一つお聞きしてもいいですか?
これは個人的な興味なんですが。
原島さん、あなたはこの会社のどこをそれほど愛しておられたんでしょう?
だってそうでしょう。
全てを投げうって正そうとしたんですよ。
人はね、どうでもいいものに普通そこまではしませんよ。
あなたは会社を愛してたんだ。
七つの会議 第4話
弁護士の加瀬による聞き取り調査が続く。
子どもの頃近所にスーパーが出来たんです。
街の景色が一変しました。
商店街の店がどんどん潰れて実家の薬局の経営が苦しくなって…。
と語る坂戸。
脳卒中で父が倒れ、看病で母が倒れた時、当時銀行員だった兄がシンガポールから
戻ってきてくれた。
「家は任せろ」。
兄はそう言いました。
「俺の…俺のサラリーマン人生はお前に譲った。頑張れ」って。
八角がフロンティアに全てを話した事により、本社で御前会議が開かれることになった。
議事録のない会議である。
内容は、強度不足のネジを扱った件、それを隠蔽した件。
全てを公表するかどうか。
お待ち下さい。
我々も、ただいたずらに隠してきた訳ではない。
関係する全ての交通機関を停止させ顧客の不安をあおるより、一刻も早く
改修作業に努めたいと。
社長の宮野は懸命に訴える。
リコールした場合の改修費用と損害賠償の概算は1000億は下らないと言う。
東京建電から用意できると概算できる賠償金はせいぜい200億。
金がどうにかなっても信頼の回復は難しい。
なんとか回復するよう努力してまいります。
何とぞ、ご支援ご協力を…。
頭を下げる宮野に怒鳴るフロンティアの梨田常務。
その前に東京建電はきちんと謝罪したらどうなんだ。
こんな不祥事を起こしておきながら金は出せない助けてくれとはどういう事だ、それは!
東京建電の上層部は揃って頭を下げた。
この度は私どもの監督不行き届きで、とんでもないご迷惑をおかけし
誠に申し訳ありません!
フロンティアはこの件についての調査チームを立ち上げた。
東京建電側の受け入れ担当チーフは、通報者である八角。
御前会議が終わって、東京建電では隠蔽チームの会議が行われる。
フロンティアは東京建電をどうするつもりですか?
梨田常務は新会社設立を考えている。
建電をなくすという事ですか?
梨田常務が…。
原島は訴えた。
建電は…残さなければなりません。
これは責任の問題です。
公表されようとされまいと、今回の不祥事に対して我々は東京建電の人間として
できる限りの事をしなくてはなりません!
社長は、せせら笑う。
責任か…フフ…。
だったら考えろ!
定期監査で君が隠蔽側のチーフだった事はフロンティアにも周知の事実だ。
新会社が出来ても君の居場所はない。
建電と君が生き残るための方法を全力で考えろ!
何も言えず下を向く原島。
一方、八角はフロンティア顧問弁護士の安達を迎えて、今回の一件に直接関わった
坂戸に聞き取り調査をした。
トーメイテックの江木社長によると、6月の中頃、見積もり金額の引き下げとともに
坂戸さんの方から強度偽装の打診があったとの事ですが…。
下を向いて返事をしない坂戸に八角が声をかける。
どうした?
…偽装を思いついたのは私ではありません。
あなたではない?
江木社長から…提案が。
しかし江木社長は偽装の認識はなかったと説明しています。
あなたからの指示でネジを製造しただけだと。
違います。
今更、責任転嫁ですか。
…違います。
八角はこの件について確かめたいと言ったが弁護士の反応は冷たかった。
お兄さんの話をされていたようですね。
常々、彼は優秀なお兄さんに両親の世話を押しつけ、劣等感と強い負い目を感じていた。
そこを強調した報告書にして下さい。
どういう事です?
仕事の実績を作るために坂戸さんが少々無理をしたという筋書きです。
強度偽装は坂戸個人の罪だと?
いいですか?
この事実が公表された時組織が彼に無理を強いたという流れになっては困る。
フロンティアも東京建電もむしろ被害者だ。
ねつ造しろという事ですか事実を。
生き残るとは、そういう事です。
廊下に出た八角は原島と会う。
どうだ。隠蔽チームは順調か?
