。いつもホントに一生懸命。なんてカワイイの

 

ばあばがママに言ってくれた、

もう22歳だし、そろそろ好きにさせてやったら?

昔はあんなに成長を願ってたのに、今は娘が成長しないほうがいいとでも思ってるの?

 

は、スッキリしたけれども、ちょっと胸にグサグサ刺さったわ。

私も同じような所はあると思うんだよね。
小さい頃は子供の成長が嬉しくて、成長が見えないと心配して、イライラもしてきたのに…

大人になってきたら、今度は離れてしまうのが寂しくて。
子どもに戻ってくれないだろうかとよく思う。

でも、手放してあげないと大人になれないんだよね。

 

私は…。
加穂子に できるだけのことをしてあげたいの。
ずっと一緒にいたいけどそうはいかないし。
こうしとけばよかった、もっとああしとけばよかったって、後悔したくないのよ。

 

泉さんのこの気持ちも丸っきり解らなくないから困っちゃうんだよね。

そうなんだよね。
だって、母親だって子どもを抱きしめて幸せでいたいんだよね。

だから……

愛するより信じるほうが難しいんだから。

という、ばあばの言葉に射抜かれる…。
これよ。これが真理なの。

とても難しいんだよ。人を信じるのはね。

 

しかし、カホコを見ている視聴者は泉さんよりもカホコの成長を知っている。

この子は純粋でとても資質が良く、成長しようという意志で今はいっぱい。
「人のためになる事」に本気で取り組める子だ。

親戚関係だけではなく、麦野くんも幸せにしようと奔走するカホコ。

いつも走っているカホコが子どもみたいにいじらしくて。

 

こんなにいじらしくて可愛いカホコの何処がダメなんだ、麦野くんよ………

 

と、思っていた私たちを撃ち抜くお姫様抱っこーーーーー!!ハート.gif
 kahoko5-抱っこ

 

ねぇ、 お願いだから これ以上関わらないでもらえますか?
心配なの! あなたといると
これから どうなるか怖くて!

と、麦野くんに怒るママ。
それは、あれよね。
可愛いカホコを持って行かれる不安よね。

 

嫌です!

娘さんともう会えなくなるのは嫌です。
バカが付くぐらい単純で素直だけど、いつもこっちの予想以上のことをするんで目が離せないっていうか。

自分も頑張らなきゃなって思えるし。
お二人が何でそんなに娘さんをかわいいと思うのかやっと分かりました。

できれば交際を許してほしいと思ってますけど。
今はこんな格好なんで。

また改めてお願いしに来ます。

 

世界で一番カッコいい、壁ドンじゃなくてドアバン……
 kahoko5-いやです

 

麦野くんもカホコの一生懸命に触発されるらしいが、カホコも麦野くんの独立心に感化されるのである。

この2人の関係はとてもいいよね。

感化されて独立心持っちゃったカホコを見て、泉さんの選んだ道は……

家出。

 

まだ5話ですからね…
一筋縄ではいかない。

でもさ、よくよく考えたら、泉さんにとってもこれは良縁だと思うんだけど。

麦野くんには両親がいない。
婿養子に入ってもらえるじゃないか。

 

それにしても、人間関係の狭さもこのドラマの面白い所。

登場人物の誰一人として家族以外のお友達がいない。
だからパパも家出したら実家へ帰るし、ママもたぶん来週実家に帰るよね(爆)

出てくる場面はほとんど家と各実家と学校。
ちょっと舞台劇っぽい。

だから、余計に役者さんの演技を思い切り楽しめる。

赤い行動ゾーンは、この世界の狭さを表しているのね。

最終回までにはこれがグッと広くなる気はする。
ママは、とりあえず、行動範囲を広げればカホコ以外の関心事が増えるだろうし…。


カホコ(高畑充希)と泉(黒木瞳)が都合のいい時にだけ自分を頼り、スポンサーとしか思っていないことにキレた正高(時任三郎)は家を飛び出す。
心配するカホコをよそに泉は「反省するのは正高の方だ」と主張し、正高に連絡することを禁じる。
一方、実家に身を寄せた正高は、出戻りの妹・教子(濱田マリ)から煙たがられ、生気の無い両親のもとで居心地の悪さを感じるが、妻と娘の方から謝ってくるだろうと意地を張っていて…。
 
初(はじめ)(竹内涼真)から絵のモデルを頼まれたカホコは、親に甘えるのをやめて将来のことを考えるいい機会なのではと助言される。
社会経験を積むためにアルバイトとインターンを探し始めたものの、当然のようについてきた泉が勝手に職場を決めてしまうばかりか、失敗ばかりするカホコを見ていられず、仕事でも手助けしてしまう…。

そんな中、親戚の間でもトラブルが続発!
衛(佐藤二朗)との今の幸せが壊れることに不安を感じる環(中島ひろ子)は喘息で病院に運ばれ、チェロが弾けなくなり非行に走ったイト(久保田紗友)は警察に補導される。

再び初に相談したカホコは、初が自分を捨てた母親に今でもただならぬ思いを抱いていることを知る。
問題だらけの親戚のため、そして家族のいない初のために何かできることがないかと考えるカホコに成長を感じた祖母の初代(三田佳子)は、カホコを信じて子離れするよう泉に助言をするが…。
同じ頃、カホコからの連絡に待ちくたびれ、途方に暮れた正高の元にカホコが現れる。
喜ぶ正高だが、カホコは家に帰ってきてほしいと言い残し、全速力で姿を消してしまうのだった…。
カホコはもう一人自分が救いたい初の元へ向かっていた・・・。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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※キャスト

