いつだって、人は過去に左右され囚われる。
苦い過去。辛い過去。
切ない過去。
たまに過去と決別する者もいるが、大抵の場合、
人はそれを引きずっている。
耕作。
死んだんだよ。
お前の父親は死んだ。
と言う藍沢の祖母。
藍沢の父は、母が亡くなる前に出て行った。
以降、祖母は1人で藍沢を育ててきた。
祖母は、藍沢が自分に無理をして良い子に育ってきたと思っている。
あの子に今さら会えると思っているの?
父親の気持ちも藍沢の気持ちも複雑だ。
指を見つめる仕草は親ゆずり・・・
白石が診察したノロウィルスの入院患者は、相変わらず腹痛を訴え、
緋山が翌日診た所、腹部大動脈瘤の切迫破裂と言う重症だった。
緊急手術になった患者に、診断を誤った白石は言葉もない。
診断は特に誤診ではなく、見つける事は難しかった。
気にすることはない、と部長と橘は言ってくれたが
仕事が続きすぎているので、とにかく休みを取るようにと命令される。
黒田に言われてから、ずっと闇雲に仕事を続けてきた白石は
落ち込むが、緋山は言う。
過去に囚われてるのはあんただけじゃないよ。
私を助けてくれた黒田先生。藍沢。
救命のみんな。
そして、あんた。
だから頑張れる。
1人で出来る事なんてたかが知れてる。
自分1人だけで抱え込まないで。
看板の落下で入院してきた女性は妊娠24週目。
橘は、研修医時代に自分が診た24週の胎児の事を思い出す。
その子供は、助からなかった。
その時の橘の涙を三井は知っている。
なぜ人は変わってしまうのかな。
入院した妊婦は、未婚で、相手とも連絡が取れず
親も来ない状態。
子供を産む気はない。と藍沢に言う。
赤ちゃんポストはこの病院にないのか、とまで言う女性。
子供は早産で無事に取り上げられたが、
藍沢は言う。
お前みたいな親なら要らない。
子供は産み落とされれば1人でも生きていける。
やがてカプセルの中の子供を見に来た女性は言う。
私に・・・育てられるかな・・・
授業参観は行ける時だけ行けばいい
でも、運動会はムリしてでも行ってやってくれ。
一緒にいさえすればいいんだ。
ただ子供と一緒にいてやれば。それだけで。
自らが生きた今が、明日には過去の思い出となる。
つまり過去は自分が生きた証だ。
人は1人で生きていけるのか。
生きてはいけるのだと思う。
でも、1人で幸せかと言うと、それは解らない。
親が欲しいと思ったことは一度もない。
人は1人でも生きていけるんだ。
と言う藍沢。
でも、心の中では親を求めていた事が痛いほど解る。
居てあげるだけでいいんだ。
側にいてあげさえすれば。
親とか友達ってそんな物なのかも知れない。
今回、実は一番ウルっとなったのが、白石と緋山の会話だったりする。。。
私を助けてくれた黒田先生。藍沢。
救命のみんな。
そして、あんた。
最後に「あんた」が入っている所が何故か嬉しくて。
女の友情も美しいよね。
今回は、過去のエピソードにご本人がそのまま
出てくるシーンが、イマイチ入り込めなくて~
冴島の高校生とか聡の大学生とか。。。
橘の研修医時代とか。。。。。。。ムリ。。。
脳内で年齢変換する修行は大河ドラマで充分行っている
つもりだったんですが~。。。
おかげで、ラストの桔平の名演にイマイチ入り込めず~。。。
ああ三井先生は、この涙に絆されたんだね~。。。
とクールに見てしまいましたわ。
三井先生は橘先生の優しさも弱さも知っているって事なんだね。
【送料無料】コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 |
キャスト
藍沢 耕作(フライトドクター候補生)… 山下智久
白石 恵(フライトドクター候補生)… 新垣結衣
緋山 美帆子(フライトドクター候補生)… 戸田恵梨香
冴島 はるか(フライトナース)… 比嘉 愛未
藤川 一男(フライトドクター候補生)… 浅利 陽介
田所 良昭(救命センター部長)… 児玉 清
森本 忠士(フライトドクター)… 勝村 政信
梶 寿志(パイロット)… 寺島 進
西条 章(脳外科医)… 杉本 哲太
三井 環奈(フライトドクター)… りょう
橘 啓輔(フライトドクター)… 椎名 桔平
※この記事は2010年に楽天ブログから引っ越した過去記事です。
コメントのお引越しは出来ましたがトラックバックは引っ越せませんでした。
ご了承ください。
【コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season】第1話 第2話 第3話
第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話(最終回)
コメント
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>いらぬことを思う展開の後で
>未熟児で生まれたわが子をかわいいと言うシーンに
>やっぱここで来るだろ?って感じを受けて上手いなあと。。。
うん、確かに~。。。
って言うか、とにかく静かに諭す藍沢が良かったな~。
自分の体験を話して自分自身も過去を振り返りつつ、
あの子にさり気なく励ましを与えている。。。
すごく成長したんだな~と、ウルっとなっちゃった^^
>女の友情・・はありがちだと思う私です。厳しいかな(笑
命が掛かった現場での友情だから。。。とホロッとなってしまったの~(; ;)
私にしては甘いかも^^;
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>ヘリで飛ぶシーンは無かったにも関わらず、
>色々なエピがてんこ盛りで、じ~んとさせられちゃいましたわー。
派手さは無かったけれども、良いお話でした~^^
>何より、白石と緋山が二人でお出掛けだなんて!