経理に下請けへの前払いを了解させてきたところです。
改修のためにネジの生産を急いでもらってるんで。
その場しのぎのヤミ改修で何ができる。
そんな事で会社が生き残れると思うのか?
だったらフロンティアの力でそれができますか?
俺は建電をまっとうな商売ができる会社に戻したいんだ。
まっとう?
顧客が必要なものを作り必要な数だけ売っていく。それだけだ。
はははは…。
八角の口からこんな言葉が出るとは思わなかった。
原島は笑った。
おかしいか。俺がそんな事を言うのは。
なら一緒に考えてみませんか?その方法を。
会社を残したいんです。
保身か。要するに。
いけませんか?
食うために会社にしがみついちゃ。
会社を退職した浜本は、ドーナツ屋に勤め始め、建電の休憩室に店を出した。
ほら、東京建電ってメーカーでしょ。
作って売る。
私は何もできなかったけど、でも、課長たち見てるうちに私もそういう仕事
したいなと思って。
話している所に八角から坂戸がビジネスホテルから消えたと連絡が来た。
浜本から駅で坂戸を見たと聞き、向かおうとすると、今度は「ねじ六」の三沢から電話。
あ~ねじ六さん。申し訳ありません。
かけ直させてもらってもよろしいですか?
と、電話を切ろうとしたところ、原島は意外な事を聞かされる。
「ねじ六」へ向かうと、坂戸はそこにいた。
土の上に正座し、動かなかった。
突然見えられて挨拶も早々に急にそこに座り込んで。
どうしても謝りたいって…2年前の事。
私たちはもういいからって何度も言ったんですけど。
原島の前で、地面に頭をこすり付けて三沢に土下座する坂戸。
ホントにすいませんでした!
会社に戻ると、八角と原島はテラスに椅子を出して、そこに坂戸を座らせた。
3人だけの聞き取り調査。
俺はお前だけがしでかした事とは思わん。
けどな、お前が弱かったからだとも思ってる。
ノルマに追い詰められているのはお前だけじゃない。
なのに不正に手を出す人間とそうじゃない人間がいる。
話してみろ。
なぜその川を渡ってしまったのか。
そこを突き止めないとこの会社は何も変わらない。
坂戸が言うには、強度偽装はやはりトーメイテック側から持ちかけられたことだった。
4年前の7月10日。
競合他社との競り合いで、あともう少しコストを下げる事ができれば…。
そう焦っていた時でした。
言われたんです。
「安全性に問題がなければ必ずしも規格どおりじゃなくてもいいんじゃないですか?」
翌日、原島は佐伯を伴ってトーメイテックの社長・江木と会った。
江木は当然そんな事は知らないと言い張る。
だいたい、強度偽装とおっしゃるが、規格はそちらが守るべきものであって、うちは
言われたとおりの物を作るだけだ。
下請けとはそういうもんでしょう。
いくらノルマに追い詰められた坂戸さんが不正を謀ったからといって、うちはそれを
正す義務はないぞ。
全くその通りだった。
規格外のネジが発注され、それが規格外だと解っても下請けは注文通りに作るだけだ。
作る側には何の責任もない。
一つ伺ってもいいですか?
何ですか?
ネジを作るってどういう気持ちですか?
は?
いえ…ふと気になって。
ねじ六の三沢社長は自分が造るネジに誇りを持っていた。
江木から三沢と同じ言葉が聞けるとは、原島も期待していなかったが…
江木は言った。
ネジはネジですよ。それだけです。
話はそれで終了したが、原島には引っかかる所がある。
江木は東京建電の内情にやけに詳しかった。
坂戸が更迭されたパワハラが仕掛けである事も知っていた。
翌日、原島は北川から言われる。
あんまり余計な事はするな。
今更どっちが先に不正を言いだしたかなんてつまらん水掛け論にすぎん。
もっと事の本質を見ろ。
会社を残すのは…真実なんかじゃない。
原島はそれでも真実究明に食らいついた。
そんな原島に副社長の村西は、社長の宮野を秋葉原でよく見かける事を教えてくれた。
そして、八角が運転手の佐川から宮野とトーメイテックの江木がスピーカー仲間である
事を聞きだす。
原島は、そうしてついに宮野に問いただすのだった。
全てはあなたが始まりだったんですね。
4年前、新型航空機用のシートを受注するため我が社は全社を挙げてのプロジェクトを
展開してきた。
特命チームのチーフは坂戸。
競合他社をふるい落とすため、コストダウンに追い詰められていた彼にあなたは
トーメイテックの江木を通じて一つの方法を示唆した。
ネジの強度を…偽装しろと。
宮野は静かに言うのだった。
君、会社ってどういうもんだと思います?
