バルサ(綾瀬はるか)がアスラ(鈴木梨央)と身を潜める小屋に呪術師スファル(柄本明)が現れ、アスラは怒りで人々を殺す力を持っており、誰にも救えないと忠告する。
それでもアスラを守ろうとするバルサだが、薬を盛られたのか意識が遠のいていく…。
一方、サンガル王国救出の航海に出たチャグム(板垣瑞生)は、タルシュ帝国に対抗するには隣国との同盟が必要と祖父のトーサ(伊武雅刀)に訴え、針路をロタ王国に向けさせた…!
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)
精霊の守り人II 悲しき破壊神 第2話「罠(わな)」
先週はインフルエンザ真っ最中で見ることも書く事も出来なかった『精霊の守り人』2期。
正直、1期に今イチ乗れなかったので期待もしていなかったのだけど、かなりシックリと…面白く見られた初回と2話目であった。
メモっといた第1話の簡単感想。
いや面白かったわ。一期よりも遥かにハマれた。
今回も困った子供を見るとつい助けてしまうバルサさんである。
チャグムはイケメンでイイ演技の板垣瑞生くん@ソロモンの偽証・神原くんに成長。
チャグムを助けた背中の重さが恋しいらしい母性迷子なバルサさん。
そんな殺人女子を助けてる間に肝心なチャグムくんが危機ですわよ
正しい使われ方の真木よう子、久々に見せてもらった気がする。
って事で…
チャグムくんの運命が前章よりも気になる私である。(い…イケメンは正義…)
Season2は、3月25日放送分までの全9回。
世界は新ヨゴを出て広がり、より複雑になっている。
バルサは新ヨゴの隣国、ロタ王国でタンダと再会し、そこで少女・アスラとその兄・チキサと出会う。
彼らはロタ王国では身分の低い種族・タルの民の子供たちで、奴隷として売られるべく捉えられていた。
可哀想な子どもを見たら助けなきゃいられない症候群なバルサさんは兄妹を救い出そうとするが、少女・アスラは実はとんでも妖術殺人マシーンなのだった。
この制御できない力はチャグムと同じだと感じたバルサさんは、チャグムの重さを忘れられない背中に今度はアスラを背負って逃げることになる。
アスラは自分は神の力を持っていると信じており、その力を抹殺するべくスファルやその娘・シハナら呪術師にも追われていた。
バルサさんはSP笹本以来久々にカッケーアクションをバリバリ見せてくれるシハナと主に戦います。
スファル翁はバルサに忠告する。
これは、あなたが助けた精霊の守り人とはわけが違うのだ。
モユークはこの世に豊かな実りをもたらせてくれることもある。
だが、災いをもたらす者もある。
彼らはそれを神とあがめ裁ちまつっておるのだ。
ようするに、チャグムに宿っていたものと違ってこっちは正真正銘の悪魔ですよって感じである。
アスラは、母親が処刑される時にこの力を取得したらしく、母の処刑に関わった人々はこの時に皆殺しになってしまったらしい。
このことを少女は、お母さんを殺したからバチが当たったと思っており、自らの力を邪悪なものだとは思っていない。
妹の中で神様は優しいお母さんなんです。
優しいお母さんのまんまでいさせてあげたいんです。
兄である少年は妹の力(恐らく母の力でもあったはず)を畏怖しつつも、自分が側に居て妹を守ってやらなければならないと覚悟を決めているらしい。男前である。でも、何か…何かな…死んじゃいそうなイヤな予感がする。
子供だから仕方ないとあきらめつつも、タンダもバルサも少女に力を制御するようにさり気なくアドバイス。
悪い人か悪い人じゃないか、それは誰が決めるんだ?
