【悪夢ちゃん】第6話　感想

孤独な人間はたくさんいるけど、それを愛せるか僻むかで
その人間の歪み方は違うと思います。

どっち道ゆがんでるわけ？

歪まず真っすぐ生きて来た人間なんて私は会ったことがない。
この保健室に来る子達はみんなそう。

私もそうだった。
母親といるより、保健室の先生といるほうが安心できたもの。

 

悪夢ちゃん　第6話　

　　　　

 

小学生の少女誘拐殺人事件と、彩未先生のクラスの生徒の事件が絡むストーリー。

清水莉音は小さいころからバレエを習っている。
朝礼の時間に倒れたのは、バレエで「白鳥」役を取るためのダイエットのせい。

莉音の家は母が女手一つで子育てをしてきており、余裕のない中で莉音のバレエに賭けていた。

これ以上食事のことまで考えだしたらお母さんが倒れちゃうから！
お願い！お母さんには言わないで！
私がお母さんを苦しめちゃう！

お願いだから先生、言わないで！

莉音に懇願されて、親子関係に問題を感じる琴葉先生。

クラスメイトの佐藤未来が莉音の親友であり、ライバル。
未来の家は裕福で、莉音の母は未来に対するライバル心を煽っていた。

 

保健室で莉音の夢札を取った琴葉先生はその内容から母子関係が問題だと確信する。

莉音の夢は発表会で転んでしまい、母は親に責めたてられる夢だった。

こんな一般の生徒の夢に意味はないと怒る山里だったが、志岐は言う。

 

古藤結衣子とその同級生の無意識が繋がらないとも限らない。
その時こそ先生が心配してることの答えが夢の中に現れる。

古藤結衣子の夢札とは、それだけ価値のあるものなんだ。

 

清水莉音が母親の支配を受けてる？

その可能性は高いです。

琴葉は彩未先生にこの事を話した。

 

朝礼の時に貧血で倒れてから、あの子は休み時間、よくここへ来て
休むようになったんですよ。それで話を聞くようになりました。

それは、母親から虐待を受けているということ？

目に見える暴力ならまだ保護することもできますが心の支配は一生つきまとうんです。

心の支配？
清水莉音がそんなこと言ったの？

言いませんよ。自覚がないから怖いんです。
自分で話せるようになるまでがつらいんですよ。
私がそうでしたから。

琴葉先生自身が子どもの頃から母親の精神的支配を受けて育ってきたらしい。

莉音に拘るのは、自分の過去が莉音に同情させるから。

 

結衣子が、やはり莉音の夢と連動した。

佐藤未来が悪魔に襲われ、カッパにさらわれる夢…。

少なくとも悪魔は清水莉音の母親か。
あのカッパは何なんだ？あんなの出て来るのか？

と、古藤教授。

出て来るわけないでしょ。ロシアのバレエに日本のカッパが。
そこが最大の謎よ。

 

発表会の日、莉音のバレエの最中に急にチャイムが鳴り響き、驚いた莉音は
バランスを崩して転んだ。

莉音の夢の通り…。

何が「お金の問題じゃない」よ。
お金の問題よ。
あの子の家に邪魔されたのよ。

莉音の母は莉音を抱きしめて泣いた。

莉音は未来に激しい憎しみを抱いた。

未来を誘い出して、ナイフで脅してボートに乗せ、川に流した。

私、泳げないのよ！助けてよ！

なら答えて。誰がやったか。

人間は生まれつき不公平なのよ。
だけどその不公平に怒る権利はある！

私は知らない！やってない！

なら飛べば？ 白鳥なんでしょ？
どうせ私は黒鳥よ！

 

その頃、結衣子は琴葉先生に眠らされて保健室で夢を見ていた。

川に流された白鳥の未来がカッパに襲われる夢を……。
　　
　　

 

カッパは連続少女誘拐殺人犯で、未来は狙われていた。
結衣子の夢の悪魔は黒鳥になった莉音だったという話。

未来ちゃんが無事に助けられて良かった……。

このドラマで、子どもが殺されるような顛末になるのはイヤだ。

 

ますますストーリーが深く、面白くなってきました。

結衣子の夢はそのまま受け取る事は出来ないが、必ず予知になっている。
今回はカッパの顔まで犯人の顔ときちんと合っていた。

しかし、いつもそうだとは限らない。

今回は、莉音自身が悪魔だったのに、莉音の母親だという思い込みが間違えだった。
夢を解くのには、それなりの深い思考能力が必要だと言うこと。

 

琴葉先生には自分自身の苦しい成長体験があって、だから子供たちを救いたくて
養護教師になったんですね。

ただの、彩未先生に嫉妬するワケの解らない軽いキャラじゃなかった。

…だったら…結衣子に薬飲ませるのは止めたら…？

 

彩未先生が菜実子ちゃん？のお母さん？をホームに突き落としたのは「夢の記憶」だと思うんですよ。
子どもの頃に見た強烈な夢が記憶として焼きついてしまっているだけでは？