>ほとんど私生活が見えないフェロー達でしたが、
>初めて病院外でのシーンを見たような・・・(笑)
そう言えばそうね。。。
今まで病院外のエピも冴島と悟史のエピだったりして
あんまり明るい事がなかったし^^;
今回は、ちょっとホッとした♪
緋山と白石のカラオケ姿も微笑ましかったし(*^^*)
>こんな感じで、橘と三井の関係も修復出来ればいいんだけど…
>そして、藍沢と父親も・・・
ikasama師匠も書いておられたけれども、私も父は何か病気なのでは、
と思っているんですよ。
その辺で若いしないと、どうしようもないですよね~。。。
三井先生と橘先生は復縁あり!と望んでいます^^
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今回ウルッと来るところはなかったけど
妊婦役の子はなんてかわいく無いんだろう、、とか
親にも男にも恵まれないのは自分のせいじゃ無い?とか
いらぬことを思う展開の後で
未熟児で生まれたわが子をかわいいと言うシーンに
やっぱここで来るだろ?って感じを受けて上手いなあと。。。
女の友情・・はありがちだと思う私です。厳しいかな(笑
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ヘリで飛ぶシーンは無かったにも関わらず、
色々なエピがてんこ盛りで、じ~んとさせられちゃいましたわー。
何より、白石と緋山が二人でお出掛けだなんて!
ほとんど私生活が見えないフェロー達でしたが、
初めて病院外でのシーンを見たような・・・(笑)
わざと「あんた」とか言って、素っ気無い感じで
話してた緋山を見て、ニヤニヤしちゃいましたわー。
今後の二人の関係がどう変化していくのか楽しみ~♪
こんな感じで、橘と三井の関係も修復出来ればいいんだけど…
そして、藍沢と父親も・・・
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>一人でも生きられるといいながら
>そのあとでこのセリフでしたから
>けっこう号泣でしたわ~・・
1人でも生きられると言うのは強がりなんですよね^^
それに藍沢は1人では無かった。
お手本にしたいようなお祖母さんがいたんだものね。
その事を教えてくれたのは、意外にもあのヤンキー女でした^^
>先週の派手な事故はないけれど
>過去の辛さを引きずる皆にはエールを送ってあげたいような。
そうですね~。静かだけれども、心に沁みるエピでしたわ。
>そうそう、白石と緋山の接近は嬉しいエピでしたね。
>二人でこなしたオペも良かった。
何だかんだで思い合っているんだなぁと思ったら、
嬉しくなっちゃった♪
ずっと良い友達でいてほしいわ。
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>私は、こちらの話、思いっきり省いてしまいました(汗)
>私は、どの回も山P中心で見ているので(^^;)
ショコラさんも山Pファンですか~(*^^*)
美しいもんね。
>なんだか、今回は難しくて、よく分からない話でした(汗)
あはは。。。(^▽^
でも、レビューは素敵でしたよ♪
分かってないとは思えなかったけど^^
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>あまりエピが入りすぎると、確かに頭の中でのシニアの過去に入り込めませんでした。とうがたちすぎ!