そんなことは神様にだって決められないんだ。
だから、勝手に処刑しちゃダメだよ…
と言ったわけだが、力が全てのマウンテン子供なので、たぶん制御しないと思います。
で、当然、巻き込まれ…
人質としてタンダとチキサは攫われてしまうのだった。
実は、バルサさんはチャグムが恋しいならそんな事している場合では無く…
当のチャグムは海の上で大変な事態に遭っていた。
また、チャグムでえ嫌いな父・帝の手により、チャグムは戦のための救援要請国交という名の死出の旅へ送られてしまうのである。
祖父である海軍大提督・ダイキュー……じゃなくて、トーサが一緒とはいえ、軍艦たった1艘での旅。
そんな中、ロタ王国に寄ってヨーサム王と会ったり、自分が出来ることは前向きにやっていこうという姿勢が清々しい。
チャグムが(中の人も役も含めて)暗さだけでは無く、皇子らしい育ちの良さも、未来への希望を湛える眼差しも、祖父との別れの悲哀も表現できる年齢になった事が見やすさの元かしら…。(い…イケメンだしね)
Season1は何だったのだろうと思うほどSeason2は面白い。
このチャグムとバルサを早く会わせてみたいなぁ。
例え国が滅んでも、わが愛する可愛い孫には何処かで生きていてもらいたい。
船と一緒でなければ自分は自分ではなくなってしまうと、炎の中に消えて行ったトーサに涙。…
ドラマティックに次回へと続く。
※キャスト
バルサ … 綾瀬はるか(子役期: 清原果耶←横溝菜帆)
タンダ … 東出昌大
トロガイ … 高島礼子
新ヨゴ皇国
チャグム … 板垣瑞生(子役期: 小林颯)
二ノ妃 … 木村文乃
シュガ … 林遣都
ガカイ … 吹越満
モン … 神尾佑
ジン … 松田悟志
トーサ … 伊武雅刀
聖導師 … 平幹二朗
帝 … 藤原竜也
マーサ … 渡辺えり
トウノ … 岩崎う大
ロタ王国
アスラ … 鈴木梨央
イーハン … ディーン・フジオカ
ヨーサム … 橋本さとし
スーアン … 品川徹
シハナ … 真木よう子
スファル … 柄本明
チキサ … 福山康平
トリーシア … 壇蜜
タルシュ帝国
ラウル … 高良健吾
ヒュウゴ … 鈴木亮平
クールズ … 小市慢太郎
セナ … 織田梨沙
カンバル王国
ログサム … 中村獅童
ジグロ … 吉川晃司
語り … 山崎阿弥
※スタッフ
脚本 … 大森寿美男
制作統括 … 海辺潔、加藤拓、谷口卓敬
演出 … 片岡敬司
プロデューサー … 竹内敬明、大越大士、結城崇史
音楽 … 佐藤直紀
原作 … 上橋菜穂子「精霊の守り人」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/moribito/
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コメント
傷だらけの用心棒(綾瀬はるか)生きて虜囚の辱めを受ける(板垣瑞生)
架空の世界で架空の歴史を紐解くことは格別に無意味なことである。 しかし・・・無意味なことにはそれなりの醍醐味がある。 ナンセンスは「笑い」の基本要素なのである。 たとえば・・・連合国が東京を大空襲し広島と長崎に原爆を投下した後で・・・大日本帝国が奇跡の逆転勝利を掴んだ世界の話。 敗戦国となった米国で
「精霊の守り人Ⅱ 悲しき破壊神」(Season2)「罠」
随分と物語世界が壮大で複雑になりましたね。あいかわらず、自らの力を制御できない、でも、才覚のある不憫な子を見ると、助けずにはおられないバルサ(綾瀬はるか)ですが、怒りで人々を殺す力を持っているアスラ(鈴木梨央)の理不尽に泣く、涙を抱きしめるラストシーンが印象に残りました。それに、イケメン美青年へと成長した、チャグム(板垣瑞生)の祖父、トーサ(伊武雅刀)が半ば遺言めいて、あれこれ。最後、船と共に、運命を共に、炎と共に滅んだシーンも圧巻で。真木よう子、かっこいい! ディーン・フジオカと共に正しい使い方、…
精霊の守り人 TOP
『放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」』(ほうそう90ねん たいがファンタジー せいれいのもりびと)は、NHK総合テレビジョンで2016年3月19日から3年に渡って全22回で放送予定。主演は綾瀬はるか。映像は4Kで撮影される。2014年7月28日に制作発表が行われた。タイ…