会社?
会社は生き物です。
バラバラに動きバラバラに考えている人間たちを一つの体に乗せ、少しでも
前に進めなきゃならない。
うちはフロンティアでも大企業でもない。
働いている我々は選ばれた才能もなければ一人で生きる力もない。
大勢の弱くて凡庸な人間たちだ。
私たちが奮い立つにはね、会社は強くならなきゃいけない!
20年前、東京建電が関東電鉄に初めて新車両のシートを納入した時、現営業部長の北川は
坂戸と同じ方法…すなわち強度不足のネジで契約を勝ち取り、おかげで建電は世間に広く
認知されるようになった。
その時、不正を指示したのは当時フロンティアから出向していた梨田だったという。
建電をなくすとか私に謝れとか、梨田さんも随分ひどい事を言うもんだと思ったよ。
うちへ出向されてた頃は苦労されたんですねえ。
今、宮野はその事実を盾にしてフロンティアに揺さぶりをかけている。
そして、原島の目の前で東京建電の今回の不正は公表されない事に決まった。
真実を隠蔽するんですか?
20年前と同じ過ちをまた繰り返すんですか!
過ちではない。これは決断だ。
私には東京建電とその社員を守る義務がある!
翌朝、原島は新しいネクタイをしめた。
妻の江利子と息子の陸に丁寧に頭を下げる。
何があったか分かんないけど、私だってとっても大切だよ。
陸もあなたも。
あなたたちにどんな事があっても、必ず「お帰り」って言ってあげるから。
江利子は、そう言って送り出してくれた。
原島は、その足で新聞社に向かった。
そして、東京建電の隠ぺい事件の全てが世間に露見したのだった。
※※※※※
泣いたよ…。
もう、中盤以降からポロポロ泣いた。
原島に向けて信頼の言葉をかける江利子に。
そして、全てを暴露して社員の敵になりつつ会社に残った息子をねぎらう父の言葉に。
私は決してこんな良い妻にも良い親にもなれない。
きっと夫を責めてしまう気がする…どうして自ら平穏な生活を壊すのだと。
けれども、原島は言わずにいられなかった。
隠蔽の上に成り立っている平穏なんて、嘘の上に成り立っている幸せなんて、
それを引きずって生きる生涯なんて送りたくなかったから。
三沢の言葉にも泣いたよ。
あんただけじゃないよ。
私も何も言わなかった。
あの時…ネジの強度が足りないって知った時…。
だから私もあなたと同じだ。
このおわびは…作って返します。
職人ですから。
トーメイテックの江木からは決して聞けないだろうセリフだ。
仕事に誇りを持っている人のセリフ。
何度も同じ事が繰り返されたら、東京建電は本当に駄目になる。
会社は人だ。
そこで働く理由は色々でも、「ここを何とかしよう」そう思う人間が一人でも
いる限り、まだ生き残る道はある!
東京建電は遠からず営業一課を残し、新会社に移行を図るだろう。
君たちが新しい会社で活躍できるよう、できるだけの事はするよ。
でも、もし、少しでもこの会社のために頑張ってみようそう思うなら…。
手を貸してほしい。
そういう原島に弁護士の加瀬は「会社に愛があるからだ」と言う。
汚い会社にしがみ付くのではなく、誇りの持てる仕事ができる会社に修正してあげる。
原島がやったのは、そういう事だと。
しかし、決して話は綺麗ごとには終わらない。
内部告発は課長のエゴです!