ですよね~^^;
どう見てもね研修医には見えなかったの。。。
演技はさすがだったんだけど。。。
本編のフェローが若すぎるって言うのもあるんですが(^^;ゞ
>それでも丁寧に描かれていたから、良しとします。
>Pちゃま、やけにげっそり・・・
そうですよね。
脚本と演技は素晴らしかったですよ~(*^^*)
Pさま痩せましたね~。
でも、今の顔つきは救命医って感じが出ていて私は好き♪
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>今回は橘の過去とはるかの過去が判明しました。
>橘編に登場した西条先生がちょっと・・・(汗)
西条先生は過去映像には無理な老け方でした^^;
大学病院だから実験的な治療は仕方ないんでしょうけれども、
もう少し患者や遺体に敬意を払った物言いをしてほしいですよね。
あれじゃ研修医も傷つきますわ。
>個人的には藍沢と父親の関係が非常に気になっているのですが・・・
>絹江の話していた“事故”とは一体?
「殺した」って言ってましたもんね。。。
祖母は自殺だと思っているのでは。。。
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>でも、心の中では親を求めていた事が痛いほど解る。
>居てあげるだけでいいんだ。
>側にいてあげさえすれば。
一人でも生きられるといいながら
そのあとでこのセリフでしたから
けっこう号泣でしたわ~・・
先週の派手な事故はないけれど
過去の辛さを引きずる皆にはエールを送ってあげたいような。
>女の友情も美しいよね
そうそう、白石と緋山の接近は嬉しいエピでしたね。
二人でこなしたオペも良かった。
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>今回、実は一番ウルっとなったのが、白石と緋山の会話だったりする。。。
おお!
そうなんですか。
私は、こちらの話、思いっきり省いてしまいました(汗)
私は、どの回も山P中心で見ているので(^^;)
なんだか、今回は難しくて、よく分からない話でした(汗)
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あまりエピが入りすぎると、確かに頭の中でのシニアの過去に入り込めませんでした。とうがたちすぎ!
それでも丁寧に描かれていたから、良しとします。
Pちゃま、やけにげっそり・・・
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おはようございます。
今回は橘の過去とはるかの過去が判明しました。
橘編に登場した西条先生がちょっと・・・(汗)
個人的には藍沢と父親の関係が非常に気になっているのですが・・・
絹江の話していた“事故”とは一体?
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こちらこそ、いつもありがとうございます(__)
記事を見つけたので、お先にトラバいただきました^^
>ここ数クールほとんどレビューはかけていなかったのですがこのドラマだけは今のところ毎回レビューを継続中です。
そうですね。
最近更新がないなぁ、と。。。お忙しいのかなと思っておりました。
こちらこそ、またよろしくです♪
>私が今回一番感動したのは
>>授業参観は行ける時だけ行けばいい
>>でも、運動会はムリしてでも行ってやってくれ。
>この後のセリフ
>先生と2人の二人三脚は辛すぎる
>このセリフを含めてこのシーンがよかったです。
藍沢が自分を語るシーンですね。
ああ言う事を語るのは珍しい人だけに、心に響きましたね。
あの母親の心にも響いていると思います。
良いお母さんになってくれるといいですが。。。
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>藍沢の姿は見事なまでにツンデレです ̄▽ ̄
そうなんですよね!