根本加穂子(カエル) … 高畑充希

麦野 初(オオカミ) … 竹内涼真
根本 泉(ミーアキャット) … 黒木 瞳
根本正高(ライオン) … 時任三郎

国村 衛(オシドリ) … 佐藤二朗
国村 環(オシドリ) … 中島ひろ子
根本多枝(コアラ) … 梅沢昌代
根本教子(鮭) … 濱田マリ
富田厚司(ハムスター) … 夙川アトム
富田 節(トンビ) … 西尾まり
富田 糸(鷹) … 久保田紗友

並木初代(ゾウ) … 三田佳子
並木福士(ウサギ) … 西岡徳馬

根本正興(ナマケモノ) … 平泉 成

矢部 … 飯田基祐

※スタッフ

脚本 … 遊川和彦
演出 … 南雲聖一、日暮謙
プロデュース … 西憲彦、大平太、田上リサ

音楽 … 平井真美子
主題歌 … 星野源「Family Song」

コメント

  1. 【過保護のカホコ】第5話感想と視聴率最高♪

    第5話の視聴率は、12.1%↑(関東)最高視聴率でした♪(^^) 今回も面白かっ

  2. くう より:

    スギヤマさん
    >的が外れてたって、一生懸命自分のことを考えてくれるなんて嬉しいに決まってるって、分かるよ初くん!

    ほんと、一生懸命でしかも、可愛いですもん。
    カホコを受け止める時の麦野くんの「おいおいおいおいおい」が好きで(笑)
    お兄ちゃんかお父さんみたい。

    >でもカホコの一生懸命はきっとママ譲り。

    ですよねぇ。
    パパにはその一生懸命さが見えませんもんね。逃避体質。
    ママも良い方向に行くといいですね~。

  3. くう より:

    巨炎さん
    >回想シーンのモンスターペアレントぶりをモノローグだけで済ますのは
    遊川作品としては良心的なのでしょうか。

    全体的にこの脚本家の作品としては良心的ですよね(爆)
    イライラするけれどもツッコむ楽しさはあるし、ツッコみつつも我が身と照らし合わせられるし。

    >しかし爺ちゃんが病気で唸っているのは30年前の大河のパロディなのでしょうか。

    私はパパの実家のお父さんの方が気になるんですけど~。
    平泉さんは遊川作品にはかなり出ていて、「〇〇妻」ではお亡くなりになっていますよね。
    また死んじゃうんじゃないかと心配で心配で^^;

  4. 過保護のカホコ 第5話

    過保護のカホコの第5話を見ました。 カホコと泉が都合のいい時にだけ自分を頼り、スポンサーとしか思っていないことにキレた正高は家を飛び出してしまう。 「ねぇママ、あれからパパから連絡あった?」 「ううん、別に」 「ママの方からは連絡したの?」 「ううん、別に」 「心配じゃないの?もし帰って来なかったら…」 「大丈夫よ。一日でもカホコに会わないと生きていけないんだから、…

  5. >真剣なの。いつもホントに一生懸命。なんてカワイイの!

    荒んだ心が一生懸命なカホコに癒やされる

    みんな自分のことばっか
    でも、カホコはみんなのことを必死で考える
    的が外れてたって、一生懸命自分のことを考えてくれるなんて嬉しいに決まってるって、分かるよ初くん!

    ママはカホコを支配してることに早く気づいて欲しい。
    気がちっちゃい人なんだろうね、
    でもカホコの一生懸命はきっとママ譲り。

    ドラマだから色々誇張されている

    それはドラマだからこそできること
    それは身近な痛みだったり、喜びだったりする

    来週も楽しみです。

  6. 過保護のカホコ 「無力」

    ついに、キレて、言いたいことを言い、家出した父・正高(時任三郎)なれど、向かった先は実家。まだ、老親のスネをかじってる、というかアテにして迷惑かけてる妹が、「扶養家族が増えて… 食費ぐらいは入れてよね」と、ぶつぶつ言ってるのも可笑しいです。おまけに、その妻・泉(黒木瞳)は反省の色なし。心配する、カホコ(高畑充希)をよそに、彼女には連絡を禁じ「反省するのは正高の方だ」と主張し、「生活費は入れてよね」と電話する始末。よって、ますます、泉はカホコにべったりに。カホコに「世間を知りたいから、バイトしたい」と…

  7. 巨炎 より:

    黒木瞳&濱田マリ(←裏番のNHKには田丸麻紀が…)は「お前が言うな!」状態。
    回想シーンのモンスターペアレントぶりをモノローグだけで済ますのは
    遊川作品としては良心的なのでしょうか。

    冒頭の反省も罪悪感も無かった泉さんに最後に因果が巡ってくる展開は見事。
    この人に面と向かっては口で敵わないけど
    パパもカホコも相手のために行動して、それが初や婆ちゃんを介してループしてきた。

    しかし爺ちゃんが病気で唸っているのは30年前の大河のパロディなのでしょうか。
    三田圭子さん、終盤の老けメイクしていた年齢になった訳で。
    妻が夫の担当医になる事がないのは解るが
    臨終のデスラー総統を前に延命で妻と娘の意見ば真っ二つだと先生が困る。

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