あなたは間違ってない。
でも、あなたの正しい事をしたいという気持ちのために私たち皆が路頭に迷う。
それも事実です。
怒りに任せてそういう部下もいる。
当然だ…と思う。
私だって…そう言ってしまうかもしれないから。
「会社で働く」という事に対して、いかに誇りを持てるか。
組織の中で1本の黒いネジに染まるか、ただのネジで終わる一生でも会社に何か
誇れるものを残して去る事が出来るか。
考えさせられる最終回だった。
原島を罵った部下だって、残務処理のために残ってくれた人もいる。
会社という物、組織という物の中で殺されない強さと熱気。
ひしひしとそれが伝わるストーリーだった。
組織も悪くないかな…そう思えた。
向かい風の中にも希望はある。
全4回ではもったいないと前回書いた気がするけれども、これはこれで「丁度いい」のかも。
ストーリーだけ追えば、主人公が一課の課長になり前任者の不正が発覚し、
それが仕組まれたものだと解り…全てを公表した。
それだけのものだから。
変に引っ張らず4回に納めた事で名作になった気がする。
そういう部分まで、全てが英断。
素晴らしいキャスト、静寂の中に不気味さと熱さが混在する演出、大げさすぎない音楽。
いいドラマだった。
時間がずれたせいか最終回の平均視聴率は4.5%だったそうで…
(私も出かけていたからオンタイで見れなかったのだけど)
4話平均で5.9%くらいかな…。
感想書いているブロガーさんもほとんどいなかったし…ああ、もったいないな…。
同じ作者の「半沢直樹」はTBSのゴールデンで裏に敵もおらず、もの凄い視聴率を
上げているようだけれど、あくまでもコミック的な面白さであって、こういうグッと
くる部分は無い。
これは、ぜひリベンジで再放送かけていただきたいなぁ…と心から思うのでありました。
その際は、全力で応援します。
※次の土曜ドラマは「夫婦善哉」。8月24日NHK総合で放送開始です。
主演は森山未來さんと尾野真千子さん。脚本は「ちりとてちん」の藤本有紀さん。
「東京建電」の親会社である「フロンティア」は、不祥事の罪を坂戸(眞島秀和)1人に
着せ、組織の生き残りをはかろうとする。
それを承服できない原島(東山紀之)と八角(吉田鋼太郎)は、「東京建電」の生き残りを
懸けて、坂戸から事件の詳細を聞き出し、独自の調査を開始する。
しかし、原島が突き止めた真実は、予想することすらできない悪の構図だった。
「東京建電」の再生と顧客の安全のため、原島は最後の行動に出ることに。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
よろしければ→【2013年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
原島万二 … 東山紀之
八角民夫 … 吉田鋼太郎
坂戸宣彦 … 眞島秀和
原島江利子 … 戸田菜穂
佐伯浩光 … 田口淳之介
加瀬孝毅 … 堀部圭亮
新田雄介 … 山崎樹範
浜本優衣 … 村川絵梨
川上省造 … 矢島健一
三沢逸郎 … 甲本雅裕
三沢奈々子 … 遊井亮子
加茂田久司 … 野間口徹
稲葉要 … 中村育二
佐野健一郎 … 豊原功補
村西京助 … 北見敏行
佐川昌彦 … 温水洋一
奈倉明 … 戸次重幸
梨田元就 … 神保悟志
原島の父 … 竜雷太
北川誠 … 石橋凌
宮野和弘 … 長塚京三
※スタッフ
脚本 … 宮村優子
制作統括 … 谷口卓敬
演出 … 堀切園健太郎
音楽 … 横山克
原作 … 池井戸潤 『七つの会議』
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コメント
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コメントありがとうございました!
レスが遅くて申し訳ありません~。
>このドラマの感想を書いてる方が少なかったので嬉しかったです(^_^;)
いやっ私もです!
だからつい嬉しくてトラックバックいただいてしまいましたの^^
視聴率も悪いし、ブロガーさんも誰も書いてない~とショックだったので…。
>不良品のネジが飛行機や列車に使われていると劇中で知らされて、
早く公表しなければ大事故に繋がるかもしれないではないか!と一般人目線で怒り呆れつつ、
自分が建電の人間の立場だったら・・・公表したら会社が潰れかねないとしたら・・・
そして内部告発までする勇気はあるだろうか・・・などといろいろ考えさせられました。
ですね。私も同じです。
一方向からしか物事を見ないと、多くの事を見失う、と教えてくれる内容でしたね。
全てを理解してそれでも決断した原島を誰よりも信頼している家族の温かさにも泣けました。
いいドラマでしたね^^
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レスが遅くてすいません~!