あのツンデレっぷりに燃えますわ~。
今回の藍沢は何だか顔つきまで変わって見えました。
大人になった感じ。
>橘の場合は今回いきなり
>出てきたような展開だったので
>
>なんか「過去」を詰め込み過ぎたかなと
>思ったりして ̄▽ ̄ゞ
過去がテーマだったので詰め込んでみたんでしょうね^^;
確かにいきなり過ぎた感はあります。
だからエピもちょっとトラウマとしては弱かったような。。。
>ちなみに今年の大河で
>お殿様を演じる近藤さんが26歳で白髪頭だったので
>研修時代の橘先生は全然問題なかったです; ̄▽ ̄ゞ
あの山内容堂はヒジョウ~に悪評でしたね^^;
多くのブロガーさんが突っ込んでおられましたわ。
私も大河で鍛えているつもりですが、修行が足らなかったみたいです^^;
脳内変換しないとね。。。
>あの過去がきっかけで
>橘先生の事が好きになったから
>
>その時の事を思い出して
>ああいう言葉が出たのかもしれないですね。
そうなんでしょうね。
三井先生にとっては、あの時の橘先生が理想だったのでしょう。
橘先生があの時のように戻ってくれれば復縁も有り得るかな~。。。
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>恒夫って見て、すぐメリージェーン出てきましたよ。
すごい(◎-◎)
私は全然気付きませんでしたわ~。
お兄さんか何かかと。。。^^;
>緋山と白石は言い合いながらも、1のときから支え合ってますよね。救命の皆の中に、白石も入ってるのかと一瞬思いましたが、女の友情ありましたね。
何だかんだ言っても、一緒に苦労してきた女子2人。
仲が良いんですね^^
友達以上の関係ですよね。
>西条先生との確執はあのことなんですかね。三井先生との子供のことで何かあったのかと思っちゃいました。
私も、あの事だけだとしたら、ちょっと弱い気が。。。
あの後トラウマになって荒れまくったとか、そういう
エピソードが隠れてるんでしょうかね。
黒田先生まで驚いたってくらいだから。
>藍沢も自分の親の話をよくするようになりましたよね。最後の先生との二人三脚は気まずいは、すごい伝わりました。
私もホロっと来ました~。。。
藍沢の父親の事は、まだまだ引きずりそうですが、
ある程度は乗り越えている感じもありますね。
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>過去編は無理がありましたよね・・・橘といい、冴島といい・・・かなり厳しかったですよね(^^;)
思わず突っ込んじゃいました^^;
桔平は大好きなんだけど~。。。
ちょ~っと研修医には厳しかった。。。^^;
冴島さんは十歩譲って女子高生でもいいか~と思えますが
聡の大学生も無理すぎる~^^;
かと言って、あの研修医時代に誰か別の若い役者を。。。
と言ったら、あれだけの演技が出来る人材はいなそうで。。。
仕方ないですね~^^;
>今回はおっしゃる通り、女の友情万歳でした♪
何か良い感じでしたよね♪
ライバルだけど友情があって。。。
良い関係ですね。
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トラックバックいつもありがとうございます。
ここ数クールほとんどレビューはかけていなかったのですがこのドラマだけは今のところ毎回レビューを継続中です。
つたないレビューですがよろしければまたTB飛ばしてやってください。
私が今回一番感動したのは
>授業参観は行ける時だけ行けばいい
>でも、運動会はムリしてでも行ってやってくれ。
この後のセリフ
先生と2人の二人三脚は辛すぎる
このセリフを含めてこのシーンがよかったです。
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親は必要ないなんて言っておきながら
親っていてくれるだけでいいんだという
藍沢の姿は見事なまでにツンデレです ̄▽ ̄
>今回は、過去のエピソードにご本人がそのまま
>出てくるシーンが、イマイチ入り込めなくて~
なるほどですねぇ。
自分の場合はフェロー達は
過去の物語であった部分からの積み重ねで
語られる過去だったのに対して
橘の場合は今回いきなり
出てきたような展開だったので
なんか「過去」を詰め込み過ぎたかなと
思ったりして ̄▽ ̄ゞ
ちなみに今年の大河で
お殿様を演じる近藤さんが26歳で白髪頭だったので
研修時代の橘先生は全然問題なかったです; ̄▽ ̄ゞ
ちなみに、三井先生のあの言葉は
あの過去がきっかけで
橘先生の事が好きになったから
その時の事を思い出して
ああいう言葉が出たのかもしれないですね。
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PASS:
恒夫って見て、すぐメリージェーン出てきましたよ。
緋山と白石は言い合いながらも、1のときから支え合ってますよね。救命の皆の中に、白石も入ってるのかと一瞬思いましたが、女の友情ありましたね。
やっぱり、皆なんだかんだで、思い合ってますね。
西条先生との確執はあのことなんですかね。三井先生との子供のことで何かあったのかと思っちゃいました。
前に藍沢の指導で、西条先生と同じ方法とってましたよね。
藍沢も自分の親の話をよくするようになりましたよね。最後の先生との二人三脚は気まずいは、すごい伝わりました。
SECRET: 0
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過去編は無理がありましたよね・・・橘といい、冴島といい・・・かなり厳しかったですよね(^^;)
話は悪くないんですが、そういうところでマイナスになっている気がしてならなかった勿体ない回でしたね。
今回はおっしゃる通り、女の友情万歳でした♪