彼女にとって、これは臨時の仕事にすぎない。
週に一度、3時間。
月収に換算するとわずか2万4000円。
この仕事を続けたところで彼女の希望が叶うわけではない。
なのに
なぜ彼女は懸命に働くのだろう?
逃げるは恥だが役に立つ 第1話
簡単感想で。
森山みくりは心理学を大学院まで学び、就活に連敗し、派遣として事務仕事に就いて現在に至る…らしい。
甘く見てましたね。
まさか文系の大学院卒がこんなに就職できないとは。
と、「妄想大陸」…もとい「情熱大陸(妄想)」の中で彼女は語る。
別にやりたい仕事ではないが、働く事が嫌なわけではない。
いや、むしろ働きたい。
「世の中」に認められたい。
世界の中にいたい。
なのに無情にも派遣切り。
一生懸命、与えられた以上の仕事をやっているつもりなのに。
悪いのは「院卒だからだ」と考える。
派遣はいつ切られるか分かんないし。
でも正社員って考えると、やりたい仕事かとか一生やっていけるのかとか色々考えちゃって。
決められないまま、今日から晴れて無職です。
たくさん就活に失敗すると、世の中で自分が必要のない人間のように思えてきてしまって。
もう企業を探すのも嫌になって来る。
おまけにクビとか。
なかなか立ち直れなそうな状況だけれども、みくりが何となくのほほんとしているのが救い。
この辺は、恐らく優しい両親の愛に恵まれているからなのだろうと思う。
珍しく、壊れてないっぽい優しいママ、富田靖子さん。
「就職活動恐怖症」と、伯母の百合さんは言う。
まぁ、解らなくもない。
そんな百合さんは結婚活動恐怖症…の果ての今、なのかも知れない。
バリバリ働ける職場があったって、良い彼氏がいたって、家柄に恵まれていたって、人間、きっと何かしら満たされない。
未婚よりバツイチの方が生きやすかったって思うんだよね。
この年まで一人だとさ、何が原因かとか他の人に詮索されるし。
バツイチだって詮索されるし、結婚していたって口さがない周りの人間には子育てから老親の面倒のことまで何かとあれこれ言われるわけ。
そういう面倒が「世間と関わって生きていく」って事なのだと…
悟りを開きたい、早く。
…と最近思っている。(難しいんだけど)
ともあれ、この初回で、みくりは津崎平匡という「独身のプロ」と出会う。
ハウスキーピングとしての腕を認められ、必要とされて嬉しくなり、つい言ってしまうのだ。
いっそ住み込みで働きたいぐらいです。雇いませんか?
いっそ結婚しては?
結婚といっても就職という形の結婚というか家事代行スタッフを雇う感覚の契約結婚というか。
家事労働力がほしい男と家事が好きな女のマッチング。
雇用主と労働者としての給料が発生する契約結婚。
平匡は、結局、この話を受けるのだった。
結婚して家事をやっても1円にもならない。
そこに「愛情」という感情が入って来るから「やってあげたい」と思ってやるわけで。
年月が経つと「やってあげたい」が消耗していくので、だんだん辛くなってくる。(人もいるかも知れない(笑))
だったら初めから感情抜きで契約として結婚…。
だったら「結婚」しなくても別にいいと思うのだが、そこに入って来るのは「世間体」?
とりあえずは、この人たちがどうなっていくのか興味深い。
試算してみたんです。
家賃・水道・光熱費等の生活費を折半した場合の収支。
食事を作ってもらった場合と外食との比較。
毎週家事代行スタッフを頼んだ時との比較。
そしてOC法に基づいた専業主婦の年間無償労働時間2199時間になりますが、それを年収に換算すると…
304.1万円。
それです。
そこから時給を算出し、1日7時間労働と考えた時の月給がこちら。
そして 生活費を差し引いた手取りがこちらで、健康保険や扶養手当を有効利用した場合の試算もしてみました。
これは、事実婚の提案です。
事実婚?