>ねじ六の職人さんたちが、黙々とネジを作っている
現場のシーンには目頭熱くなりましたね。。
油まみれになりながら、誇りを持って「間違いのないモノ」を作る。
真の「技術力」とは何かを教えてくれる、最重要場面だったと思います。
こういう企業ばかりだったら日本も安泰ですよね~^^
実際には安けりゃいいだろって企業も多いだろうし…いや、多いし^^;
誇れる仕事をするという信念が「ねじ六」さんにはあった事が本当に救われます。
>え~、わたしにとっての注目点は、どなたが八角を演じるのか!? でした。
吉田鋼太郎さんを見て、ようやく
「ああ、八角ってこんな感じだったのか~」と。。
でも、ちょっとカッコよすぎましたね(^o^)
おお~原作は知らんのですが、これだとカッコ良すぎる感じ?
あまりダレッとしたシーンが無かったですからね~^^;
いや~吉田鋼太郎さん、好演でしたね^^
>最初はかなりの駆け足なのに、サノケンで1話使ってたので、
あれ~?全然足らないのでは。。と不安でしたが。。
よくまとめたものだと、感嘆しました。。
サノケンの回は原作未読の者からすると、とてもスリリングで取っつきやすい回でした^^
読んでいる方にはまた別の視点からの感心もあったわけですわね。
参考になります~^^
SECRET: 0
PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
レスが遅くて申し訳ありません~!
>濃密なドラマでしたね!まさに。
うん。すごいドラマでした~!
惜しむらくは初回がちょっととっつきにくかったかなと。
あれで脱落してしまった人が多かったかも。
2話目からは本当に目が離せない展開でした。
初回から見直したいです^^
>内部告発って、特に日本では難しいことだと聞きますし。
正しいことが、別の人の不幸を招くこともある…。
そうなんですよね…。
会社に残りたければ不満があっても気づかない振りをしてしがみ付くのが楽。
正しいことをしてもシワ寄せは必ずある。
それでも立ち向かった主人公の苦しい心中がよく分かる演出でしたね。
>一方、真実が明るみに出て、隠蔽チームの方々がホッとしたような表情に見えたのも印象的でした。
そうでしょうね。
あんな事を続けていては胃もおかしくなりそう(;_:)
失う物は多かったかもしれないけれども、人生を振り返った時に
きっとこれで良かったんだと思えるでしょうね。
>とにかく役者さんたちが皆さん好演!
ヒガシはこういう役なかなか似合いますね。良かったです(^^)
そして鋼太郎さんてば、かっこよすぎw
鋼太郎さんは「カラマーゾフ」の黒い父の印象がすごく強くてw
いやぁ、いい味出してましたね。カッコ良かったです^^
東は実は苦手系なのですが、いい役者ですよね。
みんな渋かったなぁ。
この枠はいいですよね~。
「夫婦善哉」私も楽しみ!
SECRET: 0
PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
レスが遅くてもうしわけありません~!
>考えさせられました。自分だったらどうしようとか、今の日本では 実際に行われてそうだから この先日本は大丈夫なのかしらんとか、半沢もそうだけど会社人の大変さとか・・・
ありそうな話ですよね。
営業では成績成績ですもん。
ちょっと乗り物が恐くなる話です。
自分が会社人間だったらやってしまう可能性もあるし、原島の立場だったら、
ユーザーのために内部告発できるかどうか分からないし、告発を怒る部下の言い分も解る…。
正義を行う難しさを感じました。
>役者さん達の抑えた渋い演技が素晴らしかった。お父さんの言葉に泣けました。
私も~!奥さんとお父さんの言葉には泣かされました。
家族だけは理解してくれる…こういうモンじゃなきゃならないなぁと。
>クラウドアトラス見ました。すごーーーっく良かったです。いいものを教えてくださり、感謝です。ぜひ空気人形も書いてください。楽しみにしてます。
ご覧になりました!?
