【リミット】ドラマ24 第4話 感想

分かり合いたいと初めて思った。

その願いとは裏腹に私たちの距離はどんどん離れていく。
帰りたい… その気持はみんな同じはずなのに。

 

リミット　第4話

　　　　　　

 

あらすじ追いつつの簡単感想で。

 

五十嵐が警察に連絡しようとするのを校長は制した。

 

まずは教育委員会に指示を仰ぎましょう。

えっ？

生徒たちが行方不明であることを我々がひと晩把握していなかったということが発覚したら
どうなると思います？

今後の対応はすべてこちらでやります。
くれぐれも余計なことを言わないように。

も… もちろんです。

 

茫然とした頭で校長室を出ると光岡に捕まった。

五十嵐先生！
どうした？呼び出しくらうようなことでもやった？

…いえ…別に…。

顔色が優れず表情もない五十嵐の後ろ姿を見送って、不審に思う光岡。

 

その頃、バスの転落現場では、モリ子に「能無し」と罵られ鎌で襲われた薄井が
恐怖心ですっかり憔悴していた。

今野が2人を引き離したが、薄井はすっかり怯えている。

 

このキャンプの参加準備も母に全部やってもらった薄井。

千影ちゃんはママがいないと何にもできないんだから。
千影ちゃんは体が弱いし、無理がきかないんだから。
みんなのお荷物にならないようにしないとね。

ずっとそんな風に言われて育ってきた。

 

私はお荷物……。

 

神矢は水のろ過装置を自分達で作ろうと言い始めた。

ハンカチと小石と砂と土、あと炭があれば水もある程度はろ過できると思う。
３人で分担して必要なものを集めましょう。

神矢、なんでそんなにいろいろ詳しいの？

おじいちゃんから教わったの。
私の祖父、海外でボランティアしてて、水道もガスも電気もない場所で暮らしてたから。
よく私たち兄弟のこともキャンプに連れてってくれた。

そうだったんだ。

私は水を汲んで来るから２人は小石を集めてきてくれる？

 

そんなやり取りを薄井は遠くでボンヤリと見ていた。

足を怪我して動けない薄井は、モリ子の側で火の番をするしかない。
自分だけが役立たずに思え、あんなに争っていたのにいつの間にか仲良くなっている
今野とハルが不思議だった。

今野は川の向こうに煙が上がっているのを確認し、誰か…きっとキャンプの生存者が
いるに違いないと神矢とモリ子に教えた。

坂の上で煙が上がる方を見て何か話している4人。

薄井はそれが自分の悪口を言われているように見えた。

球技大会の時も、いつも自分のせいで負けて、陰口を言われていたから。

動き出した4人を見て、思わず叫ぶ薄井。

 

今野さん！どこ行くの？

薄井さんはそこで待ってて！

どんどん遠ざかって行ってしまう4人。

なんで？ 私のせい？
イヤ…置いてかないで…。

立ち上がって歩こうとしたが、上手く歩けない。

私… 捨てられた…。
助けて… 誰か…。

 

歩いている途中で、モリ子は鎌を置いてきた事を思い出し、取りに戻る。

霧が濃くなってきた。
私たちも一旦戻ったほうがいいかも。

と、神矢。

 

その時、すさまじいモリ子の悲鳴が聞こえてきた。
3人が走って戻るとモリ子が茫然と座り込んでいる。

 

薄井が…薄井が鎌を振り回して逃げた！

逃げた！？どこに？なんで！？

知るかよ！

捜してくる。

 

神矢は今野を止めた。

薄井さんはケガしてる。遠くには行けないはずよ。
霧が晴れるまで待ったほうが。

神矢を睨みつけて、今野は薄井を探して歩き出した。

 

うーーー…何で1人で行動するだろう。

ってか…今野は一体どういう性格なのだ。
この何日間かで物すごい正義感の持ち主になっちゃってるね。

元々は中学の時に友達を助けて虐められたくらいだから正義感は強かったのを
高校に入って封印していたから一気に解放されたって感じかしら。

しかし、神矢に反感持つのはよく分からない。

この状況下で神矢に頼らなければ頼る人がいないよね。

薄井が鎌を持って1人で行動し始めたのは、ちょっとおかしくなっちゃったからだとして…。

ああ、ほんと、みんな病んでる～。

 

鎌を構えて(シャレじゃねっすよ)今野を威嚇する薄井…。

捨てるんでしょ、私のこと。
今野さんは信用できない！

今野さんは弱い人間を見下してる。
盛重さんのときだって、いつも姫澤さんたちと一緒にバカにしてた。
弱い人間はついてこれなくて当然って思ってる。

私のことだって切り捨てちゃうに決まってる！

 