私も、子どもの頃の夢がずっと記憶になっている物があるんですよ。
母親と怪談のテレビを見ていた時の事なのだけど、画面が恐くて手で顔をふさいでも
耳をふさいでも目の前にのっぺらぼうが出てきて消えないのです。

それって、常識で考えたら、絶対に夢じゃないですか。
でも、明確な記憶として長い間自分の中にあるのです。
不思議でしょ？

子どもの夢って、そういう物もあると思う。

 

そして、こっちは、全くどうなるのか予想もできず、志岐の暴走が始まった……。

とうとう、科学者の野心が噴き出したんだ。

とりあえず、犯人逮捕に「BAKU」が役立っちゃったからねぇ…。

 

　　　　。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

小学生の女の子が何者かに連れ去られて殺されるという事件が続発。
明恵小学校でも、生徒たちに注意がうながされる。

そんな中、彩未（北川景子）のクラスの生徒・莉音（豊田留妃）が、朝礼の最中に
貧血で倒れて保健室に運ばれる。
バレエを習っている莉音は、体型維持のために無理なダイエットをしているようだった。
心配する琴葉（優香）に莉音は「お母さんには絶対に倒れたことを知らせないでほしい」と懇願。

莉音は、クラスメイトの未来（田爪愛里）と同じバレエ教室に通っていた。
甲乙つけがたいバレエの実力を持つ莉音と未来だったが、生活環境は正反対。
莉音の母・麻子はシングルマザーで経済的にも苦しい中、莉音の才能を信じ、バレリーナとして
成功させるために朝から晩まで働き続け、すべてを捧げていた。
かたや未来は、裕福な家庭に育つお嬢様。
莉音は、未来への対抗心をむき出しにする麻子の思いを目の当たりにしていた。

琴葉は莉音の夢札を引き、志岐（GACKT）が開発した新型の“獏”で莉音の夢を見ることに。
莉音の夢は近々行われるバレエの発表会のことで、莉音が本番で振付を忘れて舞台上で
立ち尽くし、麻子が泣き崩れるという内容。
莉音が母親による強いプレッシャーを受けているらしいとうかがえた。
莉音が麻子から精神的に虐待を受けていると考えた琴葉は、彩未に相談する。

琴葉から莉音の話を聞いた彩未は、結衣子（木村真那月）からも莉音の悪夢を見たと聞かされる。
夢の内容は、莉音と未来のバレエ発表会。
「白鳥の湖」を踊る少女の顔が莉音から未来に変わり、また戻る。
そして、悪魔になった麻子が踊る少女を鎌で切り裂き、白鳥の未来と黒鳥の莉音に分かれた後、
白鳥が河童に襲われるという夢だった。

莉音と未来のバレエ発表会当日。
莉音がソロで踊っていると突然、ホールのチャイムが鳴り響く。
動揺した莉音はペースを乱し、踊れなくなってしまう。
結衣子の悪夢が現実になりつつあった。
しかし、彩未には、結衣子の悪夢が何を暗示しているのかが分からない。
一方、莉音は、未来への嫉妬を募らせるのだった。

母親の期待を裏切ったと思い込んで追い詰められた莉音が、恐ろしい事件の引き金を
引いてしまうのか!?　
彩未は、何か大変なことが起こりそうな予感を覚えながらも、莉音と未来をめぐる
結衣子の悪夢を読み解けず…。

(上記あらすじはYahoo!TVより引用)

よろしければ→【2012年10月秋期ドラマ一覧】ラインナップとキャスト表

 

　　
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【キャスト】

武戸井彩未 – 北川景子

平島琴葉 – 優香
甘澤龍子 – キムラ緑子
中込真也 – 阿南健治
貝原聡子 – 濱田マリ
麦山勇市 – 岡田圭右
稲本克行 – 川村陽介

古藤結衣子 – 木村真那月

古藤万之介 – 小日向文世
志岐 貴(夢王子) – GACKT
山里峰樹 – 和田正人

夢獣（ゆめのけ）(声) – ももいろクローバーZの誰？

・5年2組

堀 駿一郎 – 新井雄貫
神田冬馬 – 原田一輝
大川美咲 – 川嶋紗南
相沢美羽 – 木村葉月
清水莉音 – 豊田留妃
木下 萌 – 南乃彩希
小泉綾野 – 白本彩奈
間宮蒼太 – 渋谷龍生
月本奈央 – 土岐瑞葵
佐藤未来 – 田爪愛里
佐藤卓弥 – 若山耀人
榎本歩夢 – 清水優哉
森田裕子 – 斎藤夏鈴
赤根祐輔 – 高村竜馬
近藤七海 – 大友花恋
上原 翔 – 千葉裕太
伊澤佳奈穂 – 内藤るな
名倉優斗 – 大田愛翔
井上 葵 – 鍋本凪々美
田之上 空 – 稲田羅倭
樋口杏奈 – 春名風花
瀬川亜美 – 石橋宇輪
手塚 潤 – 井水大輔
葉山優雅 – 石黒雄大

 

※スタッフ

原案 – 恩田陸
脚本 – 大森寿美男

 

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