私的にはかなり上位評価ですが長かったせいもあって不評も多いんですよね^^;
まぁ…分かるやつだけ分かればいい…なのです。
「空気人形」ね~…もうその辺のレビューが溜まりすぎていて、
いつ書けるかサッパリ解らないですね^^;
とりあえず…もう見直さないと書けないレベルです~。
SECRET: 0
PASS: dca51a8dd29701d5048fb3b703c01c9f
TB有難うございました。
このドラマの感想を書いてる方が少なかったので嬉しかったです(^_^;)
主人公の原島さんだけでなく、
いろいろな登場人物の立場になって、考えさせられるドラマでしたね。
不良品のネジが飛行機や列車に使われていると劇中で知らされて、
早く公表しなければ大事故に繋がるかもしれないではないか!と一般人目線で怒り呆れつつ、
自分が建電の人間の立場だったら・・・公表したら会社が潰れかねないとしたら・・・
そして内部告発までする勇気はあるだろうか・・・などといろいろ考えさせられました。
うん、静寂の中に不気味さと熱さが混在するドラマでしたね。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
こんばんは。。
ねじ六の職人さんたちが、黙々とネジを作っている
現場のシーンには目頭熱くなりましたね。。
油まみれになりながら、誇りを持って「間違いのないモノ」を作る。
真の「技術力」とは何かを教えてくれる、最重要場面だったと思います。
え~、わたしにとっての注目点は、どなたが八角を演じるのか!? でした。
吉田鋼太郎さんを見て、ようやく
「ああ、八角ってこんな感じだったのか~」と。。
でも、ちょっとカッコよすぎましたね(^o^)
>変に引っ張らず4回に納めた事で名作になった気がする。
そういう部分まで、全てが英断。
最初はかなりの駆け足なのに、サノケンで1話使ってたので、
あれ~?全然足らないのでは。。と不安でしたが。。
よくまとめたものだと、感嘆しました。。
SECRET: 0
PASS: c0bb460be2c4772c42583507b90b443c
濃密なドラマでしたね!まさに。
内容も演出も台詞も演技も。
息詰まる最終回でした(いや、全話そうでしたが)
いろいろ引き延ばして間延びしてしまうよりは、これくらい集中したコンパクトな作り方が本作には合っているかも。
ひとつひとつの場面や会話に意味があった。
私はいわゆる会社員ではないので、実感として理解しきれてない部分もあるとは思いますが…
原島と同じ立場に立たされた時自分はどうするか、考えさせられますね。
内部告発って、特に日本では難しいことだと聞きますし。
正しいことが、別の人の不幸を招くこともある…。
一方、真実が明るみに出て、隠蔽チームの方々がホッとしたような表情に見えたのも印象的でした。
秘密を背負うのは、理由はどうあれやはり重いものでしょうね。
しかし、実際にもこういうことがなくもないのだろうなと思うと、薄ら寒くなります…
とにかく役者さんたちが皆さん好演!
ヒガシはこういう役なかなか似合いますね。良かったです(^^)
そして鋼太郎さんてば、かっこよすぎw
またNHKではこういう良作を期待したいです~。
夫婦善哉も楽しみ☆
七つの会議最終話(8.3)
強度不足のネジが使われた製品を流通させてしまった東京建電、
事実の隠蔽と不良品回収を同時に進め、会社を守ろうとした原島@東山紀之に対し、
会社をあるべき姿に戻したい八角@
NHK土曜ドラマ『七つの会議』 第4回(最終回)
『だれかが生き残る』
「だれかが生き残る〜ついに明らかになる真実」
内容
会社の存続のため隠蔽工作と、製品の改修を始めた原島(東山紀之)たち。
だがついに親会社“フロンティ
七つの会議 TOP
『七つの会議』は、2013年7月13日から同年8月3日まで、毎週土曜日21:00 – 21:58に、NHK総合で放送された。東山紀之主演。全4回。 キャッチコピーは『会社の未来を、諦めない。』。 小説と異…
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
くうさん、おはよ~。
自分の調子にのっちゃう性格がいやになって、読者に徹しようと思ったのですが、コメント欄が開いていたので 思わず…。こういうとこですよね~(入間ちゃん風)
そのくらいこのドラマがよかったということでもあります。
考えさせられました。自分だったらどうしようとか、今の日本では 実際に行われてそうだから この先日本は大丈夫なのかしらんとか、半沢もそうだけど会社人の大変さとか・・・
怖いですよね、例えば自分の車のネジが強度不足!!何かの警鐘になってくれたらいいなあ。
社長もこうなって、実はほっとしているんじゃないか、と信じたいです。
役者さん達の抑えた渋い演技が素晴らしかった。お父さんの言葉に泣けました。
拾い始めると、温水さんについてまで語ってしまいそうなので^^;このへんでやめます、が最後に、
クラウドアトラス見ました。すごーーーっく良かったです。いいものを教えてくださり、感謝です。ぜひ空気人形も書いてください。楽しみにしてます。