極端に捻じ曲がっている薄井に、

確かに私は今まで誰ともちゃんと向き合ってこなかった。
薄井さんのこともホントは何も知らないのに、きっと話が合わないって決めつけてた。
人と関わることからずっと目を背けてきた。

でも、今は違う。
切り捨てたりなんかしない。

私はみんなと…。
薄井さんと一緒に帰りたい。

と言ってやる今野。

薄井もそれで心を開いて…ちょっとええ話になった所で…
もう、薄井を置きっぱなしにして見かけた人影を追って行っちゃうんだもんな。

戻ってきて薄井が居なくなっているのに焦ると、今度は一緒に来なかった神矢のせい。

 

ラジオで天気を確認している神矢に、

自分の事しか考えていない。

って言うのは、ちょっとおかしいよね～。

生き残る方法を確実に知っている人に従うのが自分も生き残る術だと思うが…。

 

最初から友達がいなかった神矢には、わかんないんだよ！

言う事もひどい。

 

今回は、まだ女王様気取りだったモリ子にキッパリと言ってくれたハルに
スッキリしたわ。倍返しの気分。

 

鎌はもうないんだよ？
さんざん人の心もてあそんで楽しかったでしょうね？
アンタのバカげた行動が薄井を追いつめたんだよ。

教えてあげる。
アンタは女帝でもなければ亜梨紗様でもない。
小心者で卑屈なだけの、ただのモリ子なんだよ！

 

薄井がどこに行ったのか分らないけど…ワケの解らない樹海の中で
みんなバラバラに行動～心もバラバラ、身体もバラバラ。

非常事態は心の弱さが露見する場だな…。
ドラマは極端だけど、そう思う。

 

さて…。

 

学校の方は、校長が隠蔽工作のために教育委員会に相談中に光岡先生が警察を呼んでしまう。

一刻を争うと思いましたので。

 

何て正しい行動！
こういう教師もちゃんといると思えなきゃ安心できないわ。

 

そして、保護者会。

 

昨日、２年４組の生徒３０名と教員２名を乗せて山梨県のキャンプ場に向かったバスが
消息不明となりました。

キャンプ場に到着していないということが今朝発覚いたしまして、現在、警察の協力のもと
バスの行方を捜索しているところでございます。

 

集まった家族は事態を知って学校側に詰め寄る。

神矢の家族が妹しかいないのが痛々しい…。

 

今野の母は状況が知りたくて、新聞社に勤めている長女に電話。
マスコミにも知られる事になるという流れね。

ヘリコプターとかで空から見たら分からないかなぁ…。

しかし、全8話か9話くらい？
まだ半分だし…まだまだ、色々とあるわけですね。

 

次回は、たぶん記者会見。

学校側よりも、まずバス会社に行くべきだぞ、マスコミ。

 

警察に事情を報告しようとする五十嵐(窪田正孝)を馬渕校長(大石吾朗)が制する。
馬渕は保護者会を開くことを決めるが、通報を受けた刑事の長崎(松澤一之)が事情を
聞くため高校にやって来る。

一方洞窟では、薄井(増田有華)が倒れた拍子に鎌がモリ子(山下リオ)に当たり腕を負傷。
怒り狂うモリ子を薄井から引きはがし、薄井を気遣う今野(桜庭ななみ)だったが、薄井は
疎外感やネガティブな妄想から徐々に追い詰められて…!

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

よろしければ→【2013年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

　　
にほんブログ村

　　　

 

※キャスト

今野水希 … 桜庭ななみ

神矢知恵子 … 土屋太鳳
盛重亜梨紗 … 山下リオ
日向晴明 … 鈴木勝大
市ノ瀬ハル … 工藤綾乃
薄井千影 … 増田有華
光岡百合子 … 山本裕子
姫澤さくら … 高田里穂

五十嵐亘 … 窪田正孝

今野博和 … 渡辺いっけい

※スタッフ

脚本 … 清水友佳子、山岡潤平、千寿みのり、谷岡由紀
演出 … 塚原あゆ子、高野英治、加藤尚樹
プロデューサー … 岡部紳二
音楽 … 遠藤浩二

原作 … すえのぶけいこ 『リミット』

主題歌 … 「SAVAGE　HEAVEN」 bump.y
　　　　　　「APOLLON」 ν[NEU]

公式サイト　http://www.tv-tokyo.co.jp/limit/

　【リミット】第1話　第2話　第3話　第4話