戸籍はそのまま、つまり籍は入れずに住民票だけを移すという方法です。
もちろん諸条件は話し合う必要がありますが。
試算した結果、事実婚という形で森山さんをここへ住まわせ、給与を支払い、主婦として雇用することは僕にとっても有意義である
という結論に達しました。
ま、ガッキーが家の中をウロウロしていて、そこに恋が芽生えないはずがないと思うんだけど。。
そうなった時に、「給料」換算以外の何かが見えてくるといいよね。
政府が提唱する「一億総活躍社会」、が大嫌いで(笑)
人には活躍したい人もいれば、活躍したくない人もいる。
活躍したくても出来ない人もいる。挫折から立ち直れない人もいる。
政府は輝く働く女性推しばかりしてくるけれども、外で輝くだけじゃなくて家の中で家事を完璧にやりたい人だっている。
バリバリ働く女性のための保育園確保は大切だろうが、子どもの側に居たくても稼がなくてはならないから働きに出る女性だってたくさんいる…いや、現状はそちらの方が多いでしょう。
老人も若いのだからバリバリ働けるように定年を延ばしましょう、じゃなくて、働かなきゃ生活できない老人もたくさんいる。
就職、結婚、出産、子育て、介護、自立、共存…
ままならぬ世の中、強者だけではなくて全体が。「活躍」ではなく「生き易い世界」を。
ささやかな人たちが、ささやかに頑張る姿を温かく描いてくれる作品は好きだ。
そういうドラマになってくれる予感。
とりあえず、キャラクターはみんな個性的で可愛い。
とても、とても好きになれそう。
主人公森山みくり(新垣結衣)は、院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り。
誰にも必要とされない辛さを日々感じていた。
そんな時、ひょんなことから、恋愛経験ゼロ、超真面目な独身サラリーマン津崎(星野源)の家事代行の仕事を始める。
かゆいところに手が届く働きぶりで、津崎の信頼を勝ち取ったみくりはつい嬉しくなって、津崎に仕事として結婚して欲しいという突拍子もない提案を投げかける。
そこで津崎が考えたのは?あらすじはYahoo!テレビより引用
よろしければ→【2016年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
森山みくり …新垣結衣
津崎平匡 …星野源
風見涼太 …大谷亮平
日野秀司 …藤井隆
田中安恵 …真野恵里菜
梅原ナツキ …成田凌
堀内 柚 …山賀琴子
竹中道彦 …高橋洋
渡辺一馬 …葉山奨之
茉菜 …古畑星夏
森山ちがや …細田善彦
森山 葵 …高山侑子
山さん …古舘寛治
津崎宗八 …モロ師岡
津崎知佳 …高橋ひとみ
沼田頼綱 …古田新太
森山栃男 …宇梶剛士
森山 桜 …富田靖子
土屋百合 …石田ゆり子
※スタッフ
脚本 … 野木亜紀子
演出 … 金子文紀、土井裕泰、石井康晴
プロデューサー … 那須田淳、峠田浩、宮崎真佐子
音楽 … 末廣健一郎、MAYUKO
オープニングテーマ … チャラン・ポ・ランタン「進め、たまに逃げても」
主題歌 … 星野源「恋」
原作 … 海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」
コメント
巨炎さん
>派遣で騙し騙しやりくりしながら経済力のありそうな旦那さがすのもアリなんちゃう?
ですねぇ。
なによりもヒロインが家事にやりがいを感じていて、人の役に立ちたくて、ダンナの方はそれだけを欲しているというギブ&テイク…これがいずれ浸透する世の中が来るかもしれないですね~。
結婚や家族の新しい在り方の提案という意味でも興味深いです。
きこりさん
EDまで楽しかったねぇ❤
イイ人たちばかりでほっこりするわ。
なによりも源ちゃんとガッキーが可愛すぎる。
お得感たっぷりだわ^^
逃げるは恥だが役に立つ 第1話
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いや~楽しかったよね♪ エンディングの源ちゃんの歌とみんなのダンスがたまらん。何度も見直しちゃったよ~
二人ともキュートすぎる(*´∇`*)
ガッキーにも源ちゃんにも萌えたわ。お得だね(笑
脇のキャスティングもすごくいい感じでなじんでいる。
また火曜日が楽しみになったよ~
「逃げるは恥だが役に立つ」第1話 プロの独身男と秘密の契約結婚
『♪ 君の中にあるもの〜 距離の中にある鼓動〜 恋をした貴方の 指の混ざり 頬の香り〜 夫婦を超えてゆけ〜 二人を超えてゆけ〜 一人を超えてゆけ〜♪』 『恋』 作詞・作曲 星 …
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「私を妻として雇って下さい!契約結婚から生まれる愛!?」 内容派遣社員の森山みくり(新垣結衣)大学院を出てはいたが、やっていることは、雑用ばかり。ある日のこと、突然、契約終了を告げられる。現在無職。。。休職中。あこがれの伯母・土屋百合(石田ゆり子)に相談に乗ってもらったりしていたが。。。・ そんなある日、父・栃男(宇梶剛士)母・桜(富田靖子)から思わぬ話がある。栃男の知人のシステムエンジニア津崎平匡(星野源)の家事代行をしろと。ハウスキーピングの会社に頼んでいたが、色々と不満があったよう。早速、津崎…
逃げるは恥だが役に立つ 第1話
森山みくり(新垣結衣)は、彼氏もおらず、大学院卒だけど内定ゼロで就職が出来ませんでした。 何とか派遣社員になりますが、派遣切りに遭ってしまい、また無職になってしまいます。 その様子を見かねた、みくりの父・栃男(宇梶剛士)によって、独身の会社員・津崎平匡(星野源)の家事代行として働くことになります。 痒いところに手が届く働きぶりで、津崎の信頼を勝ち取ったみくりですが、今度はア…
大筋を見れば独身貴族が住み込みの若い家政婦にいつの間にか…という
一昔前の話にアレンジを加えただけにも思えますが
そこは現代世相を色々と組み込んでいるしキャラが個性的で良いですね。
特に津崎の仕事ぶり。正社員になったら、なったでそこが真のスタートともいうべきハードさ。
派遣で騙し騙しやりくりしながら経済力のありそうな旦那さがすのもアリなんちゃう?
っとコミカルに思わせてくれます。
逃げるは恥だが役に立つ #01
『私を妻として雇って下さい!契約結婚から生まれる愛!?』
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おいおいおい! まあ・・・序盤なので。 秋ドラマのようなものが次々とスタートしていてスケジュール調整が難しいのである。 不動の(日)から検討してみると・・・。 (日)「真田丸」 (月)「夏目漱石の妻」→来週最終回→未定 (火)←ココ (水)未定 (木)「黒い十人の女」 (金)「勇者ヨシヒコと導かれし